とってもわかりやすいヘルメットFAQのページ(笑)


Q1.いいヘルメットって?

A1.分かれば苦労しません(爆死)

「ヘルメットならア●イです」...違います( ̄ー ̄)(爆)

いや...もちろんア●イが優秀なヘルメットだというのは事実だし、実際、「安全性」っていう面ではものすごく気を使ってるのは間違いないと思います。

ただ、「それでも基本的に頭のカタチに合わなかったらダメ」なんですよ(^^;。靴と同じで、サイズは合ってもカタチが合わない、とかいうこともあるから。局所的に強く当たるぐらいなら直す方法(後述)もあるんですけど、広範囲にわたって当たっちゃうようだとそれは合わない、っていうことですね。逆に、頬がユルユルだったりするのも安定しないし。

傾向として、同じサイズの比較だとショウエイのほうが微妙に小さめで、サイドの当たりが強めな印象がありますね。っというとショウエイのほうが合わない人が多そうに聞こえるけど、ショウエイだとアライのひとつ上で合う、とかいう場合もあるし、アライは逆に頭の上のほうで圧迫されたりっていうのもあるから一概には言えないです。あと、顔のちっちゃい人は大抵頭の前後長が長いようなので(=洋風な頭なのね)それだとショウエイのほうが合う、とかいう可能性もあります。setaとかOGKとかは...調べたことがないので分かりませんm(_ _)m(爆)

で、そういう「頭に合う、合わない」ということまで含めて考えた時、必ずしもすべての人にとってアライがベストであるとは限らない...ショウエイでもそれは同じです。もちろん一定以上の水準というか、ある程度実績とか評判とかの高いものの中で、という条件はつくわけですが、頭に合うものがその人のベストです。

アライ・ショウエイ以外でも、私が知ってて、使ったコトはないにせよある程度実績という意味で大丈夫そうなのは...日本製だとOGKとseta、ホンダ純正のRheos、ヤマハ純正品(RODEM、RollBahnなど複数ブランドあり)、海外モノではアメリカのベル、シンプソン、イタリアのagv、BIEFFE、フランスのSHARK...つーあたりでしょうか。ちなみに外国製だと日本仕様として日本人向けに内装の形状を変えたもの(本国仕様より「横長」な感じです)と現地仕様のままのものとかありますが、これも個人の頭のカタチによっては必ずしも日本仕様がいいとも限らないかも。

さらに、求められる安全の水準を満たす範囲内で、可能な限り軽くて涼しく、空力的にも優れたものがお勧めです。まぁ、ここでもア●イの広告的には「重心位置が正しくなければ軽くても...」なんですが、実際問題として目方の軽さは重要です。

確かに僅かな差だったら重心位置が正しい(本来の頭の重心に近い...一般に低め)ほうがいいんですけど、たとえばSHARKみたくフルフェイスなのに1200g台とかになると、そりゃもう重心位置がどーこーいう以前のところで無敵です(笑)。ちなみに一般的には、普通の一流メーカー製のスネル規格(別項「安全基準」で説明)品フルフェイスで1500gぐらい、レース用のハイエンドなモデルだと1400gぐらいで、このぐらい(つまり平均より100g軽い)でも重心位置がどーこーに関わらず明確に軽さを体感できます。段差とかに乗って突き上げを食らったときの首への負担が全然ね(^^)。

あと涼しい...というか快適性は重要。特に夏場の疲労度がまるっきり違いますから。さらに髪型が崩れにくいという副次的な...でも重要なメリットもアリ(^^)。だいたい見た目に、後頭部付近にエア抜き用の排気口を持つものとか、エア抜き機能を兼ねたエアロパーツみたいなものとかが装備されてるやつは涼しい、という判断でいいと思います。至ってシンプルな形状でむちゃくちゃ効くのがあるのも事実だけど、一方で見るからに高機能そーなやつは、最悪の場合でも平均以上には効きますから(笑)。

さらに空力性能も重要。だいたい70km/hぐらいから上の領域を常用される方だとかなり違いますね。これは、見るからに空力で優れてそーなカタチっていうのを直感で見極めるのと、あとは後頭部近辺に羽根モノが装備されてるほうが一般的には空力的に優れてます。今まで使ったことのある中で一番凄かったのはSHOEIのZ-CRUZ(^^)。

 

Q2.サイズの選び方は?

