泉鏡花の天守物語レポート
2000年1月23日 新神戸オリエンタル劇場 他

楽日レポートと書かないのは、楽日をしっかり書ける自信がないから(^^;
ま、出来る範囲でやってみますわ。どうせ自分の為だし(笑)

開演前あれこれ(開演までの話。雑談。楽のお芝居のことを知りたい方は読む必要なし(笑))

公演
その1 (朱の盤坊登場の前まで)
その2 (毬つきに姫君達が引っ込むまで)
その3 (「帰したくなくなった」まで)
その4 (「お天守下が騒がしい」まで)
その5 (幕、まで)

おまけ (カーテンコール編です)


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開演前あれこれ

今回、「天守物語」の大楽は神戸の新神戸オリエンタル劇場。
お芝居のためとしては初遠征♪ 京都のネット友達がお付き合いくださると言うことで、
新神戸駅で待ち合わせ、でした。

ところがこれが結構スリリング(笑)
雪です、雪!! そう、時は冬なのでした。
東海道線ってどうしてあんなに雪に弱いのでしょうね〜。米原辺りかな?が大雪で、新幹線はのぞみなのに、気がつくと遅れてました(笑) ま、10分くらいでしたけどね。

さらに。

京都駅で、なんとドアに挟まれる乗客発生!!(笑)
なんかね、危ないと思って見てたんです。明らかに寝過ごしたみたいで、もうすぐ動き出すという時に慌てて走っていくお姿を拝見しましたから。
案の定、動き出した新幹線、急停車。 窓側に座っておりましたので何気なく外を見てましたら、駅員さん二人が走って来て、なにやら押し込んでいるご様子。そして、次にはさかんに身振り手振り。どうもドアはもう開かないとおっしゃってるようで(笑)
新幹線のドアって簡単に開かないのですかしらね。結局、そのお客様降りることが出来ず、新幹線は発車。そのまま新大阪まで立っていかれたみたいでした(^^;
これで、結局どのくらい遅れたのかな?
開演2時間前には着く予定でしたから、いくらなんでもお芝居に遅れることはないとは思いつつも、やはり前日から行けば良かったかな、とちょっと後悔しました(^^;

なーんて書いておきながら、実は私、新大阪で予定していたものより早い始発のひかりに乗り換えて事無きを得たんですけど(笑)

京都の友達と無事合流。神戸は小雨模様。
駅から繋がった形で新神戸オリエンタル劇場がある建物がありました。ショッピングセンターと劇場とホテルが一緒になっているみたいな建物なのですね。新幹線の駅から行くと3階に着くので、1階降りて劇場入り口のある2階。
まだ劇場の扉は閉まってましたが、お天守のポスター発見!
うわぁ、来たんだ〜、とここで実感(笑)

劇場隣の喫茶店みたいな所(チェーン店みたい)で、軽くお昼。ケーキとか美味しそうでしたよ。友達曰く、マチネソワレの公演なんかだと、役者さんがここで休んでいたりするそうです。
さすがに花組の役者さんはいらっしゃませんでしたけど(当たり前!!(笑))、三々五々入ってらっしゃるお客様方、どうも見覚えがある方、多数(笑)
神戸と東京、 どちらが遠征なのかは存じませんけどね。

お昼後、暇なのでどこが劇場の楽屋口なのかな、と地下の方にちょっとだけ行きましたが当然わからず(笑) 12時半になったので劇場に入りました。

アプルよりはロビーは狭い印象。物販場所が机一つ分くらいで、その後ろに舞台写真も掲示してありましたから、かなり混雑してました。
「座長、スタジオパーク出演」の張り紙もありました(^^)

中に入りますと、これもアプルよりもちょっと小さいかな? なんとなくゆったり落ち着いた雰囲気。3階までありました。
友達が自慢していた通り?、良いクッションの椅子で足元も広くて良い感じでした。

まだ時間は15分くらいありまして、友達にはパンフを見ていていただきました。
私は内心すでにドキドキしてしまってかなりナーバスになっていることを隠すのが大変(笑)
友達が気にいってくれるかどうかも心配でしたけど、他にもいろいろ気にかかることが・・・

とにかく、座長様の体調。15日のショックは未だに忘れられません。
「出迎えかい!」のお声。
もうハラハラしてしまって、なんとかラストまでがんばってください!と祈るような気持ちで観てしまいましたから<15日
16日の東京千秋楽は随分お声も戻られてほっとしたのですが、ここの所寒かったですし、座長日誌を見てもドキドキしてしまうような感じでしたし・・・。
そして、土曜日の深夜になっても、オフィシャルにもかつらさんのページにも神戸公演の感想が出ないのですもの。「これから行きます」という書き込みはありますのに。
まさか、大井さんやかつらさんまで感染してたり、なんてことはないですよね?なんて・・・
(いや、だって・・・・・(^^;)

なんか・・・・怖かったです。

次に(笑)
私、東京楽日の深夜、かつらさんに質問メールを送ってしまったのです。
どうしても疑問な所がありまして・・・・・。

図書様が灯火を煽ぎ消されて戻ってくる所です。
東京公演の感想にも書いてありますが、私、ここは図書様の意志でお天守に戻ってこないと
「お咎めを以って命を召さりょうとも、男といたし〜」のセリフに繋がらないと思うのです。
東京公演4回観たうち、10日だけは図書様、ご自分の意志でお天守に踏み込んだと見えました。
ああ、やはりそうなんだ、と嬉しくなったのですが、15、16日にはまたそれが見えなくて(迷って心ならずもお天守に戻ってしまったように見えた)、実際のところ、どう演じておられるのだろう?とお聞きしたくなってしまったのでした。
でも、さぞ沢山のメールが届いておられることだろうし、東京楽日なんて楽しく飲んでこられるだろうし、まずお目には留まるまいと思ってお出ししたのですわ。「お返事はずーっと後でいいですよ〜!」と書いて(笑)

