ブーストUP大作戦


司令
2002年5月。タイヤが無いが、お金はもっと無い状態が続いていた。今年に入って仕事が暇になったが、とある事情で我家はゴタゴタして個人的には暇は無い状態だった。
5月末、そのゴタゴタが結末を迎え、ようやく我家に落ち着きが訪れたようとしていた頃、私に突然のラッキーが訪れた。
ふらっと入ったパチンコ屋。アラジンAなる新機種が入っている。初代アラジンにははまった経験のある私は打たずに帰れる筈が無い。
4000円の投資。突然のアラジンチャンス。次の日も打ってみるがまた勝ってしまう。アラジンAな日々の到来である。
タイヤ代の確保は難しくなかった。が、買いに行く暇が無い。毎日がアラジンAで忙しい。
時間を見つけてタイヤ(RE01)をGET。スペアホイール用も含めて6本購入。それでもお金は余っている。これだけあればパワーUPできるでは無いか!!
秘密司令:400psにせよ!!

作戦変更
アラジン景気はいつ終わるか解らない。「結局全部無くなった」では話にならない。取りあえず少しの軍資金だけ残してパワーFC&コマンダーとプラグを購入
もう少し軍資金を残しておくべきだったかと少し後悔したが、心配は全く必要無かった。
アラジンな日々は続く。1週間で10万負けて、次の週は20万勝つと言う日々を送っている内に金銭感覚が狂ってきた。自分の財布の中に幾ら入っている金額がよく解らない。
なりふり構わずストレートに5万投資することもあった。それでも必ず増えると確信していた。本当に投資金額はいずれはかならず倍になって帰ってきた。
欲しいものをリストUPする。
・ブーストコントローラー
・A/F計
・フロントパイプ
・タービンアウトレット
・マフラー
・ハイカム
・カムスプロケ
・オールアルミラジエター
・ボディー補強パーツ
などなど...どんどん欲張りになってくる。欲しい物を上げるときりがない。いっそのことタービン交換してしまおうか?。予算的にパーツ代だけならギリギリ足りる...。
どんな仕様にるか迷っていた。しかし、突然ある事に気が付いた。このペースで勝ち続ければ...。1年で500万以上勝てる計算、作戦変更
極秘司令:1年後に34RをGETせよ!!


さらに変更
作戦変更直後、突然本業の方が急変。トラブルプロジェクトの建て直しを命じられた。仕事が忙しくなった。殺人的な忙しさ。アラジンAどころでは無い。平均睡眠時間が3時間を切る。休みなんて勿論い。
24時間連続勤務は当たり前。48時間以上連続勤務も珍しくない。少しでも通勤時間を短縮したい(疲労で死にそうだから)のでJRは特急に乗り(勿論特急料金は自腹)、深夜の帰宅は当然タクシー(これも自腹)。
気が付くと一ヶ月で10万円が必要経費で消えている。これは痛いがお金の問題では無い。自腹を切ってでもこのピンチを切り抜けなければ...。殺人ジョブが終わった頃はすっかり涼しくなっていて、新車34Rの販売も完全に終了していた。
仕方ないので中古の34Rにすることにして、しばらく中断していた作戦の再始動。
しかし、もうアラジン景気は終了していた。負けが続く...。以前の様に取り返せない。これ以上負けると元の作戦自体も無期延期となってしまう。既に10万ロスってるし。
もう、今ある資金で作戦の練り直すしか無いが、どうしてもカムに手がだせない。せめてカムスプロケを変えてバルタイ調整すれば400ps出るのだが、ブーストUPだけでは400psは厳しい。
もう、すっかり涼しくなっているのでラジエターは来年の春の課題とし、カムは諦め作戦の建て直し。
最終司令:370psにせよ!!


追加購入パーツの決定
・ブーストコントローラー→APEXiのAVC−R
当時HKSやトラストの新型が出たばかりだったが、回転数毎にブースト設定できる機能が欲しかったのでこれに決定。トラストのやつもできるらしいがあの画面の大きさが嫌だった。
ステッピングモーターがブースト安定性が良いらしいが、フルチューンでは無いし、ソレノイドバルブで十分と判断。

・A/F計→インテグラルDM−20M(黒) 安い物は最初から買う気は無かった。値段的にこれくらいのものであれば高性能。本当はNGKのものが欲しかったがブースト計と一体型で少し高い。ネココーポレーションのものもよさげだが、アンプが大きい様に思えた。

