『Y』単行本カバー

Y

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「Y」を読み終えました

佐藤珍
2001.08.10

「Y」を読み終えました。 岩手の江刺市某ホテル2001年9月6日AM5:00.。

1998.9.6のところでハッと気がつき、ただの偶然に過ぎないはずなのに、わたくし的 にはやはり運命を感じました。 ワイは津軽地方のことばで、「おやっ!」  ワイハッ!は「おやまあ!なんという ・・」にあたります。北海道南部でも使われてるかもしれない一般的感嘆詞で、けし てハワイのことではありません。 過去と現在を行きつ戻りつしながら、ワイワイワイと唱えているうちに佐藤正午の世 界にまた引き込まれ、寝不足です。

読後感良し。物語の流れ良し。時々こんがらかりそうな話にメモ書きとしてまとめて 説明をつけたことも親切。 またしても悪いやつがひとりも登場しないのも良し。 太田晶子の電話口での40歳半ばの人間模様の科白は特に身にしみる。 雨つぶ。傘。フロッピイ。マック。渋谷。馬橋。20才代の自分と深くかかわるシ チュエイションに驚嘆。

時間よもどれ!は小説ならではのメルヘンだが、それができるかも知れないと半ば本 気で思わされている自分。馬鹿ですが正午ワールドの虜でした。

キャスト

  • 秋間文夫 : 渡部篤○
  • 北川 健 :  豊○悦○
  • 加藤由梨:  未定
  • 西里真紀:  藤○直美
  • 太田晶子:  リ○コ(友情出演)
  • 水書弓子:  草刈○代
  • 秋間葉月:  佐藤み○み(新人)

スタッフ

  • 監督 :じゅんの
  • 脚本 :こがゆき
  • ディレクター :ミステリーマン
  • 美術 :GTA
  • プロデュウサー:rain
  • 原作 ;せんせ (敬称略)

ジョニ−課一期?・・・

ナガネラ
2001.07.31

ジョニ−課一期?調子にのって第2弾の送信! はじめての文庫本サイン入り  「Y」読みました。。 題名からすこしひっくりかえり小学生の多感な時期 (X・X・X・Y)とまわりに図柄を書いて喜んでた頃をおもいだし もう・・ここまではっきり題にするなんざやっぱすごいなー

ありきたりの設定すぎてあれれと思ってたら そのようなせりふも登場し十分計算されている。

何年前にもどれたら・・・人はそうおもうことで現実をみつめなおし回復し後退を繰 り返す。 その思いが強いほどなんども繰り返す現実をいまさら変えられない。 悲しみと苦悩・・・

今を生きることから逃げないでとだれもがそういう けど・・・・ 人はそう強くは生きられない。

何年前にも戻れるとしても今がその戻ったときだと思ってしまう。

自らの思いが現実を変えていく力も生む。 火事場のばか力でタンスをもちあげた人を知っていますか?

女のために自問し続ける北川と秋間。
しかし「このまま続けちゃいけないの」
「こうなるのが運命なんだと思うことにした。」
「人生の勝負はもうついてしまっている」
とはっきり男に自分の気持ちをいう女たち。

そして裏切り・・・・
女は悪。
なのに自問し続けた北川と秋間。

西里真紀が映画「渚」の女の子とだぶった。

きっと幸福になれるよね。 「続「Y」」を「「続・続「Y」」そして「「続・続・続「Y」」を期待します。


ひとは無数の選択肢の・・・

いしかわ
1999.06.29

 ひとは無数の選択肢の中で生きている。

 幼い頃はそれこそ「神の見えざる手」が働いているかのように、見知らぬ人に声をか けられて命拾いするような瞬間に満ちていた気がする。ところが年を経る毎に神の手な どはなく、自分の頼りない選択の連続で、人生の舵取りをしていることに気づかされる 。そしてその選択が正しかったのかどうかわからなくなる。他にも自分はいろんな自分 を選べたはずなのにどうしてこうなのかと驚くような地点へと来ている。だがそこへた どり着いたのは確かに自分の運転のせいなのだ。たとえ流されたせよ、それを選んだの は自分ではなかったのか、と。そんなとき「もしもあのときああしていれば」というよ うな後ろ向きの考えにふと、とらわれる。

 しかしそれは果たして本当に「後ろ向き」の考えなのだろうか。

 この物語を読むと「僕」は、ありえたかも知れない無数の人生、ありえたかもしれな いY字型に分岐したもう一端のほうにいる「僕」によって支えられていることに気づく 。そのありえたかも知れない自分を、今の自分も含めて考えてみる。

 他のだれとも置き換えのきかない存在だといわれても、それを実感することはなかな か難しい。だがわたしが「Y」を読んだとき、その言葉を引き受けられる気がした。選 んだのはわたしだと。ほかのありえたかもしれない未来から今を選んだのはわたしだし 、ありえたかも知れない未来はそれぞれかけがえなく存在している、と。

 主人公とともにわたしもささやかながら「もしも」について考える。「Y」という字 はどちらか一端が隠せばそれは「I」(アイ)の形へと近づく。それはラストに向けて の一連のストーリー、疾走する電車の中をひとをかき分けながらまっすぐにすすむ「僕 」を思わせる。

 「Y」は一本の直線として、わたしのなかに深く浸透した。


時間を遡ることが・・・

GTA
1999.05.04

 時間を遡ることができたなら……。そんなふうに誰もが一度は考えたことがあ るのではないでしょうか。ここに、その力をたまたま手にした男がいます。彼は その力を使って何をしたのか、というお話です。