ところが!
なんと次の日の朝にはお返事が・・・・・うわぁ・・・・・(^^;(正確には、私が出して2時間後くらいには届いてるんだもん。びっくりした(苦笑))
丁寧に演出のことなど書いてくださいましてとても嬉しかったのですが、
問題は、やはりあの個所、図書様、ご自分の意志でお天守に戻ってきている、ということ。
10日にはそう見えて他の日に見えなかったということは、かつらさん、自分のせいでしょうという意味のことをおっしゃって・・・・・・・きゃー、ごめんなさい〜。
でも、率直に認めてくださるかつらさんは素敵!(*^ ^*) (・・・をい>自分)
それで、お礼と共に神戸で拝見します、と再びお返事を出しました。

と言う訳で、この神戸ではどう見せてくださるのか意地でも見極めないと失礼だと思いました。
・・・・・・・・・・これ、結構プレッシャーでした。
きっと大丈夫と思いながらも、もしこれで見えなかったらどうしよう、と。自業自得。


さて、気にかかることの最後は。
これを観たらお仕舞だなぁと、もったいなくて(笑)
わがまま〜。

(公演編に続く・・・・・・書けるかな)


公演その1

いやでも(いえ、嫌ではないけれど)開演時間はきます。
穏やかならざる心を抱えてチラシなんぞを眺めておりましたら、聞こえてきました。
あの、道路工事のような音・・・・・・・・。ん?? なんか、音が大きいような・・・・。
・・・・・・・・・それもそのはず、私の席はP列の26番。前から2列目。舞台に向かって右側のサイド。
すぐそこがスピーカー!! 私、音取るの下手ですからね。うきゃ、と思いました(笑)
(でも、実際には時々気になったくらいでさほど差し障りはありませんでした。ホッ。)

しかし、この席・・・・・私はともかく初見の友達には少々つらい席だったと思います。こういう友達に対しては、気分はほとんど劇団サイドになってしまいますので(笑) 十分見てもらえないのではないかと妙な心配をしてしまってりして(^^;

照明が落ちて、幕が上がる。見覚えのある工事現場のような、鉄材を組み合わせた舞台。近すぎたせいか、東京とほとんど同じに見えました。本当は少し違っていたのかもしれません。
やがて、「とーりゃんせ、とーりゃんせ」のお歌。

これね・・・。
ほら、可笑しい合いの手が入りますでしょ?
「ヨ! ヨ!」とか「通してくだしゃんせ(駄目)」とか。

客席、あまり笑わないんですよ(^^; 皆様、もう何度も聞いておられる方が多いのでしょう。
何度も聞いて、その度に吹き出すというものでもなかったみたいで。
ほとんど笑い声が聞こえないから、他の人も笑えない。負の相乗効果(^^;
なんかヒヤヒヤしました。 変な感覚(笑)
しかも・・・・・降りてきた女の童、高荷さん。北沢さんと重なる少し前、足元、ちょっとふらついてた。
お声もちょっと嗄れているような? お、おーい、大丈夫ですか〜(^^; 緊張してらしたのかな?

不安がちょっと煽られてしまった所で、八代薄さん登場〜!!
「鬼灯さん、蜻蛉さん!」

あー、ほっとした(笑) 薄さん、いいです。八代さんの薄さん、大好き。
相変わらず、お綺麗?で、口調はきついけど、でもなんか親しみが持てて。
薄さんが箒で私の不安も掃き出してくださったので、ようやく少し落ち着いて舞台を見ることができるようになりました(笑)
ああ、このシーンは見納めだぁ、とここですでに思いました(笑)

お腰元衆のダンスはまあいつも通り、お花釣りの所もさほど違いはありませんでした。各々の台詞をしっかりと話されていて良かったです(^^)
そして、「あれ、夫人(おくさま)がお帰りでございますよ!」

う・・・・また、ドキドキしてきた・・・・。

音楽がなって、扇を閃かせていたお腰元衆がしゃがむ。
すいっと立ち上がるお姿。「出迎えかい、ご苦労だねぇ」

ふわぁ・・・・・。
大丈夫! 完全ではないけれど、確かに座長様のお声!!
良かった〜。(んー、考えてみれば変な客(^^;)

座長様も、なんとなくゆったりとして見えるのは思い込みとしても。
この日の富姫様、あの長台詞の所が良くて、すごく嬉しかったです〜。
夜叉ヶ池に行った話とか鷹狩の人達の説明の所。
長いですよねぇ。しかも、3回くらいあるんだな、これが(笑)
ここがね、その・・・早口じゃなくて、ちゃんと聞かせてくださったのです。ここも15日なんかは、お聞きしていてつらくて・・・・。でも、今回は情景を思い浮かべながら聞けました(^^)
お返事をしなきゃいけない薄さんは、また、ずっとやかんのお水飲んでてしばらくお答えできませんでした(笑)
今回のおいもはあまり大きくなかったかも(笑)
もしかしたら、お腰元衆、遊んでらしたかもしれませんが、席の都合上あまり見えませんでした。
その後は通常通りでしたでしょう。

