無事結婚式を終わらせて、新居にマックちゃんを運び込み、書いています。
マックちゃんは床に置いてあるので、いささか窮屈です。
オットは、生まれて初めての海外旅行に備えて、もう寝てしまいました。
睡眠時間1時間!
結婚式の日は、なんと1時間しか寝られず、パンパンにむくみ充血した
目で式場(フォーシーズンズホテル東京)に8時に到着。2時間かけて
ヘアメイクしました。実は、ヘアメイクはあまり気に入っていなかったの
でしたが・・(自分の顔じゃないみたい。メイクは多分自分でやった方が
自分らしくできると思う)
で、衣装を付けたら、外に彼が待っていました。なんだか、いつもより
かっこよく見えました。
何回撮ったのかわからないくらいいっぱい記念写真を撮り、
そして挙式のリハーサル。といっても、チャペルではなく、
牧師さんに口頭で説明されただけなのでけっこうちんぷんかんぷん。
挙式・緊張してバージンロードでコケそうに・・。
そうこうしているうちに挙式の時間。父親に手を取られて
入場したのですが、父がものすごく緊張して正しくステップを
踏めないので自分も釣られて緊張しちゃって満足に前へ歩けず、
祭壇が恐ろしく遠く感じてしまいました。もちろん、周りの人
なんて全く気がまわりません。でも、目の前に彼を見たときには
けっこううるうるしていまいました。指輪交換の時にも、お互いに
上手くはめられず手間取ってしまうし。
式が終わって、初めてこの人も来てくれたんだー、と見回す余裕が
できました。
そのあと、ホテルのあちこちを歩いて写真を撮り(このホテルは
本当にどこでも絵になります)、友人達とも写真を撮り、また
気がついたら披露宴の時間。
なぜかリラックスの披露宴
この会場は意外と小さくて、椅子と椅子の間が狭いので、その狭い中を
こけそうになりながら入場。司会者(友人)に紹介されて、早速
ケーキカット。何だかすごい数のカメラが並んでいてびっくり。
そして、しばしの歓談の間に、一人前2万1千円なりのお食事を
少しでも食べなければ、と食事していたりしていました。(あとで、
友人に「随分パクパク食べていたね」と笑われていた)
それから、ドラジェというお菓子を配りながら各テーブルをまわりました。
けっこうみんなとざっくばらんに話すことができて楽しかったけど、
何回もドレスの裾を踏んでこけそうになりました。
思いの外、時間がかかりました。少ないとは言っても60人の
招待客と話したりするし、思わず笑顔もひきつりがち。彼の身内の
テーブルは何だかやたら盛り上がっていて、スピーチする人にまで
ヤジを飛ばしている。
席に戻ったらスピーチタイム。
一番バッターの共通の友人のスピーチがやたら長かったのですが
(だって、パティオの過去ログとか読み上げたりするんですもん)友達の
スピーチはみんな良かったです。温かくて。あとは、同級生の友人に
ヴァイオリン弾いてもらったり、ホント友人のスピーチというのはなか
なか嬉しいものですね。
会社の上司とか呼んでいないし仲人もいないので、やたらリラックスして
あっというまに時間が過ぎていきます。こんなに緊張していない花嫁も
珍しいだろうな。
気がつけばお開きタイムで、外でもいっぱい写真撮られたり。もうフラッシュに
目がちかちかして、ますます充血してしまいました。
しかし、ホント一仕事終えたという感じです。ちかれたー。(と言いつつ、
ロビーでも長居している友人とだべったり、ホテルのスイートにやはり
宿泊していた弟夫婦を呼んでルームサービス頼んだりでけっこう寝たの
は遅かったです)
12万円の生ケーキが食べられなくてくやしい・・・。
今回、結婚式って本当にいろんな人に支えられているものだと改めて
思いました。
ホテルのスタッフ、司会をしてくれた人、受付をしてくれた人たち、スピーチを
してくれた人たち、両親・・。そういうみなさんのありがたみを感じることが
できただけでも、大変だったけどやった意味があったと思います。
しかし、あの生ケーキを食べられなかったことは一生後悔するだろうな。
くやぴ〜。
