■ T.S さんのわがやねっと 2004.05.05 up / 2006.05.11 追加 up □ 体の状態 . 1998年自宅の玄関庇から転落事故、2〜3mの高さを背中から落下その衝撃により C5・6番の胸椎を損傷しました、いわゆる脊髄損傷です。 受傷直後に入院した病院で褥瘡発症、以来褥瘡治療とリハビリのため5年3ヶ月の入院生活を 終えて、在宅生活を始めました。 急性期に適切な褥瘡治療をされなかったため、入院が長期になり初期の頃はリハビリも 思うようには行きませんでした。 現在も褥瘡との戦いはつづいています。 両足・・・動かない、感覚もない、体を支えることができない。 座位・・・車椅子で座位を保つことができないため、座位保持装置で座位を保つ。 両手・・・両腕・指は全て動く。 頭 ・・・首から上は無傷、見る・聞く・嗅ぐ・話す・はできる。 食事・・・介助無し、1人で取ることができる。 排便・・・腸の障害で自己排便ができないが 縦長便器にトランスファーをして自分で摘便して排便していた。 退院後まもなく、直腸障害のためストーマ造設し現在ストーマで排便。 排尿・・・膀胱の障害で排尿コントロールができない、自己導尿で排尿 退院後、本人・奥さん・子供さん3人・お孫さん2人と言う大家族で在宅生活をしています。 □ 家の改造ポイント 受傷前から一戸建ての持ち家でしたので、改造する事には支障はありませんでした。 ただ、褥瘡<治ゆ>では無い状態で、病院から転院or退院かを3ヶ月で決めるように 突然言われました。 ゼロからスタートして3ヶ月の期間で、自宅を改造するのには期間が短いと感じました。 さらに、医師やPT・OTからの住宅改造に向けてのアドバイスは皆無でした。 思い込みかも知れないが、期待し過ぎた→実際OTから業者名を伝えて貰っただけ。 外出&外泊も出来ず参考例が無いので、業者にアイデアを期待しましたが…。 (業者の息子さんが同じ脊髄損傷だと言う事で、紹介されたので大いに期待しました。) 改造ポイントは、大きく4点に絞りました。 1 1.8メートルの段差解消。 2 トイレを新しく造る。 3 浴室を新しく造る。 4 一部部屋を増築する。 「1.8メートルの段差解消」について。 周辺の道路や車庫から玄関まで1メートルの段差、さらにそこから1階の床までの段差が 0.8メートルありました。 合計1.8メートルの段差解消は想像が付かず、玄関までスロープにして残りを段差解消機の 利用を検討するが、1メートルの段差を登には4メートルの距離を約3往復しなければならず 自走の車いすで出かけるたびに利用するには、将来的にも無理を感じました。 車で外出するためにも、車庫からいっきに1.8メートルの段差解消して部屋に入るため特注で リフトを造ることにしました。 業者も未実績でしたが、姫路の鉄工所にて支持材の製作をしてもらい実現しました。 そしてウッドデッキから直接部屋の出入りができるようにしました。 「トイレを新しく造る」について。 家族が使用しているトイレは、車いすでは使えません。 車いすから前方に身体を移動させて便器に移動しなければいけないため 便器の形も特殊な形の物を選び部屋に新しく造りました。便器の高さもかさあげしました。 自己導尿の用品を置く棚や手摺を、自分の使いやすい位置や高さに合わせるために 病院で使っているトイレの寸法を調べました。 手洗いの位置や高さ、蛇口の高さ等も工事後に調整してもらって、今の状態になりました。 「浴室を新しく造る」について。 褥瘡の治療及び消毒等を自宅でするため、家族と同じお風呂ではなく専用の浴室が 必要であること。 入浴方法も1人でするため浴槽に入る事をやめて、座シャワーにしました。 しかし、シャワーチェアーで後ろ向きに使うため、1人では操作しにくく手伝ってもらう事があります。 「一部部屋を増築する」について。 改築前は11畳の部屋でした、そこにトイレと浴室を造ると残る部分にベッドを置くスペースが 取れなかったので、約1.2bほど増築しました。 これでベッドや収納スペース等が確保でき、ゆとりのある生活空間が生まれました。 つづいて、下記の平面図や写真をごらんください。 2006.05.11日 up 「G.ドアを引き戸へ。ベッド側。」「使えるグッズ。」にトランスファー用のフックを追加、 「K.シャワー浴室。」に入浴用のストレッチャーを追加しました。 |
・ ハッチの部屋を改造しました ・ 2重ハッチの場所を増築しました ![]() |
K-1. 増改築部分 K-2. 既存部分(工事しなかった部分)
記号リスト A. 駐車場からリフトへ。 B. 1.8bの段差解消。 C. 庭から増築部分を見る(1)。 D. 庭から増築部分を見る(2)。 E. ウッドデッキ。 F. デッキから部屋へ。 G. ドアを引き戸へ。ベッド側。 H. 浴室側からウッドデッキへ。 I . 階段下が洗面。 J. 研究の成果、トイレ。 K. シャワー浴室。 使えるグッズ |
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