A2.可能な限りピッタリ合うものを選びましょう。

基本的に、被って、アゴヒモ締めない状態で頭を上下左右に振っても動かないもの...ですね。つまり、アゴヒモ締めない状態でも転倒時の衝撃以外でズレたり脱げたりないぐらい。アゴヒモは転倒時の衝撃に対してヘルメットが脱げないために支えるシートベルトみたいなものだから、必ず締めなきゃいけないのは当然ですけど、でもアゴヒモの力を借りないとズレちゃうぐらいじゃダメっつーことですね。

で、特にフルフェイスの場合、そういうピッタリサイズなやつは、そー簡単にカポッと被れちゃったりしないです。入り口の所でスポッと入っちゃうやつっていうのは相当デカいことになるので注意しましょう(^^;。

ちなみに「合わないときは小さめなのを買えばへたってくる」説と「大きいのを買って中にスポンジ詰めろ」説とありますが...基本的にどっちも嘘だと思います(爆)。基本的にヘルメットの内装って自然にはほとんどへたってこないものだと思ったほうがいい...というか、短期的には多少潰れることもあるんですが、洗うと戻っちゃいます(爆)。一方でスポンジ詰めろっていうのは...今時のヘルメットっていうのは、ベンチレーションの通気口とか複雑に通ってるからそのへんの性能が低下するし、間違っても内装の布地の外側(つまり頭に直接当たる部分)にスポンジ貼ったりしたら見た目と装着感が最悪になるだけの話です(苦笑)。

基本的には、傾向として同一メーカー製品でもレーシングユース向けのものは小さめ、ツーリング&一般ユーザー向けは大きめとかあるし、さらにメーカーまたいで探したりするとどれか合うやつがあるだろうからそれがお勧めっつー感じですね。

一方で、大手メーカー製品で、ミドルエンド以上のものだと脱着内装を採用してるものが多くて、調整用にサイズの違うパッドが(別売で)用意されてることが多いので、それを使って調整することも可能ですが。ただ、店頭で、たとえば「アライのアストロMサイズに1ランク小さいパッドを入れるとこうなります」とか、そういうのを試着するのはまず不可能ですけど(^^;。

ちなみに、Sサイズに1ランク大きいパッドを入れたのとMサイズを1サイズ小さくしたものでは微妙に違うとか...このへんハマりはじめると地獄にハマるっぽい(苦笑)。

 

Q3.長時間被ってるとこめかみが締め付けられて頭が痛いんですが...

A3.ちょい禁じ手っぽい技ですが...(^^;

ありがちです(笑)。ショウエイだとこめかみ近辺、アライだともうちょっと上の頭の左右とか押される場合が多いです(^^;。

できれば店頭で長時間試着してみて(これはお店側としても前提としてあるんで別に嫌がられたりしません)当たりとか確かめてピッタリ合うのを選べるといいんですけど、1時間も被ったまま、を敢行できる暇な人も珍しいだろうし(苦笑)、デザインだ機能だ値段だっていう他の制約もあるし、「長時間被ると当たる」は妥協せざるを得ない部分だったりも現実問題...します(^^;。契約ライダーみたいに丁寧に採寸したうえで内装の当たりも入念に調整してもらえるわけじゃないし、特に頭のカタチが変わってる人(私もそう)だとなおさら...ね(^^;。

で、この場合...私は当たるところの内装内側にある(部位によっては露出してる)発泡スチロールの衝撃吸収体を指の腹で押して潰しちゃったりします(爆)。

この手は...ヘルメットメーカー的には推奨してないと思いますけど(爆)、でも、説明書で明確に禁止してる「衝撃吸収体を削る・穴を開ける」っていうのとは明確に違うっていうか、最も薄い部分でも1cm以上あるし、大抵当たって痛い思いをする部分っていうのはこめかみより上の比較的衝撃吸収体が厚い(逆に内装が薄い)ところで2〜3cmぐらいは軽くあるし、そこを1〜2mmほど潰すぐらいならそんなに安全性には影響しないと思います。

一方で、もし微妙に衝撃吸収性能が低下する可能性があるとしても、「頭が締め付けられて痛い」っていうことで集中力が低下して事故を起こす可能性のほーが私は問題だと思うし。で、それを嫌って大きいサイズを被ったら、今度はヘルメットが安定しなくて疲れるしね。

というか、「削る」場合は衝撃吸収体の質量自体が減ってしまうけど、「潰す」場合は微妙に圧縮されるだけだから、衝撃を吸収する物体そのものの質量は変わらないですからね。まぁ、そうは言ってもやらないに越したことはないですけど(苦笑)。

