| POP TRIP 浜田省吾 |

|
モチーフにした。インスパイアされた。リスペクトした。
引用した。パロディ。オマージュ。盗作。パクった。
いろんな表現がありますがとにかく浜省の曲と似ているものを集めてみました。 坂本龍一が「もはや新しいメロディなどというものは生まれてこない」と発言していたそうですが、 限り有る音符の組み合わせでは似たような曲ができてしまっても不思議ではありません。 僕の大好きな浜田省吾の場合、歌詞や曲のタイトルなどは明らかな引用が確認できます(本人も認めている)が、曲については公式なコメントがあまりないので(当たり前ですね)、良く分かりません。 実際に聴いてみて判断して下さい。 ちなみに自分はパクリが悪いと断言している訳ではありません。パクリについて書き出すと長くなるのでやめておきますが、 とにかくパクリ元のアーティストは浜省が影響を受けた人たちのリストだと思ってもらえばいいと思います。 |
| 街角の天使(1976年) |
「This Old Heart Of Mine」from「ATLANTIC CROSSING」 アレンジ、曲の雰囲気、なにからなにまでそっくりです。 カバーと言ってもいいくらい。 「This Old Heart of Mine」はアイズレー・ブラザーズの66年のヒット・チユーンでロッド・スチュワートがカバーしたわけですが、ロッドのアルバムのクレジットはオリジナルの作家Brian & Eddie Holland - Lamont Dozierの名が。 一方、浜省のアルバム「生まれたところを遠く離れて」の歌詞カードには 「Inspiration by Lamont Dozier with Rod Stewart. Can you dig it?」 と書かれていますが作詞・作曲のクレジットはもちろん浜田省吾。 一般に4小節以上同じメロディが続くと著作権にひっかかるそうですが、これは大丈夫なんでしょうかね。ほんとにモロですもん。 アルバム「初夏の頃」ではアップテンポにした別テイクが聞けますが、こちらは雰囲気が全く違い、ブックレットからも「Inspiration by ・・」の文字は消えています。 「This Old Heart of Mine」はAmazan.co.jpで試聴ができます。 アイズレー・ブラザーズのオリジナルは、ここから。ロッド・スチュワートのカバーはここから。 |
| 風を感じて(1979年) |
「It's so easy」from「Simple Dreams」 曲のタイトルはそのまんまです。この曲の場合は、メロディラインというよりは全体の雰囲気(アレンジ)がそっくりです アレンジャーの水谷公生の提案でリンダ・ロンシュタットみたいな感じになったんだと浜省がどっかで言ってました。 「風を感じて」はCMに使われていたそうですが、全く記憶にありません。 浜省にとって初のヒットシングルということで、彼のキャリアの中では重要な位置を占める曲だと思うのですが、ベストアルバム「The History of Shogo Hamada“Since 1975”」には収録されておらず、聞けるのはアルバム「君が人生の時・・・」のみ。CDシングルはライブ・バージョンで発売されています(カップリングは「ラスト・ダンス」)。 リンダの「It's so easy」は Amazon.co.jpで試聴できます。ここをクリック。 |
| 愛の世代の前に(1981年) |
「Games People Play 」from「The Turn Of A Friendly Card」 浜省のほうが1000倍ほどかっこいい。 大好きなんです、この曲。 なんとなく偶然似たようなリフになっちゃったような気がします(そう信じたい)。 でも、「A RICHMAN'S GIRL」なんかもAPPっぽいらしいから、確信犯かも。 |
| 愛という名のもとに(1981年) |
「愛のメモリー 」シングル盤 浜省の「眠れぬ夜は電話しておくれ〜」のところと、しげるの「美しい人生を。限り無いよろこびを〜」ってところが似てます。 ただそれだけ。 ファンとしては浜省が松崎しげるの曲をパクったとは思えないし、そう思いたくもない。ただの偶然であると信じたい。だってトミーとマツの松崎しげるですよ。 |
| OCEAN BEAUTY(1982年) |
テンポが違いますが、ほとんど同じメロディー。 曲を作ったあとに、似てることに気付いた。と浜省本人が語ってました。 国歌をパクるとは。まあ、ビートルズも「All You Need Is Love」でフランス国歌をそのまま引用してましたから。 旧ソビエト連邦国歌が聴きたい人は、「ソビエト連邦」「国歌」でググればどっかのサイトで聴くことができます。(たぶん) |
| 僕と彼女と週末に(1982年) |
「The Winner Takes It All」from「Super Trouper」 途中までは全く違う曲、でもサビにくるとビックリ。 「The Winner takes it all〜」と「君を守りたい〜」がほとんど同じメロディー。 バッキングのピアノも似てたりする。 この曲の場合、たとえ浜省がパクったのだとしても、僕は全然気になりません。だって大好きな曲なんだもの。 ABBAと言えば、レコードの売り上げ枚数でギネスブックに載るほど一世を風靡したグループですが、 最近「SOS」とか「チキ・チータ」という曲が、深田恭子・滝沢秀明主演のTBSドラマ「Strawberry on the Shortcake」の主題歌として使われてました。(ウチの奥さんがこのドラマを欠かさず見ていた) アバの「The Winner Takes It All」はアルバム「Super Trouper」ほかで聞けます。代表曲のひとつなのでベストアルバムなどにも収録されてます。 また、この曲はAmazon.co.jpで試聴できます。ここをクリック。 |
