【上方落語メモ第2集】その87

たちぎれ線香(下)


【事の成り行き】その86「たちぎれ線香(上)」からのつづき

             * * * * *

■若旦那、お早よぉございます●はい……、あぁ、番頭どんか、まぁこっち
入り、ご機嫌さん……。けったいな挨拶やなぁ、おんなじ屋根の下に住んで
て「ご機嫌さん」てなこと言わんならん……、これもまぁ身から出た錆……。
どや、店の方みな元気か?■ありがとぉございます。へ、みな元気に働かし
ていただいとぉります。

●今日は何ぞ用事かいな?■どぉぞ蔵からお出ましを●何でや?■百日経ち
ましてございます●百日経った……? そぉかぁ、経ってしもたら早いもん
やなぁ……。蔵へ入った当座は日が経つのが遅ぉてなぁ、まだ三日目や、ま
だ五日目や。もぉ二か月ぐらい経ったかいなぁ、と思たらまだ十二、三日し
か経ったない。あぁ、もぉ百日てなもんは来ぇへんねやないかと思て諦めて
しもたんやなぁ……、もぉ諦めてしまうと、いつの間にやら百日経った。

●番頭どんおおきに。わたしはなぁ、こら皮肉で言ぅてんねやないんやで。
ホンマに蔵へ入れてもろて良かったと思う。十日ほど経つともぉ諦めてしま
う、そぉすると気が落ち着くんやなぁ、色んなこと考えるわ。あぁ、今まで
アホやったなぁ。あの時あぁいぅ風に言ぅてくれたのは、こぉいぅつもり、
この気持ちで言ぅてくれたんやなぁとか、何であれに気がつかなんだんやろ、
とかなぁ、段々分かってくる。本読んでもよぉお腹へ入る、えぇ勉強さして
もろた……、もぉ百日入ろ。

■そぉ入ってもろてはどんなりまへんがな。実は親旦さんがお待ちかね、い
え、お袋さんの方がお待ちかねでございますわ。二十日目ぐらいだしたかい
なぁ、ご両親そろぉてわたしのとこまでお越しになって「番頭どん、どぉや
らせがれが落ち着いたよぉなことを聞ぃたが、今度といぅ今度は身に沁みて
るじゃろぉ、もぉボチボチ出してやってはどぉじゃろ」とおっしゃったとき
「ホンに落ち着かはったよぉでございます。そぉしまひょ」とここまで出掛
かったんでやすけどな……

■ここで気ぃゆるめたら、仏作って眼入れずや思て、こころ鬼にして「何を
おっしゃいます、そのお心根が若旦さんをあないした元や思いまっさかい、
ここはご辛抱あそばせ」っちゅうて強情はらしてもろたよぉなこってハイ。
お風呂も沸いております、床屋もまいっております、お召し替えの用意もで
けております。

■その前にひとつだけ、ちょっと耳に入れとかないかん思いますねやが、あ
んさんが蔵へお入りになった次の日、ミナミのこれ(小指)から手紙がまいり
ました●な、何を言ぅねや。殺生やがな。一生懸命忘れよ思てるのに、そっ
ちから話を持ち出すやつがあるかいな■いやいや、これは聞ぃていただかな
いけまへん。

■お見せするわけにいかんので、誰にも目に付かんところへ入れて錠を下ろ
しておきましたが、次の日が二通それから四通、次は八通と、まぁ倍増しに
重畳(ちょ〜じょ〜)手紙が来たの来んのやおまへん。大きなこと言ぅよぉで
ございますけど、子どもが一人文使いに掛かりきらんならんといぅぐらい、
ドンドンドンドン手紙がまいりましたが……、八十日目にふッつりとイタチ
の道切りでございました。

■これがなぁ、日に一本でえぇさかい、蔵をお出ましになるまで続いたら、
親旦さんがどぉおっしゃろぉと、わたしにはわたしの考えがございましたが、
脈上げよったんでんなぁ、水臭いやおまへんかいな「もぉあかんなぁ」と見
届けたんですやろ、プツッと途切れました。せやさかい若旦さん、わたしは
あぁいぅ所のことは何にも分からん人間でございますがなぁ、そのつもりで
お出かけあそばしますよぉ……