 読みながら考えたのは「人は現在をすべて捨ててまで過去に戻れるだろうか」 ということ。いや、正直に言うならば「人は……」ではなく、「私は……」です。 主人公の秋間も同じことを考える場面がありますが、私も一緒に考えてしまいま した。

 もうひとつ考えたことは、「いまを生きる」ということです(映画のタイトル とは関係ありません)。このお話を読みながら私がずっと考えていたのは、「何 だかんだ言いながらも、いまを生きていこうじゃないか」と作者、佐藤正午さん は言いたいのじゃないかということ。思いっきり外れている可能性が高いけど、 私はそう読みました。


いやあ良かったです

Fantasista 宮田
1999.01.16
宮田  1999/01/16

いやあ良かったです。私の頭脳は中古になり始めてますのでこういったストーリー は頭がこんがらがってしまいます。しかしストーリーを咀嚼するよりも先に読み進み たいという欲求の方が勝り、一気に読み終えました。映画などを見ていても私は肝心 なところを理解していない場合が多く、それで良く感動できたねと、妻にしょっちゅ う馬鹿にされているほどなので、「Y」は味わいながらもう一回最初からキチンと読 み直したいと思います。

まずテーマがいいですね。とてもステキなお話でした。誤解が実は人生に潤いを与 えているのかも知れません。バラ色じゃない人生だっていいもんだなと思いました。 すぐれた小説は、いや小説に限らずあらゆる表現は、受手にもう一つのストーリー を作らせるものだと思います。勿論そこでの主人公は自分自身。「Y」では忘れかけ ていた沢山の思い出と共にしばし夢の中をさまようことできました。

私は傘を持ち替え、右手で彼女の手を握った。
無数の雨傘の花にまじって私たちは歩き出した。

美しい文章ですね。最高のラストシーンです。映像が自然と沸き上がってきます。 モノクロの映画が突然総天然色に変わったような、傘は勿論色とりどりで夜には星に 変わってしまうような傘ですね。

読み終えた直後なので危ない危ない、夢遊病者のような文章になってきました。嬉 しい小説に巡り合えてしあわせでした。映画化されたらいい映画になるでしょうね。
周防正行あたりではどうでしょう?
北川はきっと人間以外の何かになったのですね。
今日のところは夢見心地のままで・・・


『Y』に付いては感動です・・・

じゅんの

『Y』に付いては感動です。僕的には『取り扱い注意』よりも 楽しめた作品で完成度もすごく高いと思います。

過去にさかのぼって自分が果たせなかった事を成し遂げようとした主人公と。別の未 来でその運命の輪に流されているもう一人の主人公。秋間のストーリーと北川のス トーリーが繋がっていき最後の急行電車の中での一瞬の再会は読んでいて心が締め付 けられました。そこまでの話の繋げ方も見事としか言いようがありません。今回の登 場人物はすべてが自分の役割をしっかりと務め果たしています。エンディングも僕好 みで大満足です。

全体的な感想としては「同じフレンチレストランで、クリスマスのスペシャルディ ナーを食べたらシェフが言ったとうりに美味しかった。」
あれ?ぜんぜんたとえになってないかな?
せんせの作品の中でも1・2を争う作品だと思います。

とりあえず誰よりも早くに読み終えた感想を伝えたかったので、眠い目こすってメー ルします。
ゲストに書くと読んでない皆に先入観持たしても悪いし・・・
せんせ、素敵な作品をどうもありがとう。これからも頑張って下さいね。

BGM
ゴスペラーズ
アルバム「Vol.4」
イントロ’98、或る晴れた日に、靴は履いたまま、八月の鯨、Vol.、未来、傘を あげる、
BOO〜おなかがすくほど笑ってみたい〜、終わらない世界、五つの鍵の伝説

この物語を読み終わって・・・

コクソームシ

この物語を読み終わって、何故だか遠い昔の、まだ少女だった頃に夢中になっていたあるドラマを思い出し懐かしく思いました。

この小説は、サスペンスにとんでいて しかも純粋だった恋心まで懐かしめ・・・又人生観をも自分に問う事が出来る絶品です。 色んな要素が重なり合いそれを、佐藤正午の独特な表現で私の心に入りこんだ傑作ではないでしょうか、流れ的にもメリハリがあって、印象深く1日の読書時間の限られている私でも『Y』の世界に 入り込んだまま、読み終わる事が出来、次ぎの展開を想像し楽しめて読み終えました。

一日のペースが色んな出来事で埋まってゆく主婦の私でも、人生は自分の考え次第で 突き進む事、又それを現状と受け止めそこで生きて行かなければいけない・・・と誰しも後悔や不満を持ちつづ けても、満足出来る程の人生なんかなかなか無い、それよりも精一杯生きようとそう思う事が出来感概を憶えました。


先日初めて佐藤さんの・・・

MAKI

先日初めて佐藤さんの作品を読みました。
「Y」です。pon chan、もう手に入りましたか?
私はなかなかどうしてはまりました。
内容?う〜ん、時空を越えた、人への愛情、良い意味での執着・・。
なんか違う気がするなあ。
まあ、表現力の乏しい私には多くを望まないでください。
早く手に入るのが一番ですね。


『Y』は「大人の男の想い」・・・

シュウ

『Y』は「大人の男の想い」とゆうか
誰も知らない自分だけの心の生活、孤独な空間が
とても せつない…です。



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