「ついでに、御髪も、夫人様(だんなさま)」
「ああ、あげてもらおうよ!」
お勇ましい(笑)
時折、ちょっと濁りが入ってしまうこともありましたが、迫力あるお声も可愛らしいお声も、十分使い分けておられました(^^)

そして朱の盤坊、舌長姥、亀姫様ご一行ご登場になる訳ですが、ここは楽スペシャルバージョンなので、そう簡単には書けません。
したがって、その2と言うことで(笑) 本日はお仕舞。


公演その2

しばしの静止状態の後、現われる朱の盤坊。
脅しても驚かず、かえってちょっかいを出す女の童達。
いつもより苛められてたかもしれません(笑)<水下朱の盤坊

「これはご挨拶だ」
お辞儀をする女の童。
「それは、ご挨拶、だ」
ここは、何度見ても面白い♪

そして、あかんべぇをしている女の童を力一杯引っぱたく薄さん。きゃ!素敵・・・違うか(笑)
お腰元衆が正坐してご挨拶しようとした所へ「ぴー、ぴー」と近づく女の童に、帯から扇の銃を引き抜き、
「カシャ!」
撃ちぬこうと狙う薄さんも素敵(笑)

とまぁ、この辺りはいつも通り。
舌を操って出てくる山下舌長姥、無表情に毬を掲げる松原土筆丸、お着物の裾を派手に翻して登場の大井亀姫様。舞台が華やぎます♪

土筆丸を玩具にしている(この日もめちゃくちゃ遊んでました。私は思わず目をそらしてましたので詳細は存じません(笑))富姫様に、朱の盤坊が亀姫様からのプレゼントを運んできます。
そして、始まる山下舌長姥の日替わりパフォーマンス(笑)
正確な言葉じゃないのは、どうぞご容赦(^^;

「やめろよ、婆さん困ってるじゃないか!」
(中略(笑))
「しまった〜。手も足も出ないんだった〜」
にこ〜っと笑って
「旧バージョンはここまで。さー、これからお葉書の時間です。」

「まずは・・・水下きよしさんからのお葉書です。」
水下さん、俺?と驚いたように自分を指差す。
「えー、この場面、中脇君がいつもいろいろ言っているのに誰も気が付いていません。」
ありゃ、俺?と中脇さんがテレ笑いをしながら顔を出す。
「いつもなんて言ってるんでしょうか? はい。では、再現してもらいましょう〜。中脇君、どうぞ〜」
中脇さん、ほとんど躊躇せず、というよりほとんどやけくそに見えたけど(笑)
「こらー!ばばぁ!!なに食ってんだよ!出せよ、出せー!」 アクション付き(笑)

「さて、次のお便りは・・・」(まだやるんかい(笑))
「いつも・・・変わったこと(じゃないのですけど、なんと言ってたか忘れた)をしてくれる各務君。」
なんか苦笑する各務さん、および客席(笑)
「あ、これは森川君との合作ですね。」各務さんと反対側、客席から見て左側から森川さんが頷く。
「えーと、最近は不景気ですよねー。って、ん〜?」(山下さんが困ってどうする!(笑))
「リストラがありますよね。俺、肩たたきされたらどうしよう・・・・あ、肩なんてないやー!」・・・・(−−;
「もう一つ。首切られたら、どうしよう〜・・・・・あ、もう首だけだったぁ」・・・・・・・(−−;;
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「えー、はい。各務君も森川君ももう少し勉強しましょう〜」(笑)
くるりと客席に背を向けてしまう森川さん(笑)
後ずさりして、しおしおとそでに隠れてしまう各務さん(^^;

「はい、今回のお便りコーナーはこれでお仕舞。次回は・・・あ、次回はないんだ。ね?」
後ろにちょっと確認(笑) 座長様、ただ笑ってるだけ(笑)
「あー、いつもよりたくさん喋っちゃった。汗かいちゃった。お風呂にはいろ〜」

ここで、首を取り上げる水下朱の盤坊。舌長姥を笑いながら睨み付けて
「・・・・大満足でしょ」(笑)

さてと、首は猪苗代亀ヶ城のお殿様。
「ちょっと獅子にお供えもうそう。」「お姉様、お羨ましい」「え?」
「旦那様がおいで遊ばす。」「嘘がまことに。お互いに」「何の不足はないけれど」

「こんな男が欲しいねぇ。って、うん、この黒いの、松原綾央で我慢するか」(笑)
「お前さ、なんでこんな黒くしたの?嶋倉雷象との違いを出したかったの?」
でも、綾央さん、絶対喋りません(笑) うん、と首を縦にふったかな。
「これ、お前、幾らした?ねぇ?」
しばし困っていた綾央さん、あまりしつこく聞かれるので観念したのか(笑)
広げた右手に人差し指を立てた左手をくっつけて出す。6・・・万円?(^^;
「おお! それ、自費で?」
首を横に振る綾央さん。
「えー!? 何、それ、経費? ええ? 俺、聞いてないぞ!」(・・・おーい(笑))

これで終わりと思います? いやいや、まだ続くんだな(笑)