●もぉ行けへん!■いやいや、お出かけになって結構でございます。わたし
はこの歳になるまで、まだ御茶屋の梯子段向こぉ向いて上がったことのない
不細工な人間でおますけど、結構なとこやそぉでんなぁ。通ぉて悪い所なら
お上がお差し止めになりますがな、行てえぇ所なりゃこそあぁやって商売が
でけとります。

■けど、何ぼお出かけになってもよろしぃが「遊びに」お出かけになります
よぉに。真剣に、一生懸命通う所やないと思います。えらい生意気なこと申
しまして恐れ入ります。相済まんこってございました……。あないぎょ〜さ
ん来た手紙、一つもお目に入れぇでは、わたしも立場上困りますのでな、一
番上に乗ってたやつを一本だけ持ってまいりましたが、これをどぉぞご覧下
さいますよぉに。

●読んでもえぇのかいな?■えぇ、結構でございます。なんやったら大きな
声で。わたしら女ごから文てなもんもろたことのない人間でっさかい、ひと
つ聞かしてもらえまへんやろかなぁ、後学のために。

 「そんなら」と封を切って広げます。一番上に乗ってる手紙といぅことは、
一番終いに来た手紙でございます。広げてみると、もぉ文字も乱れて……

  この状をご覧に相成りそうろう上からは
  即刻のおん越しこれ無き節には
  今生にてはお目にかかれまじくそろ
                     かしく

 としてある「釣り針の、よぉなかしくで、客を釣り」てな川柳がございま
すが……

●しょ〜もないこと書きよってからに……。ところでな番頭どん、ちょと頼
みがあんねん■何でおます?●実は、蔵に居てる間に天満の天神さんに願懸
けをしたんや。ほんで「蔵から出ましたら、じっきにお礼参りをさしていた
だきます」と言ぅてんねやが、ちょっと天神さんまで行かしてもらいたい。

■どぉぞ、どちらへお出かけになろぉとご自由のお体でござまいす。が、ご
両親お待ちかねでございますので、ご挨拶だけ●さぁ、それが「誰にも会う
前にお礼参りに上がります」と言ぅたぁるさかい、じきに帰ってくる。お礼
参りしてシュッと帰って来てご挨拶するさかい、その前にちょっと天満へ。

■さいでございますか、結構でございます。そんならお風呂にお入りになっ
て、床屋が待っておりますんで、どぉぞお召し替えを……

             * * * * *

●ほなら番頭どん、これからちょっと行かしてもらうよってにな■どぉぞこ
れを●何や? 金なんか要れへん■お賽銭でございますがな。途中でまた、
どなたにお会いになるや分かりまへん、これだけは心得のためにお持ち下さ
いますよぉに。丁稚を一人つけておきますが、お邪魔になりましたら、お返
しになりましても結構でございます。けど、なるべく早いお帰りをお待ち申
しております●じきに帰ってくる、ほんなら……

 外へ出ます。落ち着いて歩いてたんは小半町ほど、ちょっと行くと急にパッ
と横手へ曲がります。グルグルグルグル、ダ〜ッと丁稚をまいてしまうといぅ
と、南へ南へ、紀ノ庄へとやってまいります。

●ごめん……、ごめん……、留守かいな? どなたも居ててやおまへん……?
ごめん▲はい……。お仲、どなたかお人が見えてるやないかいな、ちょっと
出てみなはらんか……

★あの、どちらはん?●ご機嫌さん★ま、若旦那。ちょっと待ってとくれや
す……。あの女将さん▲何やて? はぁ、わてに若旦那だけでは分からんや
ないか、どちらの若旦さんや? 船場? あの若旦那がうち来はるはずない
やないか……、ホンマやて?