ちなみに内装材の縁の部分とか、あと脱着内装の基部の樹脂パーツが内蔵されてる部分とかも当たりやすいので、私はヘルメット買うとすぐに、そのへんは最初に軽く押さえて当たりを取っちゃいます(笑)。後は使ってるうちに当たりを確かめながら凹ませる感じかな。

基本的にこーいうのは自己リスクでやることなので判断は自分でしてください...だけど、基本的にサイズのちっちゃいヘルメットを買って、全域にわたって少しずつ潰してサイズを合わせるとかいう危険なことは絶対にしないように...クラシック系とかアメリカン系とかで外形の小さいヘルメットが流行ってるのは事実ですが、そーゆーのは最初っから外形小さく作ってあるものを買うよーに(^^;。

 

Q4.ヘルメットを安く買うには?

A4.モデルチェンジ後の旧製品がお勧め(^^;。

気が付いたら13個になってた私の場合でも、バリバリの最新モデルを買ったことって意外と多くないように思う(苦笑)。特にショウエイX-8SP系とかアライのRX7RR系とか最高級モデルになると(^^;。

たとえそれが最高級モデルだとしても、だいたい今だと2〜3年ぐらいで世代交代します。というか、基本的に最高級モデルの場合ほど、あれはレースに使うことがメインに想定されてるからモデルチェンジのサイクルがかえって早いつー面もあるんです。

通常、だいたいヘルメットの店頭実売価格ってメーカー希望小売価格の20%引きぐらいで安定しちゃってるものなんですが、モデルチェンジ直前とかになると在庫処分モードで下がるから、そこを狙って押さえるわけですね(笑)。こないだRX-7RR3のケニーロバーツレプリカを...あれは定価の30%以上安く買えたし♪。

で、特に最高級モデルとかになると、モデルチェンジしたとは言っても一般の使用には充分すぎるぐらい高性能ですから♪。

アライのRX-7RR系は、そーゆーことで5月に既にRR3からSIGNET-SNC(輸出仕様だとRR4なんだけど...やっぱ日本では「4」が嫌われる?)にモデルチェンジしたばかりなので、安く押さえたい方は、まだ一部で残ってる可能性がないでもない(笑)RR3の流通在庫を探すのがお勧めかと思われます。いっぽうショウエイも、おそらく夏頃か遅くても年内にはSP3から新型(こっちも「SP4」ではない感じ。SP・hiとか?)に切り替わると思われるのでその頃が狙い目です(笑)。

あと、ミドルエンド系では、今年の春にショウエイX-8系が「X-8R」から「X-8R・hi」にモデルチェンジしたので、旧タイプのRのほうがまだ若干流通在庫が残ってたりします。あと、カラーリング系モデルとかレプリカヘルメットとかは切り替わるたびに旧製品が在庫処分されるので、そういうのも狙い目です。

それと...私が2個買いを敢行したショウエイの軽量・空力ヘルメットZ-CRUZも、後継モデルのZ-IIIが投入された関係で在庫処分モードのようですが、鳴り物入りだった上にモノとしてはかなりな名品だった割にイマイチ商業的に成功しなかった関係もあってか...まだバイク用品量販店系に行くと、素晴らしいくお手頃な値段でけっこー在庫処分コーナーに積んであったりなんかしますです(^^;。

 

Q5.ヘルメットって何年ぐらい使えるものですか?

A5.2年〜5年ぐらい...(^^;。

日本国内向けには、JIS規格の記述などを基準に「2年ほどでの買い換えを推奨します」というのが各メーカーの見解なようですが、私の知る限りでは、二大メーカー(アライ・ショウエイ)とも、海外向けのPL法資料とかでは、「使用期間は5年、製造後7年」をめどに交換するようにと推奨しているようです...ので、最初の性能をそのまま維持してるとは言い切れないにせよ、きちんとメンテナンスして大事に使っていて、なおかつ転倒などの衝撃を受けた経験がないなら、大体そのぐらいは大丈夫なのでしょう。

目安のひとつとして、内装の一部に露出しているか、脱着内装なら外すと見える衝撃吸収ライナー部分(発泡スチロールの部分ですね)の状態で判断するという方法があるそうです。表面がおおよそ平滑なら(もちろん何か固いモノとかに当たって局所的にちょっと凹んでる、とかは別ね)大丈夫で、泡のツブツブが不自然に膨らんできたりしてるのはそろそろマズい...とか。もちろん風化して崩壊が始まっちゃってるとかは論外っすね(^^;。