・フロントパイプ→アペックスGTスペック
オールステンレスでジャバラ付き、76φで検討。等長に近く曲がりの少ないもの、等長でなくてもよい。本当はHKSを買う事に決めていたが、メーカー在庫切れで次候補だったアペックスに変更した。

・タービンアウトレット→HKSエクステンションキット
34Rのアウトレット形状はとても良いらしい。素材も良く32Rノーマルよりかなり良い。34Rが32Rよりハイパワーな理由の一つであるので是非交換したい。しかし、ヤフオクでもあまり出てなく新品はそれなりに高い。
このキットなら安く手に入るし、形状がスイングバルブからの排気とタービンの排気が独立しているので、ことでこれに決定。
独立してない方がタービン出口らか一気に広がる為に、その方が良いと言う意見もあるが、一番使いたい負荷域ではかならずスイングバルブからの排気が出てる時。だからその時の状態を考えて独立式を選んだ。

・バンテージ→ビリオンサーモバンテージ・90(50X15)
せっかくアウトレット、フロントパイプを替えるので是非巻いておきたい。

・インテープパイプ→GOING東京スーパーインテークパイプ RB26の2個のコンプレッサーからの吸気が直角に合流しているのが気になる。これを45度で合流させると15%も出力向上するらしい。また、この部分を奇麗に合流させることにより2個のタービンの負荷が均等になりブローし難くなるとも聞いたことことがある為、是非変えておきたい。
社外品に交換することは検討していたが、値段が高い。選んだものは、ノーマルに仕切り板を入れる加工をするもので値段も手ごろである。

これらのパーツを購入しても少しお金は残るが、取り付ける為の工具や備品等の費用とした。
問題はパイピング。ブーストを上げることでパイプ抜けが心配。これは今後の課題とするしかない。

メーター類の装着
2002年10月中旬。注文したパーツはバラバラに届く。AVC−Rは早く届いたので取りあえずソレノイドバルブと吸気圧センサーだけ装着。エアチューブが固着してなかなか抜けなかったが装着終了。
その後、AVC−R本体やA/F計表示部、コマンダーの室内への取り付け位置の決定。走りながらビデオカメラで録画しロガー替わりにしようと策略している為、バラバラに配置はできない。
AVC−Rとコマンダーの形が悪いので結構悩まされる事になった。A/F計の裏側は配線が露出している為、メーター上に両面テープで固定する様な単純配置をすると、前から見た場合雑に見える。コマンダーは付属のマジックテープで固定しようにも場所が無い。
そこで、発泡スチロール製のレンガ4個でそれらを取り付けるホルダーを作成し、中央のエアコン吹き出し口の上に装着する事にした。ここに3つのメーターを集中させビデオカメラで撮影すると言う計画。
発泡スチロールは流石に軽く、加工も楽(ごみが散らかるけど)。以外とこれがうまく行ってよい感じである。しかし、全てデジタルメーター。夜見るとその部分だけがやたらときらびやかでケバイ。これは失敗かも...。
ちなみに、既に付いているアタックメーターはそのホルダーの外である。レスポンスの悪さからロギングしても無意味。今後はストップウォッチとしてのみ活用する。

