2001年正月 銀座テアトルシネマレイトショーにて劇場公開決定

ファンの熱意が、「神と怪物」を動かした。

◆98年度アカデミー賞脚色賞を筆頭に、世界の名だたる映画賞22部門に輝いた
『ゴッド・アンド・モンスター』。
日本では劇場未公開だった幻の名作が、 ファンの強い後押しによりついに劇場公開!



『ゴッド・アンド・モンスター』は、ハリウッド黄金期の映画監督ジェームズ・
ホエールの最晩年を題材に、庭師の青年との交流を通して人間の愛と死に迫っ
た意欲作。インディペンデントの小品ながら全米で高く評価され、98年度賞レ
ースの台風の目となった。この作品に惚れ込み、1年前からインターネットを
通した公開推進運動を続けてきた一般のファンの組織「日本公開推進委員会
は 、配給元に早期劇場公開の実現を働きかけ、本年2月“一日限りの限定有
料試写会”にこぎつけた。立ち見も出る大盛況となったこの試写の成功を受け
て、@niftyの映画ファンコミュニティである@nifty映画フォーラムが委員
会の活動に共鳴し、公開へと動き出した。そしてついに、この映画を愛する
ファンの手によって待望の劇場レイトショー公開が実現する。

◆伝説的な過去を持つ老人と、真っ白な未来を持つ青年。
何も接点のないふたりの人生が交錯したとき、 あらたな“怪物”が誕生する。



STORY: 『フランケンシュタイン』や『透明人間』で知られる元映画監督の
ジェームズ・ホエールは、映画界を引退しメイドのハンナとふたりきりで静か
に暮ら していた。ある日、急な発作に襲われた彼は、徐々に自分自身を見失
っていく。 記憶が混乱し、脳裏には貧しかった少年時代、従軍したときの淡
い恋の記憶、そして映画界で活躍していた頂点の時代の思い出が次々と甦る。
そんな中、ホエールは新しく雇われた庭師のクレイトンに興味を抱き、趣味
の絵のモデルになって欲しいと申し出る。同性愛者であることを隠そうとし
ない彼に当初は反発を抱いていたクレイトンだったが、次第にこの変わり者
の老人と作品世界にひかれていく。やがて二人は奇妙な友情で結ばれるのだ
が、果たしてホエールの真の目的は・・・。

◆英米の精鋭が集まった最高のキャスト、スタッフによる“室内楽のような”
アンサンブル。


まさに現代のジェームズ・ホエールと呼ぶにふさわしい「モダンホラーの帝
王」クライヴ・バーカーの総指揮のもと、低予算のインディ映画にもかかわらず
英米映画界の実力派が名を連ねた。「作品への愛ゆえに」集まった一流の
スタッフが作り上げた珠玉の作品が、それを愛した人々の手で今、世紀末に甦る。

■主人公のジェームズ・ホエールを“一生ものの役”と自ら語り、魂を揺さ
ぶる 名演を披露するのは、『ゴールデン・ボーイ』『X-メン』のイアン・
マッケラン。現代最高のシェイクスピア俳優と称され、ナイトの称号を持つ。
■庭師クレイトン・ブーン役には『ジャングル・ジョージ』『ハムナプトラ
/失われた砂漠の都』等で今最も注目される若手、ブレンダン・フレイザー。
本作の繊細な演技でコメディ俳優のイメージを覆し、一気に評価を高めた。
■見違えるようなオバサンぶりで、献身的かつ口やかましいメイド、ハンナ
をコミカルに演じるのは『シャイン』『2番目に幸せなこと』のリン・レッ
ドグレーヴ。英国演劇界の名門レッドグレーヴ家の出身。

製作総指揮=クライヴ・バーカー(『ヘルレイザー』監督)
監督・脚本=ビル・コンドン(『キャンディマン2』)
撮影=スティーヴン・カッツ
編集=ヴァージニア・カッツ
音楽=カーター・バーウェル(『ファーゴ』『マルコヴィッチの穴』)

◆おもな賞歴


★ 第71回アカデミー賞最優秀脚色賞受賞(ビル・コンドン)
主演男優賞/助演女優賞ノミネート
★インディペンデント・スピリット・アワード
作品賞/主演男優賞/助演女優賞受賞
★ナショナル・ボード・オブ・レビュー
作品賞/主演男優賞受賞
★LA批評家協会賞
主演男優賞受賞
★ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)
助演女優賞受賞 作品賞/主演男優賞ノミネート

「エレガントで機知に富み、そして恐ろしい…マッケランは一世一代の名演。
B・フレイザーも素晴らしい。喜劇性と、切なくなるほどの優しさを兼ね
備えたレッドグレーヴが最高!」(ローリング・ストーンズ誌)
「どこから見ても巧みに構成されている…1年の最後に、間違いなく心に残
る映画」(NYタイムズ紙)
「マッケランは黄昏の魅力そのものだ」(タイムズ誌)
「どの言葉も、平凡な台詞でさえ、完璧な優美さとテクニックをもって扱わ
れている」(LAタイムズ紙)

1998年作品/アメリカ映画/カラー/106分/ドルビーステレオ
配給:ギャガコミュニケーションズ

● 日本公開推進委員会 http://www02.u-page.so-net.ne.jp/ka2/take-m/gandm.html

(以上、文:竹内美夏)


Gods and Monsters 公開運動について