2004.夏 福島 いわき〜奥会津の旅 
2日目 
むろうどんと高湯温泉
    

さて、2日目の今日は、いよいよ待望のむろうどんを食べに一心へ。
その前に、小野町の「きのこ直売所」へ寄りたいと思い、
時間短縮の為、三和I・Cから小野I・Cまで磐越道を使うことにする。
9時にホテルを出た後、昨日行った田村の写真を撮りに行き、
10時三和I・Cから磐越道へ。
きのこ直売所へは次の小野I・Cで降りる。
次とは行ってもこの区間は磐越道でもかなり距離がある。
下道でも行った事もあるけれど、いけどもいけどもずっと山道で、
時間があるときはいいけど、ないときはやっぱり磐越道が便利。
この辺りは、まだ梅雨明けしてなくて、思い切り雨に降られた。
小野で降り、ルート349をいわき方面へむかう。
途中コンビニを発見して、一心までまだあるので、ちょっとだけ何かつまもうとパンを買って食べる。
そのコンビニを出てすぐ、左手に「きのこ直売所」を発見!
あれっ?こんなにすぐだったんだ。
っていうか、ちょっと道を勘違いしていたみたい。このルート上じゃないと思っていた。
でも、結果オーライで良しってことで。

実はこの「きのこ直売所」で、初めて二人で一緒に来た時、マツタケご飯の素を売っていたのだけど
この辺りで採れるまつたけがた〜っぷり入っていて1袋1000円(お米5合用)だったのね。
普通は他のきのことかも入るものでしょ。だけど、ここのはマツタケだけなのよ、たっぷりと。
で、また買いたいと翌年も来たら、今年は作らないって言われてしまって。
かなり面倒?っていうか大変なのだって。
ここは、地元の方達が手作りで作っているものが多いみたいで、
それ以来、そのまつたけたっぷりの水煮は買えていない。
で、去年は来るのを辞めたのだけど、今年はなんとなく寄ってしまった。

日曜日とあって、かなり賑わっている。野菜の直売もあって、とっても安い!この後道中まだあるのに、詰め放題茄子とピーマンを買ってしまった。

きのこ汁の無料サービス。
きしめんも入っていた。
他に手作りのおしんこなどもあって、どれもおいしかった。
細筍の水煮をキムチで和えたものが、とてもおいしくて
思わず、細筍の水煮を買ってしまいました。
前に買ってみておいしかったここのうどんを一袋と
きのこご飯の素を自宅用と御土産用に計2袋
手作りの味噌、野菜を買う。
今日帰るのだったら、もっと野菜いろいろ買いたかったなあ。
メロンも糖度16度でとっても甘かったし。
な〜んで買わなかったんだろう・・・・。
トマトだってた〜くさん入って1袋100円だったのに〜。


後ろ髪引かれる思いで11時半過ぎ、「きのこ直売所」を後にする。
再び小野ICに戻り磐越道→東北道へ入り、12時35分福島西ICを降りる。
むろうどん一心にはちょうど13時着。

最初普通に席に案内してもらい、注文するときに、社長の佐藤さんを訪ねると
バイトらしき男の子が、「あっ、メールで・・・・?」と
どうやら社長から話が伝わっていた様子で、「席お取りしてあります」と言われる。
なんと、お座敷の席を取ってくれていたのだ。
せっかくだからとそちらへ座り直す。
そして、社長の佐藤良二様と初のご対面。
だけど、実は夫は、以前高湯温泉の旅館玉子湯にむろうどんが入っていたとき、
朝、売店でうどんを売っていたのを見かけた事があるという。
あの方が社長じゃないかと思っていたのだけど、やっぱりそうでしたかと。

本当に「むろうどん」が大好きな夫と私。
讃岐うどんよりおいしい、日本一のうどんだととても気に入っている夫。
私の場合、確かにむろうどんはおいしいと思うけど、
本場の讃岐うどんを食べた事はないし、他にも知らないだけで甲乙つけがたいうどんはあると思うので
日本一、なんてことは言えないけど、
ただ、今まで自分が食べたことのあるうどんの中では一番おいしい、とはハッキリ言える。
讃岐うどんも稲庭も水沢うどんも、店で売っている麺やネットで取寄せた麺を買って
自分で茹でて食べた事はある。
あるいは、稲庭は東京の店で作った稲庭うどんなら食べた事がある。
水沢うどんは、その場所へ行って食べた事もある。
それから、テレビで放映したこともある、おいしいと評判のうどん屋さんへも行ったりしたことがあるけど
それらのどれと比べても、むろうどんが一番♪とは胸を張って言える。
もちろんそれは、あくまで個人の味覚の問題なので、私がそう感じるっていうだけですが
絶妙な麺の塩加減、こしの強さ、香り・・・・・
素材と水と作り方にこだわった素晴らしいうどんだと思う。