作業中盤
最後のアウトレットが届いた時は11月に入っていた。パーツは全て揃った為、作業も本番に突入する。予定では、アウトレット交換作業時にはインテークパイプを外さなければならないので、外した直後GOING東京に加工依頼し、戻ってくる前にアウトレット、フロントパイプの装着、A/F計のO2センサー取り付けを行う。
作業のほとんどは土日だけだが、土日2回分で全工程完了の予定だった。届いたパーツの中身を確認し、ガスケット類で追加で必要となるものも注文し終わっている。スケジュールはバッチリだった。
作業を開始すると、とんでもなく作業がはかどらない。初期段階のフロントパイプの取り外しでトラブル。触媒側のボルトが錆で固着していてどうしても取れない。仕方ないのでねじ切って、ドリルを使う。
かなり作業に手間取った。ドリル購入費用もかかったし、作業時間も大幅にかかった。この時間のかかりは自分の無知からきている。実はフロントパイの触媒側はネジ山が最初から無い。ねじ切った後は、マイナスドライバーかなにかでこじれば簡単の取れたはずであるがそれを知らない私は、車についたままドリルで懸命に穴を開けようとしていた。
もし、知っていたならねじ切った後で車から下ろして作業できるので、もっと楽に終わったに違いない。
ノーマルのフロントパイプを下ろし、触媒に穴の再生を行った後、新しいフロントパイプを仮組みし、O2センサー装着用のナットの位置を決めた。このトラブルでここに至るまで予定時間の半分近く使ってしまった。
位置決め後、溶接を近くのショップへ依頼。そこで問題発生。私が決めた位置では溶接用の工具の問題で付かない。少しずらせないかと言われ、そこで位置をずらして溶接してもらう事にした。その場でかってに位置を変更したので、少々心配だった。もし、O2センサーがボディーに干渉して付かなかったらどうしよう...。
しかし、位置決めする時に大体の構図は頭に入ってるのでこの位置なら問題無いはずと、自分に言い聞かせた。後々これが大きなミスとなるとはこの時は気づかなかった。
今思えば、もう一度フロントパイプを持ってかえって位置を再確認して持っていくべきであった。しかし、これまでの作業の遅れと、ショップまで(近所と行ってもそれなりの距離がある)の往復を考えると少しつらい。この時友人に車を出して貰っていたので少し悪いな〜と思う気持ちもあった。
そんな、イコール面倒臭いと言う理由で手を抜いたのである。
出来上がったフロントパイプを受け取り、早速仮組みしてみると、ギリギリでO2センサーは付けられ、全て装着後でもO2センサーだけの脱着が可能な位置。手を抜いたがうまくいったとホッとした。

は、外れない
アウトレット交換はタービン交換と同じ作業となる。タービンをエキマニごと下ろさなければならない(エクステンションキットの説明書にもそう書いてあり、その為のガスケット類も付いている)。
しかし、その作業は大掛かりとなる為他に方法は無いか調査を開始。フロントパイプを加工してくれたショップに尋ねると、やはりタービン交換と同じ作業となるとのこと。ちなみにやってもらったら10万円の工賃が掛かるらしい。
そんな金はある筈が無い。ディーラーに行き、タービンお下ろさずにやる方法は無いか聞いてみた所、やはりタービンを下ろすのが常套手段らしい。33Rの整備書からタービン脱着の部分をコピーして貰った(BNR32の整備書には載っていない)。
タービン回りのバラしに着手。タービン回りには色々なパイプがある。ほとんど固着していてはずれない。手持ちの工具が入らないので、工具を追加で買わなければならない。出費がかさむ。
時間をかけながらバラす。一つ外すのに数時間。また次のを外すのに数時間と言う感じで徐々に進んでいた。もう予定していた2週間は過ぎていた。それでも一応作業は進んでいた。しかし、1つだけどうしても外れない所があった。エアチューブのジョイント部分のナットが緩まない。メガネレンチであればトルクがかけられるが、その部分はスパナでなければならない。
モンキレンチやパイプレンチでは狭くて入らない。ここまでバラしておきながら、これが外れない事には話にならない。潤滑剤を使っても、小型のバーナーであぶっても駄目だった。力任せは取り返しの付かない事になりそうなのでできない。
そこでまたもやディーラーに相談。5万5千円の工賃で全部やってくれるとのこと。某ショップより5万くらい安い。
車が動いていない状態が長く続いている。作業は休日だけしかできない。この先、いつ本業が忙しくなるかわかない...。追加工具の代金もかなり膨らんだ。これか幾ら膨らむのだろう。もし、これを外す事ができたとしても、作業はまだまだかかりる。次に日曜日には絶対に動く様にして置かなければならない。
色々悩んだあげく、ディーラーにお願いする事にした。インテークパイプもすでに加工から戻ってきており、一度組み上げディーラーに車を持っていく。組み上げ作業は本当に楽だった。ここまでバラすのに何時間もかかったのが嘘みたいに簡単だった。
最後まで自分でできない悔しさはあった。しかし、このままではいつ組み上がるのか解らない。
毎週土日の全てを作業に費やし続けた日々も終了に近づいていた。

試運転
ディーラーから車が上がってきた。かなりブーストの上がりが良くなっている。排気音も変わっている。
ブーストの設定を行い、A/F計で空燃比を確かめながら町乗りレベルでの試運転。
試運転中、一瞬エンブレがかかった様な感じがした。??失火か?。2度とおこらなかった。
次の週また一度だけ起こった。気にしてなかったら気づかない程度。回してない時しか起こらないからプラグの問題かも知れない(トラスト8番に変更している)。電磁波でパワーFCが一瞬誤動作しているのかも。原因はわからず、全て町乗りレベルの乗りかたでしか起こっていないが、合計3回起きた。
原因は追求しなければならないが現在の所影響は無いので、このままでしばらく様子見する事にした。
AVC−Rの設定やパワーFCのセッティング項目は沢山あるが、AVC−Rだけ仮設定を行い、パワーFCは取りあえずデフォルトのままでデータ取りをする事にした。

