恐るべき団塊の世代
さて、第一回をアップしてみたもののまったく反応がないこのコーナー。たぶん誰も見てないのだと思うが、気にせず第二回を始める。今回は初めなので第一回の翌日に第二回をアップしているが、今後は週一ペースで行く予定である。ま、そのうち月一以下のペースになるのは目に見えているが
私は今年の四月にサラリーマンになったばかりであるが、四月に新人研修合宿というものがあった。二泊三日で泊まり込みで研修なのであるが、夜になると毎晩宴会状態である。私はあまり酒が強い方ではないので、とっとと終わらせてさっさと寝たかったが、上司をほっといて寝るわけにもいかぬと思ったため(ちなみに今ではそんな事ぜんぜん考えません)、最後までおつきあいする事にした。
が、そしたらこれがぜんぜん終わらないのである。先輩社員や同僚達は脱落していったが、いわゆる役員クラス(小さい会社ですので)のおっさん達は深夜4時くらいになってもバリバリ元気である。まだ若い我々新入社員達の方がすでにグロッキー状態。さすがに明日も研修があり、それを考えるとつらいので、4時を回ったあたりで私は寝かせていただく事にした。
・・・そして次の日、私は合宿中であるにも関わらず思いっきり寝坊をしてしまう。「ゆ、夕べは明け方まで起きてたんだからしょうがないじゃんか!!」と思ったが、よく見ると夕べ私より遅くまで起きていたはずのおっさん達はしっかり起きていてしかもピンピンしているではないかッ!そして、彼らはこれから仕事があるので本社に戻ると言う。うそお!こっから会社まで早くて3時間はかかりまっせ!もはや若さはないハズなのにッ!その体力はどこから!?S2機関でも搭載してるのか!?
お話は変わって。私は高校時代に山岳部に所属していたが、その頃の付き合いがいまだに続いていて、たまに登山に誘ってもらったりしている。皆様はご存知ないかもしれないが、高体連には山岳の部というものがあり、バスケや野球と同じように、インターハイやら関東大会やらがあるのである。その地区予選とも言える都大会は、毎年、裏高尾で行われていた。私も現役時代は選手として参加していたが、今はスタッフとして協力させてもらっている。
で、大会は一泊二日で行われるのだが、山の朝は早い。なにせ起床時間が午前三時である。っていうか、それって朝じゃないじゃん、とか思うのだが、そういうスケジュールだから仕方がない。で、生徒達は就寝時間が午後8時。おそらく、高校生達が8時に寝るのなんて一年でこの日くらいであろう。で、生徒達を寝かせた後・・・キャンプ場から少し離れた山小屋で、先生方の宴会が始まるのである。ちょっと待てぇええ!!あんたら、明日起きれるのか!?それでッ!我々若者スタッフは、とてもこれで明日起きる自信がないのでとっとと山小屋から避難してさっさと寝ることにしている。
・・・そして、次の日。しっかり先生方は午前三時に起きてきた。「・・あの、夕べ、何時くらいまで飲んでたんスか?」「んー、12時くらいかな?」三時間前やんけ!!おいおい!そんなんで、今日、山登れるんですかァー!?ところが、おっさん達、バッチリ元気で、眠気など微塵も見せない。あんたら、シズマドライブでも搭載してるんですかァーッ!!?
で、さらにお話は変わって。私は高校時代、町内会のスキーに参加したことがある。で、スキー場でおっちゃん達は夜に麻雀を始めるのであるが、これに自分も参加していた。何時までかかるか分らないけど、明日はスキーだからそんなに遅くまで打たないだろう・・・くらいに思っていた。甘かった。この麻雀、いっこうに終わる気配を見せない。マジで終わらないのである。2時をすぎたくらいだっただろうか。明日のスキーを考えるともう限界なので、もう自分は寝かせてもらう事にした。が、彼らはまだ打つという。あのなー!明日、朝早いんだぞ!それでスキーなんてできるのか!?足折るぞ!
・・・そして、次の日。できるんだな、これが。もう、爽やかに滑ってるじゃないですか。いったいなぜぇー!?無限力でもあるんですかァー!?
そうなのだ。「団塊の世代」というやつはナメてはいかんのだ。これが、まだ若さと体力に溢れる10代、20代の人間の話であれば特に驚きもしないかもしれない。しかし、彼らは50をこえた年齢の人間達であるにも関わらず、若者以上の気力と体力を持っているッ!かのシルベスター・スタローンは「男性の肉体のピークは50代だ」と言ったらしいが、それも納得できるというものだ。彼らはハンパではない。さすが、激動の昭和を生き抜いてきただけのことはある。気力のない今の若者達で、あの世代に太刀打ちできるのだろうか!?いや、立ち向かわねばならないッ!子が親を超えねばならぬように、我々はあの世代を超えねばならぬッ!
そんな事を考えるある日、学生時代にバイトをしていたファミレスへ食事に行った。「いらっしゃいませー!!」と相変わらずこのおっさん店長は元気が良い。で、まだ働いていたバイト仲間の話しを聞くと、「いやあ、今週、社員の人めっちゃ少なくて、店長24時間シフトで働いてるんだよね。あの人今、昨日からぶっつづけで働いてるんだけど。元気だよねえ」ハ?あの人確か、うちのオヤジと同世代だったよな・・・「・・・団塊の世代って、ああなんだよね」・・・恐るべし団塊の世代・・・我等は若さと引き換えにあのパワーを得る事ができるのだろうか・・・ちょっと勝てないかもしれない、と思ってみる23の春でした。
注:一般に「団塊の世代」というと昭和22〜25年生まれくらいの人たちを指しますが、ここではもちょっと広い世代、まあ、おっさん達全般を指していると思ってください。ちなみに、「だんかいの世代」であるので、「だんこんの世代」などと恥ずかしい読み間違いをしないように。っていうかそれは俺だ。