ショウエイX-8SP メーカー修理体験記
古いヘルメットも、メーカー修理で蘇る!(^^)
※現在では初代X-8系に関しては、補修部品の在庫等の関係から既にメーカー修理対応は終了しているようです。それ以外の機種に関しても、事前に対応可能であるかどうかを必ずメーカーまでお問い合わせ下さい。
きっかけはショウエイホームページに「ヘルメットメンテナンス」コーナーが新設されたことから。おおよその内容は私が経験上頭に入ってることだったわけですが...最後のほうの「ライナーを固定する接着剤が剥がれてライナーが動いてしまう場合、安全上問題があるので絶対に使用しないでください」、さらに、修理扱いでライナーを交換することが可能で、生産終了品に関しては要お問い合わせ、とのこと。
んー...そーなると、ちょうどその症状にあてはまる(爆)94年(学生の頃)購入→97年頃までメイン使用→その後は予備機...な初代X-8SP(本間レプリカ)、このまま使ってるとマズいのかなぁ〜(^^;。っと感じたので、上記ページのお問い合わせ先に早速メールで現状の症状(アイポートの上の部分のライナーを押すと、周辺がキシキシ動くぐらい)「このまま使用していても大丈夫なのかどうか」、さらに「修理が可能かどうかと、その場合の費用」を、ヘルメット内装に貼られたラベルから確認できるサイズと製造年月日を添えて聞いてみる。
すると数日後、「実物を見ていないのではっきりとは言えないものの、修理をお勧めしたいです。X-8SPならまだ補修部品があるので、こちらに送ってもらえれば修理が可能です。ライナー交換のみで済む場合には8000〜1万円前後ですが、内装全交換を含める場合には1万2千円前後。ただ、現在生産しているヘルメットではないため1ヶ月ほどお時間を...」という旨の返信が。
「生産開始後6年も経ってるんだから買い換えてください」ぐらい言われて終わっちゃうかもなぁと思ってたので「直りますよ。その場合費用はこれぐらい...」っと、かなり前向きで具体的な話が返ってきたことと、さらに費用的にも、払えない金額じゃないし、「事実上中身の全交換(笑)」っていうことを考えたら意外と高くはないよなぁ...ということで修理依頼を決心することに。
というか、ヘルメットって、主に衝撃吸収ライナーとか内装材とかの経年劣化が進むことで消耗が進むもので、FRP製の「シェル(帽体...つまりガワね)の部分っていうのは、転倒などで衝撃が加わらない限りは相当長持ちするんですよね。その意味では、「中身(=ライナーと内装)」を全て入れ替えてしまえば...さすがに新品同様とは言わないまでも、それに近い状態に戻せることになります。そーなると、かなり延命を図れることにも...ね(^^)。
まぁさすがに、修理から戻ってきた後も、新品買い直した場合と同じ期間だけ使えることを期待するのは無理かもしれないけど...でも、「新品買うと3万円以上だけど、修理なら1万円強」っていうことを考えれば...経済的にも割に合わない話ではないですよね。
さらに、FRP製品ってけっこう廃棄処分が難しいというか...ヘルメットの場合には確かに、ユーザーレベルでは燃えないゴミに出すか買い換え時にお店に引き取ってもらっちゃえばいいんですけど、最終処分するときっていうのは...基本的に焼却処分するか埋め立てるしかなかったはず。一方で発泡スチロールとか内装の化繊とかはそこまで処分が難しいものではないし...そういう意味では、中身の入れ替えでヘルメットの延命が図れるなら、資源の有効活用とか廃棄物の減少とか...そういう面でも優しいことになります。
と、そーゆーわけでさっそくショウエイ東京本社にヘルメットを送り返すことに。修理依頼の旨とか連絡先とかを簡単に記した紙を添えた他は、梱包は基本的に買った時と同じ状態。買った時のオマケについてくるSHOEI印のヘルメットバッグに包み直したあと元箱に入れてガムテープで固定して出来上がり...とはいえ当時のX-8SPの元箱はかなり見た目とかオシャレで手元に残しておきたいし(笑)、割と最近買った別のショウエイのヘルメット(ちなみにZ-CRUZ)の箱を使っちゃいましたけど(笑)。
さらに、ここ最近ほとんど被ってなかったから、シールドすら付いてない状態で保存されてたんですけど、一応埃とかは拭き取って、シールドだけは適当に余ってたやつ(笑)を組み直しました。他の付属品とかは紛失の恐れとかもあるから外したままですけどね。で、コンビニで、いちおー「ワレモノ指定」を付けて宅配便を依頼。
たとえばお手元にア○イやsetaの箱しかなかったら...たぶんそれでもいいと思います...機能的には問題ないから(笑)。何も無い場合は...どう梱包したらいいかをメーカーに問い合わせた方がいいかもね。あるいは買ったお店を経由するとかの方法もありそう。
9月11日・日曜にコンビニに預けたら、早くもその翌日にショウエイより確認の電話が(^^)。現物をチェックした上での詳しい修理内容の確認でした。私としては、ライナーと、あと肌に触れる部分の内装の全交換とゆーことで考えてたんですが、現行の脱着内装モデルと違って、まずアゴヒモカバーを交換する場合はアゴヒモごとの交換になってしまうというのと、さらに「ネックパッドの交換はどうしますか?」とのこと。脱着内装になってからのモデルは、サイドクッションの裾の部分が延長されてネックパッドを兼ねるようになってて、それが当たり前になってたからすっかり意識の中になかった(苦笑)。
結局、アゴヒモカバーは直接肌に触れる部分だし、相当くたびれてる記憶があった(梱包する時にチェックしたら、裏側のビニールレザーが崩壊してた(^^;)のでアゴヒモごとの交換を依頼することにして、ネックカバーは...X-8SPのはほとんど肌に触れないし、さほど劣化もしてなかったように思うのでそのまま使ってもらうことに。「費用は1万2千円程度、修理期間は1ヶ月ほどと思いますが、修理が完了しましたらまたご連絡させていただきます」とのことでした。ちなみに参考までに、もしネックパッドも交換した場合には1万7千円ぐらい...とのこと。
そして10月4日「修理完了しましたので代引きで配送しました。料金は\12,600.-」との連絡があり、翌10月5日に到着(^^)。返送時の状況は画像のとおり。

