悪魔の兵器への怒りを新たにした講演
〜 新婦人らしい文化行事も満載の「平和のつどい」報告 〜

2008年度の「みやまえ平和のつどい」:中込璋さんの講演
 夏休み最後の1日となる日。豪雨の心配されるなか閉会まで雨は落ちず、70
名の部屋に90名の参加者で、立ち見も出る盛況のうち、2008年度の「みや
まえ平和のつどい」は、成功裏に終了しました。
 メインの企画は中込璋さんの講演、「地雷除去と職業訓練に捧げた人生―罪な
き子どもたちのために」。講演要約は以下の通りです。
 国連の「平和構築」分野として「退役軍人の職業訓練」に関わり35年ほど。
「対人地雷除去」の仕事をして16年ほどになり、76歳の今も現役で、カンボ
ジアなどのインドシナ地域、ニカラグアを含む中米、アフガニスタンをはじめと
する中東、アフリカ諸国と、地雷ある所に中込ありと、20カ国以上の国々にお
もむき、東奔西走の日々を送っておられる。
 地雷が「悪魔の兵器」とか「疲れを知らない兵器」「無差別兵器」と言われる
ゆえんは、埋めた地雷は地中で50年くらい有効であり、被害に遭うのは8割が
民間人で、うち子どもがその4割を占めることにある。
 日本が提唱し、国連で「地雷廃絶会議」を立ち上げ、現在160カ国が加盟し
ているが、米、ロ、中など30カ国が未加入で、これらの国は今も地雷を売って
いる。地雷は1個200〜300円という安価で製造できる。しかし、除去には
300人力の働きをする除去機を使っても、地雷1個につき4万〜10万円の費
用がかかる。外相表彰を受けたときには、麻生外務大臣に、上記3カ国に地雷を
売ることを止めるよう、国連を通じての働きかけを要望した由。
 中込さんは、小・中学校でのお話が多く、新婦人のような成人女性団体でのお
話は初めてだったそうで、素晴らしい活動をする団体だと、女性パワーの平和活
動に、感動して帰られました。

「原水禁世界大会」の報告と「川崎大空襲」のパネル案内
 短い時間でしたが、「原水禁世界大会」の報告と「川崎大空襲」のパネル案内
が講演前に持たれ、講演後には2つの小組発表がありました。童謡を歌う会の皆
さんによる、心にしみる懐かしい歌声。ボイス宮前の、平和を願う詩・物語・エ
ッセイの朗読。小組発表もなかなかでした。休憩が短く、鑑賞時間が充分とれま
せんでしたが、絵手紙と書道の小組作品が会場を飾りました。原爆パネルの展示
もあり、共催した医療生協世話人の「閉会の辞」にあったように、新婦人の文化
活動の特色がよく出た集会でした。 ( なのはな班 I )