全日本地震防災推進協議会 鹿児島支部
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日本は災害を受けやすい国土
 日本は、地震、火山活動が活発な環太平洋変動帯に位置しています。そのため、世界の0.25%しかない国土面積から考えると、地震の発生回数や活火山の分布数の割合はきわめて高いものとなっています。
また、地理的にも地形的にも、気象諸条件から、台風や豪雨、豪雪などの災害が発生しやすい国土なのです。

 1950年代までは、大型台風や大規模な地震により、死者1,000名を超える被害が多発していましたが、国土保全の進展、気象予報の向上、災害情報伝達手段の充実、防災体制の整備等により、自然災害による死者・行方不明者は減少傾向にありました。
 しかし、平成7年(1995)1月に起こった阪神・淡路大震災では、6,400人を超える尊い犠牲者を出しています。
 また、発生が懸念されている巨大地震である『東海地震』、『東南海・南海地震』がありますが、もしそれが発生した場合の被害予想が、中央防災会議でも検討されています。
 想定東海地震の規模をマグニチュード8.0とし、被害が最大となるケースでの予想では、の被害想定では、「死者数」約9,200人、「経済的被害」約37兆円。
 東南海・南海地震の規模をマグニチュード8.6とし、同じように被害が最大となるケースでの予想では、「死者数」約17,800人、「経済的被害」約57兆円となっています。
 もちろんこれは被害想定であり、実際に起こる地震の被害と一致するとは言えません。しかしながらひとたび巨大地震が起これば、これだけの被害が起こり得る可能性があるということもまた事実です。
 だからこそ被害を少しでも減らすために、社会全体で大規模地震対策に取り組まなければならないのです。
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鹿児島も安全ではない
 鹿児島に暮らす人全体の地震に対する恐れは、それほど高くないと思われます。それは何も鹿児島に限ったことではありません。地震というものに被災した人でなければ分かり得ない地震の恐怖や、事前対策の大切さがあるのです。
 事実、被災したことのある地域では、地震に対する防災意識は高まっています。
 しかしできるならば被災する前に、地震対策をとっておきたいものです。地震の発生は防げません。ですが、ちゃんと事前に対策をとっておくくことによって、被害を最小に抑えることはできます。
 鹿児島もけっして安全ではありません。桜島の噴火を心配するように、地震に対しても考えてみてください。
鹿児島県内の発生地震
 1911年6月に喜界島で発生した奄美沖地震は、20世紀で起こった最大級の地震といわれている。
被害は喜界島、奄美大島、徳之島、沖縄島などで、最大で喜界島で死者1名、負傷者9名住宅全壊401、半壊533、全体を通じて死者12、家屋全壊422であった。

 また1914年、桜島で発生した大正噴火の爆発の際は35人の死者が出たが、直接噴火の犠牲になり、亡くなった人は二人で、残りの人はその後に起きた地震で亡くなっている。
火山の爆発に伴う地震は、震度2〜3程度でたいした揺れではなかったそうだが、爆発の際流出したマグマにより、地下の圧力が大きく変化したことで、噴火後7時間してからM7.1の地震が発生している。兵庫県南部地震と同規模であることは驚きである。

 1968年に発生しているえびの地震は、群発地震で一年くらい活動を繰り返し、死者3名、負傷者44名、罹災世帯数は、5175世帯、住宅全壊498戸、半壊1278戸、一部損壊4866戸、鉄道3箇所、道路226箇所、橋梁22箇所等の被害が出ている。(宮崎県総務部消防防災課)

 1995年10月18日(平成7年)19時37分 奄美大島近海奄美諸島を中心に南部から沖縄諸島の広い範囲で有感となり、喜界島で震度5を観測した。又この地震により津波が発生し、九州から伊豆大島までの各地で12p〜24pの津波を観測している。(名瀬測候所)

最近の大きな地震といえば、1997年3月26日鹿児島県北西部地震が記憶に新しいところである。震源地は地下10kmの浅いところで起きた、活断層による内陸型地震である。3月26日に発生した地震はM6.5で、その後の余震活動は、4月中旬以降地震回数、規模等除々に低下傾向になったが、5月13日M6.3の地震が発生し、川内市で震度6弱、宮之城町で震度5強を観測したほか九州全域及び、中国四国の一部で有感となった。なお、この地震で重症2名、軽症72名、住家全半壊35棟一部破損4635棟、施設被害、ガス漏れ、水道断水、道路損壊、崖崩れなどの被害が発生した。
鹿児島県・宮崎県における最近の規模の大きな地震(1890年以降,M≧5.0)
発生日時 M 震度 経緯(N) 軽度(E) 震源域
1893.9.7
明治26年
5.3 31.4° 130.5° 鹿児島県南部(知覧地震)
1894.1.4
明治27年
6.3 31.4° 130.5° 鹿児島県南部(知覧地震)
1901.6.24
明治34年
7.5 28° 130° 奄美大島近海
1911.6.15
明治44年
8.0 28° 130° 喜界島近海
1913.6.29
大正2年
5.7 31.6° 130.3° 薩摩半島西方(日置地震)
1913.6.30
大正2年
5.9 31.6° 130.3° 薩摩半島西方(日置地震)
1914.1.12
大正3年
7.1 31.6° 130.6° 桜島
1931.11.2
昭和6年
7.1 32.3° 132.6° 日向灘
1939.3.20
昭和6年
6.5 32.3° 132° 日向灘
1961.2.27
昭和36年
7 31.6° 131.9° 日向灘
1968.2.21
昭和43年
5.7 32.01° 130° 宮崎県西部(えびの地震)
1968.2.21
昭和43年
6.1 5 32.01° 130° 宮崎県西部(えびの地震)
1968.2.22
昭和43年
5.6 32° 130° 宮崎県西部(えびの地震)
1968.3.25
昭和43年
5.7 3 32° 130° 宮崎県西部(えびの地震)
1968.3.25
昭和43年
5.4 31° 130° 宮崎県西部(えびの地震)
1970.7.26
昭和45年
6.7 32.1° 132° 日向灘
1987.3.18
昭和62年
6.6 32° 132.1° 日向灘
1994
平成6年
5.7 鹿児島県北部大口地震
1997.3.26
平成9年
6.5 5強 31° 130° 薩摩地方北部地震
1997.4.3
平成9年
5.5 31° 130° 薩摩地方北部地震
1997.5.13
平成9年
6.3 6弱 31° 130° 薩摩地方北部地震
2005.11.22
平成17年
6.0 3 30°56' 130°20' 種子島近海


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