▲お越しやす……●女将、長いこと、ちょっと事情があってよぉ来なんだ。
えらいすまなんだ。今日もな、じきに帰らんならんねん。ちょっとだけ小糸
に会いとぉて出て来たんやけど、ちょっとだけ会わして。いずれ来てゆっく
りと話をするのや、今日はじきに去(い)なんならんので、小糸ちょっとだけ
会わして……

▲あんさん、小糸に会いとおますか?●会いたいさかい、出られへんところ
無理して出て来たんやがな。ちょっと顔見たら、ひと言もの言ぅたらじきに
帰る、いずれ二、三日のうちに……。お座敷か? お花やったら、ちょっと
もろてもらえんか?▲いえ、小糸はどこへも行ってぇしまへん。うちに居て
ます……、どぉぞお上がりを……、どぉぞ。

▲若旦那、小糸に会ぉてやっとぉくれやす……●何やこれ? 位牌なんか出
して……、釈尼妙……、俗名小糸……、小糸し……、何で死んだんや? だ
れが殺したんや?▲大きな声を……「誰が殺した」やなんて言われたら若旦
さん「あんたが殺した」と言ぃとなりますがな●な、なんで?

▲一番しまいにあんさん来てくれはったとき、小糸に芝居行きを約束してく
れはりましたわなぁ。あの子喜んでなぁ、もぉ前の晩から髪奇麗ぇに結(い)ぃ
上げて「おかしな寝方して、これが乱れたら若旦那に愛想つかされる、朝ま
で寝んとおる」やなんか言ぃまっさかい「そんなことして芝居でこっくりこっ
くりしたら、よけ若旦那に愛想つかされるわ、寝なはれ」

▲とろとろっとしたかと思うと、もぉ早よぉから起きて来てな「若旦那、ま
だ来はらへん、若旦那まだ来はらへん……」「そない早よぉに来はるかいな」
一時間経っても、二時間経ってもお越しがない「もぉ芝居は始まってるのに」
「あんたが買い切った若旦那やないがな、どんなご用がおできになったんや
分からんし、もぉちょっと待ってなはれ」

▲と言ぅてるうちに昼からなったら、あの子今度はワァワァ泣き出して「う
ち、若旦那に嫌われた、捨てられた」「そんなことあらへん、何か事情が。
そのうちお使いの人かなにかが来はるに違いないさかいに……」と言ぅてる
うちに何の便りもおまへんやろ……。その晩はご飯も食べんとあの子、泣き
寝入りに寝てしまいました。

▲次の日の朝も起きて来ぇしまへん。いつまで経っても寝てるさかいに「こ
れ、ご飯は?」言ぅたら「いらん」ほっといたらお昼まで寝てまんねん「お
昼ご飯やで」ちゅうたら「欲しない」わて、もぉ怒りましたんやで「我がま
まもえぇ加減にしときなはれ。そんなこと言ぅたら、今度はお母ちゃんが患
うやないか」ちゅうたら「すんまへん」二階から降りて来て、軽ぅに一膳食
べて「お母ちゃん、手紙書いたらいかんやろか?」

▲その前の日ぃにも、その前の日ぃにも「手紙書いたら、手紙書いたら……」
言ぅてたけども「堅いおうちに色街から手紙なんか出されへん」言ぅて断っ
てたんやけど、あんまり可哀想ぉなさかい「ほんなら書きなはれ」ちゅうた
ら喜んで書いて、義助どん頼んで届けてもらいましたら、お留守でいつお帰
りになるやら分からん。

▲次の日ぃも、わてが「書いてもえぇ」と言ぅたもんやさかい、朝から手紙
ばっかり書いてまんねん。ほな友達連中がそれ聞ぃて朋輩(ほぉばい)がぎょ〜
さん寄って来ましてな「そら若旦那がいかん、小糸ちゃん可哀想ぉや。わて
も書いたげる、わても……」うちゃ、まるで寺子屋みたいにズラ〜っと机並
べて……

▲ドンドンドンドン手紙運んでもらいました。けれども、お返事はひとつも
いただけず「こら何か事情があるに違いない」と言ぅてるうちにあの子、もぉ
ご飯も喉通らんよぉになりましてな。お医者はんも「これは気病(きやまい)
やさかい薬の盛りよぉがない」

