交通事故相談(仙台市)秋元良一行政書士事務所のホームページ


道路交通法について

◎参照法令 ;道路交通法
       道路交通法施行規則
       道路交通法施行令


1 道路交通法とは
 道路交通法は、「道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路
 の交通に起因する障害の防止に資することを目的」(第1条)として昭和35年に制定されま
 した。数次の改正を経た現行法は本則9章132条の中に、歩行者の通行方法及び車両等
 の交通方法、運転者及び使用者の義務、高速道路等の交通方法、道路の使用等、免許、
 罰則、反則行為の処理手続き等を規定しています。(現行法;平成14年6月1日施行)


2 交通反則通告制度 
 大量に発生する交通違反事件を、司法による裁判という手続きによらず、警察という行政の
 段階で処理することを目的に、昭和43年7月に施行されました。
 反則金は罰金と言う刑事罰ではなく、前科にならない1種のルール違反に対する行政上の
 秩序罰的な位置付けです(行政罰)。

 ◎反則制度が適用されない場合
  重大かつ悪質な違反の場合、通常の交通違反事件(刑事事件)として立件され、検察庁
  に送られます。
  @道交法違反行為のうち、制限速度30キロ(高速40キロ)以上の速度超過等   
  A無免許、無資格運転者の反則行為
  B酔払い運転による反則行為
  C交通事故に伴う反則行為(人身・物損事故共)
  
 ◎執行猶予中の交通事故に注意!
  図らずも交通事故を起こし執行猶予中は、特に再びの交通事故や重大交通違反をしない
  ように十分注意を。
  〔執行猶予の取消〕
   執行猶予期間中に禁固以上、場合によっては罰金刑でも執行猶予が取り消されること
   がある。(必然的に実刑)−刑法26条・26条の2
  

 ★主な交通違反の種類と反則金の額
 
交通違反の種類 反則金の額(千円)
大型 普通 二輪  原付
速度超過
単位はkm)
高速道路35以上40未満 40 35 30 20
高速道路30以上35未満 30 25  20 15
25以上30未満 25 18 15 12
20以上25未満 20 15 12 10
15以上20未満 15 12 9 7
15未満 12 9 7 6
信号無視(赤色等)違反 12  9 7 6
信号無視(点滅)違反 9 7 6 5
整備不良尾灯等違反 9 7 6 5
駐停車違反(駐車禁止場所等) 12 10 6 6
追越違反 12  9 7 6
踏切不停止等違反 12 9 7 6
交差点安全進行義務違反 12 9 7 6
安全運転義務違反 12 9 7 6
携帯電話使用等違反 12 9 7 6
徐行場所違反 9 7 7  5
免許条件違反 9 7 6  5
進路変法禁止違反 7 6 6  5

 ★スピード違反の反則金

                        (一般道路の場合)
違反速度 点数 反則金
15キロ未満まで 1 9,000円
15キロ以上20キロ未満 1 12,000円
20キロ以上25キロ未満 2 15,000円
25キロ以上30キロ未満 3 18,000円
30キロ以上50K未満 6 罰金
50キロ以上 12 罰金

                        (高速道路の場合)
   
違反速度 点数 反則金
15キロ未満まで 1 9,000円
15キロ以上20キロ未満 1 12,000円
20キロ以上25キロ未満 2 15,000円
25キロ以上30キロ未満 3 18,000円
30キロ以上35キロ未満 3 25,000円
35キロ以上40キロ未満 3 35,000円
40キロ以上50キロ未満 6 罰金
50キロ以上 12 罰金

3 交通違反点数制度(行政処分)
 原則として、当該運転者の過去3年間の累積点数により、免許の取消や停止処分を
 受ける。
 例外として、
  @1年間交通違反が無い場合と、
  A免許の取消、停止処分を受けた場合は、それ以前の点数は加算しない。
  B2年間無違反の者が軽微(1点〜3点)な交通違反をした場合で、その後3ヶ月間違反
   が無ければ、その点数は加算されない。

 【点数の類型】
  A 基礎点数
    基礎点数は一覧表に記載されています。更に、違反をした運転者が酒気を帯びている
    と加算され、又同時に複数の違反が行われた場合は最も高い点数が適用されます。

  B 交通事故(付加)点数
    死亡事故、重傷事故、軽傷事故及び建造物損壊事故等種類と、違反者の責任の
    軽重により点数に付加されます。
 
交通事故の種類 点数
死亡事故 責任の程度が重いとき 20
責任の程度が軽いとき 13
重傷事故(治療期間3ヶ月以上又は
後遺障害が存するもの)
責任の程度が重いとき 13
責任の程度が軽いとき
重傷事故(治療期間30日以上3ヶ月未満) 責任の程度が重いとき
責任の程度が軽いとき
負傷事故(治療期間15日以上30日未満) 責任の程度が重いとき
責任の程度が軽いとき
軽傷事故・建造物損壊事故 責任の程度が重いとき
責任の程度が軽いとき

          ※重傷・負傷の判断は医師の要治療日数を規準とする。
          ※責任が重いとは、事故が加害者の一方的な不注意による場合、
           それ以外を軽いという。

  C 措置義務違反点数
    轢き逃げ・当て逃げの場合、重い点数が課される。
措置義務違反の種類 点数
死傷事故の場合の救護等措置義務違反(ひき逃げ) 23
物損事故の場合の危険防止等措置義務違反(当て逃げ)