むろうどんの王道 白うどん             緑色をしたよもぎうどん             ピリ辛な赤うどん

どうしても、3色とも食べないと気がすまないむろうどん。
ここでの白うどんは、玉子湯で食べていたものと違って、釜揚げなのだそう。
だから、いつも玉子湯で食べていた物に比べてコシと塩加減が弱かったのか。
でも、これはやはりはずせない。
そして次はよもぎ。
こんなによもぎの香りが強いのは食べた事がない。
コシもあって、またなめこおろし汁がよく合う。
そして最後は赤唐辛子を練りこんだ赤うどん。
食べた後に、ピリッとくる辛さがたまらない。

いつも宿の食事を食べた後に、これだけのうどんを食べていたのだから、お昼なら楽勝といつものように注文すると
どうやら、ここでは、麺の量がかなり多いそうで、一般的には一食130gだそうなのだけど、なんと250gなのだとか。
半分盛りや、2/3盛りもあるのだけど、それだと割高という事もあって、
白は夫が1人前、私が2/3盛りで、よもぎと赤は1人前を半分ずつして食べようという事にした。
が、これが間違いの元だった!
確かに、食べた、全部食べ切った!
けれど後で冷静になって計算してみれば、二人で約900gちょっとの麺を食べた事になる。
私の方が少なめにもらったから、夫が500、私が400、いや多分もう少し夫の方が多いかな。
とはいえ、一人400g以上の麺だ、通常の3倍以上。
そりゃ、いくらお昼とはいえ、朝、控えたとはいえ、その前にきのこ汁も頂いてしまったし、かなりきついってもの。

ぜひ、一人でも食べきれるぐらいの量の3色盛りがあるといいんだけどなあ。


いや〜、食べる、食べる。よく食べたね〜。


そしてさらに、この後、社長の佐藤さんが作ったという
桑の実アイスをサービスしてもらっちゃいました。
ちなみにメニューにも載っていました。
まだ実が若いので、ワインの香りが強めだと言っていましたが
確かにワインの香りが若干強かったかも。
でも、とてもおいしく頂きました。
あれだけのうどんを食べた後でも・・・・。

子供の頃、手を真っ赤にしながらくわの実を取って食べたと
社長と夫で盛り上がってましたが、私は食べた事ありません・・・・。


おいしいうどんが食べたい!

実はこのむろうどんとの出会いは、私より、夫の方がずっと先
私と知り合うずっと前から、毎年GWのバイクツーリングで福島へ来ていた夫。
いつも泊っていた高湯温泉の玉子湯旅館で、あるとき、
宴会を途中で抜け出し、宿の中にあるラーメン処に入ったそう。
ラーメンでも食べようと注文したところ、後ろに座っていたおばちゃんに
肩をトントンと叩かれ、「ここはうどんですよ!」と教えられたとか。
ラーメンでもうどんでもどっちでもよかった夫は、それじゃあと、すぐに
「うどん」を注文して、食べてみてビックリ!
初めて食べる感動的なおいしさに、お代わりまでしてしまったとか。
それ以来、毎年宴会を途中で抜け出し、ここのうどんを食べに行っていたという夫。
夫がそのうどんを知る前から、宴会を途中で抜け出しこっそり食べていた人も数人いたとかで、
「あいつらいつも宴会の途中でいなくなるからおかしいな〜と思っていたら、こんな美味しい物を食べていたのか〜」と。

そこの、おしゃべり好きなおばちゃんが茹でるむろうどんは、まさにむろうどんを知り尽くした絶妙なゆで加減で、
その時ばかりは、口を閉じ、実に手際よくうどんを茹で上げる。
水も天然の湧き水を使っているのだけど、一度それが何かの事情で使えなくなって汲み置きしておいた水を使った時、
水の鮮度を落さない為に、バケツを足で蹴飛ばしながら(動きがなくなると鮮度が落ちると言っていた)店に立っていたというおばちゃん。
一昨年から夜はキツイというので昼の別の仕事に移ってしまって、おばちゃんの茹でたむろうどんが食べられなくなってしまった。
あれほど、むろうどんの事を良く知って、絶妙な茹で加減で出してくれる人はいなかったなあと思うととても残念ですが、
むろうどん「一心」では、忙しい中、飯坂から、社長の佐藤良二さん自らが出向いてくれ、
これまた絶妙な湯で加減でうどんを茹でてくれ、とっても美味しくいただきました。