▲段々だんだんやせ衰えて、もぉどぉしょ〜と思てるとこへ「若竹屋」から
三味線が届きましたんやがな。あんさんが誂えてくれはった、小糸の紋とあ
んさんの紋とが比翼になって付いてるあの三味線。わて、もぉ「やれやれ」
と思た。慰める言葉もなだめる言葉も尽き果てたところへ、あのお三味線が
届きましたがな。

▲「これ見なはれ小糸、若旦那お心変わりしたんやったら、こんな高こつい
たぁる三味線が届くはずないやろ。これには何か事情があるに違いない。こ
の三味線は若旦さんの気持ちやないか」ちゅうたら「ホンにそぉやったなぁ、
お母ちゃん……。この三味線、わて弾きたい」

▲弾けるよぉな体やなかったんだすけどなぁ……、弾かしてやろ思てもちゃ
んと座られしまへんねやがな。お仲が台所から手ぇ拭きながら飛んで来て、
後ろから小糸の体を抱える。三味線、手ぇに持ったもんの調子も合わせられ
へん。

▲「どないすんねや?」ちゅうたら、あの子何を弾くつもりだしたんやろなぁ
「本調子……」わたしが調子合わしてやって持たしてやると、嬉しそぉな顔
をして「しゃ〜ん」とひと撥入れたままじ〜っとしてるさかい「どないした
んや?」っちゅうて覗き込んだら……、もぉこの世のもんではございまへな
んだ……

▲可哀想ぉなことをいたしました●し、知らなんだ。何にも知らなんだんや。
わしゃ百日のあいだ蔵へ入れられて、ひと足も外へ出ることがでけなんだん
や。手紙を出すにも、見せてももろてへんがな。わしを恨んだやろなぁ……

▲そんなことやないかいなぁと思とりました。今日はあの子の三七日(みな
ぬか)朋輩衆がもぉじき来てくれるやろと思います。お参りしてやっとぉく
れやす●参らしてもらう▲お仲、この位牌持って行って、それからあの三味
線、いただいた三味線をお仏壇(ぶったん)の前にお供えしなはれ。

▲ほな若旦那、どぉぞ……●知らなんだとはいえ、小糸すまなんだなぁ……
▲若旦那、何にもおへんけど、ひと口●何を言ぅてんねん、酒なんか飲める
かいな▲いぃえ、口もぬらさいでお帰ししたら、小糸が怒りますよってに、
供養やと思ぉて、ひと口あがっとぉくれやす……

             * * * * *

★お母ちゃん、えらい遅そなりまして▲どぉやら来てくれたよぉ……、こっ
ち上がっといなはれ★まぁ、みんなグズばぁ〜っかりだっしゃろ、せやから
わてが一人でやぁやぁ言ぅて気ぃもんで、お風呂へ連れて行きましたんや。
お風呂の中でも、ベチャクチャ、べちゃくちゃしゃべってばっかり。

★口は動くけど手ぇひとつも動かへんさかい「早よ行かなんだら、今日は小
糸ちゃんの三七日さかいにな、遅そなったらあかんやないか」いぅて、わて
がギャ〜ギャ〜言ぅて、よぉよぉみんなが出よと思てるところへ若千代はん
が入って来はってな、またいつもの若旦那のノロケで話がワァ〜ッと……

★堪忍……、すんまへん。ほんでまぁ、若千代はんの方はえぇ加減片付けて、
よぉよぉお化粧して板場へ出て来て、着物着ててフッと見たら、番台の後ろ
の神棚のところへ名前入りの提灯がずらっと並んでまっしゃろがな。小糸ちゃ
んの提灯が、また一番目に付くとこに下がってまんねや。言わいでもえぇの
にこの人が「来年から、あの提灯が一つ減るんやなぁ……」

★みんな、わ〜っとまた泣き出してしもて、せっかくのお化粧めちゃめちゃ
なってしもて、またし直してきたよぉなことで、えらい遅そなりましてすん
まへん▲よぉ泣いてやっとぉくなはった……。今日は若旦那も来てくれたは
んねん……