   ◎以上の3行為(A+B+C)が同時に存在する場合は合算されます。

  D 故意の違反行為による事故の点数 
    他の3類型によらず35点となります。

  ★行政処分の種類
   ○免許取消処分  免許の効力を失わせる処分
   ○免許停止処分  免許の効力を一定期間停止する処分
   ○免許拒否処分  免許試験に合格しても免許を与えない処分
   ○免許保留処分  免許試験に合格しても一定期間免許を与えることを保留する処分
   ○運転禁止処分  国際免許等を持つ者に、一定期間自動車の運転を禁止する処分

  ★処分基準点数表
 
過去3
年間の
前歴の
回数
基 準 点 数
免許の
停止
免 許 の 取 消
1年欠格
(3年)
2年欠格
(4年)
3年欠格
(5年)
5年欠格
0回 6点〜14点 15点〜24点 25点〜34点 35点〜44点 45点以上
1回 4点〜 9点 10点〜19点 20点〜29点 30点〜39点 40点以上
2回 2点〜 4点 5点〜14点 15点〜24点 25点〜34点 35点以上
3回 2点〜 3点 4点〜 9点 10点〜19点 20点〜29点 30点以上

  ※一度行政処分(免停など)を受けると、上表の1回が該当し、以後4点で免停、そこで
  免停になると2点で免停となります。
 ※但し、運転できる期間が1年間無事故無違反で経過すると、過去の行政処分は0回と
  みなされます。
  ※欠格期間中または欠格期間が終了後5年以内に再び免許の取消処分等を受けたとき
  は、欠格期間が2年間延長されます。(カッコ内)

 ☆違反者講習について
   違反点数が3点以下の軽微な違反行為の累積で6点以上に該当した場合、「違反者
   講習」を受講すると行政処分は課せられず、前歴0回の0点の扱いとなります。
   ※但し、その後3年以内に又も軽微な違反点数累積が6点になった場合は対象になら
     ず、通常の行政処分となります。
   ※講習には「実車による安全運転講習」と「交通安全活動体験講習」があり、講習手数
     料が必要です。
 ☆免停講習(運転免許停止処分者講習)について
   一度の違反点数が6点以上になった場合等は通常の行政処分(前歴1回)となります
   が、「免停講習」を受けることにより、免停期間を短縮することが出来ます。
   ※任意性の講習で、講習料金が必要です。



4 交通事故と刑罰
 ◎刑罰の種類
  @懲役(実刑又は執行猶予)
  A禁固(実刑又は執行猶予)
  B罰金
  C科料
 ○交通事故のほとんどは、罰金刑
   罰金は最低1万円以上(最高はそれぞれ決まっている)、科料は1000円以上1万円
   未満、交通事故のほとんどは罰金刑が多い。
 ○示談が終了したり、被害者への誠意が感じられると刑が軽減斟酌される可能性がある。
   (決まった規定はないが事故後の誠意は大切)


5 各種証明(自動車安全運転センター等へ請求)
  ・無事故無違反証明書(無事故無違反であった期間の証明)
  ・運転記録証明書
   (過去5年間の交通事故、交通違反や運転免許の行政処分の記録についての証明)
  ・累積点数証明書(違反等の累積点数が現在何点あるかの証明)
  ・運転免許経歴証明書(以前に持っていた運転免許についての証明)
  ・交通事故証明書(保険金請求に必須)
 
6 自動二輪車の二人乗り
 @2人乗りの条件
 
区分 年齢 経験年数
一般道路   − 1年以上
高速道路 20歳以上 3年以上

      ※高速道路とは、高速自動車国道及び自動車専用道路をいいます。
      ※経験年数とは、大型自動二輪車免許又は普通自動二輪車免許を受けていた
       期間をいいます。
 A罰則
   違反して運転した場合には10万円以下の罰金となります。
   反則金は12000円、点数は2点となります。






◎平成16年11月1日道交法の一部改正について
                           (抜粋)
 ☆携帯電話等の使用に関する罰則
  罰 則;5万円以下の罰金
  違反点数;1点
  反則金;大型車7000円・普通車6000円・自ニ6000円・原付5000円
 ☆騒音運転
  罰 則;5万円以下
  違反点数;2点
  反則金;大型車7000円・普通車6000円・自ニ6000円・原付5000円
 ☆集団暴走の罰則強化
  罰 則;2年以下の懲役又は50万円以下の罰金
 ☆消音器不備の罰則
  罰 則;5万円以下の罰金
  違反点数;2点
  反則金;大型車7000円・普通車6000円・自ニ6000円・原付5000円
 ☆飲酒検知拒否に対する罰則
  酒酔い運転 ;3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
  酒気帯び運転;1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
 ☆免許更新時の負担
  @有効期間の延長
    現行3年(優良運転者5年)から、初心運転者や一定以上の違反経歴者等を除き、
    原則5年。
  A更新期間の延長
    現行の1ヶ月から2ヶ月(誕生日の1ヶ月前から誕生日から起算して1ヶ月を経過する
    日まで)に延長。
  Bやむを得ず失効したら
    6ヶ月以内は優良運転者にこれまでは失効して再取得したときは一旦中断されたが、
    免許が継続したとみなされる。
  C住所地以外の都道府県公安委員会を経由した更新の特例
    免許の更新を受けようとする者の内、優良運転者に限り、住所地を管轄する公安委員
    会以外の公安委員会を経由して更新申請することができる。
     (但し、誕生日の1ヶ月前から誕生日まで)
      
メールでの相談は無料です

         お気軽にメールください。ryoichi.akimoto@nifty.com


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