| A Thousand Night(1984年) |
「One fine Day」from「Now And Then」 「One Fine Day」のオリジナルはキャロル・キング/ゴフィンという最高のコンビによるもので1963年にシフォンズがヒットさせました(全米5位)。この曲はスタンダーといってもいいくらい様々なミュージシャンがカバーしてますが、手に入りやすいのはカーペンターズのこのアルバムではないでしょうか。 カーペンターズのカバーはAmazonで試聴できます。ここから。 (2006.4 wrote) |
| Edge Of The Knife(1984年) |
「Please Let Me Wonder」from「Today」 全体的にはまあ似てると言えば似てるかな。もちろん浜省のほうが雰囲気は暗いですが。 「Edge of the Knife」って後に発売するセルフカバーアルバムのタイトルにまでなってる曲ですが個人的には好きな曲ではありません。 ちなみに「Please Let Me Wonder」は山下達郎がカバーしてます(オリジナルにほぼ忠実なカバー)。 |
| DANCE(1984年) |
「Running with the Nighr」from「Back to Front」 ライオネル・リッチーってなんか顔も声もスケベ っぽくて好きになれません。 「Running with the night」はAmazon.comで試聴できます。 ここから。 |
| AMERICA(1985年) |
「Lyin' Eyes」from「One of These Nights」 アメリカの広大な地平線、青い空、すばらしい風景が目に浮かんで来ます これもまあかなり似ている部類に入るでしょう。 パクったというよりは、アメリカの風景をイメージして、 70年代アメリカンロックの王道「イーグルス」のようなサウンドになってしまったんでしょう。(とても好意的に解釈すると) 浜省の「夏の終わり」のスライド・ギターや雰囲気も、モロ「ウエスト・コースト・サウンド」です。 イーグルスの「Lyin' Eyes」はAmazon.co.jpで試聴できます。 ここから。 |
| LONELY-愛という約束事(1985年) |
イントロ〜Aメロのはいりが似てる。 全体的な雰囲気も似てるといえば似てるかな。 サウンドは「LONELY」のほうがヘビー。暗くしつこくまとわりつくような曲。あんまり好きじゃない。 「Waiting for a Girl like You」はAmazon.co.jpで試聴できます。ここから。 |
| 遠くへー1973年・春・20才(1985年) |
「It's not the Spotlight」from「Atlantic Crossing」 It's not the spotlightはジェリー・ゴフィン(60年代キャロル・キングと組んで数々の名曲をつくり出したソングライター)がオリジナルで、ロッドが「Atlantic Crossing」でカバーしています。 浜省は、「Atlantic Crossing」の収録曲「This Old Heart of Mine」を「街角の天使」でパクったことからもこのアルバムを繰り返し聞いてたのではないかと想像されます。とにかく浜省はかなりロッド・スチュワートが好きで、アルバムは全部持ってるという話を聞いたことがあります。 |
| SWEET LITTLE DARLIN'(1985年) |
「Oh! Darling」from「ABBEY ROAD」 タイトルからして似てます。 Aメロの歌い出しのメロなんかはコード進行も同じなんで似てる感じがします。(これをパクリだと言うのはちょっと強引な気もするけどね) どちらも3連のアルペジオを使ってますが雰囲気はちょっと違います。 「SWEET LITTLE DARLIN'」は甘ったるいバラード的なアレンジになってるのに対して、 ビートルズのほうはちょっとヘビーなバラード。ポールのボーカルもキレてます。 「Oh! Darlin」のパクリとしては氷室京介のファーストアルバムに収められた「独りファシズム」のほうがソックリな気がします。 |
| J.BOY(1985年) |
「Yes・No」from「We Are」 似てるのは当たり前。サビの部分はF(maj7)-G7-Em7-Am(7)ってコード進行が一緒なんだもん。 サビの部分はJ.BOYのカラオケでYes,Noが歌えるかも。 |
| Gear Up 409(1987年) |
「California Girls」from「California Feelin'」 大好きなビーチボーイズ風にしてみたらこんなふうになったよ、と浜省とバンドの仲間達が言っているよう。 「409」ってのはクルマの型式、同名の曲がビーチボーイズの初期ナンバーにあります。 全体的な曲の雰囲気は「California Girls」、間奏の一部にはそのまんま使われているギターのフレーズもあります。 詩の中にはビーチボーイズの曲名が何曲か登場する。「All Summer Long」とか「God Only Knows」とか。 「California Girls」はAmazon.co.jpで試聴できます。 ここから。 |
| 二人の夏(1987年) |
