+楽珍芝生+|ティフブレアについて|ティフブレアにWOS

+ 楽珍芝生 +

トップページティフブレアについて → ティフブレアにWOS

ティフブレアにWOS

※ WOSは現在進行中のため、このコンテンツは書きかけです。随時加筆していきます。

省力管理が売りのセンチピードグラス「ティフブレア」にウインターオーバーシード(以下WOS)を行うという無謀な試みです。 サイトの趣旨である「手間をかけない芝管理」に反する事は重々承知の上です。申し訳ない。できるだけ手間のかからないWOSに挑戦しますのでお許し下さい。

WOS(ウインターオーバーシード)とは

WOSとは夏芝の上から冬芝の種を播いて夏芝が休眠する冬季にも芝を緑化させる手法です。ウンターオーバーシーディングまたは単にオーバーシードとも言います。
「通年緑化の話」で記述していますが、一部の地域を除き日本国内においては単品種での通年緑化は困難なため、このような手法により通年緑化を実現させています。

詳細については「WOSの話」を別記しました。

ベース芝としてのティフブレア

ベース芝に求められる条件は「春の萌芽が早く成長も早いこと」です。
これが高麗芝よりもティフトンなどバミューダグラスの方が良いとされている理由です。

ではティフブレアはベース芝としてはどうなのか?といえば
正直なところまだ1年目で越冬経験が無いため春の芽出しがどれほどなのか不明なのです。
ただタキイ種苗からの情報によると春の萌芽はコウライやノシバよりも早く、バミューダグラスと遜色無いようなのでベース芝になりうる強度なのではと勝手に思っています。

となると唯一心配なのが「アレロパシー(他感作用)」です。
ティフブレアは根から雑草等の他植物の成長を阻害する物質を出しています。
その「他感作用」はセイタカアワダチソウ(雑草の中ではかなり強力な他感作用を持つ)すら駆逐するほど強力です。つまりオーバーシードした冬芝が成長阻害されてしまう可能性を捨てきれません。
センチピードグラスをベースにしたWOSなどという奇怪なことをやっている事例が無いので、現時点では実際に試してみないことには何とも言えないというところです。

オーバーシード用の芝選び

オーバーシード用冬芝の条件は
「播種後の発芽成長が早いこと」と
「春の衰退が早いこと」です。

WOSの難易度を上げるのも下げるのも実はこのオーバーシード用冬芝のの品種選び次第だったりします。WOSで最も難しい作業はオーバーシードそのものでは無く夏芝への切替作業(スプリングトラシジョン)だからです。

冬季に緑を楽しませてくれた冬芝は4〜5月の夏芝が動き出す頃に速やかに枯れていただく必要があります。この時期に冬芝が生え揃っていたりすると冬芝も夏芝も共倒れになってしまい見事に夏芝への切替失敗となってしまいます。このためオーバーシード用の冬芝は特に暑さに弱い品種を選択しなければなりません。

一般的にはイタリアンライグラスやペレニアルライグラスが使用されています。
イタリアンライグラスは1年草なので放っておいても確実に枯れます。このため比較的楽に春の切替作業が出来るので初心者向きの品種と言われています。
ペレニアルライグラスはイタリアンよりも芝質が圧倒的に上ですが多年生で耐暑性もあるため春の切替作業が難しくなります。このため上級者向きと言われています。

で、私が最終的に選択したのは・・・
上記のどちらでもない「インターミディエイトグラス」なるものです。

インターミディエイトグラスとは

早い話がイタリアンライグラスとペレニアルライグラスの中間種です。
実はタキイ種苗のメルマガでこの品種の存在を知ったことがWOSを決断するきっかけとなったのです。何と言っても登録されたてホヤホヤの新品種なわけでして「ペレとイタリアンの良いとこ取り」みたいな事を書かれていては使ってみたくなるのが人情ですから。

詳細は「タキイ種苗HP」をご覧いただくとして。

オーバーシード用タネ画像

葉質はペレニアルライグラスのように上質で春の切替はイタリアンライグラス並みにスムーズというわけです。(カタログを要約)
日本芝でも春の切替が比較的容易とのことなので高麗芝の方もチャレンジしてみては?と無責任に煽ってみます。

