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エルマナさんの旅行記:サンドドミンゴからマヤグェズへ (2007.6) ![]() 友人のエルマナさんからドミニカ共和国のサント・ドミンゴからプエルトリコの西の町、マヤグェスまでフェリーで日帰りした旅の話を頂きました。Muchas Gracias! めずらしいですねー。しかしなぜマヤグェス?なのか。それは・・・ ◆◆◆
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6/3、午後。 サント・ドミンゴの市内を下り、フェリー乗り場へ。 出航は20時だというのに、何ですかこの人だかりは。 手続きをさくさくと済ませた後は、同行してくれた旅行会社のM氏、Hさん、友人のMちゃんと待合室でのんびりおしゃべり。 | ![]() |
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「Mさん、ジョー・ベラスのあの歌は」 「ハイ、私の私の女の〜子、ちっちゃいちっちゃい女の〜子♪」 Chiquilla Chiquita Miaも日本語で歌えばこの通り。 |
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皆に手を振って出国審査へ進む。荷物はナイロンバッグひとつなので問題なし。問題はわ・た・し。 「キミはスペイン語わかる?はい、じゃ並び直し」 いえ…込み入ってなければ何とか理解はいたしますんですが。 と説明するのが気だるいので、私だけ並び直す。 やる気がマイナス1ポイント。 が、英語を話す係が好みのタイプだったのですぐ回復(笑) |
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係員 「キミは何をしにプエルトリコへいくの?」 えるまな「マヤゲスにフランキー・ルイスの家があると聞いたので、一日だけでも見に行きたいんで す」 係員 「住まいは?」 えるまな「日本です」 | ![]() |
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どうやらドミニカからフェリーで時間をかけて行くのに、たった1日で戻ってくるのが不思議らしい
。 キミタチには隣の島かもしれないけど、私にとっては地球の反対側。 どんなに頑張ってもカリブには1年に1度来るのがが精一杯なんだよ。 とりあえず無事通関…したと思ったら、さっきの係員が携帯を持ってきたよ??? 係員 「今、日本人と通じてるから」 えるまな「はあ」 |
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お名前は伺えなかったが、日本人の男性が何かありましたか?と尋ねて下さった。 とても有難いのだが、なぜ彼に電話がつながっているのか私にも理解上能。 さきほど通関で時間がかかったが今は問題ない旨伝え、係のお兄さんに聞いてみる。 えるまな「まだおいら何かトラブルあり?」 係員 「ないけど、日本人と電話つながったから」 えるまな「…ありがとう」 |
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電話の向こうの方に事情を話し、お礼を申し上げて電話を置いた。 もしこの記録をご覧下さっていたら、この場をお借りして無事帰国した事をお伝えしたい。 この間友人たちはフェリーの係員達と外で踊り狂っていたらしい。 まったくMちゃんと来たら… サント・ドミンゴ市内でで聞かれる度に「彼女は日本のスーペル・バイラオーラでエストレージャだ」と吹聴しておいた甲斐があったと言う物だ(オイ) さて、乗船。 オフィサーの服装のキビキビした日系人と思われる係の人が「後ろを見て、友達がいるよ」と教えてくれた。 他にも日系と思われるクルーの方がいらしたのだが、皆感じよくててきぱきして素敵。 日本人としても、女性としても何だか嬉しいなあ。 入口でまたすったもんだあったのだけれど、なんと船内にさっきの英語を話せる係の人が! 「彼女には何の問題もない」 ここにもまた一人いい男が。 ドミニカの男性って素敵な人が多いのかしら。 |
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キャビンに荷物を置いたらデッキへあがる。 あまりやる気のないバンドがメレンゲやバチャータを演奏しているのだがどのくらいやる気がないかというと、1曲終わったら同じくらい準備時間がかかってまた次の曲へ、といった按配なのだ。 結局出航は21時。想定内といった所か。 しばし演奏を楽しみ、少々船内の探検をした後早めにキャビンへ引き取る。 極度の船酔い体質のため入国書類を書いたら「お休みなさ〜い」 |
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朝8時にマヤゲスへ到着。 しかし船内ブロックごとの下船という事で上陸は10時頃になる。 いったいどれ位ここに滞在できるのかなあ…。 |
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入国管理官はトニー・ベガ似のハンサムさん。 日本から来たというと「こんにちは」「ありがとう」など知っている日本語を連発し、非常に友好的なのですっかりリラックスしてお話などをば。 |
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係員 「で、滞在の目的は?」 えるまな「実はフランキー・ルイスの家を見に」 係員 「日本ではサルサはさかんなの?」 (中略) |