後日談:入籍をしたのは、結婚式が終わって1ヶ月以上もたった12月29日でした・・。
しかも一人で区役所の時間外窓口に出したりして・・。しくしく。
17日はオットと二人して有給を取り、マンション購入に伴う諸手続をしてき
ました。しかし、思いの外ハプニングの多かった一日なので報告します。
朝はちょっと寝坊してしまいました。まずは、東京三菱銀行にてわたしの定期
預金を解約し、普通預金も合わせて送金することにします。そして三田線の日
比谷駅で降りて東京三菱銀行の本店を目指します。
実は前日この銀行の大森支店にて解約を行おうとしたら、口座を開設した銀行
じゃないとできませんと言われてきたのでした。しかも、ATMで送金しようと
したら1日にある一定以上に金額は送金できないと機械に怒られてしゅんとし
ていたのでした。
しかし、本店を前にして、ちょっと不安になり通帳を見直すと、「大手町支
店」と書いてある。本店だとばかり思いこんでいたのに。仕方なく、ガードマ
ンの人に「大手町支店ってどこですか?」と訊いたら、「すぐ隣の建物です」
だって。行ってみたら本当にすぐ隣の建物でした。うーん不思議だ。
大手町支店で解約の手続きをしたら「何か大きな買い物でもされるのです
か?」だって。で、お姉さんの口車と景品のアラジンのマグカップにつられて
積立貯金をすることになってしまいました。
東京国際フォーラムとイラク攻撃
さて、時間的に11時過ぎとなったので銀座まで行くか、ということで通りか
かったのが東京国際フォーラム。わたしは2回ほど展示会で行ったことがあっ
たのですがオットははじめてとのこと。で、お手洗いを借りるついでに中を見
てみました。青島都知事自身が「なんでこんなもの作ってしまったんでしょう
ね」と発言しただけあって、無意味に豪華でおしゃれなのだけどがらんとして
いて、やっぱりちょっと「税金の無駄遣いっぽい」建物でした。でも、会議室
は部屋代が高い割にはだいたい埋まっていました。
そうこうするうちにおなかも空いてきたので、ランチでもしようかと思ってヴォー
ノ・ヴォーノというイタリアンに向かったのですが、ランチタイムは11時半とい
うことでそれまで銀ブラでもして時間をつぶすことにします。西銀座デパート
の宝くじ売場の前には長い長い行列。これまでほとんど注意していなかった
のですがこんなに並ぶものなんですね。それとも、不景気を反映しているの
でしょうか。かなりサラリーマン
ぽい人もめだちます。数寄屋橋の交差点を渡ろうとすると、ジャパン・タイム
ズの号外が配られていました。アメリカがイラクを攻撃したという英文の文字
が躍っていました。再びヴォーノ・ヴォーノを目指すと、今度は毎日新聞の号
外も配られていました。戦火の大きな写真と、裏面には積み込まれるミサイル
の写真。今回は宣戦布告なしでの攻撃だったのですが、大統領の弾劾審理が始
まったときというタイミングでこんなことやってしまうなんてアメリカってこわい国。
遺跡めぐり・・・長銀本店
お天気がとても良い日だったので窓際の席は暑く、早めに店を出て今度は内幸
町の長銀本店を目指す。未だにワリチョーを持っていたので解約しに行くので
す。日比谷公園の脇を歩いていると見えるのが、そびえ立つ長銀本店。実物を
見るのは初めてでした。近寄ると、なぜか何人かの通行人がこの目立つ建物の
写真を撮っています。
建物の中にはいると、エントランスの高い高いガラス張りの吹き抜けに圧倒さ
れます。まるでホテルのような豪華さ。債券類は2階ということで、2階へ向
かうエスカレーターに乗るのですが、これがまた5フロア分くらいありそうな
長い長いエスカレーターなのです。 それだけ、1階の天井が高いということ
です。しかし、店内は異常に閑散としています。先ほどの東京三菱の本店のに
ぎわいとは別世界です。店内の照明も暗いような気がしますし、活気もなくど
んよりとしています。お客さんも、私たち二人以外には2人くらいしかいませ
ん。解約すると、窓口のお姉さんに「長いことありがとうございました」と言
