プーリアのワイン6
グラティッチャイア '98
Graticciaia '98 Agricole Vallone
ワイン名 Salento Rosso V.D.T.
生産者 Agricole Vallone
生産地 Puglia(Lecce)
葡萄品種 Negroamaro100%
価格 30〜40euro
感想 ●'06/05/02
 久々のGraticciaia。'98を開けるのは初めて。イタリアではすでに飲んだけど。さんざん飲んだ後に出てきたので、「やっぱり美味しい!」しか憶えてない。で、改めて。う〜ん、Patriglione'97でも思ったんだけど、ちょっと若い?もちろん充分飲み頃。イメージとしてはもっと「甘くて、まっっっったり」だったんだけどなぁ。もちろん、素晴らしく美味しかったですヨ。
 コレに関しては今さら色とか香りとか…とは思うけど。色は当然、濃い、枯れてないガーネット。香りは、一番上等なNegroamaroの香り(すみません、表現できない)。
 今年も買って帰ろうと思ったんだけど、'99がまだエノテカにない。おばちゃんが問屋に電話してくれたんだけど、何と!'99はリリースされないらしい。葡萄がGraticciaiaのレベルに到達しなかったんだそうだ。代わりに'00がもうすぐ出るらしい。
ヴィーニャ・ペダーレ '03
Vigna Pedale '03 Torrevento
ワイン名 Castel del Monte Rosso Riserva D.O.C.
生産者 Torrevento
生産地 Puglia(Corato)
葡萄品種 Uva di Troia 100%
価格 6euro@Torrevento
感想 ●'06/07/10
 '06/05/28にカンティーナを訪問。あれやこれやと試飲して、やっぱりこれがNo.1。直売所にて3本購入…したんですが、若い!帰国して改めて飲んでみると。いや充分飲み頃なのかもしれないけれど、'00に比べると、若い印象。残りはもう少し待ちます。ただ、コレが6euroって、やっぱりむちゃくちゃお買得だとは思う。もし日本に入ってきたら、いったいいくらになるんだろう?
 Torreventoの前庭から見えるCastel del Monteに感動。建物は一見現代風。しかし元は修道院だったそうで、地下はそのまま使っている。ちょっと何か出そうな穴蔵風が、いい雰囲気。
スパーノ '97
Spano '97 Michele Calo' e Figli
ワイン名 Salento Rosso I.G.T.
生産者 Michele Calo' e Figli
生産地 Puglia(Tuglie)
葡萄品種 Negroamaro90%, Malvasia Nera10%
価格 28euro@Enoteca Bacco(CeglieMessapica)
感想 ●'06/07/10
 華々しい話題を提供してくれることは、あんまりないけれど、同じCalo'という名前(親戚にあたるらしい)のRosa del Golfoに勝るとも劣らぬ定評のあるカンティーナ。一番スタンダードなシリーズ、Mjereは赤・白・ロサート、全て飲んだことがあるけれど、これは初めて。エチケッタにはよく見てたんだけどね、エノテカで。
 いや〜早く買ってみればよかったヨ、が感想。色は見事なガーネット。香りにもすでに(熟成した濃厚なNegroamaro特有の)甘さが感じられて、味は…やや線の細いPatriglione!アルコール度は14.5%だからPatriglioneやGraticciaiaクラス。最初に甘さを感じるところも。違うのは「まったり感」。やや「さらり」とした印象。あくまでもいい意味で。力不足なんてのではなく、このワインの個性だと、私は思う。はっきり言って、かなり好き。
サリチェ・サレンティーノ リセルヴァ '01
Salice Salentino Riserva '01 Francesco Candido
ワイン名 Salice Salentino D.O.C.
生産者 Francesco Candido
生産地 Puglia(San Donaci)
葡萄品種 Negroamaro95%, Malvasia Nera5%
価格 \1,995
感想 ●'06/07/22
 コレを某百貨店で見つけたときは、思わず小躍りしてしまったヨ。しかし定番ではないようで、しかも¥1,950.この値段じゃ売れないだろうな、無名だし。
 Francesco Candido、珍しく町中にあるカンティーナ。大手なんだけど、丁寧にしっかり作ってる。突然の訪問(10分ほど前にCosimo Taurinoの事務所から連絡を入れてもらって、しかも「わかりにくいから案内してやる」と車で連れて行ってくれた@Taurino)にも拘わらず、大変温かく迎え入れてくれたから好感度大。
 色はルビーがかったガーネット。リゼルヴァだもんね。初っぱなは、ちょっと油っぽい香り、すぐに甘いフルーツ(プルーン?)→アルコールが上がってきて、その後「ネグロアマーロ」特有の香りに変化。味は最初少し酸味あり、かすかに甘味、苦みは全くなかったんだけど、飲んでるうちに少しタンニン?