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係員 「じゃ、キミはこちらへ…」 …って、そこ別室やん!( ̄□ ̄;)!! Por que? Why? なんで? 待っている間に人のよさそうな係員が私の書類をちらっと見て担当者に 「このムチャチャ行かせてやろうよ…」と話かけつつ、私に助け舟を出してくれる。 「ね、キミは買い物に 来ただけなんだよね?」 良い子の日本人なら「ハイ」と即答するだろうけど、何しろ頭が悪いもんでバカのひとつ覚え炸裂。 えるまな「チガイマース!ワタシ、フランキー・ルイスノ イエ ミニキマシタ!」(なぜかスペイン語) おじちゃんたち「おおっ!」 …本当にアホです。 でもそれで通る入国審査もどうかと思います。 そしてムチャチャって一体何歳くらいまでなのか? 多分オーバーしてると思うのだけど。 |
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結局1時間程度で開放され、地図もないままマヤゲスの地へ。 1台だけいたタクシーの運転手さん、怖そうな顔だけど大丈夫かなあ。 住所を示して交渉開始。 え、わからないって…? 運転手が駐車場にいたお巡りさんの所へ行ったかと思うと、今度は私が呼ばれる。 お巡りさん「どこへ行きたいって?」 えるまな 「ここです(住所を見せる)」 お巡さん 「ん?何だ、新しい中華料理屋でもできたのか?」 えるまな 「違います、フランキー・ルイスの家です」 お巡りさん「わかった。あのタクシーはやめときな。次のが来たら俺が道を教えてやるから」 えるまな 「ありがとう」 なんとこのお巡りさん、次のタクシーを捕まえた上に道まで教えて送り出してくれた。 流石、粋だね、ボリクアだね! タクシーの窓から心からのグラシアスと笑顔で手を振った。 大きな笑顔と「気をつけて行けよ!」という声が聞こえた。 今度のタクシーの運転手さんも一見コワモテ。 フランキーの家に行きたい旨告げても最初はあまり反応がなかった。 途中で「El Concho」と言ったか、劇場やらなにやらの複合施設らしい所があって、壁面にフランキーの横顔が大きく描かれているのを発見! ただ目と口をあけて見つめるばかりで写真を撮り忘れちゃった…。 | ![]() |
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小さい木造の家と聞いて来た。 確かに小さい家ではあるけれど、木造じゃないよね?これ。 きちんと手入れしてあるだけでそのままなのかな。 立て替えたにしては新品ではないような。 運転手さんが間違いなくこの家か、近所のおばさんに聞いてくれる。 セニョーラも亡くなり、今は誰も住んでいないとの事。 せめて写真を撮りたいといったら「どんどん撮りなさい!」 彼女の家じゃないけれど、このバリオからの応援のような気がして嬉しくなった。 |
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運転手さんもフランキーの知り合いだそうで、ぽつぽつと語り始め、 「俺達が応援して盛り上げたんだよ」と言っていた。 多少脚色も入っているかも知れないが、同じ時期 生きて体感しているのは間違いない所。 そんな話を聞けるのはやはり嬉しい。 日本でもサルサは流行っているか、フランキーは有名か。 そんな話をしながら市内へ戻る。 最後にはすっかり仲良くなって、 「レディ、俺はあなたのためならどこへでも迎えに行くよ」ですって。 これだからボリクアのおじさま達ったら…。大好き! | ![]() |
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広場で可愛らしい劇場を眺め、アイスクリームを食べた。 1940年代からある、フランキーも食べたかもしれないアイス屋さんってここかなあ。 一抹の疑問を覚えつつ、とりあえず写真撮影。 |
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広場の周りを探索してみよう。 おや、アーケードの所に人が集まっている。 日よけの下でおじさん達がドミノをやっていた。 写真撮っていい?ときいたら快くOKしてくれたので、パチリとな。 |
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近くに大学があるせいか、このあたりにはカフェテリアやベーカリー・カフェがいくつもある。 さっくり美味しいミートパイを食べたりお土産を買ったり。 洋服を見ていたらBGMに流れたオルガ・タニョンの「Como Olvidarte」をなぜか買い物客みんなで歌っている。 私もサビだけ参加しつつ、着替えのプエルトリコTシャツもGETしたら、もう戻る時間だ。 ちと早いがあの乗船手続きを思うと早いほうがいいかもね。 |
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入管で、怖い顔の女性係官に詰問口調で呼び止められる。 が、そこへ現れたのが朝のトニー・ベガ! 「彼女には何も問題ないよ」 ありがとう、トニー・ベガ。 朝の恨みは帳消しにしておくわ。 | ![]() |
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フェリーへ乗船すると、クルーの皆さんから 「お帰りなさい」の嵐。 な、なんで皆して知ってるの?! 荷物を置いてデッキへ出た。 8時とは言えまだ空は明るい。 そして出発時間を過ぎても一向に出航の気配はなし…。 でもいいんだ。 今はただ船の上で、少しでも多くこの島の空気を吸っていたい。 どうしてこんなにこの島が好きなんだろう。 そしてフランキーは今もこんなに愛されていますよ、自分の目で確かめてきましたよ、と 誰にともなく心の中で語りかけながら、デッキでひとり風に吹かれつつ、たった半日のマヤゲス滞在を振り返るのでありました。 |
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