プラナリアの形態観察
(1) 咽頭および交接器官の位置

プラナリアの口は腹部の中央にあり,ここから白い管状の「咽頭」をのばして餌を食べます。
画像クリックで、咽頭の動き(mpg 2.1M)の動画が見れます。
また,有性系個体では,その後方に「交接器官」があります。
(2) 頭部の感覚器官

プラナリアは光から逃げる行動をとりますが,ナミウズムシやミヤマウズムシなどは,2個の「杯状眼」といわれる目を持っており,光の来る方向を知る事ができるようになっています.また,カズメウズムシという種類などでは小さな目を数多く持っています.画像クリックで、頭部の動きが見られます。(mpg 1.7M)
また,耳のように見える「耳葉」では,化学的な刺激(いわゆる味覚)や、お互いの接触や水流などの圧力などを,感知していると言われています.
*3眼の個体 採集地によっては,以下のような過剰眼をもつ個体が,かなりの頻度で現れる。
(3) 体表の繊毛
プラナリアは,「ウズムシ」と言われますが,なぜでしょうか? また,ガラスシャーレの表面をスーッと移動したり、水面の裏側をスーッとはったりしますが,なぜこんな事ができるのでしょうか?
実は,プラナリアの体表には細かい「繊毛」が多数生えていて,この繊毛を動かしながら移動します.また,この繊毛の動きのために,体表面近くの水が,渦をまいたように流れ動きます.このために,「渦虫(ウズムシ)」という名がつきました.
繊毛は非常に細かいために下の画像ではわかりにくいのですが,体表面に何となく繊毛があるのをわかって頂けますでしょうか? 400倍程の顕微鏡下で観察すると,繊毛が動いているのが観察できます.
画像クリックで、繊毛および水の動きの動画が見られます。(mpg 1.7M)
(4) 咽頭の蠕動運動
プラナリアは,腹部に「咽頭」と呼ばれる筋肉質の管を持ち,エサを食べるときにはこの咽頭を体外に伸ばしてエサに吸い付いて摂取します.左の画像では,体外に取り出した咽頭が,自律的に蠕動運動するようすが観察されます.
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