●これはチャンスだ!
科学館へ来てもらう良いきっかけになる。
来館者が少ないと嘆く施設は、多い。
その上、今回の指導要領改定では、天文学習は大幅削減。
しかし、「総合学習」での利用ならば、学年にこだわらず、
教科の枠を越えより広く利用していただける。
「総合学習」は、学校にとっても初めてのチャレンジ。
・・・先生方も何をやったらよいのかわからない。
そこで、先手を打って施設側から営業に行くべき。
「当館を利用して行うこんな『総合学習』はいかが?」と示せば
飛びついてくれる先生もあるかも。
●問題点も多い
これまでなかった「学習」だけに、学校側も施設側も戸惑いが多い。
学習投影での対応と比べると・・・
学校やクラス単位でまとまらず、グループや個人単位での来館が考えられる。
時間は、バラバラ。内容もバラバラ。
引率(行き帰りの安全面など)の問題なども如何にクリヤーすべきか?
「館側の受け入れ態勢も充分でないのに学校へ営業に回れない」との声も。
しかし、蓋を開けてみないとわからない「総合学習」。
「何も準備なし」ではマズイが「万全の体制」というのは、あり得ないと思う。
●具体的には?
プラネタリウムを使った総合学習を考えてみる。
1)プラネタリウム自体をテーマにする
例:解説体験
職場体験。児童・生徒にプラネタリウム解説をやってもらう。
もちろんいきなりは出来ない。
「どんなことを知っていないとできないのか?」ということも学ばせる。
2)発表手段としてのプラネタリウム
児童・生徒の総合学習で研究した成果を
プラネタリウム番組化して発表させる。
・・・一般投影のような形式で。
3)研究過程で使用する
天文学に関わる問題をテーマに設定した場合、
その検証をプラネタリウムを使って行う。
例:星の伝承・・・言い伝えの星が実際の空ではどの星に当るのか調べる。
4)動機付けに使用する
マズ子供達にプラネタリウム番組を見せ、
そこからアイディアを膨らませて自分の研究テーマを設定させる。
と、こんなところでしょうか?
●総合学習のキーワード
かつて社会教育施設の意義を語るのに
「地球環境」「理科離れ」「生涯学習」という
3つの単語を駆使した記憶があります。(三題噺ですな)
「総合学習」のテーマ設定でのキーワードは、
「情報」「国際」「福祉」「地域」「環境」の5つ。
これらのキーワードは、全てを網羅する必要はなく、
一つも含まなくてもよいらしい。
それから、「総合学習」の進行上のキーワードは
「問題解決」「体験学習」「校外連携」。
上記のキーワードをプラネタリウムに当てはめて考えれば
幾つか具体的なテーマが見えて来る。
・「字幕スライド」を多用した投影・・・(福祉)
・天文解説のために各種情報の収集を行う・・・(情報)
・地域の老人を訪問し、星の伝承を収集・・・(地域)(校外)
などなど。
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