『ホームシアター』



●『リビングは、ホームシアターに早変わり』●


 当初の構想を発展させ、2004年末に、追加工事でリビングをホーム シアターになるように改造しました。その時点では、デジタル放送(地上 ・衛星)のフルハイビジョン映像を楽しめる機器を設置し、引き続き、2 007年1月10日には、ブルーレイディスク(BD)レコーダを増設し ました。  現在、そのBDレコーダを核に、多様な高品位(1080P)映像が楽 しめるホームシアターシステムを構築し、それらを新たに導入した学習リ モコンで、総合的にコントロールしています。

BDレコーダ(SONY BDZ-V9)

@「プロジェクター」
 高品位な映像を楽しめるように、プロジェクターはこだわりました。当 初は、DVD画質のプロジェクターを検討しましたが、納得いく画質が得 られないため、フルハイビジョン画質で、それもメッシュ感を感じない機 種を選定しました。この機種は、太陽光に近いピュア・キセノンランプを 使用しており、放熱構造で結構重く、またリビングの天井が幾分高いため 写真のように天井吊りのための天井の補強に苦労しました。そして、ケー ブルもリビングの雰囲気を壊さないように、見えないように工事をしても らいました。
 1080P信号対応のヴァージョンアップも終了し、後述するBDレコ ーダとデジタル接続(HDMI)します。
 機種名:フルHDホームプロジェクター           (ソニー QUALIA 004)

"いよいよ、プロジェクターにケーブルを接続"
後方の天井に増設の2灯のスポットライトが
ダイニングテーブルを明るくする。
A「スクリーン」
 当初の構想では、リビングの壁面にフラットパネルディスプレイを設置 するように考えていましたが、奥行きが取れないこと、ダイニングテーブ ルから見えにくいこと(食事をしながら、ホームシアターを楽しみたい) からリビングの長手方向に、ダイニングテーブル、天吊りのプロジェクタ ー、視聴用ソファー、スクリーンを順に配置することにし、また、スクリ ーンは窓を背にするため、昇降機を天井に埋め込み、通常は見えないよう に格納する巻き上げ式スクリーンにしました。(写真参照)
 食事をしながら、ホームシアターを楽しむという欲張りな要求を満足さ せるために、ダイニングテーブルだけを照明する指向性の強いスポットラ イトを増設、リビングの長手方向のスクリーンまでの距離をとり、照明が スクリーンに直接入らないようにして画質の劣化を最小限にしているとい う。スクリーンまでの距離も120インチという大画面のために、あまり 小さくなるとは感じないということです。
 さらに、映画をじっくり見る時には、ゆったりとリクライニング・ソフ ァーに体を横たえ照明も消して視聴、本当に映画の世界に入り込んでしま うという。そんなリビングシアターの様々なシーンを楽しむことができる のも、独立性の高いリビングルームの間取りの効果であるが、特別の遮音 構造を持っているわけではないので、音量を上げすぎると特に深夜など家 族から苦情が出る。

120インチのスクリーンの取り付けは4人がかり
 スクリーンは、リビングに設置するため、間接光があっても画質の劣化 が少なく、ホワイト系の壁面でも迷光に対する影響が少ないことが求めら れます。  マット系スクリーン:入射した光線をすベての方向に反射する。どこか            ら見てもほぼ同じ明るさに見ることができるが、            外光の影響を受けやすい。  ビーズ系スクリーン:入射した光線を、入ってきた方向へ戻す。外光の            影響を受けにくく、ハイゲインでシャープな映像            を得ることができる。  リビングの形状が、長手方向に投射方向を持つこと、リビングシアター として外光の影響を最小限にするために、ピークゲイン1.9のビーズ系 スクリーンを選定しました。サイズは、スピーカーの配置スペースを確保 できるぎりぎりいっぱいの120インチ。フルHD仕様ですので投射画面 の荒さは気になりません。
 機種名:120インチビーズ系16:9スクリーン        (キクチ科学研究所 PROG(SBEI-WL120HDPROGU))
<迷光対策について>  プロジェクターからスクリーンに投影された映像は、スクリーンで反射 され、一部は壁面で再度反射して、スクリーンに投影された映像を劣化さ せる迷光の影響が考えられます。  実際のリビングにおいては、スクリーンの両端から壁面が近いこと、リ ビングの壁がホワイト系のクロスが張られており、それも飼っている猫が 爪でクロスを痛めるのを防ぐために表面が滑らかなものを選択したことか ら、光を散乱して一部がスクリーンに戻るいわゆる迷光よりも、入射方向 の反対側の視聴位置に多く届き、視聴者の視界の中、スクリーンの両側に 明るい空間ができ、スクリーンの映像への集中を妨げてしまう。  そのため、スクリーンの両側に約1.8m幅のカーテン状の幕(生地は 濃いグリーンのハイミロン)を設け、反射光の発生を最小限にした。その 結果、スクリーンの映像は、引き締まって、良好な視聴が可能になった。  (実は、この幕は、壁面に設置したカーテンそのもので、リビングの雰   囲気を乱さないために、設置幅も最小限のフラットな1.8mで手作   りした。色も黒ではなく、濃いグリーンを選び、使用しない場合には   束ねておけるようにカーテンレールで吊るされている。それでも、家   族の反発は大きく、カーテンを縫う作業は、最初は妻も仕方なく手伝   ってくれたが、最後には、生まれて始めて自分でミシンを使うことに   なった労作である。)
B「サラウンド」
 スピーカーは、7・1チャンネル構成で配置し、アンプは、お手頃価格 の高品位機種を採用した。
 機種名:YAMAHA DSP−AX1500
C「映像ソース」
 BDレコーダが多機能な映像ソースを供給します。まず、地上、BS、 CSのデジタル放送チューナー部でハイビジョン番組を視聴、HDD、B Dへはハイビジョン番組をそのままの画質で録画・保存できることになり ます。地上デジタル放送は、放送学園大学を加えた関東広域8局と、テレ ビ神奈川の県域局が受信できる。BSデジタル放送では、より高精細な様 々な番組を楽しむことができる。  また、BDレコーダでは、魅力ある映画ソフト(BD)が630タイト ル(2008年9月3日現在発表)が順次発売開始されており、映画フィ ルムに迫る映像が楽しめる。更には、撮ったプライベート映像をそのまま 保存・再生したりすることができ、まさに、HDワールドが、リビングに 実現することになる。

