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漫遊記・プエルトリコ 04.10 (2)

サンファン朝着。恒例のタクシー・ラジオ占い。

おお、ロックかあ。誰だ、これ?"パナマープエルトリコ"って言ってるぞ。レゲトン入ってる。
お、レゲトンはドン・オマールだ。するとパナマのロックバンドと一緒にやってるわけね。ドン・オマールのアルバムかそれともパナマのバンドって誰だ??

 

「ねえ、運転手さん、この曲誰が歌ってんの?」
「いやー、お客さん、私ロック好きじゃないから」
「でもロックの局かけてるじゃないですか」
「いや、お客さんがポップスとか好きかと思ってね。」
「ええっ、じゃ運転手さんの好きな局にしてよ」
「そうねえ・・・・これかなぁ」

"〜dime porque"

「わ、イスマエル・リベラ
「あん?なんだ、お客さん、ここに住んでんの?」
「いやいや、イスマエル・リベラはわが祖国日本でもファンがたくさんいて・・・」


とか言っているうちに車は宿に到着。今回の占いのお告げは「ロックを探せ」か?それとも「マエロ」か?


お決まりのルーティーン、メール+レポート+打ち合わせの下準備などをさくさく進め、今晩のお客との夕食の時間を決め、街へ出る。朝、バルバドス6:30発の便だったから眠い。

ちょっと、コーヒーでも飲みにいこう。そうそう、スーパーで食材も買わなくちゃ。

まずスーパーの軽食コーナーでケシート(チーズパン)とコーヒーで一息。隣のテーブルは近くのおじいちゃん。新聞のスポーツ欄を読みながら同じくコーヒーとアマリージョの組み合わせで一服。ああ、普通の風景。

ということで、レカイート、ソフリート、サソン、あ、ヌテーラも買っておこう。アホンホリのお菓子もね。チチャロン・チップスも・・・


今日のお奨めはバゲット・サンド&コーラ。これで\300は安いよね。


"Los Pleneros del Quinto Olivo"

一旦荷物を置いて、カジェ・セラへ。

ビエラ親父「お、来たか」
「ああ、親父、お元気そうでなにより」
セニョーラ「あら、久しぶり、元気だった?」
「はいはい、セニョーラも相変わらずお綺麗で」

頼まれていた日本の土産を渡して、CDを物色する。さっそく親父が、色々持ってきてくれる。それをネタに常連が色々教えてくれる。これがこの店のいいところ。

たまにはこちらもフィード・バック
プレーナのコーナーにいた客A「うーん」(と”ロス・プレネーロス・デル・キント・オリーボ”のCDを眺める)
「あ、そのディスク、6曲めがなかなかいいですよ。」
客A「そうなの?」
「トミー・ビジャリニのアレンジがかっこいいし」
「ん?あんた、ここに住んでるの?」
「いえ、日本から来てます」
「?」


Gilberto Santa Rosa
"Autentico"
常連に色々話を聞く。

「ヒルベルト(・サンタ・ロサ)が浮気をしてるってホント?」
「ははは、なんだよ。どこで聞いた」
「ほら、あのアレクサンドラとかいうダンスの先生じゃないの?」
「本当かなんて知らないよ、ははは」

フニオール・ゴンサレスは事故のあと大丈夫?」
「ああ、カグアスでグアグアでやったなあ。大丈夫みたいよ」
ホスエは?」
「ああ、ロサリオのとこのホベンだな」
「(おい、ホベンかよ。うーん、このおっさん達にかかるとまだ若手なのね)そうそう、ホスエ・ロサド」
「まだ病院じゃないか」

「マルビンは?」
「うーん、あんまりよくないな。"ディアリシス"8時間だ。ディアリシスってなんだって?ほら、ええと英語でなんだっけ、そうそうキドニーだ。血液の掃除だよ」
「(うーん、人工透析の事だろうなぁ・・・)そうですか・・・」



一応平和なサントゥルセ

色々仕入れて、親父とセニョーラに挨拶して帰る

親父「今度、飯食おうな」

サントウルセをぶらついてから、少し離れた普通のCD屋に向かう。タクシー占いのお導きによりロックを買いに行く。 フアネスまだ買ってなかったしなあ、カルロス・ビベスも"El Rock"だし。

店員「なにか、お探しですか」
(お、やけに丁寧な)」(振り向く)
(うわ、なんと綺麗なルビオ!目もブラウン!)は、はい、有難うございます。わ、わたくしはあるロックの音楽の円盤を探しています」(そういう目で人を直視されるのは困ります)
店員「どのグループですか」
「じ、実は、わたくしはラジオで聴いたのですが、レゲトンのドン・オマールが共にに演奏された曲で、わ、わたくしはパナマとプエルトリコというために、歌詞を聴くことを可能としました。(いかん、なにをいっているのだ。緊張せずともよい)
店員「分かりました。あなたのお探しの曲はこれだと思います」


