小田代原・戦場ヶ原

2005.4.19 日帰り

コース: 竜頭の滝上P⇒しゃくなげ橋⇒小田代⇒泉門池⇒湯滝⇒泉門池⇒赤沼⇒竜頭の滝上P

 3月の22日から24日の三日間「シカ柵除雪プロジェクト2005冬」に参加して、小田代原を囲む電気柵周辺の除雪作業を手伝ってきてから、一ヶ月近くが経った。
 季節は移り、私の住む宇都宮では桜もあわただしく咲いて散っていった。春の訪れの遅い奥日光でも雪解けは進み、木道も雪の下からところどころで顔を出してきたという。足尾で越冬したシカたちも、峠を越えて奥日光に帰り始めただろうか。除雪の効果はあったのだろうか。今どんな様子になっているか見に行きたくなった。
 いや、それを口実にして、残雪の小田代原を歩いて、高原に春の息吹を感じたかっただけかもしれない。

 竜頭の滝上駐車場着9時。他の車はない。雪は周辺に少し残っているだけだ。晴天で風もない。
 準備をして湯川沿いの道を歩き始める。道は一段低くなっているのでまだ雪が残っているが、歩くのに不自由なほどではない。10分ほどでしゃくなげ橋に着く。橋を渡って市道から離れて林の中に入っていくと雪が次第に多くなっていった。
 踏み跡が入り乱れていて、道が分からないが、山の形をみて方向を定めて歩く。何回も歩いたことがあるので、心配はないが地図と磁石を出して北西に向かう。北に偏れば戦場ヶ原に、西に寄ればまた舗装道路に出るだけのはなしだ。
 やがて赤沼からの道との合流点の標識が見えてきた。戦場ヶ原の展望台で小休止してから、少し歩くと電気柵の回転扉が見えてきた。扉はまだ外されている。足元には雪があって、腰をかがめて通り抜ける。

 小田代原に沿って南にいくと前方にまた電気柵が見えてきた。回転扉のゲートがあって、その先で舗装された市道に出るのだが、そこの電気柵には、緑のネットがかかっている。ここが先日除雪したところだ。雪解けは予想以上にすすんでいた。

(3.23)

(4.19)

舗装道路を西に向かう。右手には小田代原が広がっていく。左側は高山の山裾が迫っている。その傾斜地をまっすぐに下ってきたシカの足跡が一筋ついていた。その足跡は舗装道路に出て消えており、その先どこに行ったのか分からない。
 小田代原の休憩所で長い休憩をとり、原の西側を回って北に行き、泉門池のベンチに腰を下ろしていると二人の若者がやってきた。見覚えのある人たちだ。話しかけてみると、シカ柵の除雪を一緒にやった自然博物館の人たちだった。
 湯滝に向かうと雪が深くなってきた。湯滝のベンチで昼食にして、帰りは戦場ヶ原を通って赤沼を回って竜頭の滝上駐車場に着いた。
 湯滝で観光客に会ったほかにっ出会ったのは、泉門池で会った二人だけ。静かな早春の奥日光だった。

         トップに戻る