ここでは私のディスカスの飼育法を紹介いたします。よくディスカスは難しい!といわれますが私の経験からいって観賞目的で飼育する分には、そんなに難しい魚ではありません。日頃の管理を怠らなければ他の熱帯魚同様、特別難しい魚ではないです。

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 ディスカス飼育に対する私の考え

「熱帯魚」の王様として最も飼育が難しいとされたディスカスも今日では基本的な飼育法がかなり解明され誰でも飼育できる魚という位置ずけに変わりつつあります。ここでは私の経験から得た飼育に対する考えを独断もまじえながら書いていきたいと思います。まずディスカスの飼育には、弱酸性から軟水が適しているとよくいわれており、これが常識化しています。しかし本来ディスカスは幅広い水質に適応していけれる魚であり、生息水質は実際にはかなり幅があります。よって飼育の基本はPHや硬度にこだわる前に、まずは水を常に綺麗な状態に保つ事が重要です。そこで、水の汚れ具合を計る目安として「亜硝酸濃度」に注意を払うことがポイントとなります。要は亜硝酸濃度がゼロになるような水質を維持するようにすれば基本的には誰でも飼育できます。そのためには、なるべく大きな水槽やろ過能力の高いフィルターを使った方が水質の悪化を遅らすことができ水替えの期間も延びるので手間が省けて良いと思います。亜硝酸濃度の計測にはテトラ社から簡単な測定キットが市販されてるので私はそれを使ってます。PHについてはディスカスは極端な酸性やアルカリ性でなければ、日本の水道水である限りまずは問題ないです。PHや硬度に気をつけるのは「繁殖」を目指すときと、新しいディスカスを水槽に移したときの一週間だけです。俗に言う「PHショック」というのはPH値の差が2以上という水質の急変が起こったときに起こります。PHショックが起こるとディスカスの体表から分泌物の過多を招き、内蔵などの機能障害が起こります。しかし水槽導入時に水合わせをしっかり時間をかけてやることによって日本の水道水であれば新しい水質にディスカスは適応してくれます。つまりPH7.5くらいの弱アルカリ性の水質でも飼えるということです。個体によっては、緩やかに水質が変化していった場合、PH2.5という酸性でも生息できるものもいます。それだけディスカスの生息水質は広いし、本来はとても強い魚なのです。ですので日本の水道水を使用する限り、PHはほとんど気にする必要はないでしょう。しかし本当のディスカス飼育のコツは水槽に導入してからの、「定期的な水替え」にあります。これは熱帯魚全般に言える事ですが水替えこそ重要なものはありません。なぜ水替えするのかといえば、飼育水はほっとくと、ニトロソモナス、ニトロバクターなどの「ろ過バクテリア」の働きによって餌の食べ残しや排泄物が「アンモニア→亜硝酸→硝酸塩」と変化し、ろ過サイクルの最後の残留物質である「硝酸塩」によって次第に水質は酸性に傾いていきます。そのまま飼育を続けていけば毎日PHが低下してディスカスの生息水質からはずれるほどの強い酸性になりディスカスの目の角膜が酸で冒され白濁してくること個体が出てきます。だから、こうならないために定期的に水替えして常に中性付近の水質を維持していくわけです。また「水替え」により、汚れた水を入れ替える事になるので、アンモニアや亜硝酸が蓄積されることもなく、常に水は一定レベルの綺麗な状態を保ちますので、ディスカスを長期にわたり状態良く飼う事ができます。できれば毎日のように水替えをするのに越したことはありませんが、実際にはそこまで手間と時間をかけれない場合があるので、ディスカスの飼育数に気をつければ一週間に一度くらいの水替えで十分飼育できます。次にディスカスのエサについてですが私は冷凍赤虫と人工飼料をバランスよく与えています。ディスカスハンバーグというものがありますが、これは色揚げ効果も高いのですが、その分、水をたいへん汚しますので毎日水替えできる人以外は与えないほうが無難でしょう。与えなくても人工飼料だけでディスカスは十分に育ちますし水の汚れさえ気をつければ元気な姿を見せてくれます。いろいろ書いてきましたが、これはあくまでも私の経験と独断による考えですので、軽く流す程度にしてください(笑)それにディスカスをどのように育てたいかでも、また飼育の方向性が違ってくると思いますし、人の数だけ、いろんな飼育法があってもいいと思ってます。


 水質調整剤について

各社からさまざまな水質調整剤が発売されてますが、私は現在は水替え時に「塩素中和剤」を使うくらいで他のものは特に使ってません。水質調整剤の有名なものに「テトラ アクアセイフ」というものがあります。これは水道水の重金属を除去するために主に使用されるのですが日本の水道水は重金属はそんなに含まれていなく、ほぼ軟水なので使う必要はないと思います。よくディスカス導入時にこれを使えばPHショックを緩和する働きがあるといいますが私は入念な水合わせだけで十分だと思います。実際それだけで特に問題はなかったです。次に、ディスカスに適した水を作ったり繁殖をうながしたりするために「テトラ ブラックウォーター」や「テトラ バイタル」というものもありますがこれもいろいろ試してみたんですが、目で確認できるほどの効果がなかったので、これも使ってませんね。ただブラックウォーターはディスカスが生息しているアマゾン川の水を再現できますので現地の雰囲気を味わうためには良いかもですね。テトラバイタルはグッピーの繁殖には効果があるみたいなのですが、実際はどうなんでしょう。あと、ろ過バクテリアが活動している「水」を作るための水質調整剤として「PSB」というものがありますが、期待するほどの効果があるのかはちょっと疑問です。ろ過バクテリアというものは、そもそも水槽に魚を入れた時点で魚から持ち込まれたり魚の排泄物などで自然に発生するものなので、特に入れる必要はないと思います。また、自然に発生したバクテリアによる「ろ過サイクル」が既に出来上がってる飼育水に、こういった水質調整剤を使えば、バクテリアのバランスが崩れたりもすることもあるので、私は使わないようにしています。しかし、ディスカス飼育というものは「趣味」でありホビーです、いろんな楽しみ方があるのは当然ですので例えば水質調整剤を使って効果を試したりするのも一つの楽しみだと思います。これは熱帯魚全般にいえることですが飼育というものは手間をかけて快感を得るという側面もありますので、水質調整剤などで良いものがあれば私はこれからもいろんなものを試していこうと思います(笑)