 いや、楽しませてもらいました。充分¥1,950分はあると思うけど…売れないだろうね。
マッセリーア・マイメ '02
Masseria Maime '02 Tormaresca
ワイン名 Salento I.G.T.
生産者 Tormaresca
生産地 Puglia(S. Pietro Vernotico/Bari)
葡萄品種 Negroamaro100%
価格 14euro@Enoteca Bacco(CeglieMessapica)
感想 ●'06/07/24
 Pugliaのワイン好きに言わせると「Tormaresca?プーリアの葡萄を使ってプーリアで作ってるけど、結局トスカーナのワインじゃないか」。Pugliaには他にも真面目にきちんと美味しいワインを作っているところがあるのに、なぜAntinoriってだけで売れる?というところがカチン!と来るんだろうなぁ。ココのシャルドネ、美味しいけど別にプーリアでなくったって、いいじゃん!と思ったのは確か。
 ココの看板はTorciodaなんですが、実はこのMasseria Maimeの方を評価するガイドブックも多い。色はいかにもプーリア!な濃いルビー。しかし香りがネグロアマーロと、ちと違う。あの例の湿った感じがない。ちょっとフルーツ系、な感じはあるけど、もっとスパイシーというか…とウダウダ言ってるうちに、だんだんネグロアマーロらしくなってきた。味はね…悔しいけど上品で美味しい!
 まったりだけど、さっぱり。ネグロアマーロの田舎臭さが、バリックでエレガントに変わってる、という感じ。かと言って樽臭さは全くなし。悔しいけど美味しい。売れるわけだわ。値段もそこそこだし。日本ではレストランで少し飲めるかも。一般には出回ってないと思う。
 こういうの、いつかどこかで飲んだよな〜と一生懸命考えたら、Quarantale!Rosa del Golfoの上級ワインだ!似てるわけじゃないけど、印象が似てる。
スカローティ '03
Scaloti '03 Cosimo Taurino
ワイン名 Salento Rosato I.G.T.
生産者 Cosimo Taurino
生産地 Puglia(Guagnano)
葡萄品種 Negroamaro100%
価格 7.5euro@Enoteca Bacco(CeglieMessapica)
感想 ●'06/08/02
 ロサートというより、ほとんど赤、な13.5%。色はコーラル・レッド+ほんの少しチェリーな感じ。香りは、笑っちゃうけど、アセロラ+炭酸水(サイダーとか)。とっつきは「爽やか〜」ですが、やっぱり「重い」。かなり辛口のようで、余韻がリンゴ系→蜂蜜系に変化。
 何年か前に初めて飲んだときとエチケッタも印象も違うけど、やっぱり好きなタイプのロサート。「重い」!ってのは健在。印象が違うのは、香り。炭酸水…というのは記憶にない。今のロゼブームに乗って、入ってきてくれ!
ア・セッサンタクァットロ コジモ・タウリーノ '02
A64 Cosimo Taurino '02 Cosimo Taurino
ワイン名 Salent Rosso I.G.T.
生産者 Cosimo Taurino
生産地 Puglia(Guagnano)
葡萄品種 Negroamaro85%, Cabernet Sauvingon15%
価格 15.5euro@Enoteca Bacco(CeglieMessapica)
感想 ●'06/08/02
 「64」というのは、コジモ・タウリーノ氏が亡くなった年齢。この赤は、タウリーノ一家とエノロゴのセヴェリーノさんによる、コジモ氏へのオマージュみたいなもん。ホテル(La Fontanina)で夕食時、その日のグラスワインがロサートだったんだけど、メインの前にシェフが来て「ワインをチェンジした方がいいと思う、実は自分もまだ飲んでないタウリーノの新作があるんだけど、どう?」と言ってくれたので、お言葉に甘えて。へへへ。で、これは絶対に一本持って帰らねば!と酒屋のおばちゃんに取り寄せをお願いした1本。
 試飲した印象と、そっくり同じ。色は暗いルビー、というよりNegroamaroの色。香りもNegroamaro。ただPatriglioneと違って甘さはなし。12カ月バリックなんだけど、際立った樽香もなし。しかし、だんだんCabernetが利いてきて、タンニンが。樽香も少し。しかし、あくまで上品。セヴェリーノさんらしい樽の使い方。本人も「飲んだ?結構いいだろ?」と満足の様子。
 実にインターナショナルで、売れるタイプのワインだと思う。これが15.5euroのままでいてくれたらね…。
レ・テッレ・ディ・フェデリーコ '04
Le Terre di Federico '04 Botromagno
ワイン名 Murgia Bianco I.G.T.
