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プエルトリコでの運転に関するサバイバル・ガイド

もしあなたがプエルトリコで運転されるなら、下記に挙げる当地の規則をよくご理解される事をお勧めします。私も当地に来たばかりの頃これらの規則を知らず、大変苦労しました。では、神のご加護がありますよう、お祈りいたします。

[発進時]

まずこれから起こるであろう、様々な危険から身を守る超能力と予知能力が発揮出来るように深く祈る事から始めましょう。

そしてまず逆走して来る車に注意します。このタイプの逆走ドライバーは進行方向に何があろうと完全に無視する事で有名です。もし、あなたがこの種の車に遭遇されたなら、それは正に当地のドライバーの挨拶に遭遇した事になります。

[運転者間の挨拶]

人々は皆大変フレンドリーです。当地のドライバーが挨拶する場合は、穏やかに窓を開け、「Tu madre, pendijo (貴方のお母さまはFuckerです)」と言いましょう。もし、相手が先にこの挨拶を送ってくれた場合 「La Tuya, cabron (いえいえ、そちらこそ)」と快活に答えるのが礼儀です。

[方向指示ランプ]

もし別の車線の車がウインカーを出した場合、決して貴方の車線に入れてはいけませんまずアクセルをふかし、この車の真横に前進しましょう。多分相手の車のドライバーより丁寧な挨拶を受けることが出来ると思います。この挨拶に対し貴方がどう対処すべきかは前項をご参照下さい。

[信号]

この機器はよく交差点につり下げられていますが、あまり意味はありません。時々このライトの色が変化するのを眺める為、停止している車を見掛ける事もあります(めったにない経験ですが)。どういう訳か、政府関係者(特に警察関係の方)は、このライトの色の変化がドライバーの従うべき指示を表わしているのだと、信じているふしがあります。

規則解明の為、状況を観察してみましたが、どうも各色に次のような意味があるようです。

黄色出来る限りアクセルをふかさねばならない。

赤色:このライトが灯ったら、その後5ー6台は通過してよい

青色:速度を落とし、赤信号の指示に従って交差点を通過する5ー6台の車を待たなければならない

一口メモ:ライトが青に変わってからクラクションを鳴らし始めるべきタイミング: 1.5秒以内

[車線変更]

当地の車線変更は芸術の域にまで研きあげられています。

まず重要な事は、どちらに動くにしてもウインカーは出してはいけないということです。もし、間違って出してしまった時は前項[方向指示ランプ]で述べた対応を受ける事となります。注意しましょう。

次に重要な事は、車線変更は突然行なう事です。出来れば変更先の車線を走る車との間隔を数10センチにまで擦り寄った上で変更を行ないたいところです。そうすれば、貴方は他の車より次々と挨拶を受けることが出来ます。完璧な車線変更には急ブレーキの併用も欠かせません。後続の車の様々な反応も期待出来ます。

[歩行者]

歩行者は当地ドライバーの悩みの種です。もし進行方向に歩行者を見つけたら、アクセルをふかし、道路使用の優先順位を理解して貰うようにします。もし交差点上でしたら、車を突っ込むのも理解を得る方法として使われます。

[運転中の社交活動]

運転中に友人の車とばったり遭遇するのも楽しいものです。ドライバーは速度を落とし、お互いの車を道路の真ん中に停止させ、語り合います。二人とも好みのエル・グラン・コンボのサルサなどがカーラジオから流れていたりすると最高ですね。特に片側一車線の時、両方向共遮断するような状況が友情の確認に最適です。他のドライバーですか?私たちの友情の深さに感激しながら待っていてくれますが、やはり丁寧な挨拶を送ってくれるのが普通です。

[高速道路での運転]

1)ボトルネック・フォーメーション:大変一般的です。このフォーメーションを組んで運転するには、車線の数だけ車が横一線に並び、他の車が追い抜けない状態にする事が必要です。重要な点としてはスピードを時速30km程度に保つ事です。これらの状態に遭遇した場合は、挨拶という手もありますが、中央分離帯または路肩の芝生エリアを時速100km程度で走行するのも悪くありません。

2)復数車線を越えた車線変更:この行動はかなりの正確さと創造性が必要です。他の車が「息を飲む」ような芸術性の高い状況を創造するには、出来るだけ多くの車が走っている時に、予告なく数秒の素早さで行なうことが肝要です。創造性が欠如した運転者が車体同士の挨拶を行ない、視界から消えて行くのを見ることもありますが、次回は頑張ってもらいたいものです。

[高速料金所]

当地では料金は小銭 (25-50セント)を料金所の無人支払い機のバスケットに投げ込む方式が普通です。料金レーンは「EXACT CHANGE(小銭持ち合わせあり・無人レーン)」と「CHANGE(両替・有人ブースあり)」の2種類があります。ここでは以下のエチケットが守られています。

まず小銭の持ち合わせがない場合は、「EXACT CHANGE小銭持ち合わせありに並びます。その上で、支払い機の横に車を止め、他のドライバーが挨拶を送る中、歩いて「両替」のブースに向かいます。

次に小銭を投げ入れる時は車をできるだけバスケットから離れて止めます。うまく小銭がはいるかどうかで大いに歓声をあげるのも重要です。時に1セント硬貨を何枚か使用し、バスケットにうまく入らず、車の下に転がり入ってしまう事があります。きちんと車の下に潜り込み、拾ってバスケットに入れ直しましょう。後続車が大いに挨拶を送ってくれます。

もし自分のいるレーンが渋滞している場合は、出来るだけ唐突に他のレーンに移動しましょう。[車線変更]の項と同様です。他のドライバーからは、あなたのこの瞬時の割り込み判断に対し、称賛の挨拶が期待できます。

最後のポイントですが、小銭を用意するのは出来るだけぎりぎりまで、出来れば支払い機の横に停車してから行ないましょう。
人生を急ぐ必要などないからです。

以上。

「プエルトリコ運転規則(by Mofongo @1998)」より抜粋


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