データ取り
まだやらなければならないことはある。室内の配線を奇麗に収納する様にすることである。まあ、これはいつでもできるので後回しとし、セッティングを優先させ早く全開できる様にしなければならない。
夜、ビデオカメラでメーター類を撮影。ナビシートの友人が撮影するが振動でまともに撮影されていなかった。
ビデオカメラを容易にセットできる様にし、昼間の高速でビデオ撮影。自作のメーターホルダーがかなり良く、画面一杯にAVC−RとA/F計、コマンダーを全てを写すことができる。しかし、ビデオカメラの小さい液晶モニターではパワーFCのマップトレースが全く見えない。TVで見ると確認できるが、これでは出先で録画を見ながらセッティングはできない。
コマンダーのLCDはとても暗く、夜の撮影では全くビデオに残らない。昼間でも明るさによっては見えない場合もある。もし、あのメーターホルダーを作っていなかったら画面一杯に全てのメーターを撮れないのでビデオカメラをロガー替わりには使えなかった。ケバいメーター配置も見た目は悪いが機能的にはよかったのだろうと納得した。
ちなみに同じ様な液晶を使っているサードのアタックメーターは明るくてビデオ映りはよい。しかし明るすぎて夜のドライブではフロントガラスに映り込み視界の妨げになる。コマンダーはその辺を考慮しているのだと思うが、せっかくLED、LCDのコントラスト調整ができるのだからもっと明るくできても良いと思う。
(真っ黒や真っ白になって見えない様なレベルの調整が何段階あっても無意味ですよ→APEXさん)
と、言う理由で一人ではなかなかデータ取りも時間がかかる。
まだデフォルトのデータ取りも1/3も終わってない頃、突然A/F計の表示が9.3から変わらなくなった事に気が付いた。O2センサーの配線部分の接触不良だろうと思い早速帰ってチェックする事にした。

O2センサーブロー
A/F計の不良は、配線の接触不良ではなかった。O2センサー自体が壊れている。壊れた原因はセンサーとボディーのクリアランス不足。仮組みして確認した時は5mm位あいていたが、今はほとんど空いていない。仮組みの時はアウトレットがノーマルのままだったので、エクステンションキットおよびガスケットの厚み等で少し位置がずれたのだろう。
これだけクリアランスが狭いと、エンジンが振動した時、O2センサーがボディーと干渉するのは必至。よく見るとやはりボディーと干渉した形跡がある。センサー自体も微妙に曲がっている。
センサーはを外そうとしても、曲がっている為、半分回すとボディーと干渉して回らない。どれだけ力入れても外れない。
また、フロントパイプ外すのか?。バンテージを巻き直すのか...。O2センサーを買い直さなければならない。センサーだけで5万円(税別)もする。
悩んだ。もうそんな金は無い...。と、そこで猛獣王が助けに来てくれた。ついでに、前回のオートポリス走行から問題となっていたブレーキローター代まで出してくれた。
早速、O2センサーとブレーキローターを注文。O2センサーは本体で個体差の補正をしている為、センサーだけを買う場合も一度本体をメーカーに送り返す必要がある。
本体の取り外しが又面倒である。発泡スチロール製のメーターホルダーに完全にはめ込んでいる。外すには一旦ホルダーごと外さなければならない。
なんとか、本体を外す事ができた。配線の整理が終わってたらもっと面倒だった思うと少しはラッキーだったのかも知れない。

完成
2002年12月中旬。O2センサーは本体と合うものが必要な為、どうしても直ぐに納品できないとのことでようやく。遅ければ年が空けてからの納品となった。
やはりO2センサーの取り付け位置は現車合わせに限る為、車を前回溶接してもらったショップへ持っていく。2時間位でアダプタの溶接完了。
そのまま用事がある為、その日は取り付けできず、結局取り付け完了したのは2月下旬となった。
最初の秘密司令が発令されてから既に半年以上経ったて一応形だけはできた。後はセッティングが残る。(多分、来年の夏なか?)



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