「Summer Means New Love」from「The Beach Boys Instrumental Hits」 全く同じフレーズです。 まあイントロや間奏などの唄が入ってない部分の引用(パクリ)は著作権法には引っ掛からないという話も聞いたことがあるので法的にはセーフなのかもしれないですが。 あまりにも堂々とやっちゃってるのでビーチボーイズのファンはビックリでしょう。(村上春樹がこの曲を聴いたら怒りだしそうだ) このメロディは「センチメンタル・クリスマス」でも使われていたりします。 全体的には同じくビーチボーイズの「Surfer Girl」って感じ。 個人的には「二人の夏」って全然いいと思わない。 浜省自身にはこだわりとか愛着があるのかも知れないが(本人はこの曲が好きではないという噂もある)、 ベスト・アルバムにも入れるべき曲ではないと思う。 でも個人的にビーチボーイズのパクリは許します(爆)。愛着の現れであると好意的に解釈しましょう。 ちなみに「二人の夏」は山下達郎がカヴァーしており、 シングル「世界の果てまで」のカップリングとして発売されてます。 椎名恵という人もカヴァーしてるらしいです。 「Surfer Girl」はAmazon.comで試聴できます。 ここから。 |
| Little Surfer Girl(1987年) |
「Hawaii」from 「SURFER GIRL」 サビとコーラスはビートルズの「Back in the U.S.S.R」。 ビートルズの「Back in the U.S.S.R」自体が ビーチボーイズの「Back in the U.S.A」のパロディだったりするわけですが。 |
| 青の時間(1990年) |
「Desperado」from「Desperado」 ちなみに「Desperado」はリンダ・ロンシュタットやカーペンターズがカバーしてます。 日本人では平井堅のカバー(ヒット曲「瞳を閉じて」のカップリングとして発売)がキリン・ラガービールのCMで使われていた(2004年春から夏にかけて)ので聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。 イーグルスの「Desperado」はAmazon.co.jpで試聴できます。 ここから。 |
| 太陽の下へ(1990年) |
「Take It To The Limit」from「One of These Nights」 バッキングが似てます。よくありがちな曲調ですが、いちおう似てると言えると思う。 盛り上がり方なんかもよく似てる気がします。 |
| 夜は優し(1990年) |
「Ohh Baby,Baby」from「Livin' in the U.S.A.」 サビの最後、浜省の「OHH Kiss Me Baby, Touch me baby」が リンダの「Ooo Baby baby, OHH Baby baby」と全く同じフレーズ。 全体的にはアレンジも全く違うので、なんとも言えない。 「夜は優し」ってタイトルはスコット・フィッツジェラルドの小説からの引用か? スモーキー・ロビンソン&ミラクルズのオリジナルバージョンをAmazon.co.jpで試聴できます。 ここをクリック。 |
| 君去りし夏(1996年) |
「Hashabye」from「All Summer Long」 まあ、浜省のこの曲はあんまり好きな曲ではないので・・・ 「Hashabye」はAmazon.comで試聴できます。 ここから。 |
| イメージの詩(1997年) |
「Desolation Row」from「Highway 61 revisited」 吉田拓郎はボブ・ディランからの 曲を聴いただけでこれは吉田拓郎っぽいなという単純なコ−ド進行の分かりやすいフォークです。なかなかかっこいいです。 (2004.10 wrote) |
| 初恋(2005年) |
「And Your Bird Can Sing」from「Revolver」 これをパクリといっちゃあ可愛そうで(これはオマージュといっても問題ないでしょう)、僕なんかはこんな曲を作る浜省が微笑ましくてここまでやれるのはやっぱり彼しかいないと逆に大好きになっちゃたりします。 歌詞の中には浜省の影響を受けたアーティストやお気に入りの曲がたくさんに出てきますが、このページで取り上げてるイーグルスやリンダ・ロンシュタットなどのウエストコーストサウンドやロッド・スチュワートが入ってないですね(笑)。 「Can't Buy Me Love」「Please, Please Me」「I Wanna Hold Your Hand」ビートルズ初期の名曲ばかりです。 そして「My Generation」なんてのはザ・フーの曲のことでしょうか?(フーはちょっと意外だな)「Like A Rolling Stone」「Bringing ・・・」はボブ・ディランですね。間奏で出てくるのはジャクソン・ブラウンのフレーズに、「Good Vibration」がビーチボーイズ。さらに「Nowhere Man」・・・またビートルズか。後奏では「And Your Bird Can Sing」のギターフレーズがほとんどそのまんま出てきますし、終わり方は「Twist And Shout」ですかね。 いやあ楽しい曲だ。ほんと。探せばもっともっとオマージュがありそうだけどこの辺でやめときます(笑)。他にも気づかれた方がいましたらご一報を。 浜省自身の「America」のフレーズも使われてますし、明らかにファンを楽しませようと作った曲なんで(賛否両論あるかも知れませんが)こういうのは楽しんで聞かないとね。 (2005.12 wrote) |