「お前、今日、鬘、てってるぞ。ほら、これ・・・」
実は富姫様、最初の頃から土筆丸が近くにいる時、ずーっと、彼の鬘、弄んでたんです(笑)
散々いじって、挙げ句の果てに、とうとう鬘外しちゃった!(爆笑)
あの黒い姿で黒い普通の髪になってしまうと・・・・・・変(^^;
でも、今にも笑い出しそうなのを必死にこらえてがんばった綾央さんに拍手〜!!(笑)

外された鬘はとりあえず椅子の上。

亀姫様に見せた兜をしまうように言いつけられた葛、雷象さん。
「ぐずや。ぐず! あ、くず。葛だ。葛や。この兜をしまっておいて」
「ぐずや、葛や、ぐず、くず。 あ、お前、前回はあれ(土筆丸)だったんだよな? 嶋倉雷象。」
一瞬のけぞって、それから首を横に振る雷象さん(笑)
「そんな人、知りません。」
「何、知らないの? ああ、そんな奴、劇団にいないか。」
えー!!と慌てる雷象さん。
ふふん♪という感じできびすを返した富姫様、ふくれる雷象さんを放り投げて亀姫様の所へ。

放り投げられてしまったので仕方ない葛、諦めて兜をもたもたと獅子の所に上げようとして鬘が邪魔(笑)
えいっと、懐にしまって何とか兜を上げました。
さて、この鬘の行方は・・・・。

毬つきのお二人の歌で寿命を延ばしたいと願う舌長姥、朱の盤坊にからかわれて
怒って舌を伸ばす・・・・・所に出てくる舌後見の研修生?君。
うふふ。本日は、そう、かの土筆丸の鬘をかぶって登場〜! しかも髷の上に(笑)

私の席、サイドだったので、彼が椅子の後ろに隠れている時にかぶってるの見えちゃったんです(笑)
他にも見えてる人、沢山いましたから、出てくる前からもう客席、大笑い。
ふーん、この為だったんだ(笑)

「お約束!」の所で、鬘は落ちちゃいまして、どうするんだろうと思いましたら、
薄さんがちゃんと拾い上げて持って行かれました。
「私が姉さん3人〜」の所では、再び土筆丸の頭に戻っておりました。

なんか適当になってしまいましたが、とりあえずその2はここまで。


公演その3

姫君方がお下がりなって、朱の盤坊とお腰元衆の場面。
さほどいつもと変わりありませんでしたが、一部、お腰元衆、朱の盤坊に張りついていてダンスをまともに踊らず、怒った桔梗さんとにらみ合っている場面あり(笑)
ここの、お着物を脱いでちょっと京劇のような格好で踊るダンスはなかなかカッコ良くて好きでした。

さて、姫君方が戻ってらして溝口白鷹登場。まーったく、可愛いんだか気障なんだか良くわからないこの白鷹(笑)
矢が飛んできて、クラッカー、いえ、線香花火が炊かれて、亀姫様、お帰りです。
これで今回の亀姫様も見納め・・・・・。あ、朱の盤坊も舌長姥も。

舞台が暗くなり、お掃除をされる桔梗さんと萩さん。ここで、なんだったかな。とにかく萩さんにスポットライトが当たったと思います。その後ろで黙々とモップをかけ続ける桔梗さんがけなげでした(^^;


お腰元衆がお明かりを持ってきて、その中央、獅子の前にお座りになる富姫様・・・・・。そして、あの音楽。
いよいよ・・・・静まり返った客席。もう、気分は嬉しいのか、つらいのかわかりません(笑)
目は舞台右上を見つめたまま・・・・・・・・・。

と、雪洞を手に現われる図書様!! 足場を確かめつつ、進む。獅子の真上に差し掛かる!
!!!
すでに図書様の物にしか聞こえないあの音と光の中に図書様が浮かび上がる!
遥か彼方を見つめているようなまなざし、浮世離れしたしんとした表情、雪洞を掲げてすっきりと立つ図書様は、この場面、人よりも純粋な存在に見えます。魔の対極かも。
ま、これは私の印象ですから、本筋とはなんの関係もなし。

さてと、どうしようかな。このまま、情景描写を続けるのも魅力的なのですが、とても時間がありますまい。(人事のように(笑))

とにかく、図書様と富姫様のシーンは今回が一番素敵でした。
富姫様の心の動き、図書様に惹かれていく心が可憐に表れていたと思います。ちょっとした表情とかが、とても切ないのです。
図書様も素敵だった。富姫様を見つめるまなざし・・・・・。これまで、やや気負い過ぎかなと思っていた部分のセリフも今日は必要十分な強さ、メリハリに抑えられていた気がします。

説明できないのですが、お二人とも東京で見た時とどことなく調子が違うのですよ。もちろん良い方に。

「では、この役目がすめば切腹は許されますか?」
「そのお約束でございました。」
この辺なんて、もう二人ともお互いの顔しか見えてませんもの。

でも、とりあえず無事に帰れることも嬉しい図書様。
富姫様の前を下がるも、雪洞の火が消え、現れる鬼火達。
ここの殺陣、図書様、ホント、むちゃくちゃカッコイイ〜!!
鬼火をかわし、飛び越え、捕らえようとしてもならず。すっと身を沈め、目を閉じ、心を澄まして、剣を振るえば鬼火は次々と倒されていく。