そのむろうどん、去年、いつものように玉子湯へ泊まり、夜うどんが食べられるように宿の食事を早めに済ませ
ご飯のお代わりはせずに、食後はお風呂へじっくり入って腹ごなしをし、
ラーメン処「ふきのとう」が閉まる直前の11時過ぎに行きました!
ところが、何か店の様子が違う。「むろうどん」のメニューもないし。
予想していなかったまさかの事態でしたΣ( ̄□ ̄;;;) 
予約の時、ふきのとうが営業していることだけは確認したのですが、まさかむろうどんが撤退しているなんて!
入ってしまったものは仕方ない、普通のざるうどんを注文する。
その前の年からおばちゃんの代わりに入ったおじちゃんがいたのですが、そのおじちゃんが
どんなに頑張って茹で上げたところで、麺が違うとこうも違うのかと、ガッカリしてしまうほど。

聞けば、私達が泊まりにくるちょっと前に、むろうどんがテレビで取り上げられた事、
その前後に玉子湯の支配人が代わり、むろうどんの社長と新しい支配人との間で
何かいき違いがあった事を聞きました。
そして、「”ここにいたら、私のうどんへのこだわりが保てなくなる”と判断して玉子湯から撤退した」
と、その旅行から帰って、夫がメールで問い合わせをした返事に、社長自らの言葉で、そう書かれていました。

その年、支配人が新しく変わった事は、部屋に布団を敷きにきてくれる方から聞きました。
その方は長く玉子湯にいる方で、私達も毎年お世話になっているのですが、
他の従業員もだいぶ新しく入れ替わったとかで、中がかなりバタバタしていると聞きました。
そういえば、新しい部屋係の方は、まだ不慣れとはいえ、
チェックイン早々私達をかなり不愉快な気分にさせてくれました。
接客業では絶対にしてはいけないことです。

今回初めて泊った安達屋旅館でも、係りの方は、まだ若い不慣れそうな男の子でしたが、
とても一生懸命で、決して私達を不愉快な気分にさせることはなく、
他の従業員の方を見ても、ちゃんと教育されているなあと感じました。

そして、昨年泊って感じたことを玉子湯に夫が直接メールをしたのですが、なんの音沙汰もなし。
前の支配人の時、玉子湯さんには、私が感想・要望といったメールを送った事があるのですが
とても丁寧な返事をいただきました。
それすらなかったこと、そして何より、むろうどんがなくなってしまった事で
4年間毎年訪れていた玉子湯ですが、今年は違うところにしました。
でも、温泉はこの白いお湯の高湯温泉がとても気に入っていたので、
どうせなら、ちょっと玉子湯より高い安達屋へ泊ってみようという事になったのです。

ちなみに、私達が玉子湯に毎年通うよりずっと前から、バイクツーリングで玉子湯を使っていたクラブも
今年は玉子湯へ泊るのをやめたそうです。
もう、そのバイク仲間の間でも、むろうどんはおいしいとみなに評判になっていて、
むろうどんを楽しみにその宿に泊っていた、というのがあったからです。


むろうどんについての話が長くなりましたが、去年は結局せっかく福島まで行きながらむろうどんは食べれず終い。
ふきのとうにいたおじちゃんに、むろうどんを食べれる福島市内のお店一心の場所を聞いて
行ってはみたのだけどちょうど定休日だったのです。
悔しいからネットで調べてメールをして、麺セットを送ってもらったのですけどね。
でも、やっぱりプロにその場所で茹でてもらうのは違うと、今回とても楽しみだったわけです。


今回私達が食べたのはこれ。
通人と牧場の冷たいの。
通人にプラスいくらかで、
赤いピリ辛うどんになります。
むろうどんを堪能し、もう動けな〜い状態だった私達。
チェックインには少し早そうだけど、ロビーで休ませてもらえばいいと
まっすぐ安達屋を目指すことに。
一心から安達屋までは約30分ほど、3時前に到着。

2階建て、昔ならの趣きのある外観。
中に入るとさらにすごい!