生産者 Botromagno
生産地 Puglia(Gravina in Puglia)
葡萄品種 Marvasia Bianca100%
価格 ?euro@Enoteca Bacco(CeglieMessapica)
感想 ●'06/08/10
 Botromagnoのサイトで発見して以来、一度飲んでみたかった新作。その名も「フェデリコの地」でっせ。Cantine Aperteの日、コレが試飲できる!と期待してたんだけど、「在庫がない」ってことでかなわず。ただMinoさん(オーナーの息子さん)は「飲んでみる必要なし」と言うし、運転手をしてくれた友人も「スーパーなんかで売ってるし、プーリアの外には出せないワイン」と。「飲まんでよか!」とは言われたものの、酒屋で発見。試しに1本持って帰った。
 う〜〜〜ん、Minoさんが飲ませたくなかったわけが、ちょとわかったヨ。色は普通の麦藁色。香りは…はぁ?と言いたくなるようなリンゴ。青リンゴではなく、熟したリンゴ。ほとんどシードルみたいな。香りだけではなく、なんと!味もシードル。甘い!微発泡!スズキの刺身を用意してたんですけど、どうしてくれるんじゃい!って感じの甘さ。トホホ〜。『プーリアからは出ないワイン』という意味もわかる。自分ちで作った白、みたいな味なんだヨ。ただ、不味くはないんですな。
 で、2日後。発泡も消えて、甘さだけが残ったら、これは!ほとんど軽いパッシートみたいに変化。デザートワインやん。しかも美味い!サイトを見たら、「前菜と共に食前酒として」とある。キンキンに冷やして食前酒でも、確かにいいかもね。して、2日ほどほっといたら、今度はデザートワインに。
 なんとも評価しようのない1本でございました。
ヴィタエ・サンジョヴェーゼ '03
Vitae San Giovese '03 Racke International
ワイン名 Puglia I.G.T.
生産者 Racke International
生産地 Puglia(Gravina in Puglia)
葡萄品種 Sangiovese100%
価格 \1,200くらい
感想 ●'06/08/23
 またまた困ったちゃんな1本。近所のスーパーとかディスカウントストアとかで買ったワインには、このテのが多い。調べても出てくるのはドイツ語か英語のサイトのみ。で、やっとたどり着いたのが、なんとドイツの会社。ピエモンテやトスカーナの会社がつくるプーリアのワインってのは、最近増えてきたけれど、まさかドイツまでがねぇ。
 ボトルの美しさに惹かれて買ってしまったけど…色はほんの少しエッジが紫がかったルビー。NegroamaroやPrimitivoには絶対にあり得ない透明感あり。香りは開けた直後は油っぽいような、でも甘いフルーツ系、Uva di Troiaのような苺ジャム。その後すぐに酸味とアルコールの強い香り。最初の一口は「酸っぱい!!」&ちょっとエグい。しかし意外と余韻があって、酸っぱい果物を食べた後のような。少し冷やすと酸味が抑えられてミネラルみたいなスパイスみたいな。
 結論として、結構いいです。リピートはしないと思うけど、買わなきゃよかった!とは思わない。しかし、これ、ほんとにSangiovese100%かねぇ?ちょっと何か混ざってるような気がするんですけど。
フィーキモーリ '05
Fichimori '05 Tormaresca
ワイン名 Salento I.G.T.
生産者 Tormaresca
生産地 Puglia(Bari)
葡萄品種 Negroamaro100%
価格 \1,365(セール価格)
感想 ●'06/09/12
 Bariのエノテカで買おうかどうか迷ったけど「Tormarescaなら、日本に入ってくる可能性も大だよね」と他のにした。その時すでに日本で発売されたばっかりだったのだ。全世界同時に6/1発売って、映画やCDじゃないんだから。
 色は透明感のある紫がかったルビー色。香りはMonte S.Angeloで飲んだときより複雑に感じた。まずバニラ、それから油っぽい粘度みたいな。その後何か分からないけど甘いフルーツ系&スパイス系。さらに空気に触れると、待ってました、ちょっと優しいNegroamaroの香り。とともに、微かに僅かにZolfo(イオウ)。それで「これ、何年だったっけ?」と見てみると2005年。ワインになってまだ1年経ってないのだ。その後バジリコ、と思ったら自分の手がバジリコ臭かった(笑)すんません。いや、それくらい複雑なのよ。肝心の味は、最初やや酸味+上品な甘味。その後やわらかな果実味というところ?
 なんだかだ言っても、さすがにTormaresca、きれいにまとめてます。しっかりしてるのに重すぎず、ほんとに飲みやすい。Pugliaのワインの特徴は、良くも悪くも軽くて13.5%という重さ。白じゃなくて、ロサートじゃなくて、軽めの赤が欲しい!というときには実は大変困るのだ。と思っている人も、結構いるんじゃない?というニーズにピッタリ応えた賢い1本でした。