私自身はヘルメット自体の寿命が尽きたな...って思うぐらいまで使い切ったヘルメットって多くないっていうか、パソコンがそーであるように、最新のモデルに対して明らかに性能差が出てきたあたりで買い換えちゃうからアレなんですが...今まで使った中では、ショウエイの初代X-8SPを「こりゃもう寿命かな」つーぐらいまで使い切った感じです。帽体と衝撃吸収体の接着がゆるんできたらしくて微妙に動いちゃったりするし...内装材も毛玉が出たり剥がれてきたり...。

ちなみに私の場合のヘルメット買い換え時期は...まぁ上でも触れたとおりですけど、そーゆーわけなのでだいたいショウエイX-8SPシリーズの世代交代サイクルに合わせてメイン使用品を買い換えて、サブなやつは興味持ったやつを買ってる...みたいな感じで(笑)だいたい2〜3年ぐらいで退役してます。前述の初代X8SPはお気に入り度が特に高くて、最初の2年ぐらいはほぼ毎日被ったあともサブ機として...で、トータル5〜6年ぐらい使ったかな...そりゃ確かに寿命だ(^^;。

 

Q6.ヘルメットはどれぐらい衝撃を受けたら交換すべきもの?

A6.被った状態で衝撃を受けたら要注意。

基本的に、「被ってる状態で転倒して頭を打った場合」は確実に使用不可なよーです。ただ、たとえば被ってない状態で、手に持って歩いてて何かにぶつけたとか地面に落としたとかいうぐらいであれば大丈夫。つまり「衝撃を受けた時、中に頭が入ってたか入ってないか」で、入ってない場合は、よほど(放り投げた・叩き付けたとか高所から落としたとか)でなければ大丈夫なようです。

例外的に危険なケースとして、たとえばヘルメットをミラーに賭けてた状態でバイクが倒れた...とかいう場合は、ヘルメットにバイクの重さがかかってる可能性があるのでマズいらしいです。

一方で、ヘルメット被った状態で鴨居に頭ぶつけたとかはどーか...とかいうと微妙なように思うけど(^^;。まぁそれは表面のキズ付き具合(小キズじゃなくて広範囲にわたってペイントが剥がれてる場合は帽体が変形して戻った可能性大)とか見て判断するんでいいかと...(^^;。

ちなみにアライ・ショウエイなどでは「判断がつかない場合、有償でチェックも受けます」とのことですが...実際問題そこまでするんだったら買い換えるほーがな(^^;。

 

Q7.ヘルメットの安全基準は?

A7.日本では基本的にJIS規格と、競技用規格の「スネル規格」。

「スネル規格より厳しい社内規格を...」って、そりゃ当たり前なのでわざわざ広告に謳う話ではないです(爆)。まぁ、その「社内規格はこれくらい」をはっきり開示してるという点では評価すべきことですけど、一方で他社にしても、スネル規格をクリアしたうえで、さらに商品のバラつきを考慮して、弱いほうにハズれた製品でも大丈夫なように品質基準を設定する、それが工業製品の常識ですから。

ま、それはともかくとしてその高性能ヘルメットのステイタスみたいにして扱われるスネル規格ですが、アメリカの「スネル記念財団」という民間団体が定めるレース用の規格です。オートバイ用のM規格と4輪レース用のSA規格、さらに自転車用とかもあるそうですが...オートバイや4輪のレースでは、それぞれの規格をクリアしていれば、国際格式なものを含めたほとんどのレースに使用できるようです。まぁスネルを通ってなくてもレースの運営団体の認定を取れるだけの規定を満たしていれば大丈夫ですが。たとえば2輪の国内競技では、JIS規格をクリアしていて(or同等以上)MFJの公認を取っていれば使えるし、4輪用はJAFの公認を取って(JIS規格と同等以上の性能が必要)いれば使えます。

規格は5年ごとに改正され、現在は1995年に定められた「M95」と「SA95」が有効です。2000年版の新規格も既に発表されており、90や95の時の経験でいうと、おそらく年内ぐらいには2000をクリアする製品が発売されるのではないかと思います。詳しい規格内容はスネル財団のページに詳しいですが...あと簡単にはアライヘルメットのページでも載ってます。

