ERIK SATIE

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「冷たい小品集」 エリック・サティ

Pièces froides / Erik Satie

※タイトルをクリックすると再生されます)

逃げださせる歌 (全曲とおして聴く)
Airs à faire fuir [ time 6:27 / size 24KB ]
I. とても風変わりなやり方で...
I. D'une manière très particulière... [ time 2:30 / size 10KB ]
II. 慎ましく...
II. Modestement... [ time 1:34 / size 5KB ]
III. 押しかける...
III. S'inviter... [ time 2:30 / size 10KB ]

作品について

「冷たい小品集」
1897年作曲

「貧者のミサ Messe des Pauvres」(1895年)を作曲後の一年間、サティは珍しく作曲活動を休んでいる。
休止期間を経て作り出されたこの「冷たい小品集 Pièces froides」は、サティの“神秘主義の時代”の最後を占める作品である一方、新しいスタイルを生み出している。
サティ自身は、この作品の作曲方法について、次のような謎めいたことばを残している。

私の作品は純粋なる音響測定法(フォノメトログラフィー)によってつくりだされたものだ。
…「冷たい小品集」を書くためには、私はカレイドフォン(音響万華鏡録音器)を使用した。
それに7分間を要した…
(サティ “私は何者か”の一文:全音楽譜出版者刊 「エリック・サティピアノ全集 第3巻」より)

「冷たい小品集」は、「逃げださせる歌 Airs à faire fuir」と、「ゆがんだ踊り Danses de travers」の2つの作品から成る。そして、それぞれがまた3曲ずつから出来ている。

各曲について

逃げださせる歌(全曲)
リカルド・ヴィニエス(Ricard Viñes)へ献呈

第1,3曲に見られるモザイク構造技法などにこれまでの神秘主義の片鱗が見られるものの、詩情に満ちたメロディ、ビートやリズムを感じながら揺れ動き、微妙な転調を繰り返すハーモニーが美しい作品である。
非常に類似した第1、3曲の間に挟まれた第2曲は、親しみ易い、可憐さを持つ小品。
全曲をとおして聴くと、その対比の妙が感じられる。
サティの全作品中、傑出した魅力を持つ作品のひとつ。

この作品でも、サティ自身による謎めいたテクストが譜面上に記されている。


I. とても風変わりなやり方で...

とても風変わりなやり方で
従順に
まるごと
下る
固定して
悩まずに
疲れて
重要
謎めいて
他と離して
奥底で
魅惑的に
ずっと遠く
透き通った


II. 慎ましく...

慎ましく
平然として
舐める
より深い静けさの中で


III. 押しかける...
※出だしの調性とエンディングの形が違う以外は、ほぼ第1曲と同じ形をとっている。

押しかける
食べ過ぎないで
累積的に
最近
見てください
食べ過ぎないで
よろしい

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