★若旦那……、小糸ちゃんのかたき!▲ちが、違う。いま事情を聞ぃたら、
若旦さんもどぉにもならんご事情があったんや。何も言ぃなはんなや、何も
言ぅたらあきまへんで……、こっち来てお酌をしたげとぉくれやす。

★お越しやす●ご機嫌さん、ちょっとわけあって……★さ、おひとつ●さよ
か、済んまへん。ほなら、いただきます。小糸よばれるわ……

(若旦那がさかずきを口にし、咳き込むのを合図に三味線が鳴りはじめます)

★お母ちゃん、仏壇の三味線が鳴ってる▲え、お仏壇の三味線が?

●小糸が三味線弾ぃてる……、小糸が三味線弾ぃてる……。小糸、堪忍して
や。怨んだやろなぁ……、こんなんと分かってたら、わしゃ蔵破ってでも抜
け出して来たんや……、堪忍してや。その代わりなぁ、わたしはもぉ、生涯
女房と名の付くものは持たんで。きっと、きっと……

▲若旦那、よぉ言ぅてやってくれはりました。千部万部のお経より、今のそ
のひと言がどれだけ小糸には嬉しかったか……。これ小糸、今の若旦さんの
お言葉聞ぃたか、あのお言葉聞ぃて、どぉぞ、迷わず成仏しとぉや……

(流れていた三味線の音が「ピン」急にやみます)

●何でや? 三味線の糸が切れたん違うか? ちょっと見て▲糸は切れてぇ
しまへん●これ、地唄の「雪」やないか、わしの好きなやっちゃ。何でしま
いまで弾ぃてくれへんねんやろ?▲ほんとに……。なぁ小糸、あぁ言ぅてく
れたはんねん、おしまいまで、あんた何で……

▲若旦那、もぉ何ぼ言ぅたかて、小糸、三味線弾かしまへんわ。

●何でやねん?


【さげ】
▲お仏壇の線香が、ちょ〜ど立ち切りました。


【プロパティ】
 ホンに=ホンマに:本真と当てる。本当。真実。まこと。略してホンとも
   いうが、これはホン軽い意味の場合に用いる。
 重畳(ちょうじょう)=幾重にも重なっていること。
 イタチの道切り=交際や音信が絶えることのたとえ。イタチの通路を遮断
   するとイタチはその道を再び通らぬという俗説から。
 脈上げる=見込みをなくす。
 ぎょ〜さん=たくさん・はなはだ・たいへん。大言海には「希有さに」の
   転とある。「仰々しい」のギョウか?「よぉけ→よぉ〜さん」たくさ
   ん、の訛りかも?
 しょ〜もない=つまらない。くだらない。仕様もないの訛化。
 さいでございます=さようでございます。同じような変化にサヨウナラバ
   →サヨウナラ→サイナラ。
 町=1891(明治24)年、1.2 キロメートルを11町と定め、1町は約109.09メー
   トルとなった。小半町は約50メートル。
 お花=芸妓衆を揚げる代金「花代」を略して花といい、転じて声がかかっ
   て出かけていること。
 三七日(みなぬか・みなのか)=命日を含んで二十一日目。
 線香=芸娼妓の花代(揚げ代)の俗称。線香一本のたち切る時間を単位とし
   たから。現在一本は30分。花街で一人前の芸妓になることを「一本さ
   んになる」というのは線香の一本による。
 音源:桂米朝 1985/03/17/尼崎ピッコロシアター 米朝十八番(東芝)
 特別謝恩:Tさん、資料聴取させていただきありがとうございました。


【作成メモ】  ●参 照 演 者:main=桂米朝 sub=*  ●main高座記録日:1985/03/17  ●番  組  名:米朝十八番(東芝)  ●ファイル公開日:1997/12/14  ●江戸落語相当:たちぎれ  ●更  新  日:2005/02/07  ●リクエスト数:rakugo87  ●注 意 事 項:内容を削除、追加、改訂している部分があります。           記録日のmain演者によるさげを採用しました。

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