東京国際映画祭公式ホームページ
東京ファンタスティック映画祭公式ホームページ
1位 アローン〜ひとり 2位 ルナ・パパ 3位 シュリ 4位 雨あがる 5位 風が吹くまま
1位 フォーエバー・フィーバー 2位 ストレイト・ストーリー 3位 イエス・ボス 4位 美少年の恋 5位 風雲〜ストームライダーズ
東京グランプリ 『ダークネス&ライト』
審査員特別賞 『虹鱒』
最優秀監督賞 『オネーギン』マーサ・ファインズ
最優秀女優賞 『アローン 〜ひとり〜』マリア・ガリアナ
最優秀男優賞 『アローン 〜ひとり〜』カルロス・アルバレス=ノボア
最優秀芸術貢献賞 『ルナ・パパ』
東京ゴールド賞 『ダークネス&ライト』
《賞金1,000万円》
『ダークネス&ライト』はアジア映画賞(賞金100万円)も受賞。
アジア映画賞特別賞 『DEAD OR ALIVE 犯罪者』
今回は東京国際、東京ファンタ合わせて23本の映画を観た。11日間で、しかも会社に行きながら
これだけの本数を見るのはさすがにつらかった。途中、眠くなってしまってうとうととしてしまった作品
もあったし、また一日に何本もハシゴしたため時間調整がうまくいかずに途中からしか見られなかっ
た作品もあった。しかし、「映画祭」ということで、映画を観ただけではなく、監督や出演者、プロデュ
ーサーやその他のスタッフの話を聞き、彼らの熱い思いの一端に触れられるという意味で、映画祭
というのはとても素晴らしいものだ。そして「お祭り」の持つ独特の高揚感は、たまらない魅力を持つ。
そのために、チケット発売日には早起きをして、東急文化会館の暑くて臭い階段に何時間も押し込め
られてまでチケットを買い求めてしまうのだった。(そうまでしても、手に入らなかったチケットもあったが)
ファンタの前夜祭で思ったこと
東京ファンタスティック映画祭は、映画オタクの集まりということで独特のムードがある。観客の熱狂
度は素晴らしい。たとえば、「前夜祭・アジア秘宝館」の1本目に上映された「フォーエバー・フィーバ
ー」。ほとんどの観客には、予備知識がほとんどない。シンガポールのダンス映画、なんじゃそりゃ、
である。多くの人たちは、2本目の「地獄」や3本目の「ボンベイtoナゴヤ」目当てだ。しかし、一旦
映画が始まり、主人公のホックがブルース・リーの完全コピーを見せたところでまずざわめきが起こる。
映画館のスクリーンからにせトラボルタがでてきてホックに話しかけるところで驚きの声があがる。
そして、ダンスの神様に取り憑かれたホックがディスコでポーズをキメたところで観客のボルテージは
一気に上がり、拍手喝采の嵐だ。映画が終わり、真夜中の映画館のロビーにて、素晴らしい映画に
たった今めぐり会えた感動でみんな上気している。これが、ファンタのオールナイトだ。「地獄」でも、
閻魔大王によって麻原彰晃もどきに裁きが下されるとき、どよめきが起こり、みんな拍手。深夜の4
時近くなのに、だ。大体こんな凄まじい時間に始まる舞台挨拶にやってくる石井監督や俳優たちも
すごい。本当に映画好きじゃなければ、こんなイベントには参加しないし、映画をサポートしてくれる
観客がいなければ舞台挨拶にも来ない。そういう意味で、これだけの観客を呼べるこの映画祭、そ
してここにかかった映画たちは幸福だ。映画祭に参加できた観客はもっと幸せ者である。
東京国際映画祭、作品を見終えて
今回の東京国際映画祭は低調だったといわれる。たしかに、特別招待作品に関してはこれとい
ったものがなく、目玉となったオープニング、クロージングの作品についても食指が動かず、チケ
ットを取らなかった。後で「ターザン」の上映後フィル・コリンズのライブがあったと聞いてちょっと
悔しかったがこれは映画と関係のない話である。特別招待作品の上映は、単に舞台挨拶付きの
有料試写会となってしまっている感があった。来日したゲストにしても、フィル・コリンズ以外はさ
ほど大物は来なかった。
コンペティションだが、時間の関係で全作品を観ることなど不可能である。(私は別に映画評論
家ではなく一介の会社員だし、映画祭を観るために休みも取れなかった)なので、自分が観た
範囲でしか語ることはできない。私が観た作品に関しては、基本的には「アタリ」だった。特に、
当初観る予定ではなく、たまたま招待券を手に入れたため観ることのできた「アローン」は素晴
らしかった。また、チケットセゾンで最後の1枚のチケットを手にできた「ルナ・パパ」も楽しい作品
だった。これらの映画のチケットは本当に幸運で手にすることができただけに、何かの巡り合わ
せのようなものを感じてしまうのだった。
しかしながら、私が観なかった作品の中には、これがコンペ出品作か、と思ってしまうほどのひ
どい作品もあったようだ。私が見たものの中でも、たしかに芸術的にはすぐれているのだろうけど
退屈なものもあった。そのせいか、映画祭が終わり、通常の商業的な映画を観るとちょっとホッ
としてしまったのも事実である。映画は作り手の自己満足で終わってしまってはならない、観客
のためのものであると思う。退屈な映画を観るのは、ときとして拷問に等しいこともある。コンペ
出品作を選ぶ方たちにも、このことを肝に命じてもらいたいと思った。そして、受賞作品を選ぶと
きにも、観客にとって魅力的な作品を選んで欲しいと願うばかりである。観客が来ることで、映
画祭というのは続けられるものだと私は思うからだ。(ファンタスティック映画祭の熱狂ぶりに学
ぶものもあるはずだ)
フォーエバー・フィーバー
地獄
ボンベイ to ナゴヤ
エクストラ・リーガル〜バンコク大捜査線
ゴージャス (ファンタスティック映画祭・渋谷パンテオン)
風雲〜ストームライダース (ファンタスティック映画祭・渋谷パンテオン)
ルナ・パパ (渋谷ジョイシネマ) コンペティション
オネーギン (オーチャードホール) コンペティション
雨あがる (オーチャードホール) 特別招待作品
13F (ファンタスティック映画祭・渋谷パンテオン)
アローン〜ひとり (オーチャードホール) コンペティション
海の上のピアニスト (オーチャードホール) 特別招待作品
アンジャーム・復讐の女神
バブーをさがせ!
イエス・ボス
美少年の恋 (ファンタスティック映画祭・渋谷パンテオン)
フラット・タイヤ (渋谷エルミタージュ) シネマプリズム
ダークネス&ライト (オーチャード・ホール) コンペティション
ストレイト・ストーリー (ファンタスティック映画祭・渋谷パンテオン)
シュリ (渋谷公会堂) 特別招待作品
シチリア! (シアターコクーン) シネマプリズム
サティヤ (渋谷公会堂) シネマプリズム
風が吹くまま (シアターコクーン) シネマプリズム
ファンタスティック映画祭:「ダリオ・アルジェントのオペラ座の怪人」「発狂する唇」
東京国際映画祭:「クリミナル・ラバーズ」「ツイン・フォールズ・アイダホ」「正義の華」「ママ」
「マラナ・シムハサナム」「太陽を売った少女」「チェックポイント」
「DEAD OR ALIVE 犯罪者」