このシーンに陶然としながらも、私の心はやむを得ず冷静になっていくのでした(^^;
いよいよあのシーンになるのですもの。妙に意固地だよなぁ、と我ながら苦笑い。

倒したはずの鬼火に取り囲まれ、次の瞬間それが消え失せ、そして雪洞の火が消えていることに気づく図書様。一瞬困った表情を浮かべ、ふいっと立ち上がる。顔を上げ、屹と前方を見据えてつかつかと歩き出す。
獅子があった辺りで周りを見回している時に、富姫様の手が動き、舞台が明るくなる。
富姫様に気づき、はっとするが、彼女の「また、見えたか?」の優しい声(嬉しそうですらある)に、急ぎ剣を外しながらも落ち着いて膝をつき「夜陰と申し、再度〜」

ああ、見える、と思いました!
図書様のお天守に戻ろうとする意志。
明らかに、歩き出す時に目標を定めていましたもの。そして、富姫様に呼びかけられて膝をつく時の雰囲気に迷いがなくて、富姫様と対峙する覚悟を決めていたという気がしました。
嬉しかった。

実は10日の時ほど素直に感じられた訳ではなかったのですが(何が違うのかは私にもわかりません。ほんのちょっとしたことなのだと思うし、私自身が今回は身構えて見てしまっているから)、それでも、しっかり見せてくださった気がしてとても嬉しかったです。勝手に恐縮してしまったくらい(^^;

ホントに素敵だったなぁ・・・・かつらさん(*^ ^*)

この後のシーンも良かったです。良いのですよ、東京より。どうして??(笑)

「二度とおいででないと申した、私の言葉を忘れましたか!」
に対抗する図書様は、凛々しいけれど、どこか子供っぽさもあって可愛い。
「帰したくなくなった」
で、図書様のあごに手をあて少し上を向かせて、見つめる富姫様と、魅入られたように見つめ返す図書様はうっとりするくらい綺麗。

で。
いきなり、流れる八代薄さんのギター!!なんですよね〜(笑)
ただでさえ息を呑んで見つめていたお客様がふいを突かれて笑ってしまうこの場面、今回、薄さんが見えるやいなや、いつも以上の大爆笑。
え?なに、なに? 見えません〜!!

柱が邪魔で見えませんでした(−−;

一瞬だけ背伸びさせてもらって、薄さんがなんか振り回しているのだけわかりました(笑)
これ、ギターの形したビニールの玩具、使っていたみたいですよね。それを、縦にしたり横にしたり、挙げ句、振り回していたみたいです。最後、扉が閉じてしまうと、薄さん、それで扉をバンバン叩いてましたし(笑)

ちょっと短いのですけれど、その3はこれで。(中途半端でごめんなさい)


公演その4

薄さんが閉め出されて(笑)、また、富姫様と図書様の場面。
切腹申しつけの理由が鷹をそらした罪だと知って、それは貴方の罪ではないでしょう、でも、鷹がそれたのだから、とこの辺はほとんど痴話喧嘩、いや、子供の喧嘩状態(笑)
図書様の「けれども鷹がそれました!」は、理解の遅い大人に苛立つ子供みたい(笑)
富姫様の「ああ、主従とかは恐ろしい」も子供っぽいし。

鷹を取ったのが富姫様と知って、
「お怨み申し上げる!」と力一杯扇を投げつける図書様は可愛いですよね〜(笑)
「鷹は第一誰のものだと思います?」で、いきなり雰囲気が恐くなる富姫様に、刀に手をかけて構える図書様。可笑しいのとカッコイイのがごっちゃになって、この場面かなり好き(笑)
ついで出てくる白鷹ケンジ。 煙草くわえて出てくるなー!(笑)

「貴方はそうは思いませんか?」
悩む図書様に慌てて取り繕いつつ口説く富姫様の姿は、気高くは見えませんが、恋する女の可愛い必死さ。さっきの迫力はなんだったのって感じ(笑)
「貴方、お帰りなさいますな〜」
もう、気持ち、手放しなんですもん。けなげでキュートでございました。

富姫様の言葉に反応して変化する図書様の表情も素敵。
「迷いました、姫君」 迷って、でも、帰らねば、という気持ちの動きが声と表情に素直に見える。

「なお帰したくなくなった。」この富姫様は甘えん坊(笑)
「強いて、断って、お帰しなくば、お抵抗をいたします!」
図書様、この時のキッとしたお顔は富姫様もおっしゃる通り、「お勇ましい!凛々しい!」なのに、
再度引き止められての「是非も無い〜」はね〜(笑)
可愛いったらありゃしない。富姫様もそう思われたに違いありませんでしょう(笑)

「今度来ると帰しません」
「誓って。仰せまでもありません。」
見詰め合い、引き寄せられるように近づく二人。富姫様のお顔を上から覗き込んで、はっと気づいて膝をつこうとする図書様を止め、図書様の肩にそっと頭をつける富姫様。こらえきれなくなったように顔を埋め、図書様を抱きしめてしまう。やがて、ついと図書様を離すと身を逸らして下を向いたまま「さらば」
こちらを見ようとしない富姫様を切なげに見やり、そして振り切るように兜を抱えた手に力を込めて、図書様は歩み去る。

そして、足場の上、獅子頭を挟んで再度見詰め合う二人。光の中に立つ図書様。でも、今度はそのまなざしの先は遥か彼方ではない。まっすぐ富姫様に向かっている。その表情は切なげでも悲しげでもない。ただ、真っ直ぐに真剣。時間が止まったような一瞬が過ぎて、彫像のようだった図書様が軽く頭を下げ、富姫様の視界から消える。

