LIVE REPORT
File 4:
2000年8月19日 椎名へきる「STARTING LEGEND 2000〜live to love〜」大宮ソニックシティーホール
先週の府中の満足度が高かったこともあって...「たった一週間後に迫った大宮2Daysは行かなくてもいいかな〜」っていうような心境になってチケット売りに出してたんだけど...今日の分は売れ残ったので見に行きました(^^;。
「コンサートホールの色」って...確実にあると思う。いや、ホールに限らずライブハウスとかスタジアムとか、「コンサートやるハコ」のすべてについてね。その上で、そのホールとアーティストの相性、ファンの相性...さらに、「一人一人のお客さんにとっての、そのハコの好き嫌い」に至るまで。
実は私自身は...やっぱり大宮ソニックシティーってあんまり好きじゃない感じ(苦笑)。へきるファンの間では「聖地」っていう声もあるぐらいなんだけどね。まぁ、考えてみれば椎名へきるライブ以外でソニックシティー行ったことはないんだけど...はっきり言ってあんまりいい思い出は無い(爆)。
まず私、どっちかっつーと東京フォーラムとか府中の森芸術劇場とかそーゆー、ちょっとオシャレでスノッブな匂いのするハコのほーが好きな感じなんですよね(笑)。何か、クラシックの巨匠とかにも多用されることで積み重なった上質な「匂い」みたいなものが、そこで行われるイベントにも影響を及ぼしてるような気がする。
私、東京フォーラムで観たライブっつーと谷村有美さんの、活動休止前の最後のツアーの公演一本だけ。椎名さんのは生で観たことないんだけど...でも、ライブビデオ「LEGEND1997」に収録されてる椎名さんの東京フォーラムでのライブを観た時...「あ、似てる」って感じた。今なおあの時のライブっていうのは、その高いクォリティーで伝説になってるようだし。
あと在京のホールでも、私は新宿厚生年金会館ホールとサンプラザ中野がどーもダメな感じ(^^;。他に千葉だけど市川市民会館もあんまり好きじゃない感じだったけどね(^^;。「上質感」が無くて何かローカルっぽい感じな一方で、「おおらかさ」みたいのも感じない何か半端な感じがダメなのかな...。
同じ千葉でも、今回のツアーの初日を飾った市原市民文化会館は好き。府中みたいにスノッブな匂いはしないんだけど、それでも上質な感じと、あと何か「安心感」みたいなのを感じる。あと、東京ベイNKホールは、何か東京フォーラムに近いっていうか「特大の府中」みたいな感じかな。それで好き。
一方で大宮ソニックシティーは...もちろん「良し悪し」とかそーゆーのとは別として、私自身は何か、合わないっつーか好きではない感じかな(^^;。もちろん椎名さん以外のアーティストのライブを観れば印象も変わるかもしれないけど、少なくとも「椎名へきると大宮ソニックシティーと私」つー組み合わせになると...確実に合わない感じ(^^;。
ま、「大宮での椎名へきるライブ」にあっては...実はファンの間でも札付きに評判悪い人物の何人かが高い確率で見に来るから...つーのも評判悪い理由のひとつでもあるみたいだけど(苦笑)、理由はおそらく...それだけじゃない。私の知り合いで地方のへきるファンの人には「関東のライブはヽ( ´ー`)ノ」って一緒くたにされるんだけど...いや、違うんだよ(苦笑)。彼女の関東でのライブって言ったとき、大宮と中野が多いからそんな印象があるんだと思う(爆)。
まぁ...そこまで言うと大宮ってさんざんなホールみたいに聞こえるかもしれないけど、もしかすると「そこにいる人達のエネルギーを増幅しちゃうホール」なのかな?で、そのために「へきるファンの濃ゆいオーラヽ( ´ー`)ノ」が増幅されて...それが私にとって何か耐えられないのかもしれない(^^;。
ま...そのへんはともかくとしての今日のライブだけど(笑)。さすがに同じ人の同じツアーに3本も行くと、ライブ本編の解説とかはあんまり書けなくなってきますね(苦笑)。府中と構成とかは基本的に同じだしね。で、「同じ人の同じツアーに複数行って何が楽しい」って...そこはまた、私ぐらいの表現力で、なおかつこのライブレポートの字数で説明するのは難しいしね(^^;。
ただね、もう今回のツアーについて、先週の府中のデキの素晴らしさで納得して満足してるし、「大宮」への期待度って元々高くないし(苦笑)、そんなこんなで一歩引いた精神状況で見れたから気付いたようなことっていくつかあったかな。そんな中で一つあったのは...いつも、ちょうど前半後半の境目ぐらいになるところで、「へきる様衣装替えタイム」でバンドメンバーがインスト曲弾いて場を繋ぐんだけど、それが今回は「大切なページ」歌い終わったあと、椎名さんと一緒に弦楽器隊も掃けちゃってキーボード2人のみで弾く...つースタイルになってるんですね。
