NICUとは

 極低出生体重児や新生児仮死などさまざまな問題を持った、いわゆるハイリスク新生児は専門的な医療機関で集中治療・管理する必要があり、このような医療を展開する場所全体を一般的に広義の新生児集中治療室と呼んでいます。1995年現在全国で約200施設あります。NICUとはeonatal ntensiv are Unitの略語です。また、新生児医療レベルを一定の基準を満たした施設は、社会保険で新生児特有集中治療加算が算定できる施設として認可されますが、その施設数も増加しています。日本小児科学会新生児委員会では、新生児医療の効率の良い運営と拡充を図るとともに、新生児学の研修の改善を図る為に、新生児医療施設の定義と基準について、これまで「狭義のNICU」と呼んでいた呼吸循環管理を主体とする最も高度な管理を実施する集中治療管理部分をNICUとし、それに加えて、少し重症度が低下した児をみる新生児強化治療室と、回復した児を観察する回復期治療室などを含めた、これまで「広義のNICU」と呼んでいた「治療を要する新生児の為の病室・病棟全体」を新生児特殊治療施設(Neonatal Critical Care Unit)とするということを提言しています。


NICUを持つ施設は1980年には全国で104だが1995年には199に増加している。地方別では北海道11・東北(6県)18・関東(1都6県)53・中部(9県)38・近畿(2府5県)32・中四国25(5県・4県)・九州22(7県)(1995年現在)である。また社会保険新生児特定集中医療加算認可施設は1980年の29から1995年には122に増加している。こちらは地方別では北海道2・東北8・関東39・中部17・近畿25・中四国15・九州16(1995年現在)である。