Reccomendな物達
お勧めアイテムコーナー(^^)
その1 SHOEI Z-CRUZ
おねだん:カラーリングモデルの「X-ROAD」なのでメーカー希望小売価格\40,000.-...だけど私の買った時点で1個\28,000.-ぐらい(^^;
単色モデルだとメーカー希望小売価格で\35,000.-ですが...叩き売りで今や2万円前半ぐらいでしょうか(^^;。
入手の容易性:☆…流通在庫も豊富にあるし、高くてもよければメーカーから取り寄せもまだ可能な様子です。
よいところ:カッコ良くて美しい、涼しい、悪魔的に軽い、卓越した空力性能でハイスピードでも浮かない疲れない...あと今なら安い(^^;
よくないところ:スネル規格品ではないこと...だけどもしそうだったらこの軽さはないだろう(^^;。

めちゃくちゃ気に入ったので2個買いを敢行してしまった(^^;SHOEI謹製超軽量空力ヘルメットです。
発売は98年頃だったと思うのですが、ターゲットユーザーは、たとえばブラックバード(CBR100XX)とかZX-11ニンジャ(=ZZ-R1100)とかそういうった、超高速スポーツツアラー系のバイクに乗るユーザーをターゲットに開発されたものでした。
あの当時から、細く絞り込まれたチンバー(アゴ部分)のデザインとか、あと前頭部の大型ベンチレーション、後頭部と襟首部分に設けられたスポイラー...といった超空力系デザインにすごく興味を持ってたんですが、当時は結構値が張ったこともあって買う機会がなかったんですよね。それが最近、ニューモデル「Z-III」へのモデルチェンジに伴ってと、あと元々商業的にあんまり成功してなかったせいもあって(爆)叩き売りモードだったんですよね(^^;。んで、一個買ってみたらあまりに素晴らしかったのと、あとこの頃なぜか小金持ってたこともあって(爆)今後数年分とゆーことで二個買いを敢行(^^;。
どこがそんなに素晴らしかったか...って、やっぱりその戦闘的なシェイプと、一方でお子さまチックでない、ハイセンスでインテリジェントな大人♪な感じのカラーリングっていう絶妙のバランス感覚...もさることながら、かつて一番のお気に入りで、ホントにヘルメットの寿命尽きるぐらいまで使い込んだショウエイの悪魔的名作(笑)初代X-8SPの「あの感じ」を彷彿とさせるものがあったから...なんですよ。
「あの感じ」とは...X-8SPって当時としては空力的なこととか、あとベンチレーション性能とかもトップレベルだったんですけど、それに加えて「悪魔的」の理由...とにかく信じられないほど軽かったんですよ。その割に帽体のFRPの焼きがユルユルっぽいあたりが...悪魔(笑)。けど、この軽さと涼しさと悦楽のフィット感のためなら俺は悪魔とでも契約するぞー(〃▽〃)みたいな(^^;。つーか、「ユルい」にしてもスネル規格(当時はM90)を通っていたわけだから、耐衝撃性という意味では当時のトップクラスにちゃんとあった...そこにも悪魔的な匂いが(笑)。
その後、スネル規格の安全基準の強化とかあって、さすがにスネル規格をクリアしたままあの頃並みに軽くヘルメットを作るっていうのは困難になってきてて、ショウエイにしても、初代X8をベースにSP用の新機能を融合させた後継主力モデルのX-8Vなんか軽く1.5kgあったし(^^;、SPの後継モデルとして投入されたSP2も若干の重量増があったりなんかして...。あと、フィット感とかも脱着内装が導入されて以降微妙に味付けの変化があったようで、初代SPの、アライほどユルユルじゃなく、一方でX8VやSP2みたく両頬まわりをガッチリ押さえるわけでもない絶妙ないい感じ...ではなかったし。まぁ、SP2の被り心地も、戦闘的つーか適度な緊張感があっていい感じではあるんですけど。
で...そのフィット感もまた、Z-CRUZは「初代SPそのもの」なんですよ。私よく、ホンダのハイブリッドカー「インサイト」を、「ハイブリッドの心臓を手に入れてミレニアムに蘇ったCR-X」って言い方しますけど、それと似たよーな感じ。「ハイスピードクルーズ用モデルとして生まれ変わった初代X-8SP」な感じなんですね。
で、「高級ヘルメットといえばスネル規格」な中であえてJIS C種までしか取得してないZ-CRUZですが、だからといって露骨に安全上手を抜いた部分っていうのは特にない感じです。もちろん耐衝撃試験の結果とか見たわけじゃないから分からないですけど、帽体の焼きの感触は初代SPと同じぐらいだし、衝撃吸収体の発泡スチロールの硬さとか厚みとかも、初代SPだけじゃなくて現行モデルと比べても大きな違いはないです。さらにアゴヒモとかシールドとかそういった、帽体以外で安全に関わる部品はX-8系と同じものが使われているし。おそらくスネルの85か90ぐらいに匹敵する性能は出てると思いますね。