情景描写だけしてどうする<自分(^^;
この辺、特に東京公演と変わった演出がある訳ではないのですけれどね。観ていて、何と言えばいいのかなぁ。二人に引き寄せられてしまうのでした。決して、清く美しいだけのシーンではない、笑えるシーンもあるのに、全体として思うとすごく愛しく綺麗な印象になってしまう・・・・うーん、お二人のお力でしょうねぇ。

さてと、この後は日替わりネタあり、ですね(笑)

「貴方〜、あの方を私にくださいまし〜!」富姫様が獅子に叫んでいる所へ、
「ん、んん」と咳払いをしながら、現われる薄さん。
「おっくさま♪」 「すっすきか♪」(笑)

「何の、抵抗をしました処で」と図書様を捕まえようとしたのを止められて、憮然とする薄さん。
で、「薄や」と呼びかけられて、ぶっきらぼうに「は?」
この言い方、大好き(笑)

「これはまた、ご挨拶でござります」
「何、ご挨拶。そう、ご挨拶ね」

「 きゅーうん。」袂をからげて、薄さんの隣に座る。
「タラップ、タラップ、タラップ。」何かが階段を降りているらしい(笑) 指で表現。
「うぃーん。」 何かが車に乗って何処かに行ったらしい(笑)

この間中、「なんですか、それは」と小さく合いの手を入れながら笑っていた八代さんでした(笑)
この後は順序とか言葉とか違っていてもご容赦くださいませ。

「千秋楽ですね」
「おお、千秋楽。もっとやりたい〜」だだっ子みたい(^^;
「もっとやりたい? (苦笑) ああ、やります?今日の夜とか・・・」客席からは笑い声と拍手。
「・・・・・・・・・・一日一回がいい〜。二回は疲れるからやだぁ。」甘えんぼ(^^;

「俺もね40ですから。もう迷わないよ。」
「ほう、迷わない」
「そう、芝居に関してはね。後は迷いっぱなしー!(笑)」

「しかし、すごいメイクだね」
「僕ね、元々目が小さいんですよ。」
「あ、ああ、そうか。」
「だから、これ、実はすごいとこに描いてるんですよ。目を閉じても閉じないの(笑)」
「え、どれ。目閉じてみて。ああ、ホントだ(笑)閉じないんだ(笑)」
「そう、ずっと起きてるんです。」

他にももっとおっしゃっていたように思うのですが、覚えていません(^^;
さらに話し続けようとする二人に、何やら音が聞こえてきます。
「あー、やめろって? 早く帰りたいって(笑)」笑いながら、薄さんが立ち上がり、

「あれ、何やら、お天守下が騒がしい」

きりがないし、その4はこの辺で終わりにしましょう。


公演その5

騒がしいのは、武田播磨守殿がお天守見届けのお使いの帰りを待ちかねて推出したのでございます。

ここからしばらくは、ほとんど薄さんの独り舞台。薄さんの台詞でお天守下の様子が語られます。
ここの薄さんも、ホント、良いです! 表情豊かで、お天守下の様子が見えるよう。
播磨守や家老を語る時の本気で嫌そうなしかめっ面、図書様を語る時のうれしげな楽しげな様子。富姫様をからかう様も楽しくて、でも、富姫様を大切に思っていることも伝わってくるし。この二人って信頼し合っているよなぁ、なんて嬉しくなってしまいます。
また、ここの富姫様も可愛くてね(笑)
薄さんの、図書様が見えるという言葉に、考えるより先に身を乗り出してしまって、薄さんに笑われて慌てて離れて。 「知らないよ!」って、今さら、貴女(笑)

でも、微笑ましいのは途中まで。図書様が謀反人として追われてお天守に逃げ込んできます。
「お腰元衆、お腰元衆〜」呼びかけながらそでへ。これが、今回の薄さんの見納め・・・・・・。

腕に傷を負い倒れ込んできた図書様に駆け寄る富姫様。
「姫君、お言葉をも顧みず、三度の推参をお許しください。私を賊・・・」
興奮しつつも礼を忘れぬ図書様に、図書様の傷が心配でそれどころではない富姫様。
「よく存じておりますよ・・・・ようまあ、貴方に刃を向けます。」
富姫様の親身な言葉に救われたような顔を向け、ほんのちょっと甘えの混ざった声で
「はい。」

「微塵も知らない知らない罪のために、人間同志に殺されましては、同じ人間、断念められない!」
怒りに思わず立ち上がり刀を揮って、腕の痛みがなくなっていることに気づく。驚いて富姫様を見れば、恥ずかしそうにうつむく富姫様。その不思議に思い出したか、
「貴女のお手に掛かります。ご禁制を破りました。・・・・・・・・・・速やかに生命をお取り下されたい。」
正坐して刀を置き、目を閉じて、早く、と急き立てる姿は、潔いと言えば潔いのですけれど、その後も、激昂して立ち上がったり、いらいら歩き回り、富姫様の言葉も遮りかねない勢いで。
この辺、やっぱり大人になりきっていない直情的な若者かも(笑)