われました。考えてみたらもう7年も預けていたのです。大きな遺跡を訪れた
ような気分でした。定礎を見ると平成5年竣工とのことでまだ5年しかたって
いないのに。そしてまた別の通行人が、この建物の写真を撮っていました。
東海道線・人身事故のあとを目撃
そして、新橋駅まで歩き、山手線、京浜東北線を乗り継ぎ蒲田へ向かいます。
蒲田の三和銀行で頭金を振り込むつもりだったのです。しかし、もうすぐで大
森駅というときに、京浜東北線が止まってしまいます。蒲田で銀行に寄った後
はマンションの再検査に2時までに行かないとならないのに。それよりも、3
時までに銀行に行かなければ今日頭金が入金できない・・。電車が30分も止
まっているのでいったん大森で降りて三和銀行を探しますが見つかりません
(後日、発見してしまいました・・・)。もう一度大森駅から乗るとようやく
動き始めたとのこと。人身事故は東海道線の大森ー蒲田間だったのだけど、京
浜東北線の線路に近かったので徐行運転をしています。なにげなく窓の外を見
ていると、踏切があり、作業する人たちが見えます。そして点々と血が・・。
思わず目を背けてしまいます。しかし、オットはもっとすごいものを見てし
まったみたいで、しかもどんな感じが横で解説するのでたまりません。こうい
うのを片づける人の大変さが思いやられます。ホント鉄道自殺だけはやめよう
ね、と思いました。
何とか2時頃蒲田に到着し、三和銀行にて頭金を振り込みます。オットが手続
きをする間、席にて銀行備え付けの雑誌を物色すると、週刊ダイヤモンドの別
冊「危ない銀行安心な銀行」(こんな感じのタイトルだったと思う)が置いて
あるので手に取ってみます。さすが、こんな雑誌が置いてあるだけあって、三
和銀行は都銀ではトップの安全性と評されていました。そして、この雑誌のあ
ちこちに、さきほど見てきた長銀本店の写真が載っています。
最寄り駅で降りて、マンションに向かいます。さすがに30分くらい遅れてしま
いました。前回の検査で指摘した事項はほとんどきれいに直って
います。思っていたよりちょっと日当たりが悪かったのと、リビングルームの
入り口の開口部がちょっと狭いのでソファがはいるかどうかが不安になってし
まいました。
本当はこの日は時間があったら「踊る大捜査線」を見に行く予定でしたが、け
っこうあちこちいって疲れたのでいったん家に帰りました。荷物をちょっと詰めた
後、わたしは会社関係の忘年会のために大森に出かけていきました。さっきあ
んな人身事故を目撃したばかりなのに、肉屋の2階にある焼き肉屋に行ってバ
クバク肉を食べてしまった私って・・。(その次の日、胃のもたれに苦しめら
れたのはいうまでもありません)
◆ 映画鑑賞会 ――――――――――――――――――――――――――――
東京は寒い朝でした。眠い目をこすりながら有楽町マリオンの中の朝日ホール
へ向かいます。友達と待ち合わせていたのに、15分も遅刻してしまいました。
しかも、「アルマゲドン」への行列を見て、この授賞式に入場する人たちの行列
だと勘違いして並ぼうとした馬鹿者のわたし。でも、友人はばっちり席をキープ
していてくれていて、友情に感動。
映画の上映は、文化映画第1位の『教えられなかった戦争・沖縄編』、外国映
画1位の『L.A.コンフィデンシャル』そして日本映画1位の『HANA−BI』
でした。『教えられなかった戦争・沖縄編』は初めて見る映画でしたがいろん
な歴史の証人のインタビューを織り交ぜながら、沖縄の人にとっては本当の戦
争は第2次世界大戦が終わった後始まったのだな、と実感させられる、重みの
あるドキュメンタリーでした。『L.A.コンフィデンシャル』は映画館ですでに
2回見てしまったのでその間昼食を取り、みぞれから雪に変わっていった空に
驚きました。
会場に戻ると、もう立ち見の人であふれ返っています。
『HANA−BI』も見るのは2回目ですが、こちらはもう1度見ました。ラ
ストシーンに思わず涙があふれていました。
◆ 表彰式 ――――――――――――――――――――――――――――――
