ウォームアップ
いわゆる準備運動。メインの運動に入る前に,身体や神経系の準備を整える為に行なう運動をいう。
運動生理学的にいうと,
@全身の筋肉,靭帯,関節の機能を高めておくA運動に必要な血液や酸素を全身ひ送り出す為に,心肺機能を高めておくBこれから運動を行なうんだという精神的な心構えをする,
など運動への準備を行なうことをさし,外傷予防にもまた急な負担をかけないためにも必要とされる。
運動終了後には整理運動として急に運動を終了させない為のクールダウンを行なう。
 
ウォームダウン
運動プログラムの終わりに行なう運動で,クールダウンと呼ばれる。
 
運動強度
運動の処方あるいは指導を行なう時に,どの程度の強さの運動(強度),どのくらいの時間,どのくらいの頻度,で行なうかの条件が必要になります。
この運動強度は単位時間当たりの運動量をさす。これに運動時間をかけると「総運動量」が算出できる。
単位は@心拍数Aパーセント(%VO2max)B主観的運動強度(RPE)Cエネルギー代謝率(RMR)Dメッツ法(METS)などがあげられる
 
運動禁忌
運動を行なってはいけない状態をさす。心筋梗塞の初期などをはじめ,種々の病気や外傷によっては,運動をおこなうと症状が悪化する恐れがあるので運動が禁止される。
 
運動刺激
随意運動は,大脳皮質の運動野と大脳基底核,小脳からの遠心性インパルスが刺激となりおこる。
 
運動器
人間の身体を構成しているものの中で,運動に関して作用するものをさす。
骨,筋肉,神経(運動神経),関節,筋膜,腱鞘,滑液包,軟骨,脂肪体などがある
また,1個の前角細胞の軸索によって支配される筋線維群は,そのニューロンとともにひとつの運動単位を形成している。
 
運動器疾患
骨,筋肉,関節などの運動器に,機械的,器質的に病変が発生し,各種の運動や,関節可動域に障害が出現したものの総称。
関節疾患,腱および筋疾患,骨膜および骨疾患,外傷および形成異常に大別される。
 
運動処方
その人の現在の体力を把握し,それを基に,またその人の得ようとする望ましい体力を目標として,運動の種類,強度,時間,頻度など適切な運動を決定すること。
 
運動神経
広い意味で,運動機能にかかわる神経のことをいう。
構造主体の説明をする場合,筋肉にシナプス結合する神経のことをいう。
筋肉のなかでもいくつか種類があるが,一般的には骨格筋を支配する神経と定義される。脊髄前角のα神経細胞から発する神経を呼ぶ。
 
運動心拍数
運動に対する心拍応答のことで,心拍数は運動強度にほぼ比例して増加する。
年齢算出するには,推定最大心拍数(220ー年齢)に対する運動心拍数の百分率を用いて,その時のおよそ運動強度が推定される。
 
運動性貧血
急激な運動や激しいトレーニングによって生体の赤血球が血管内で破壊され,単位容積内の赤血球が減少した状態をいう。通常は運動を中止すると治る。
 
運動生理学
運動が生体に与える影響を観察し,研究する生理学。
 
運動単位
1本の運動神経が数本の筋線維群を支配し同時に収縮させる。これを1つの単位と考え,運動神経または神経筋単位(NMU)と呼ぶ。
 
運動負荷テスト
運動によって起こりうる危険な事故を防ぎ,安全で有効なトレーニング・プログラムの実施を可能にし,健康・多力の向上,ひいては人間活動の水準を効果的に高める事などを目的として行われるもの。
 
運動不足病
正式病名ではないが運動不足の為に生じる疾患群をさす。
冠動脈性疾患(狭心症,心筋梗塞),高血圧,糖尿病,胃潰瘍,腰痛症,肥満症等。
 
運動麻痺
筋肉の収縮能力が低下した状態。原因として,運動神経の障害(中枢性または末梢性),神経筋結合部の障害,筋肉自体の障害がある。
 
運動野
随意運動の中枢。大脳皮質で中心溝のすぐ前(ブロードマンの第4野)にあり,ここにあるベッツの大錐体細胞からは遠心性線維がでて,脊髄を下行し,運動ニューロンに接続し,随意運動を支配する。
 
運動力学
運動を力学的な面から研究する学問。
どのようにすれば身体が最も優れた結果を発揮できる動作が得られるかを追求していくもの。実際のからだの動きを研究する。
 
運動量
物理学的に考えた運動量のこと。
一般的に運動強度と運動時間の積であらわされる。
運動量(Kcal)=(エネルギー代謝率十1.2)×運動時間(分)×体重(kg)×性別,年齢別基礎代謝基準値(kcal/kg/分)
 
運動療法
リハビリテーション治療法の理学療法のひとつ。規則的な運動によって,からだの変形矯正,関節機能回復(ROMの増大),筋力増強,筋協調運動の習熟,耐久性の増進,運動速度の増大など。
整形外科領域の術後における運動療法,脳卒中後の運動療法,脳性小児麻痺児における運動能力の開発・改善などが代表的。

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