富姫様と図書様が獅子の中に隠れて、討手達の出番。
「千秋楽だ〜!」と騒ぎながら登場でした(笑)(当然すぎるぞ〜(笑))
工事現場のいろいろな道具をくっつけてのあのダンスは、大変でしたでしょう(^^;
山隅九平の高荷さん、ゴルフの真似をしたり、「上意だ〜」が「定規だ〜」だったり、いろいろ笑わせてくださいました。
(もっとも、個人的には1回目は可笑しかったのですけれど、2回目からは少々苦笑混じり(^^; なんとなく)
そして、「化けるわ、化けるわ〜」 芝居っ気たっぷりに登場が、小田原修理、北沢さん。
獅子頭の由来の説明、女性になったり、ひょうきんな真似もすれば迫力もあって、すごいなあと思います。
上手いなぁと思いました。そう思った上で、あまりに誓さんの修理とそっくりな気がしてちょっと複雑でした。

獅子頭の戦闘シーン。ここの音楽はカッコイイ!
最前列センターでみた15日はかなり迫力があってワクワクしました!
それほど獅子の動きは大きくないのですが、突き出された槍をくわえて振り回すタイミングとか音楽とかのタイミングで、すごくダイナミックにも見えるんですよ(^^)
で、この日の出来はそうですねぇ、7割くらい?(笑)
ちょっとね、口を開けて槍が突き出されるのを待ってたり、目をやられる時のタイミングが今一つでしたの(笑)
私の期待が大きすぎたかな?(^^;

獅子の目の光が両方とも潰されて、母衣から転がり出てくる図書様。
刀を揮って追手を払うも、すぐいぶかしげに左手を目の前にかざし
「目が見えない!」
そうと知っていきなり強気、嘲笑う討手の面々。でも、そう簡単には図書様はあきらめない。
刀を落とされても討手の槍を奪い取り、振り払う。 一瞬、緊張した討手達。
だが修理が近づく。気づいて構える図書様だったが、相手が修理ではどうしようもなく取り伏せられてしまう。

「誰の首だ!」すっくと立つ富姫様が投げた首は、播磨守に瓜二つ。
ここの、首を受け止める修理さんと、修理が放り投げる槍を受け止める討手の誰だろ? いつも上手いなぁと心の中で拍手してました。 私が見たかぎり、一回も落とさなかったもの(笑)

討手達が恐れをなして、慌てて逃げ帰った後。

獅子の精霊で活きるもの、皆、目が見えなくなって・・・・・
「図書様、何処に」
「姫君、何処に」
探りより、手に触れ、はっと抱き合う二人。

図書様を助けられないと取り乱し嘆く富姫様の言葉を聞きながら、図書様の表情はむしろ落ち着いていく。
「くやみません。姫君、あなたのお手に掛けて下さい。」
先ほどの勢いで言っていたような言葉ではない、大人びた図書様の真剣な言葉。
「ええ、人手には掛けますまい。その代わり、私も生きてはおりません・・・・・」
この言葉に驚いた図書様の
「やあ、何のために貴女が!・・・・・・・・」
この台詞、今回、私としてはすごく良かったのです!
いつもはなんかちょっと持って回ったような感じ(歌舞伎調なのかも)があったのですけれど、この日はとても自然で。本当にそう思ったから出て来た台詞という感じがして、うわぁ、と思った。素敵でした。

この後も本当にため息が出るくらい・・・・・。

お互いの顔が見たい、こうしていたいと相縋る二人の愛しさ。
「千歳百歳に唯一度、たった一度の恋だのに」
この台詞の迫力ある前半と切ない後半は、これぞ芝居!!(ちとお声はきつそうでしたが)

「この私の胸を一思いに!」
富姫様をぐいと引き寄せ、小刀を持った右手を高く振り上げ・・・・・・・・・・・・振り下ろせない図書様。
見えない目で富姫様をひしと見つめて、睨むようだった顔が切なげに歪む。
「せめてその、ものをおっしゃる、貴女の、ほのかな口許だけでも見えたらばな。」
「貴方の睫毛一筋なりと・・・」図書様の顔に伸ばす富姫様の手の頼りなさ、はかなさ。
縋る富姫様を抱きしめる。

二人の涙に声もない場内に、突然、
「待て。泣くな、泣くな。・・・・・・・・美しい人達、泣くな。」
品の良いご老人に変身したケンジ、いえ、溝口さん、桃六さんの登場です。
なんだか暖かい光が射し込むようです(^^)
晴れやかな笑顔で客席にご挨拶し、時々大声で笑いながら、舞台に向かう。

驚いて立ち上がり、富姫様をかばいつつ小刀を構える図書様の必死さもこうなると可愛い。
茶目っ気もある桃六さん、見えない図書様の頭を後ろから軽くこづいたりして(笑)

「先ず、目をあけて進ぜよう。」
”大入叶”と書いている、と言うのはオフィシャルの掲示板を読まなかったらずっとわからなかったな?
んー、これだけ観ればさすがにわかったか(笑)
桃六さんの雰囲気は照明の効果もあるのでしょうが、ホント、晴れやか。
最後のからから笑いながらの台詞も、なんか暖かくて良いです。
ホントのラストはその晴れやかさがバックとの対比になってしまって考えるとすごいけど(^^;

目が見えるようになって喜ぶ二人はほんに嬉しそう。
桃六さんにからかわれ、恥ずかしそうに顔を隠してしまう富姫様も、慌てて居住まいを正す図書様もどちらも可愛い(笑)
桃六さんの手前、一旦は二人離れて座ったものの富姫様がこらえきれずに手を伸ばす(笑)
それに気づいた図書様があらぬ方を向いたまま手探りして手を繋ぐのも、むちゃ微笑ましくて可笑しい(笑)

