オオトラカミキリ
Xylotrechus
villioni (Villard,1892)
2001年8月香川県塩江町大滝山にて撮影
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四国にオオトラカミキリが多産することが知られるようになったのは、そんなに昔の事ではありません。
空白エリアはあるものの、モミ、ウラジロモミの分布にしたがって、四国4県には広く分布しています。
最初、徳島県下で多産地を見つけた時には、そこらじゅうのモミが本種に加害され、ハデに樹液を噴出させていて非常に驚きました。
その産地も発見から10年近くたち、本種の加害するモミも殆ど見られなくなりました。
あちこちの生息地を見て感じる事があります。
ある年そこにオオトラの♀が飛来し周囲にあるモミに適当に産卵、し2年後羽化した成虫はまた何処かへ飛び去って行く。同じ所には続けて産卵しないで、あちこち飛び回り単発的な発生を繰り返している様に思えます。
その証拠に、食痕の全く見られない10本程度のモミが固まって生えている神社の境内にある年忽然と現れたりします。
そんな生態から、本種に遭遇するには、モミの木のあるポイントをくまなく捜索する事が有効で、真夏の一番暑い時期に、ヤブカやブヨ、ハチ、ヘビなどの不快な生物がウヨウヨいるブッシュを一日薮こぎしていくのはホンマにしんどいものです。
だけど、難儀して捉えた本種が指の間でチイチイ鳴いている姿はやっぱり感動もんです。