団長Kカー2時間耐久レース日誌
NO.1
- おさそい
- まだ暑い日、11/19にHSRで開催されるKカー2時間レースの案内状を、職場の同僚が私の机の上に置いた。当然興味はあるが...。
レギュレーションは「NAのKカー、ナンバー付き、爆音マフラー等は禁止、エンジンの改造およびスワップ不可」。
1チーム3人以上、一人の連続走行は最長25分まで、ピットイン時はドライバー交換&タイヤ交換を行わなければならない。レース中の給油は不可。
「友達の少ない人は参加できません」ってかいてあった。
- 前日
- 出場を決めた時は、レース開催日は仕事は落ち着いている筈であったが、予想通り(?)多忙極まりない日々を過ごしていた。私の業界では「修羅場」と言われている状態。
朝早くから夜遅くまで、偶には徹夜してそのまま次の日の夜中まで仕事。会社に泊り込みなど当たり前の状態だった。
明日レースと言うのに何の準備もできていない。出場する車両も拝んでない。一緒に出場する同僚は前日から完徹状態で、そのまま深夜まで仕事していた。
取りあえず、夜中に仕事を切り上げ同僚と車を取りに行く。車はエムズと言うショップが代車としているものを借りる事になっていた。
ショップに着くと、そこには想像以上にボロい(失礼)アルトがあった。でもタイヤはFM901の新品がおごられており、ブレーキパッドも新品。足はよく分からないが締め上げられていた。
私がそれを家まで乗って帰り、明日レース会場まで乗っていく。早速車に乗り込むと、いっそうボロさが解る(ごめんなさい)。
そして通りに出ようとステアリングを切ったとき「ガスッ」とタイヤとフェンダーの当る音が...。
とにかく、自走して自宅へ。着いた時は夜中の1時。明日は7:00集合だから5時半起き。起きれるか心配。
- 予選
- 目が覚めたら7:00だった。完全遅刻。とにかくヘルメットとグローブをもって現地へ向かう。現地には7:45に到着。ギリギリセーフだった。しかし、既に予選(くじ引き)は終わっており、先に着いていたチームメイトが18台中17位と言う好位置をGET。
3人目のドライバーとは初めての顔合わせ。簡単に挨拶を済ますと、直ぐにドライバーズミーティングが始まった。レースはクラス別に表彰されることになっており、クラスはビートクラス、ツインカムクラス、シングルカムクラスの3つに別れている。我チームはシングルカムクラスだ。
ドラミが終わると直ぐに25分の練習走行。でも、練習走行なんてしてる暇は無い。まだゼッケンも張ってない。
一応2周だけ走る。私達の車はペースカーの後ろをゆっくり走るだけでも、タイヤがフェンダーにあたってレースなんてできる状態じゃない。とにかくフェンダーを手で引っ張ってなんとかしようとしたが駄目。よく見ると足は車高調。しかし調整なんてやってる暇は無い。
そこでプライヤ登場。フェンダー摘まんでを思いっきり外に曲げる。「バキバキ」と言う音と共に、車は無残な姿に。でもこれでなんとか走れるかな。
- レース開始
- 車に乗る順番をジャンケンで決める。当然私が勝って、1番最初に乗り込む。スタートはローリング式。1周周回後ペースカーがピットロードに入りレース開始。
1コーナーが迫ってくる。このコーナーは前回自分の車で走行中にブレーキトラブルを起こした場所。緊張する。早いと思ったがブレーキを踏む。ロック。直ぐにペダルから力を抜きなんとかクリア。
耐久レースだから序盤での無理は禁物。そこそこでいい。とにかく無事に次のドライバーへ車を渡すこと、これを第一に走る。
が、周回を重ねる毎に徐々にポジションUP。この車はとにかく足がいい。コーナーリングが他の車より異常に速い。ただし、ストレートが延びない。MAX125km/h。(TODAYはMAX145km/hも出てたらしい。)
とにかく楽しい。高速コーナーはライン取りなど必要ない。アクセル全開のままでラインは自在。前の車がアウトに居ればインから抜けばいい。インにいたらアウトから前に出れる。