注目の次世代高精細記録・再生メディアのブルーレイディスク(BD)
(デジタル家電の展示会 CEATEC 2005 の会場にて)
D「学習リモコン」
 BDレコーダがシステムの中心であり、当初は、地上、BS等の選局、 録画・再生制御、BDソフト再生等を付属リモコンで制御し、同時に、ア ンプのリモコンに、プロジェクターの電源制御信号を覚えこませ、スクリ ーン制御は、なぜか、覚え込ませることができなかったので、三つのリモ コンを使い分ける不便があった。  そこで、適当なリモコンが探していたが、2008年6月に、SONY から、新しい学習リモコンが発売された。8台の映像機器が操作可能で、 地デジ、BSデジタルチューナーに必要な基本操作ができ,複数のリモコ ンを1つにまとめたり、未登録のリモコン信号を記憶できる学習機能付、 複数機器の連続した操作手順を登録できるマクロ機能に、そして、LED を3個搭載した強力広角赤外線発光、それが安価、とにかく購入して、使 ってみた。  なによりも、メインのBDレコーダと同じ、SONY製と言う点が、操 作の考え方の共通性を確保しやすい。また、従来、狭い指向性で苦労して 操作していたのが、強力広角発光で余裕を持って操作できる。思った以上 に、我がシステムにフィットし、通常は、このリモコン1台で主な制御が できるようになった。  ホームシアターの使用開始は、プログラムされたONマクロで、スクリ ーン、プロジェクター、アンプ、BDレコーダが一斉に動き出す。そして BDレコーダのほぼ全機能と、アンプの音量調整等がスムーズに操作でき る。使用終了時は、OFFマクロが各機器の電源を切る処理を行う。これ までの個別リモコンに頼った操作からは、格段の進歩である。これら以外 に、スポットライトの制御も入れて、暗い中での操作も容易になった。難 を言えば、BDレコーダの付属リモコン、これはなかなかのもので、特に マルチメディアバーの操作時に使用するカーソルキーが、ジョイスティッ ク仕様で実に操作性がよかった。安価なリモコンでは、キーはフラットな 構成で、ブラインドタッチが幾分やりにくい、それが難点と言えば難点で あるが、そこまでは望めないが、不便と言うものでも無い。

学習リモコン(SONY RM-PLZ510D)

リビングでの高画質、大画面映像の視聴に大満足!

 映画や、川崎フロンターレの活躍、プロ野球など、夕食をしながら、ホ ームシアターを楽しむのが日課になっている。リビングの改造や、機器の 導入にこだわった結果、相当な費用がかかったが、トップクラスの迫力あ る高精細の映像と豊かな音の再生に大満足している。
 因みに、プロジェクターとスクリーンの機種選定のために、ホームシア ター実演展示場を10ヶ所以上も何度も見て回り、お店の人に各機種の比 較デモをお願いし助言をいただいた、また、費用を最小限に抑えるために 機器の購入ルートには相当苦労もした、機器の設置についても、構造的な 部分は業者にお願いしたが、基本設計から配線までできるだけ自分で行っ た。

AVネットワークの多様な展開

 BDレコーダのホームサーバー機能を活用して、隣室の主寝室のテレビ で、BDレコーダ(HDDが対象)に記録された番組を再生することがで きます。これは、LAN接続によって実現しました。  一方、BDレコーダのコンポーネント出力は、もう一方のリビングと一 体になった和室のテレビに接続されており、BDレコーダの制御を行うこ とができます。
 こうしたAVネットワークの多様な展開によって、ホームシアターシス テムは、様々な楽しみ方ができるようになりました。
 実は、この機能を実現するために、合計8本のケーブルの追加を行う配 線変更を、自力で行ったとか。天井裏に登り、必死の作業で、ケーブルは 天井裏と壁に通すことができ、機能を追加したリビングのシステムも、露 出配線が無しに、実現したのでした。
<追加したケーブル> (BDレコーダ→プロジェクター)  ・1080p対応のHDMIケーブル:10m 1本 (BDレコーダ→和室テレビ)  ・コンポ−ネント−D4映像ケーブル:15m 3線構成 1本  ・音声(R、L)ケーブル:15m 1本 (BDレコーダ→Hub(ロフトに設置)→主寝室テレビ、その他)  ・LANケーブル:20m 5本    BDレコーダのホームサーバー機能の伝送が、PCのインターネッ    トアクセスに影響を与えないように階層分離のための再構成

スクリーンを上げて、カーテンを開ければ機材もあまり気にならない。


家づくりの広場トップページへ戻る