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まとめて書いた文章を不定期にUPしていきます。
読んでくださいね! |
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| VOL2 |
「中1年のアルバイト」 私が初めてアルバイトをしたのは、中学1年生の時の3週間。早い!!と思った人、多いでしょう? でもこれには訳があります。 私が中学時代を過ごしたスイスでは、中学生の7〜8割が卒業と同時に就職します。 初めてそれを聞いたときはびっくり。私は高校・大学と行くのが当たり前だと思っていたし、その頃には日本に帰るつもりだったので・・・しかし、中学卒業と同時に社会人になる人が圧倒的に多いスイスの授業は、それなりの教育システムを持っていました。 中学1年の2学期になると、一斉に「アルバイト」に出されます。それも学校から強制的に。 外国人であろうと一切例外はなく、3週間のアルバイト期間は授業も全く無し。その代わり、何処で3週間 努めたか、何を具体的に日々こなしたか、いくらアルバイト料をもらったか・・・などを詳細にレポートにまとめ、 3週間の期間終了後、学校に提出した時に「授業の単位」をもらえます。私の友達もほとんどが進学ではなく、 就職も道を選んでいたため(中学1年でそれを決められるのはすごい・・・と子供心に思っていたけど)アルバイト先も真剣に探します。例えば、将来薬剤師になりたいから、何処何処の薬局で仕事をしたいとか、銀行に勤めたいから、銀行でアルバイトをしたい・・・など、将来をしっかり見据えたアルバイト探しをするのです。そして、希望先でアルバイトをさせてもらえるか、報酬はいくらになるか・・・も本人が直接かけあって交渉します。アルバイト情報誌に求人が載っているわけでもないので、突然訪問し、いかに自分がここで仕事をしたいかをアピールし、採用してもらえるかどうかが決まる。すごい!!・・・だって、中学1年生ですよ!道理でみんな気が強いはず。気が弱かったりしたらここでは生きていけませんからね・・・(笑)。 ただ、スイスがそういうシステムの国なので、従業員もそうやって仕事を見つけてきた先輩でもあるわけで、中学1年生のアルバイトには何処もとても理解があり応援体制をとっているので、想像するよりは簡単にアルバイトが決まる事が多いようです。そして、実際に私の友達の半分以上が選びに選んだアルバイトを申し込んだ店や機関で卒業後の就職が決まったのにはかなり驚きました。すごい自立心・・・でもあまりに早く将来を決めすぎるのはいいことなのかどうか、未だに私には分かりませんが。 ちなみに、私はその時、いい加減にアルバイト先を決めました(笑)。将来を見据えたものでは全くなかったと言う気楽感があったし、家の近所の郵便局を選びました。まだ将来の仕事は私には見えていなかったし、それならいつも利用している郵便局に掛け合ってみようと思ったのです。結局そこで採用され、3週間働きました。 父と母はこのシステムにとてもびっくりしていて、郵便局に様子を見に来たりした事もありました。でもアルバイト終了後、中学一年生にしては大金を「給料」としてもらった時、とても充実感がありました。お小遣いをもらうのとは全く違った感覚ですね・・・ 郵便局でのアルバイトは子供だった私にとてもいい経験だったと思っています。勉強も大事だけど、幼い頃に仕事の大変さ、そして自分の時間を労働として提供する代わりに報酬をもらう意味を少しでも知ることは、大いにその後の人生にプラスに働くと思っています。 しなくてもいい経験なんて、ほとんどない・・・ということなんでしょうね。 2005.10.17 |
| VOL1 |
「秋恒例、恐怖のハイキング」 秋がきらい!という人はあまりいませんよね。暑くなく、寒くなく、少しずつ木の葉が色づき始める秋。 私も秋が好きですが、思い出したくなくても記憶に蘇る恒例のイベントがあります。 秋の一日ハイキング。 タイトルは楽しそうですが・・・ 私は東京で生まれ、1歳半から小学卒業までドイツで、引き続き中学卒業までスイスで過ごしました。 そのスイス現地校での話。スイスはとても教育熱心&基礎体力を養うことにも力を入れる国でした。 (スイスは男性全員に兵役義務があるので、そういったことも関係していたかも) 学校の授業と授業の間にはそれぞれ15分くらいの休み時間がありますが、その時間を教室など室内で 過ごすことは許されません。授業が終わると生徒全員が外に出され、先生が室内につながる扉すべてに 鍵をかけます!子供だから外で遊ぶのは楽しいけど、スイスの冬はマイナス20度も珍しくない世界・・・ 吹雪であろうが、嵐であろうが、学生も先生も外で過ごします。 売店で売っているのは牛乳とリンゴとパン。体調が悪くても教室にはいられないので、風邪を引いている人 は学校を休むが常識。人にうつすという理由から、頑張って学校に来たとしてもみんなに責められるだけなので 必ず休みます。 そして10月になると、全校生徒でハイキングという名の山登りに行く日がやってきます。 初めて行ったとき、普通のハイキングだと思い、お弁当と飲み物を多めに持って、楽しみにしていました。 しかし虫の知らせか、念のためお金をかなりの額、持って行きました。 朝7時集合。山を越え渓を越えて歩き続け、数時間するとめまいがするほど疲れるけど、バスもタクシーも 通ってない山の中で歩き続けるしかなく、昼に昼食を取る時間になるとお腹はペコペコ。飲み物も無くなったので、とりあえず水筒を川の水で満タンにしてから再び歩き出し・・・ それがみんな楽しそうに歩いているんです。勿論、友達と一緒におしゃべりしながらだけど、ハイペースの 山登りが早朝から夕方遅くまで続くのは、普段トレッキングに慣れている人じゃないとめちゃめちゃ堪えます。 自分のペースで歩けないから(みんな早い!)息が上ってしまい、おしゃべりを楽しむ余裕はありませんでした。 何度水筒を水で補給しても足りず、疲労困憊してなんとか夜、家に辿り着いた私。 大げさではなく、命の危険を少し感じました。そして多額のお金を持っていたので、いざとなれば何処かにあるであろう民家に行き、タクシーを呼んでもらって家に帰ろうとずっと本気で思っていました。 それ以来、秋に行われるハイキングが、楽しめるレベルのものじゃないことを知り、私は途中で抜け出すようになりました。昼ごはんくらいまではなんとか持ちこたえ、その後、時と場所を見計らって、数人の心を同じくする友達とタクシーを呼んで家に帰る。 そんなことしなくても・・・と思った人、一度経験してみると分かります。スイス人の足腰はものすごく鍛えられていて、太刀打ちできるものではありません。日本の都会に暮らしている人には100%無理だと言い切れます。 私は靴を買うとき、歩きやすさを第一に考えます。お洒落は足元からと言いますが、モデルの様に背筋を伸ばして姿勢良く、ひざも曲げずに歩けるのなら綺麗だけど、歩きにくそうにヒールの靴を猫背で履いている人を観て、 お洒落だとは全く思わないから。 結果、冠婚葬祭以外の靴は、比較的スポーティーな靴を選ぶことが多い私。案外、フォーマルな服にもマッチして、 ワンポイントカジュアルがよかったりします。ヒールやブーツを履くこともありますが、基本的には靴箱で眠っていることが多いです。 だって、靴が痛いからもう帰ろう・・・とかじゃ、楽しくないと思うから。やはり背筋を伸ばして颯爽と歩きたい! もしかしたら、あれだけ否定していたスイスの健脚精神が私の中にあるのかも・・・ 2005.10.7 |
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