ただ、「簡単に」じゃないところに意外と落とし穴があるというか...衝撃吸収テストは約3mからの落下実験で行われるんですが、実はこれは時速約40km/hからの直撃に相当する速度でしかないこと、さらに、フルフェイスヘルメットの場合は、チンバー(アゴのプロテクター部分)の強度試験があるのに対し、ジェットヘルだとチンバーは存在しないのでこの部分の保護性能は計測されません(^^;。つーかチンバーの強度試験にしても、規定重量の重りを落として変形が6cm以下...口元とチンバーの内装部分って6cmも離れてることは滅多にないと思うので、まぁ前歯の数本ぐらいは覚悟しろということでしょうか(^^;。

あとは...基本的に計測されるのは衝撃吸収性能が中心であるため、たとえばトラックに踏まれたとかハイサイド食らってバイクが頭上に落ちてきたとかいう状況を想定した荷重試験は行われなかったりとか...。

帽体そのものの強度試験以外にはアゴヒモの強度試験(重りをつけて引っ張る)、シールドの強度試験(空気銃で鉛の弾を撃つ)、4輪用のSA規格では火炎放射テスト...などが行われます。

ちなみに、基本的にレース用の規格という側面もあるためか、民間団体が定めたためか、日本の法規上は有効な安全基準として認められません。なので、厳密にはJIS規格か、安全マーク(ヘルメットの横に貼ってあるS字型のカッコ悪いマークですね)の認定を別口で取っていないと乗車用安全帽としては認められません。そのため並行輸入モノのヘルメットとか4輪用とか被ってると、意地悪なお巡りさんだとキップ切られることも...(^^;。

一方JIS規格は、2000年5月出荷分から改正され、ヘルメットの安全基準の国際標準化のために、アメリカのDOT(合衆国運輸省)規格、ヨーロッパのECE22規格といった欧米の主要な安全基準と要求性能を揃えるような形で変更されています。

今までは125cc以下用のJIS A種、それ以上用でセミジェット型・ジェット型を想定したB種、ジェット、フルフェイスを想定したC種(ちなみにC種はアメリカのDOT規格を原型にしています)の3つに分かれていたのですが、現在のJIS規格、通称「新JIS規格」は事実上C種とほぼ同等となります。というか、おおよそ今までより若干厳しくなっている一方で、耐貫通性試験など一部で緩和されていたりなどするそうで(^^;。

ちなみにB種とC種はその新JISに統合されるわけですが、従来のA種に関しては「125cc以下限定JIS規格」として残されることになるようです。つーか、JIS規格上はA種=125cc以下な半帽を125cc以上のバイクで使ってても、現実問題としてそれで捕まってるケースは見たことないんですけど...どういうことなんでしょ(^^;。結局道路交通法ではJISかSマークを通ったヘルメットを被ること、しか定められてない、つー理解でいいんでしょうかね(^^;。

一方「スネルはレース用の規格だから公道用ならC種(現在は新JISですね)でもいい」のかそーじゃないのか...とかいうのはメーカー間でも、ユーザー間でも色々考え方に違いがあるようで...(^^;。

私の場合はというと...全13個のうちで貰い物のジェットヘルのJ-MAXと、最近お気に入りなZ-CRUZ(ショウエイの空力フルフェイス)に関してはC種で、ホントは4輪用なX-FourLight2がJAF公認(なのでホントは公道不可(^^;)あとはスネルを通ってます。M85規格(古っ(^^;)なのがひとつとM90がふたつ、残りがM95...だったと思います。

結局、最初の頃は確かに私もスネル規格信者だったんですけど、「ヘルメット全体としての性能」つーか、「転倒時の安全性だけでなく、疲労や集中力の低下を最低限に防ぐこと、人間の能力をフルに発揮させることを含めた性能」っていうのを考えるようになってきてからは条件付きでC種なのもいいかな、と思うようになった感じです。

スネル規格は5年ごとに強化されるから、基本的に改正直後は一時的にではあれ旧規格のより重量増えるんですよ。そのあと次回の改正までにその分をある程度取り戻したり、場合によっては前より若干軽くなったりもするわけですけど...。結局レース用ハイエンドモデルで1400g前後、一般用で1500g前後を中心に行ったり来たりを繰り返すわけです(^^;。

それに対してC種(または新JIS)仕様として割り切ったものは...技術的にかなり余裕があるから、スネル規格品と同じ素材で、なおかつ同じくらいの値段で作る場合には相当軽く作れるんですよ。実際Z-CRUZなら1300g台後半ぐらいなんじゃないかと思うし。かつてお気に入りだった初代X-8SPのあの悪魔的な軽さ再び(〃▽〃)な感じ(笑)。

