本サイト、および私の映画感想、映画の見方のスタンスについて


どんなダメな映画にも惜しみなく愛を注ぐこと、これが大事なのです。

わたくしの映画の見方

さて、私の映画の見方についてなのですが、正直言って偏っています、心を揺さぶる映画かどうかということを最も重視しています。
わたくし的にどういった要素で映画の評価が上がるか、下がるかについてお話ししましょう。

1.映画の中でのつじつま、整合性なんてさほど重要ではありません。映画を観て、どれだけ心を揺り動かされ、感情が噴き出るかどうかが大切なのだ!
  よって、「感心するけど感動できない映画」は、私にとってはダメです。たとえ内容が底抜けだったり、プロットが穴だらけだとしても、興奮できたり、泣けたりする映画は素晴らしいです。 ただし、「さあ、泣け」というあざとさがミエミエの、お涙頂戴的な映画はダメ。

2.以下の要素で、映画の評価は左右されます。

(俳優)
出演者が嫌いな俳優だと、無条件に評価は下がります。
グウィネス・パルトロウが出てきた時点で、もうダメ、と思っていましたが、最近そうでもないということを発見してしまいました。『愛しのローズマリー』は良かったですもの。『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』も映画は好みではないけれども、彼女はなかなか得がたい存在感があって、うまい女優だと思いました。だからといって、好きな俳優が出ているからといって、それだけで映画の評価は上がりません。ブラピも苦手。

(ヒロインの美しさ)
演技の上手な人であることが一番重要な場合や、あえて美人ではないヒロインを設定している場合は別ですが、映画のヒロインというのは、美しい人であるべきです。「美人」ではなくても、少なくとも魅力的でないとなりません。(逆に、男の主人公は必ずしも美形でなくとも良い) 美しさの基準は人それぞれですが。最近だと、『クイーン・オブ・ヴァンパイア』のヒロイン(アリーヤじゃないほう)があまりにも不細工で、絶句してしまいました。『天国の口、楽園の終わり。』のヒロインは、出っ歯で自分勝手なおばさんで、とても若い可愛い男の子たちを振り回せるような人には見えませんでした。この2本は、ヒロインで興ざめとなった作品の例です。日本映画だと、『VERSUS』のヒロインの不細工さもディザースターという感じでした。内山理名や真中瞳なども、とても映画には出られるようなお顔ではないと思います。少し前の映画では、『ダメージ』のジュリエット・ビノシュがひどいミスキャスト。あんなイモっぽい女にジェレミー・アイアンズ様が惚れるわけがない。
「虎ノ門」で井筒に「こいつ、不細工だな」と何回も言われていたキルスティン・ダンストは正統派美形ではないけど、可愛いと思いますよ。ハイ。ジュリア・ロバーツはとても美人とは思えないし、キャラクター的にもとても好感は持てませんが、まあ、スターのオーラだけは凄い人です。

果たして美人女優とは誰?個人的な基準で言えば、シャリーズ・セロン、アシュレイ・ジャド、モニカ・ベルッチ、ハル・ベリー、ウィノナ・ライダーでしょう。個性的な美人では、アンジェリーナ・ジョリー、ミラ・ジョヴォヴィッチかな。アジア系で美しいのは、イ・ヨンエとミシェル・リーですね。

(撮影)
基本的に、フィルム原理主義者です。ビデオ撮りキネコの安っぽい画面を観ると、しょぼ〜んと萎えてしまいます。美しい人でも肌の色が汚く撮れてしまったり、動きがあったときに粒子が荒れて観づらくなったり、イヤですね。せっかく良い映画でも、ビデオ撮りだと人にも薦めることが出来ません(『toky.sora』は綺麗な女の子たちを使っているのに、勿体無いですね)。「ドグマ95」とか、そもそもビデオ撮りがコンセプトのものとか、ドキュメンタリーは仕方ありませんが、普通の劇映画でそれはやめてほしい。たとえば24Pのデジタルカメラを使った『エピソード2』の撮影なども、自然の景色の繊細な細部の再現力はまだまだ。

(音楽)
音楽は、映画を観るにあたってとても大きな要素を占めます。70年代、80年代の洋楽ヒット曲を使っているだけで自動的に評価は上がります。(でも、「ベルベット・ゴールドマイン」はあんまり評価が高くない)

(キャラクター)
キャラが立っていると、それだけで評価はうなぎ登りです。特に情念の濃い役、それとボンクラやださいのが出てくるとポイントが高いです。人間関係を理解するのに苦労する映画はダメ。「恋におちたシェイクスピア」とか「ロック・ストック〜」はダメ。

(青臭い作品)
私はいい年して子供なので、青臭い作品は大好きです。完成度が低くても、ポイント高し、です。「メイド・イン・ホンコン」はだから傑作です。

(B級作品)
低予算で創意工夫をしているとポイントは上がります。また、馬鹿映画は理屈抜きで大好き。

(小細工)
サブリミナル、変な効果音などはマイナスポイントです。もっと直球で勝負しなさい。「黒い家」なんて最低です。なんで各種ベスト10に入っているか理解できない。ああいうのを選ぶ批評家はみんなバカであることを証明しているよ。

(美術)
美術だけ良くて他はダメという映画もたくさんあるけど、美術の美しさは大きなポイントになります。時代劇もそうですが、近未来SFにおける美術が大切であることは言うまでもありません。

(男気)
私は女性なので「男気」というのも変な感じではあるのだけど、一本芯の通った映画作りには惹かれます。

わたくしの映画評のスタンス

どんな人にも、一つは取り柄があるように、どんな作品にも、一つくらいは長所があるものと私は信じています。まだ、とんでもない低レベルの作品に出会っていないからかもしれませんが。ということで、100%罵詈雑言の映画評は書きません。長所は必ず見つけてきて、誉めるようにしています。

読み手のことは一応意識しています。いろんな考え方の方がいることを考え、罵詈雑言を万が一書く羽目に陥ったら、事前に警告します。読んで下さる方が不愉快な思いをすることはないように一応は気をつけています。でも、基本的には個人的な意見なので、いろんな考え方をする人がいると思いますし、異論に聞く耳は持ちたいと思っています。

重箱の隅をつついたりするようなことは、あまり好きではありません。伝記とドキュメンタリー以外では、決定的な論理の破綻がない限り批判しませんし、整合性もさほど重視しません。だって、映画なんて所詮作り物ですから。
もちろん、キャラクターがリアリティを持って描かれていたら、それはそれで大変ポイントが高くなりますが。

ネタバレは最小限に抑えています。ただし、映画は予備知識なしで観た方が絶対面白いですから、できれば映画を観た後で読まれることをオススメします。

映画の見方は人それぞれですから、異なった意見を持つのは当たり前のことです。私が感じたのと全く異なる見解や評価があっても、まったくおかしくないと思います。違うからといって、その意見を言った人を嫌ったりしませんのでご安心下さい。

映画に対する愛を忘れないこと。批判する場合でも、極力、読み手が映画に対する愛を感じられるようにしています。

同じお金を払って映画を観るんだったら、楽しく観ようよ。細かいことが気になって楽しめないのは不幸ですプロの批評家や映画作家ならともかく、単に映画好きなだけでしょ?面白かったなら理屈抜きに楽しめばいいんだから。退屈な作品はもちろんけなしていいんだけど。批判のための批判なんてナンセンスだよ。