- 【問】
- 水平な床の上に物体が置かれている。物体と床との跳ね返り係数は e である。今、物体に初速度を、速さV0[m/s]、床との角度θ[°]として与える。物体は床との衝突を繰り返しながら運動するが、ある時間Tがたつと床を滑り始める。Tと、そのときの移動距離Lを求めよ。
- 【解】
- 水平方向にx軸、垂直方向にy軸をとり、物体の初期位置を原点とする。n回目の衝突直後の物体の速度のy成分をVynとすると、
n-1回目の衝突からn回目の衝突までにかかる時間をtnとすると、
ところで、物体が床を滑るとき、物体の速度のy成分が0となるが、
より、n→∞となる。したがって、
これは初項2V0sinθ/g、公比eの無限等比級数であるが、0<e<1であるから収束する。したがって、無限等比級数の公式より、
…(答)
一方、x軸方向に関しては速さVx=V0cosθで等速運動であるから、
…(答)
- 【シミュレーション】
- 理論値とは【解】で得た式を用いて計算した値です。
- 測定値は、物体を運動させるシミュレーションを行って測定した値です。このシミュレーションは近似計算を行うので理論値とは多少の誤差が生じます。
- このシミュレーションの誤差は数%ほどになります。ちょっと大きくなってしまいました。
戻る