で、コレに関してオフィシャルHPの掲示板とかで「キーボードソロから訴えてくるものなんて何もない」とかいう評価があったんだけど...いや私は何か違う感じ(笑)。基本的にみんな「椎名へきる」を見に来てるわけだし、この「場繋ぎタイム」な演奏まで集中して聞いてるわけではないと思う。それを考えると、キーボードの2人でまずまず心地良い感じを演出できればOKなんじゃないのかな。だったらギター&ベース隊はここで掃けちゃって楽器のチェックなり交換なりする方が正しいです(笑)。
ちなみに今日のMCタイムに、椎名さんにクールパックセットを渡す役はケータリングの料理人さんでしたね(笑)。府中の時は照明さんだったのだ。実はささやかながらスタッフ紹介だったりするのね(笑)。
そのケータリングの料理人さんから、今日の夕食のメニューが載ったお盆ごとクールパックを渡された椎名さん(笑)。「で...これをどうしたらいいんでしょう」っと言いつつ、昔中華料理店(東○紅だったか?)でウェイトレスをしてた頃の話など。新人声優時代とかってなかなか食えないものらしくて、誰に聞いても貧乏話が飛び出す...たぶん池澤お嬢を除いて(笑)。
で、そんなある日、ものすごくツいてない日があって、何と二度にわたって料理を運ぶ時に転んで落としてしまったそーな。しかも、2回目は8千円だかするフカヒレ丸ごと1枚入ったスペシャルな中華麺だったそーで(^^;。一回目は少々ムッとしながら作り直しに取りかかった厨房のチーフも、さすがにその2回目は、椎名さんのあまりの動揺っぷり&落ち込みっぷりに「いいよいいよ、作り直してあげるから、大丈夫だからさ...。」
さらに、お金が無くて夕食もまともに食べられなかったこの頃、あまりの窮状を見かねた厨房の方々が、自分たちの夕食用に毎日作ってる、余り食材で作った焼きそばとかを、バイトの彼女用の分も用意してくれたりするようになった...とかね。
で、椎名さんが使った後のクールパックをカメラマンさんに渡す...のもお約束なんだけど、その受け取ったカメラマンさんがまた、前列の中でその日見つけた(たぶん一番)可愛い女の子に渡す...もお約束化してるんだな(笑)。今回はその他にタイガーマスク被った人(笑)とかもMCでいじられる対象になってたけど...どうせ何かコスプレしたり目立つカッコするんなら、ココでいじってもらえるに足るだけ面白くて印象に残るモノをやらないと意味無いよね(笑)。コミケじゃないんだし、その水準に達してなければ結局無駄な努力っつーか、ただの「浮いた存在」に過ぎない。さらに会場の外では周囲を威圧する以外の意味をもたないと思うし。そーいえば、いつも同じ、某マスコットの被りモノして会場に来るけど、全然アーティストサイドから興味を示されてなくて、今や単なる浮いた存在な人が一人、いる(爆)。
あと...何かこう、今日の椎名さんはあんまり状態良くないっつーか疲れてたよーな感じだったかな。本編の終盤とか一発目のアンコールの時の汗のかきっぷりとか見た時とか、精神的なことは別として体力的には結構いっぱいいっぱいみたいだなぁっていうのを...ね。無理もないと思う。昨日は仙台でライブしてて、帰ってきてそのまま休みなく今日のライブだもの。もちろん、「プロなんだから自己管理を」とか「無理のない日程の組み方を」とかいうのが本筋...なのは間違いないけどね(^^;。
ただ、その一方で、最近の彼女は「(自分自身のコンディションが)良くなければ良くないなりの戦い方」みたいのを結構分かってきてるんじゃないかと思う。注意深く観れば、あるいは感覚の鋭い人なら「今日はあんまり調子良くないな〜」とか「あんまり気持ちが乗ってないかな〜」とかもちろんあるけど、多くの場合、それでもおおよそ納得いくだけのものを見せてくれるしね。
色々トータルでの「アーティストとしてのスキル」っていう話になると、まだまだ色々足りないものはあるのかもしれないけど、年に2回全国ツアーして、しかも少なくとも私の記憶では、体調不良とかそーゆーのでのキャンセルは一本もなし。まぁ最初のうちは若さで乗り切ってたんだろうけど、経験から手に入れた才能...みたいなものが確実にあるんだと思う。
そんな感じで...今日は「Wアンコールの拍手」って、内心ないことを祈ってた。今日これだけ疲れてる感じで、「コンディション良くないけど精一杯やってる」っていうのが感じられた...結果として確かに「いいライブ」にはなってるけど、それに対するお客さんの満足度の返し方として「Wアンコール」っていうのが正しい判断だとは思えなかったんですよ。明日もまた同じ大宮でライブがある。そのことを考えた場合、「素晴らしかったよ〜っ!」っていう気持ちを返しつつも、「休ませてあげる」っていう判断が必要だったんじゃないかな。そう感じた。さらに、Wアンコールの拍手が、特に最初のうちは「必ずしも全員が求めてるわけじゃない」っていうのを見てとれた。それを、「大宮独特のお客さんの力」で押し切っちゃったよーな感じが何か...ね(^^;。
で、一方で椎名さん...だけじゃなくて、こーゆー業界に身を置く人って多くがそうだと思うけど、負けず嫌いで強気なメンタリティーだから「今日はツラいからちょっと勘弁して」なんて絶対言わないし、言えないじゃないですか。そーゆーこととかも、みんな考えなきゃいけないと思う。