オーバーシードの準備

私が実際に行った事を記述しますが、結果が出るまで正しいか否かは判りませんので参考程度に留めてください。

本来はオーバーシード1ヶ月程前から施肥を停止してベース芝の成長を抑制する必要があるらしいのですがティフブレアには施肥を行っていないので直前まで何もすることはありませんでした。

  1. ベース芝の低刈り
  2. 種を地表に到達し易くするためと発芽した新芽に日光が十分あたるようにベース芝を出来るだけ低く刈ります。 多少軸刈り気味の方がベース芝の成長が抑えられるのでよいと思いますが、時期が遅いとベース芝が回復する前に休眠してしまうため、来春の萌芽に影響するかもしれません。
    私は10mmでカットしましたが殆ど軸刈りになりました。

  3. サッチ取り
  4. 通常のサッチ取りとは異なり、ベース芝の密度を下げて地表部を露出させることが目的なので、鉄製熊手やレーキを使用して強めに地面を掻いて枯れた下葉も除去します。
    サッチ取りをすると芝が起き上がるので、この後もう一度芝刈りをするとキレイに低刈りできます。
    かなり強く何度も鉄熊手で引っ掻いたのでランナーも浮き上がり、かなりスカスカな状態になってしまいました。若干不安が残ります。

    (お詫び)
    サッチ取りが予想以上に大変で、もう汗だくのヘトヘト。さらに手にマメは出来るわで写真を撮る余裕が無くなってしまいました。なので写真がありません。

  5. エアレーション
  6. 地面が硬くなっていたり、ベース芝の密度がかなり高い場合はスライシングやコアリング等を行い根の密度を下げて土壌の通気性を高めます。
    私のところは1年目の芝ということもあり、またこれ以上ベース芝にダメージを与えると来春が不安なので、この作業は省きました。(体力的に出来なったという理由もあります)

  7. 目土入れ
  8. 種を播いてからからでは凸凹の修正が出来ないので気になるようならこの時点で目土を入れると良いと思います。
    私のところも凸凹はありましたが、修正する気力も余裕も無かったのでそのままです。

種まき

基本的な播き方は更地への播種と同じで良いと思います。
ただベース芝があるため播いた種が見え難いので播きムラになりやすいです。

サツキワセの種はティフブレアやケンタッキーブルーグラスに比べて大きめです。

オーバーシード用タネ画像

タキイ種苗のHPによると種に対して10倍程度の砂を混ぜて播くと良いとのことでしたが、砂と種では比重が全然違うため、砂が先に落ちてしまって上手くいきませんでした。(多分私のまき方が悪いんだと思いますけど。)

なので、種だけを地道に播きました。
※ 種をまく前に散水しておくと播いた種が飛ばなくなります。

覆土(覆砂)

種をまき終えたら砂を被せます。
薄くてよいのですが種が完全に隠れるように被せないと発芽率が下がりますし
雨で流れたりしますのしっかりと種が見えなくなるように被せます。

今回、私は「硅砂」を使ってみましたが普通の洗い砂で十分です。

オーバーシード用タネ画像

硅砂は非常に粒が細かくサラサラで使いやすいです。
何よりも見た目がとても綺麗です。(単純にこの理由だけで使ったのですが)

オーバーシード用タネ画像

全て被せ終えたら転圧します。
本当はローラーなどを使うとよいと思いますが、私は持っていないので適当に歩き回って終わりにしました。転圧の目的は種を地面にしっかりと付着させることなので、適当でもかならず行ったほうが良いでしょう。

ここまで終えたら全体に水をまいて終了です。
水をまく際は細かい水流で静かにまきます。水流が強いと被せた砂がえぐれて種が露出してしまいますので注意が必要です。

発芽まで

発芽するまでは種が乾かないように朝晩の水やりが必要です。
ただサツキワセはワセ(早生)という名の通り非常に早く発芽します。
販売元のタキイ種苗のHPでは4〜5日で発芽とありましたが、実質3日で発芽しました。

オーバーシード用タネ画像

[上写真] 3日で発芽

オーバーシード用タネ画像

[上写真] 5日目の様子