囲炉裏のあるロビー
ここで座ったままチェックイン。
冷たいハーブティーが出ました。

シンプルな和室。
玉子湯ほど広くはないけれど、二人なら充分な広さ。



窓からの眺め
多分他の部屋でも、窓からの眺めは玉子湯の方がいいと思う。

安達屋旅館の女将の、女性らしい細やかな気配りが宿のあちこちに感じられる

木の枝につけられた部屋のカギ  花瓶やランプなど、籠をいろいろなところに使っていました
お腹いっぱいで動けない私達はしばらく部屋で横になりお昼寝した後、食事前に露天風呂へ





こじんまりとした薬師の湯は男女別。露天のみで洗い場はなし。白濁した硫黄泉。
傷などにとってもよく効くそうです。
夫の汗疹も、足の怪我にもだいぶ効いたよう。1週間ぐらい泊れるといいんだけどね。
むろうどんをたらふく食べた私達は、食事の時間は一番遅い、7時にしてもらうことに。
でも、ここ、大きな露天「大気の湯」は混浴で、7時〜9時の2時間だけが女性専用タイムになるのですが、
と言われたのだけど、これ以上早くは食べれなさそうで、大丈夫です、と答える。
食べてからすぐお風呂へ直行でちょっと慌しかったかな。
でも、この混浴の大気の湯は、女性専用の露天風呂・大浴場とも繋がっているので
時間がきたら、女性専用露天エリアに移動すればよいだけだったから、お風呂自体にはのんびり入れました。


食事はお部屋ではなく、お食事処で。
といっても個室なので、他のお客さんを気にすることな
くゆったりできます。


個室に入ってびっくり!
囲炉裏にはすでに鮎が刺してありました。



 

安達屋の夏の献立。
他に鮎の塩焼きと野菜・鹿肉・沢蟹を網の上で焼くようになっていました。

岩魚の洗い、合鴨のもろ味噌、2色寄せ素麺、南瓜・冬瓜の吉野煮、
空豆豆腐、グリーンピース櫂流し、天ぷら、蟹とサーモンの酢の物
むき蜆の味噌汁、鉄砲漬け、こしひかりのご飯と
どれもおいしく、これもすべて完食!

普段、海の幸を食べに行くことが多い私達だけど、
山の幸も素晴らしいなあと、改めて感動♪


合鴨のもろ味噌
鴨肉、柔らかくてクセもなくとっても美味しかった

岩魚の洗い
生の岩魚、初めて食べました。
美味しいとは聞いていたけど、まったくクセがなく
あさっりしているんだけど、ちゃんと魚の味、脂ものってて旨いっ(*^o^*)

2色寄せ素麺
寒天?の中に素麺が・・・!やられました、冷たくて美味しかったです。



南瓜・冬瓜の吉野煮は、薄味だけど出汁がよくきいていておいしい。 
                         

デザートのバニラアイスはロビーで頂きます。
コーヒーシロップにアーモンド、
一緒に出されたお茶(何茶か不明)がよく合います。
女性専用風呂「姫の湯」


外に露天風呂があり更にその奥で混浴の大気の湯に繋がる
こうして、午後3時前にチェックインしてから、とてものんびり過しました。
ここ安達屋さんは、団体客は受け付けてません。
部屋数も少ないし、静かでゆったりとした大人の時間を楽しめます。
館内に遊ぶところはないので、子供連れの方は少ないみたい。

建物自体は古いけれど、きれに清掃されて、
女将のこだわりと伝統が感じられる、素朴で優しい雰囲気の宿でした。

ちなみに今回泊ったお部屋は、トイレ付き2名利用で一人14850円でした。
休前日と特別期間はもう少し高くなります。
日帰り入浴は1時間で700円ですが、
新しく、安達屋の道路を挟んだ目の前に、市営の日帰り温泉施設「あったか湯」が出来ていました。
祭日とあって、この日車がいっぱいでした。市営で安いみたいけど、中はどうなのでしょ??



お腹も心も大満足の2日目。
旅はいよいよ最終日、3日目に突入。 3日目 金山町高遠蕎麦と青ばと豆腐に続く


★安達屋旅館 http://www.naf.co.jp/adachiya/welcome.stm
★むろうどん一心 は独自HPはないですが「eふくしま」で紹介されています
http://www.cjnavi.co.jp/goulmet/detail.php?cid=3202
■むろうどん一心のサイトが出来ました!こちらからどうぞ■

★小野町 きのこ直売所
会社のURLです http://www.kinoko-sos.co.jp/index.htm
2日目へ続く3日目へ続く