もうひとつのZ-CRUZの美点は、見た目どおりなその空力的優秀性。もともとショウエイのヘルメットって、基本的な空気抵抗の少なさとか空力バランス(揚力が発生して浮いたりタービュランスで振られたりしないか)とかで全体的にアライより優れてると思うんですが...その中でも、私が今まで使った中で最高というか、レース用最高級モデルだったはずのSP2より高性能なんじゃないかと思いますね。ちなみに4輪用の、かの由良拓也さんデザインなX-Four系はというと...「バイクの乗車姿勢」だと結構ツラいんですよね(^^;。あれはあくまで4輪のドライビングポジションに最適化されてるから。
で、Z-CRUZの場合は...もちろん後頭部と襟首部分のスポイラーが、ヘルメットという球体形状の物体で発生する気流の「渦」をキレイに切ってくれること...だけでなく、顎部を細く絞り込んで下方に伸ばした上で、全体的に「前後に長い」というか左右を絞ったような帽体の基本デザインそのものが相当効いてる感じです。
で、たとえばアクシス90で時速100km/h(だから公道でそんなに出すなよ)とかいう状況でもあまりに何事もないから、ふと横を向いたりすると...その瞬間にビックリする感じですね(^^;。もちろん横向いた時の空気抵抗が他のヘルメットに対して劣るわけではないとは思うんですけど、「本来のライディングフォームを取ったときの空力特性」がものすごく優れてることの裏返しとしてそういう現象が...(^^;。つーか、基本的に超高速で脇見っていうのが本来NGなんだよね(苦笑)。
あとベンチレーション性能については...X8系みたいなデュアルライナー(内部の衝撃吸収体を二層にして、その間に空気のルートを設けるショウエイ独自のシステム)は採用されてないにもかかわらず、SP2とほぼ同等ぐらいの性能を確保してるようです。空気の「抜き方」が最強に優れている...というか、後頭部のスポイラーに設けられた排気口からかなりの圧力で抜けてる...だけでなくて、T型というか凸型(笑)で大型のフロント側のベンチレーションも、左右に広がった部分の後端に「出口」が作ってあって、そこから熱気とか、シールドの曇り除去用に口元というか鼻の部分のダクトから吸い込んだ空気を抜くように出来てるんです。なので涼しいしシールドも曇らない(^^)。
一方で、そこまで作り込まれて換気量が上がっているせいか、顔に当たる風がけっこう強いというか、ショウエイのヘルメットにしては割と目が乾きやすいつー特徴もあるんですけどね(苦笑)。ネット上で使った人達のレポートを見ると、そこがめちゃくちゃ叩かれるポイントのようです(爆)。個人的には、元々ショウエイ使いだった人が「らしくない」って思ったから叩くのは話も分かるけど、今までアライ使ってた人とかに言われたくないと思うな(苦笑)。
あと、この「目が乾く現象」、ベンチレーションの設定を細かくいじると結構解消するんですけどね...それで納得いかなくてもオプションパーツのチンカーテン(ネット状のやつね。SP2系のが流用できます)を入れれば解決されます。そのへんも割と分かってない人が多いらしい(爆)。
Z-CRUZが商業的に成功しなかった理由っていうのが...そのへんで何となく想像つくんですよ(^^;。私はひたすら軽量で涼しくて髪が崩れなくて空力バランスも良くて...みたくどんどんハイエンドな要求水準に突っ走っちゃうクチですけど、一方で、ショウエイがZ-CRUZで狙ってた大排気量系ライダーが、意外と今までのヘルメットで不自由を感じてなかったんじゃないのかなっていうのがまず一点。というか、たとえば「長時間ヘルメット被ってると髪が潰れる」っていう一点について話をしても、私にとっちゃそれって許し難い話なわけですけど(笑)、大排気量系ライダーっつーかベテランな人達って、意外とそのへんを割り切っちゃって気にしてない部分があるんですよね。場合によっては「フルフェイスだと暑い」っていう点に至るまで。
その上で、大排気量系とかそういうコアなライダーになればなるほどアライユーザーが多いっていう傾向もあって...なおかつアライな人っていうのは私が以前から色々なところで触れてるよーに、「信者」って言えるほどに惚れ込んで、誇りと全幅の信頼を持って使ってる人が多いから、その層を取り込むっていうのはかなり難しいわけです(苦笑)。まして、軽さとか空力&ベンチレーション設計の自由度を確保するためという理由があったにしても、「スネル規格取ってない」となると...なおさらアライユーザーは絶対取り込まれません(苦笑)。
一方でショウエイユーザーにも「らしくない」と思われる面があったっていうのがね...モノとしての能力からいえば非常に不運だったと言うほかないです(^^;。
Back!