そうなってくると、「疲労度」っていう面でスネル規格品より全然性能高いことになるし、さらにZ-CRUZの場合は、それ以外にも他のスネル規格品を超える高性能な部分(空力とか快適性とかね)があったりと、「スネル規格を取らないことによる自由度」をフルに使ってたからOKかなと。

一方で、スネル規格品と同程度の重量でJIS規格を作ろうとすれば...大幅に安く作ることが可能になります。実際ショウエイとかOGKとかだと、そういうコンセプトで作ってメーカー希望小売価格が2万円台、実売が1万円台半ばぐらいのものが存在しますからね。

それが意味することは...まぁファッション製を重視して半帽とか被ってる人は自分のリスクでそうしてるわけだから別だけど、サイフの事情で高級なヘルメットを被れない人っていうのはそれによって救われるわけです。

 

Q8.フルフェイスは暑い?

A8.No!(笑)。

最近流行りの半帽は一見涼しそうに見えるんですが...まぁ帽体部分に保護されてない頭の下半分とか顔とかは涼しいにしても、ヘルメットが載ってる上半分はフルフェイス被ってる時よりむしろ暑いし、髪も潰れると思います(^^;。基本的に、半帽ってベンチレーションとかを一切装備してないですからね(^^;。

一方でフルフェイスの場合...ある程度名の知れたメーカー(Q1で挙げたとこ)とかの製品であれば、比較的安価なモデルでも基本的なベンチレーション機能を装備してるので、真夏でも走ってるときはさほど暑くないです。まして高級・高機能系なものになると、20〜30km/hぐらいでも充分涼しいです(^^)。

まぁ止まってると涼しくはないですけど...半帽でも風が吹いてなきゃ照り返しで暑いのは同じだと思うし(苦笑)。あと、しいて言うと口元が多少息苦しいとかありますけど、シールド開けてれば割と大丈夫ですかね。

ちなみにジェットヘルの場合は...たとえばアライのSuper-RamとかショウエイJ-Forceとかになると、フルフェイスの高級モデルと同等のベンチレーション機能を備えてるので、あれは相当涼しいはずです。その意味では夏場は最強ですかね(^^)。

 

Q9.やっぱりフルフェイスの方がいいんですか?

A9....それは一概には言えない感じ(苦笑)

安全性...っていう意味では基本的にフルフェイスがいちばん優れた形なわけですけどね。ただ、前のAでも触れたとおり、夏場の涼しさとか手軽さとか考えるとジェットヘルのほうが優れてる場合もあるし。

私が持ってるヘルメットほとんどフルフェイスっていう理由は、必ずしも「安全だから」つーわけでもないし(^^;。基本的にレーサーレプリカな人をやってるので、それならやっぱフルフェイスだろっていうファッション的理由もけっこー強いし(^^;。その意味では、ストリート系とかクラシック系の人が半帽被ってる気持ちが分からなくもないですね。

もうひとつ...私コンタクトレンズ使用者なんですよ(^^;。するとジェットヘルとかだと風が巻き込んで目が乾くし(^^;。

まぁ、やっぱり一方で安全性とか安心感とかっていうのは重要ですけどね。実は2個だけ持ってるジェットヘル(ショウエイJ-MAXとアライ・UPTOWN)は夏のよっぽど暑い日に近所にスクーターで...とかいうんでない限りまず使わないです...なんか目の前とか顔とか守るものがポリカの薄いシールド1枚っていうのがすごい怖い感じなのね(^^;。

あと...やっぱ女の子とか顔が命だから(笑)そういう方にはフルフェイスをお勧めしますけどね。ちなみにビジュアル的には私、女の子はショウエイ被ってるほーがキレイに見えると思ってます(笑)。

けどマジメな話、顔に傷跡残るほどのケガするっていうのは、何もそれが美人の女の子じゃなくても辛いことだと思うし、あと、目の保護性能とかってすごく重要。98年の全日本GT選手権第2戦での事故(つーか人災)で、2分間もの間炎に包まれていたレーシングドライバーの太田哲也選手が、失明という最悪の事態を避けられたのは、あのとき被ってたのが、ちゃんとシールド付きのフルフェイスだったからだし。

オートバイの普通の事故だったら、目だけ守れればいいならゴーグルでもいいかもしれないけど、それも一応ちゃんとした品質のモノでないと。アメリカの一部の州では、まぁ実際サングラスでもいいらしいけど「眼を保護するものを必ず着用するように」って義務づけられてるし。一方でガラスレンズのゴーグルやサングラス(レイバンとかそうです)は、万が一の時逆効果になりかねないので要注意。


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