Ana Barbaraのような
店員さんだった

と、言ってラックから引き抜いてくれたのはパナマのバンド「ラバネス」。そうか、ラバネスだったのか。

店員「(手に持っているCDを見て)あなたは、ファネスカルロス・ビベスもお好きなのですね。それなら、この"シン・ベルゲンサ "も素晴らしいですよ」
(いえ、あなたも大変素晴らしいです。とても言えませんが)分かりました。ありがとうございます。ところでレゲトンで人気のあるものを買いたいのですが」
店員「ちょっと待ってください」(と言ってカウンターの後ろに並ぶレゲトンのラックから何枚か引き抜く)


「どうして、レゲトンはそんなところにおいてあるのですか」
店員「(少し悲しそうに)レゲトンは盗まれることが多いのです」

などという会話を通してまたまたCDを捕獲。おい、買いすぎでは?

店員「(たくさんお買い上げいただき)有難うございます。良い一日を」
「貴女も」


Rabanes
"Ecolecua"

そうこうしているうちにお客との夕食の時間。旧知の板前さんのいる日本食屋に行きました。 コンダードやイスラベルデの観光客向けでないアベニーダ・セントラルのお店。大変おいしかったです。 その後、マリオットのバーでサルサ・メレンゲの生バンドを聞きながら一杯。

こうしてプエルトリコ初日の夜はふけて行く・・・・。


翌日は日曜日。空港に行かねば。何故なら、ティト・トリニダッドが勝利して、プエルトリコに凱旋パレードなのだ。夕方だから3:00pmくらいに 行けばいいだろう。 それまで、久しぶりに旧市街をぶらぶらする。落ちつくなあ。

何を食おうかな。なんだかカレーライスが食いたいぞ!という事でインド料理へ。 お、「インド系モフォンゴ」が。当然頼みます。このインド料理屋はタントラというので "タントラ・モフォンゴ"なる名前が付いている。こんなことでいいのか。 (いいのだ)


カレー味。プラタノ・チップが立っているのがおしゃれ

さて、ティト・トリニダッド凱旋パレード。NYのマジソン・スクゥエア・ガーデンでのマヨルガ(ニカラグア)戦で8ラウンドKO勝ちの見事な勝利である。

空港までの道、旧市街から26号線へ入るとミニージャスのあたりで渋滞してきた。いや、渋滞ならいつもの通り、運転者同士のあいさつなどがあるはずだが静かだ。

よく観察してみると そのあたりから運転者達は静かに整然と一定の法則によりに行動しているのが分かった。


Pay-per-viewの宣伝

@路側帯には車を停めなければならない。
A停めるときは出来るだけ無秩序に置かなければならない。
B可能ならば折りたたみ椅子を車道に張り出さなければならない。

C片道3車線あるうちの一番右の走行車線は駐車場と解釈し、無秩序に駐車しなければならない。
D一番左の中央分離帯側の追い越し車線もDに準ずる。
E真中の車線は駐車場内の通路だが、動いてはいけない

乗用車以外も秩序ある行動を取っている。

@バイクは上記の限られ通路を危険を覚悟で最大スピードですり抜ける必要がある。
A一般公道を走れないはずのバギーカー(ゴルフカートの屋根がないやつ)も、今日はティトの為に走行しなければならない。

もちろん人々も一定の法則で整然と行動している。

@中央分離帯にはできる限りの人が立たなければならない
Aここは自動車専用道路ではない事を良く理解して、ビール、NYの試合のパンフレット、Tシャツ、バンデーラなどを販売して、人々の需要に応えなければならな。

ジョレンス・トレス団地の手前あたりからはこの秩序を強化・維持するためか 警察も登場し、下記のような厳格な方針をもって警戒に当たっていた。

@上記のような人々の整然とした行動を尊重し、暖かく見守る
A26号線の上を所々横切る交差橋は、道路を通過する車が大変 よく見えるので必ずパトカーを目一杯配置・駐車し、パレードがやって来る方向のみを暖かく見守る。
Bまるで「見物」しているかに思えるほど、穏やかで静かな警戒体制で見守る。

◆◆◆

さて、 ティトがやって来る。 通過する。 何も言うことはありません。何も考えることはありません。 ただただ、幸福な顔、顔、顔。 打ち振られる旗。歓声。”プエルトリーコー”。

そして、よーく分かりました。 ティトはいつも誰の為に戦っているのかという事が。

 



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