 ディスカスの繁殖水質について

ディスカスを繁殖させるためには水質にこだわるのが一般的でPHやKH(炭酸塩硬度)、GH(総硬度)などの水の操作が重要になるとよく言われています。実際、水道水にはさまざまな物質が溶けており、それらの量によって水質が決まります。その指標となるのがPHと硬度という概念です。そもそもPH,KH、GHとは何か、を説明させていただきます。PHとは水素イオン濃度指数の事で水がどれだけ酸性かアルカリ性に傾いてるかを計るものさしの事をいいます。この数値は、酸性を示す水素イオン、アルカリ性を示す水酸イオンの割合で決まります。水素イオンと水酸イオンが同じ割合であれば中性となり数値はPH7.0となります。弱酸性とは一般的にはPH6.5〜6.9を指し弱アルカリ性はPH7.1〜7.5を指します。また水道水のPHを決定している物質は二酸化炭素と炭酸水素塩です。二酸化炭素は酸性を示し、炭酸水素塩はアルカリ性を示します。日本の水道水はこの割合がほぼ同じなので中性を示します。次にGHとは、水の中にはカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどさまざまな化合物やイオン(陽イオン)が溶けています。このうち生物に重要な影響力を持つカルシウムとマグネシウムに注目し、それらがカルシウムイオン、マグネシウムイオンとしてどれだけ水中に溶けているかといった総量を表すのが総硬度又は全硬度(GH)です。単位はdHで表します。KHは、水中の硬度成分の中でも炭酸水素イオン(重炭酸イオン)を対イオンに持っているマグネシウムやカルシウムがどれだけ水中に含んでるかを知る指標が炭酸塩硬度(KH)となります。これも単位はdHで表します。KHとPHは強い相関関係があり、PHが高ければKHも高くなり、PHが低ければKHも低い傾向にあります。普通、ディスカスを繁殖させるためにはPHが5.5〜6.5、炭酸塩硬度は0dHが理想とされてますが、私の場合、PHにはこだわるものの、GHやKHといったものは実際はほとんど気にしていません。特にGHはほとんど関係ないのではと思うくらいです。私はPHに関しては5.8を目安としていますが実際、4.5でも産卵してました。何度も産卵経験のあるペアを購入すればディスカスの繁殖はそんなに難しいものではないと思います。しかし、初めからペアのディスカスを購入しないで、自分で幼魚から育てペアを組ます場合は、それなりの水質の操作は必要かと思います。


 ディスカスに適したフィルターについて

現在、フィルターには上部フィルターや外部フィルター、底面フィルター、水中フィルターなど、いろいろありますが、ディスカスは基本的に、どんなフィルターでも飼う事ができます。飼育数自体が少なく、毎日水替えができるのであればスポンジフィルターなどのような簡易型フィルターだけでも十分に飼えます。観賞魚におけるフィルターとは、そもそも水替えをするまでの間の補完的なものであるので、どんな高級なフィルターや設備を導入したとしても水替え期間が延びるだけであり、必ず水替えは必要です。ただ、頻繁に水替えができなくて水替えの期間をなるべく延ばしたり、ディスカスを過密飼育していたりする場合だと、ろ過能力の高い補完が必要なので、より高度に機能を追及したフィルターを選んでいくべきだと思います。そこで、上部フィルターであれば大型の上部濾過層と強力なポンプなどが必要になってきます。特にレイシー製のポンプはパワーと耐久性には定評がありますので、とても良いと思います。大型の上部濾過槽は濾過材がたくさん入るので、「確実なろ過」が期待できますし、強力なポンプをもちいる事により濾過槽を通る水の回転率を上がるため濁りのない飼育水が出来ます。過密飼育している場合などは外部式フィルターも足して「ダブルろ過」で対応するのも重要かと思います。外部フィルターの場合もこれも他社からさまざまなフィルターが出てますが、最近のフィルターはどのメーカーも良く出来ており、基本的な構造は変わりません。濾過能力自体は、濾過材が重要なファクターをしめるので、どのメーカーのフィルターを使うかは関係ないと思います。しかし、より長期にわたって使うことを考えれば、耐久性のあるエーハイムが断然有利だと思います。まずエーハイムは、衝撃に強く耐久性に優れたグラスファイバー入りのABS樹脂素材を使っていますので破損しにくい作りになってます。次に、モーター部にセラミックシャフトを使っていますので、他社のように金属シャフトを使っている場合と違い、動作音がとても静かです。また、モーター部のインペラー接触部分にセラミック、カーボン素材を採用しており、他社のインペラーと違い吸水による膨張、振動による異音が発生しにくく、非常に運転音が静かです。このように、エーハイムの外部式フィルターは、他社と比べ優れた点がありますので、私はエーハイムはたいへん良いフィルターだと思っています。



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