ミラーを見る必要が無い。後ろから迫ってくる車は一台も無い。オートポリスでいつもレースカーに抜かれているストレスを一気に解消。
でも、問題もある。ノーマルシートにノーマルの3点シートベルトは辛い。コーナーリング中にお尻がずれ、ストレートで座り直したり、ずれない様にふんばったり。結構疲れる
- ピットイン
- ホームストレートでチームメイトが両手を振ってるのが見えた。こちらも調子に乗って手を振り返す(後から聞いたらピットインのサインだったらしい)。しばらく走ってる内に他の車が次々にピットインしていくのに気が付いた。もう25分たったのかな〜。
時計なんて付いてない。そう言えばサインボードなんか持ってきてない。寝坊してそれどころじゃなかったからな〜。あ、助手席を見たら座布団が乗ったままじゃないか。
そう言えばタイヤの空気圧もチェックしてなかったな〜。
とにかくピットインしてみる事にした。が、タイミングが悪くピットロードの途中で待たされた。ピットが少ない為ピットが埋まってる時は待たされるのだ。そこで1分以上またされた。これで今まで抜いた分全てチャラだろうな〜。
ようやくピットが空き、ドライバーチェンジ&タイヤ交換を済まし、車を送り出した。
- 中盤
- 2番手のドライバーもどんどん順位を上げて居る。とにかく我々の車は速い。安心してコーヒー飲みながら休憩。
さあ、2回目のドライバーチェンジ。だが、ピットインのサインが出せない。う〜む困った。
しばらくまってるとようやく入ってきた。今回のピットインはスムーズ。良い感じである。
3番手ドライバーも快調に飛ばず。順位を上げるが既に何位なのかさっぱり解らない。
続いて又私の番。ピットインのサインも決めた。快調に走る。と、そこでビートに抜かれた。まあ、ビートはクラスが別だし...。でも抜かれるって良い気分じゃないね〜。
しばらく走ってるとミラーに2台のビートがバトルモードで近づいてくるのが見えた。裏のストレートでアクセル抜いてパスさせるか、そのまま行くか考えた。ビートは違うクラスだしバトルの邪魔しちゃ悪いのでアクセルを抜き、2台ともパスさせた。
シケイン前のストレートで私をビート抜いていったビートが遠ざかる。しかし、シケインの出口でビートの真後ろまで追いつき、立ち上がりで一瞬アクセルが余った状態になった。「やった!!シケインだけならビートより速い!!。」
なんかこれだけでもビートに勝ったような気になれた。
- チェッカーフラッグ
- ピットインし、またもドライバーチェンジ。後はチェッカーを受けるだけ。私は我チームのチェッカーを見守る。ドライバーは確実にチェッカーへ向かっている。
2時間終了。チェッカーフラッグが振られた。我チームも無事チェッカーを受けた。
順位は解らないが、回りの車を見渡すと、ビート以外のほとんどの車は抜いた記憶がある。しかもビート以外に抜かれた記憶は無い。これはもしかするともしかするかも。
- 表彰式
- とにかく順位の発表まで時間がかかった。しかし、その間にKカー2時間耐久レース後に行われるイベントを見て待つ。
この日のイベントは盛りだくさんで、外車の走行会やレーシングカーのデモランなどなど。とても内容が濃い。
順位が発表された。我チームは総合5位、クラス2位だった。総合の1位から3位まではビート、4位が我チームと同じシングルカムクラス。
クラス1位と我々の差は30秒程度。う〜む、クラス優勝できたレースだったのね...。
トロフィーを貰い、雑誌社の写真撮影。(この時の写真が某全国誌に載った)
- 最後に
- 最高に楽しかった。レース以外のイベントも見ごたえ十分だったし、日頃のストレス一気に解消。
2001年はシリーズチャンプでも狙ってみるか〜。
完
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