コーチング事例
教会開拓者へのコーチング事例シリーズ
青島めぐみ
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1:4人の求道者に対する福音提示
このシリーズでは、教会開拓者へのコーチングの事例を紹介していきます。
第1回目は、家庭を開いて集会を始めている秋川章さん・京子さんご夫妻に対するコーチングです。秋川さんご夫妻は、昨年12月に1人の人を救いに導いた経験があります。
30代であるご夫妻は、現在その集会に20代の求道者が4人与えられています。なお、このシリーズで登場する人物の名称はすべて仮名です。
コーチはまず、秋川さんご夫妻が、「人々と関係を結ぶためのきっかけ作り」がうまいと言ってほめ、すでにできていることを評価しつつ、4人の求道者への接し方や集会の持ち方を具体的に取り扱いました。
まず、真理に対する求めが弱いと思われる薫さんと、求めが比較的強い他の3人の求道者をどう一緒に扱うかということに対する質問が、ご主人の章さんからコーチに対して投げ掛けられました。
1対1の伝道から複数の求道者を1度に扱う伝道へ
章
- 薫さんの関心のある話題は他の3人とはちがうんすよ。
コーチ
- 今度、薫さんが来たらどうしようと思っているの。
章
- ひとみさんと来るので、あまり深い話はしてはいけないのかなあ。ひとみさんがいるときにどこまでつっこんで話せるか。
章
- 関心の違う人が集まったときにどんな関係が持てるのかが課題ですね。お互いが知り合いじゃないし、持っている知識が違うし。
コーチ
- そうそう。伝道の速度が速くなっていることで1度に複数の人を扱うようになったことだね。1対1は経験したことがあるけど、1度に複数の求道者を持ったことはないよね。その流れを神様が変えようとされている。
いままでの経験から導き出されるものだけで考えていると、神の流れが止まってしまう。神が場面を変えたとき、それについていく。出エジプト記で雲の柱、火の柱に民がついていくのと同じ。
ここまで導かれたのはすごいことだよ。
配慮はいいけど恐れはダメ
章
- 普通の……、メッセージも食事もしているし……。
コーチ
- ひとみさんがいるときに、薫さんをマンツーマンで扱ったほうがいい。
コーチ
- 人間のねたみとかが原因で関係がややこしくなるんじゃないか、という恐れは持ってはいけない。思っているペースでやったほうがいい。配慮ならいいんだけど、恐れはダメ。結局、主が選んだ者だけが残る。
イエス様もヨハネ6章44節でおっしゃっているように、主が引き寄せた人は主のところへ来る。そこは恐れないこと。どんなつまずきがあっても救われる。そこは恐れてはいけない。全力を尽くすが、全員を救おうとは思わない。
いなくなったらそこまでで止めておくこと。人に合わせていると教会が教会ではなくなっていく。こういう例がある。ある牧師が中高生に初めて洗礼を授けた。
その後、だんだん中高生に合わせ始めた。彼はそのとき集まっていた8名の中高生の求道者を失いたくなかったんだ。
だから、集会を単に彼らの「いやすい場」にしてしまった。するとその集会では真理が語られないばかりかイエス様のことが話題にもされなくなってしまった。
成功したいという意識
コーチ
- 同調しないこと。ここが伝わっていないなあ。章ちゃんには、成功したいっていう意識が強いね。
章
- 初めはそうは思わなかったけど、求道者が目に入り始めたらダメですね。払拭できないです。
コーチ
- 章ちゃんが配慮がなくて「残る人だけ残ればいい」というタイプの人だったらこうは言わないの。神の視点で見ることが大事。
章
- 来週来るかどうか、とか思うようになってしまって、ダメですね。
コーチ
- ダメだね。でも、ダメと思っているからいいの。神の視点で真理を提示しないと……。今、苦しいところだよね。真理を伝えてどうなるか。そこが勝負だね。章ちゃんにはできているところもたくさんあるよ。よくやっているよ。
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