第26回「モンゴルでボランティア」
活動2回目 報告(7月8日~14日)
7月9日、朝9時にスフバートル区役所へTUMURBAATAR区長を表敬訪問。その後、福祉担当者も同行し今年ゲルを贈る2家族のインタビューに出かけました。
1つ目の家庭は、3世代8人が1つのゲルに暮らしていました。おばさんとお父さんは胸の病気。子ども5人がコロコロと元気に遊んでいました。モンゴルでは、子どもが4人以上いる家庭には学校を卒業するまで児童手当が支給されます。家族が病気であったり、仕事がない家庭は、当たり前のように貧しく、児童手当と年金を頼りに生活していました。今住んでいるぼろのゲルの使用料を払い、いつ立ち退きになるか不安な生活をおくっているようでした。子どもががもう少し大きくなれば働きに出る予定だと言います。
2つ目の家庭は、10年間夫の暴力から逃れ、現在はシェルターに住む家族でした。私たち全員がシェルターに行くことは許されず、通訳共で4人と決められました。シェルターには、暴力から逃れ保護された女性と子ども達が入居しています。男の子は13歳になるとシェルターには住むことができず、親から離れ、友人や職場の寮など外で暮らすことになります。現在、女性はシェルターで3人の子供と住み、上の男の子2人は既に働いていますが、13歳から親子が離れて暮らしており、もう一度家族そろっての生活を希望し、区役所に相談をしていました。
私たちは、家庭を訪問して直接家族にインタビューし、地域の地区長にも意見をもらい、区役所の福祉担当からも聞いて決定しました。さっそく午後からゲルを頼み、そのた他必要な生活用具をザッハ(市場)で購入し、翌日は作業員に手伝ってもらい家族と一緒に新しいゲル(家)を建てました。
ゲルは、遊牧民の移動式丸型テントですから、地面の整地が終われば2時間ほどで完
成します。底板の上に2本の中心棒を立て上に大きな輪を載せ、細い棒を差し込んで屋根の部分をつくります。同時に蛇腹状の板を円形に広げ横の壁にします。屋根や壁にフェルトの幕を張り、木綿の布をかけ出来上がりです。ゲルの内側に布を張り、ストーブを中心に奥にベッドとテーブル。左右にベッドを、入り口近くに食器棚や小さな流しを配置します。家族を代表して家長が青い布をかけ、家族の幸せと繁栄を願いお祝いし、スティ茶、雨や菓子、果物などが振る舞われます。家族が喜びと決意を述べ、私たちは日本からたくさんの人が見守っていること、家族で努力し豊かで幸せな家庭を築いてほいいと願い、お祝いのあいさつを重ねます。来年、再来年と家族の頑張りを見せてもらいに訪問します。