さて、表彰式です。受賞者のみなさんが話したコメントの一部は新聞やテレビ
などのメディアで伝わってきますが、実際に会場に足を運んで彼らの生の声を
聞くと、それらはほんの一部であることを実感させられます。映画の仕事をし
ている人は、言葉の選び方のセンスも独特で面白いなぁ、と思い、笑いを絶や
すことがない楽しい時間を過ごしました。
それに、特に俳優さんはテレビや映画で見たときには普通の人に見えても、実
物って月並みだけど美しいし、かっこいいんですよね。原田美枝子はあでやか
だし、味のある脇役であるはずの大杉漣は背が高くてめっちゃ素敵でした。
トロフィーはあのオスカー受賞者ワダエミさんデザインによるもので、重さは
3キロちょっとと、かのオスカー像よりも重いとのこと。受賞者は、賞の重み
をずしりと味わっていたようでした。
◆ 受賞者コメント ――――――――――――――――――――――――――
ほんの一部ですが、授賞のコメントを取り上げてみます。ほとんどうろ覚え
なのでどこまで正しいコメントかどうかは保証できません。でも、雰囲気はわ
かると思います。
■平山秀幸 『愛を乞うひと』(日本映画監督賞)
「僕が助監督デビューした『青春の殺人者』の主演は原田美枝子さんでし
たが、この映画で再会したとき、覚えていてくれませんでした。初監督
作品『マリアの胃袋』に出演していた柄本明さんは覚えてくれていたの
に」
■鄭義信 『愛を乞うひと』(脚本賞)
「映画には幸せな映画と幸せではない映画があるが、『愛を乞うひと』は
幸せな映画だと思う」
■原田美枝子 『愛を乞うひと』(主演女優賞)
「この像をデザインしたワダエミさんが、「コツコツと努力していればきっ
と誰かが見ていてくれるよ」と言ってくれましたが、本当にそうなんだ
と思いました。これまで生きてきた30数年間のすべてをこの映画にそ
そぎ込むことができました。そして、40歳になった今、さらに新しい
自分を発見していきたいと思います」
■柄本明 『カンゾー先生』(主演男優賞)
「うれしいっ。ぼくは映画ファンとしてこの賞を受賞することができて本
当にうれしい。ぼくが表紙の『キネマ旬報ベストテン特集号』はたくさ
ん買って友達に配りました」
■大楠道代 『愚か者・傷だらけの天使』(助演女優賞)
「わたしはここ数年は主婦業をしていてあまりコツコツしていなかったん
ですが、がんばってもう1回この賞をもらって、両手に持ってエクササ
イズに使います」
■大杉漣 『HANA−BI』『犬、走る』他多数(助演男優賞)
「日本で一番コツコツしている俳優です。僕は普段昼間に近所を自転車で
走っていると、このおじさん何している人なの、と怪しまれます。今日
はセブンイレブンで店のおばちゃんに「ファンなんです」と言われて気
をよくしてサインしてあげたら「大岡越前に出ているんでしょ」と言わ
れました」
■北野武 『HANA−BI』(読者選出日本映画監督賞)
「今日、一番良かったのは『タイタニック』ではなく『L.A.コンフィデン
シャル』が受賞したことだよね。『タイタニック』があれだけヒット
したから次の映画は『第五福竜丸』にしようかと思ったけど暗いし、
『洞爺丸』だと寒いだけだし。
やっと次の映画が撮れるようなお金が残る映画が撮れた。新しい監督が
出てこないように、がんばります」
田中麗奈、黒田勇樹の新人賞コンビは緊張のあまり途中で考えてきた挨拶を忘
れてしまったのが初々しかったです。
また、各受賞者に寄せられた電報が、共演者や監督からだったりして、そして
これらの電報の文章が茶目っ気に富んでいたりしていて面白かったです。
柄本明へ「こんなにすごい顔に産んでくれたお父さんとお母さんに感謝しなさ
い」という役所広司の祝電があったり、一生懸命監督にラブコールを送って小
さな役で出演できた西田尚美から、『愛を乞うひと』チーム一人一人に電報が
送られてきたり、大楠道代に『愚か者・傷だらけの天使』の阪本順治監督が客
席から花束を渡したり、映画に関わる人々の思いが伝わってくるような、楽し
い授賞式でした。