丁寧に二重梱包されてた上に、中身のショウエイ箱は改めて新品が(^^)。しかも、側面に貼られた品名マーキングも「X-8SP HONMA」(^^)。まさに新品に生まれ変わって戻ってきた感じ(^^)。ちなみに右の画像で箱のフタに挟まってるのは「大変お待たせ致しました」のご挨拶状でした(^^)。
ちなみに、ヘルメットの内装に貼られてる製造年月日や規格などを示すラベルも、

↑ご覧のとおり新品が(^^)。しいて違いを言うと...左のJISのラベルは、新品当時に付いてたやつは「X-8SP HONMA」と書かれてたように思うのと、あと確か左の画像の大きいコーションラベル(PL法に関連するものらしい)は確か新品当時には付いてなかったというか、確かこの位置には「SNELL M90」の規格ラベルが貼ってあったんじゃないかと思うんですけど...まぁ既に有効じゃない古い規格のラベルだから今貼ると問題があるのかもしれないし、在庫もないだろうしね(笑)。ちゃんとJISのマークとMFJの公認マーク(右の画像の丸いやつ)は張り直されてるから、実際の使用上は何の問題もないしね。
あとは...ラベルが見えるようにめくった内装の裏側のスポンジを見てください。古くなってくると黄ばんできたり、煙草吸う人だと茶色くなってたりとかするんだけど(苦笑)、新品ならではのキレイなグレーでしょ(^^)。衝撃吸収ライナー表面がキレイに平滑な面になってることと合わせて「生まれ変わった感じ」ですね。
ちなみに古いラベルを撮った画像はとゆーと...

↑こーゆーボケボケなのがあることはあるんだけど...読めないね(^^;。まぁ中身の発泡スチロールの劣化状況の参考にはなるかも(笑)。
あと...内装まわりで唯一交換しないで使い回してもらったネックパッドも、組み直す前にクリーニングしたのかキレイになってたし、帽体そのものも丁寧に磨かれてキレイな状態でした(^^)。
で...被ってみると...まず新品の匂いが(^^)。そして...初代X-8SPって、こんなに空気みたいに軽くて、内装が柔らかく包み込んでくれるような感じだったんだ、ということにあらためて感動する(^^)。脱着内装になってからのショウエイの「カッチリした感じ」も好きだけど、それとはまた違う心地よさね。修理に出す前も、内装のフィッティングそのものはそんなに劣化してないだろうと思ってたんだけど...新品になって戻ってくると、やっぱり6年使い込んで相当へたってたんだな...っていうのを実感しますね(^^;。
ちなみに戻ってきたX-8SP、クリアシールド組んだ状態で秋冬シーズンナイトラン用として、というのがメインの用途になる予定です。おそらく今後もう一度修理に出すのは難しい(さすがにその頃には補修部品の在庫が...)ので、なるたけ稼働率減らして、なおかつ汗とかで汚れにくい用途で大事に使って長持ちさせたい。
最後に「6年前のヘルメットなんですけど修理してもらえますか?」というお願いに迅速丁寧に対応してくださったショウエイ東京本社に、感謝。

↑受領後に記念撮影(^^)。中身が全て入れ替わってキレイに磨かれて...でも後頭部の坂田爆弾ステッカーはそのまま(^^)