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しかたなく当地生まれの次女を この大役に任命した。まだ1才だが、
芸術に年齢は関係ない。
プエルトリケーニャとして当然自然なリズムが出るだろう。 |
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芸術への無理解はよくある事だ。ところで5月に当地ではハイネッケン・ジャズ・ フェスティバルがある。当地プエルトリコ音楽院には 併設のバークリーの分校があるのだが、フェスティバルには この分校の生徒がラテン・ビッグ・バンドを組んで出演する。 そしてそれに合わせて バークリーの先生達がやってくるのだ。クリニックも行なう。 おお、これが早道だ。地道な努力も大切だが早道を見つけるのも 才能の一部 だろう。 我ながら大したものだ。 早速参加してみた。 |
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愕然とした私は、
昔の教則本を取り出した。アコベ(アコースティック・ベース)弾きなら一度は表紙は見る 「シマンデル」
である。 私も以前、伝統を尊重し表紙をじっと眺めた事はあった。しかし最初の2ページ目より後ろのページは 余生の楽しみ
と決めた経緯がある。 今回簡単に練習が進んでしまい、 余生の楽しみが減るのは はなはだ遺憾
であるが、しかたがない。 やはり「シマンデル」は サルサに役にはたたない
ようだ。 |
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やはりサルサをやるにはキューバの
音楽を理解が大切だ、と言う良いところに気づいた私は、 イラケレの名ベーシスト、カルロス・デル・プエルト監修による 「キューバン・ベース入門」
を 手にした。デスカルガ・ボリクアでベースを弾いているラモン・バスケス先生
の推薦である。 どうもこの教則本もサルサの役には立たない
ようだ。 |
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プエルト・リコでサルサを学ぶのに キューバの伝統だけに頼ったのが間違いだった。今のジャズ、ラテン・ジャズ まで含んだ、それもドラムとのコンビネーションを学ばずしてRMMの音は 理解できない。 そうだ、バスケス先生が推薦してくれたリンカン・ゴーインズとロビー・アミーンの
"アフロ・キューバン・グルーブス・フォー ・ベース・アンド・ドラムス"。これしかないでしょう。 CDもついてゲストもマイク・スターンやビル・オコーネル、そしてオスカル・エルナンデスと
いう強力な 布陣である。なに?スラップを混ぜたトゥンバオで
"メタル"・モサンビーケ?・・・・ | ||
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やはり伝統を尊重するのが当然だ。
カチャオのマスターセッションの
譜面本があったはず。 実際のCDの演奏から譜面を起こした教則本でなくては
実戦の役に立たん。 1曲目のレクオーナの 「アル・フィン・テ・ビ」はバークリーの講習の時、全く役に立たないのが明白になったので、 これは飛ばそう。3曲目の「マンボ」がよかろう。マンボ、マンボと・・・・。
全然指が動かないのがその証拠だ。 |
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そもそも 教則本などで学ぼうとするのが間違っている 。 このようなもので 身に付くのならなら、私は既にジャコ・パティトゥチ・ゴメス ・カーター・ゲタ夫 などという長い名前に改名せざるを得なかっただろう。やはりプレーヤーに習うのが筋だ。 お願いしたのはフレディー・リベラ先生 。ご存知グラン・コンボ・デ・プエルトリコである。 場所はあの数々の名盤を生んだサン・ファンの中心に位置するテレ・サウンドの一部屋。 生音の響きが十分聞き取れるようにという配慮、 さすが先生である。 先生のあのゆったりとしつつ、鋭く要所要所につっこみを入れる高音部の気持ちよさは、 当地ならではであり、あれなくして なんのプエルトリコ・サルサであろうか。 テクニックに走り過ぎず、大人のアプローチ。 では先生よろしくお願いします。
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| 師弟間にも相性というものはあるだろう。
次にお願いしたのは、ポリート・ウエルタス先生である
。ご存じ、 エディー・パルミエリの名演の数々、近年のMPでのロベルト・ロエナ、
ペドロ・コンガ、 プエルトリカン・パワー・・・とそのテクとビートは私の憧れの一人である。多分相性も良いに違いない。 アンディー・モンタニェスに紹介してもらう。では先生よろしくお願いします。
・・・・・・・・先生は何故か怒って帰って しまった。 写真はその時、レッスンを始める直前のものである。二人ともまだ笑顔が見える。 |
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あまりに皆怒って帰ってしまうので、とりあえず社内バンドから始めることにした。
やはり人や物に頼ってはいけないのは最初から分かっていた通りだ。 自ら成長する事が大切だ。週末にスタジオに集合した。楽器を持ち込みウオーム・アップが始まる。
最初からこうすれば良かったのだ。さてと・・・ サルサの演奏はどうも私の個性と相入れないようだ。多難な道は続く。
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| 主人の才能に付いて来ないけしからん愛器・AMPEGのベイビー・ベース | |||
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