|
やっと来た…とニヤついてしまった。
10代の頃、色んなロック・アルバムの名盤と言われる物を片っ端から聞いてた頃の記憶が蘇った。
けして回顧主義的な意味ではなく、久々に無意識に本気で音楽を聴かされ久々にCDを聞いてドキドキしたのだ。
僕、個人としてはカジノ解散後約10年以上これを待っていた。
僕の好きなカジノの「エデンの裏口から」の美術で言うならば、感情を向き出したアンフォルメルのような生なましいアルバムだった。
そこにカタルシスを感じ、ある時期の僕にとって心の支えとなるアルバムだった。
今回、あのアルバム以来の衝動を感じた。
解き放たれた非定形なサウンド。
しかし、向かってる方向は全く異なる。
心の奥深くに入っていくような「エデンの裏口から」に対して、『夜明けのドラゴン』は宇宙に向かって発進されているようだ。
『夜明けのドラゴン』はけして何かを否定をしたりしないのだ。
聞いてると少しづつ非現実の世界に引きずり込まれるような宇宙空間を彷徨うな感覚。
「ララバイ」が終わると意識が違う所に行っていたのに気付く。
以前のアルバムやCD−Rに収められてた曲も確実に進化して異なるカラーになっている。
レイナさんのヴォイスは怪しくある意味、邪悪な美しさを醸し出してる
しかし、何故かこのアルバムはイノセントで圧倒的に希望に満ちている。
歌があろうとなかろうとインストゥルメンタルだろうと境界のようなものは、まったく気にならない
いや、僕にとっては何処から何処までが1つの曲であろうと重要ではない。
アルバムを聞き終わると
日常の些細なコトはどうでも良くなってしまう。
全てを受け入れる勇気を与えてくれる。
『夜明けのドラゴン』は僕にとって大切なアルバムになりそうな予感がする。
|