「世は戦でも、胡蝶が舞う、撫子も桔梗も咲くぞ」
桃六さんの言葉に、立ち上がって景色を眺めると見える二人。
すっきりと立つ図書様に膝をついて寄り添う富姫様。一瞬ですが、絵のようです。

この後、恥じらうように笑いながら富姫様が獅子頭の処に登ります。
この少女のような富姫様の様子を見ながら図書様が笑顔を浮かべるのですが、これがなんというか、余裕のある大人の男性の笑み、に見えて、ふうん(笑)と思う。
これまで、姫、と一歩下がって見ていた富姫様を、自分のものと認識したというか・・・可愛い女(ひと)だ、と思う余裕ができたと言うか。なんか、急に大人になったね、図書之助君!って感じですか?(笑)

目顔で招く富姫様に図書様も獅子頭に登る。嬉しそうに見詰め合い・・・・・くちづける二人。
はじめはそっと、そしてだんだん熱っぽく。
富姫様を抱いた図書様の腕に力がこもり、さらに強く引き寄せて・・・・・・・・
ぱたり。
突然、図書様の腕が富姫様の背から落ちる。全身から力が抜けたように富姫様にもたれかかる。
富姫様は図書様を抱きしめ、覆い被さるように、なおもくちづけ続ける・・・・

幕、です。
その5、終了。


おまけ

カーテンコール編(笑)
まず、通常のご挨拶。
この時、八代さんがあのビニールのギターを小さくたたんで持参されました。
ちょっと客席を見渡した後、センター端の方のお客様に「はい!」 うらやまし(笑)
他には特に変わったことはなくて、かつらさんと座長様が出てらして、額をコツンと軽く合わせて微笑みあって。前を向いて全員でお辞儀して幕。

当然拍手で幕は上がりますね。
座長様が
「えー、本日は千秋楽ですので役者紹介をいたします。しばらくお付き合い下さい。」
それで、客席から見て左手の役者さんから、一言ずつ添えて名前を紹介されました。
全部は覚えておりませぬ。申し訳ございません(^^;

最初は秋葉さん。
紹介しようとして秋葉さんのお顔をご覧になった座長様、しばし絶句(笑)
「な・・・何、お前そんな顔してたの(^^;」
秋葉さんのお顔は墨で塗ったように真っ黒でございました(笑)
せっかく、今回はお顔がわかるお役だったのに・・・(笑)

次は森川さんだと思うのですが、コメントは忘れました。

で、雷象さん。
「なに、それ。絵の具のパレットみたいだな(^^;」
雷象さんのお顔は、赤、青、黄色が一面に散っておりました(笑)
「あ、でも基本は二枚目メイクなんだ」 だそうでした。
そう言われればそうも見えた・・・かな?(^^;

八代さん。コメントは、いいや、だったかな(笑)
で、またサッカー部のように?「ありがとうございましたー!」(笑)

高荷さん
「そのカッコで今日帰る?新幹線にそれで乗る?」
頷いておられました(^^;

北沢さん
「なんかお尻みたいな頭だなぁ」(笑)

水下さん
「40歳。専務!」とかなんとかだったと思います。よくわかりません、ごめんなさい。

山下さん。
日替わりネタがなんとか・・・だったかな。不明です。すみません。

桂さん。
「今日は・・・ちょっと頑張ってたね。」
えへへって感じで、にぱーっとあのいつもの笑顔になっちゃうかつらさん。
でもね、図書様メイクであの笑顔されると可愛いんですけど・・・鬼の子なの(笑)

溝口さん
「兄さん・・・似合うわぁ」(笑)

大井さん
「息子元気?」
うん、と頷いて、赤ちゃん抱っこしてあやす真似する大井さん。
「ごめんな」・・・・・・すごい疑問な一言でした(^^;

中脇さん。覚えてません、すみませんです・・・。

各務さん
「うーん、オリジナリティが感じられない(^^;」
お顔、ほとんど雷象さんの真似でした(笑)
「え?何?」
「いつもやってないのに今日はやれって言われたから・・・・」(^^;

松原さん
「お前、負けてるぞ。向こう、もっと黒い。」(笑)

横道さん
「えーと、それはひびが入ってるの?」
お顔に蜘蛛の巣のようなすじが何本も入ってました(笑)

で、
「花組芝居総取締役社長 加納幸和でございます。」

この後、一本締めをしましょう、とおっしゃった座長様の横で
かつらさんと山下さんが何やらごにょごにょ(笑)

「なに?」と座長様。
「いや、一本締めってどうやるのかなって確認を。」
「一本締めは一本締めだろう?」
「や、ほら、お客様に説明しなくちゃ」
「ああ、そうか。」

よー、パパパン、パパパン、パパパン、パン。

でした(笑)
よー、パン。
という一本締めもありますものね。かつらさん、山下さん、えらい!(笑)

拍手の中、幕が下りました。
幕に合わせてしゃがんで手を振ってくれる役者さん数名あり、だったと思います。
でも、まだ拍手は止みません。
再度、幕が上がります。
舞台には、富姫様と図書様、じゃなくて、座長様とかつらさん。
お二人とも目一杯にこにこして、手を小学生のように振ってました。かーわいい!(笑)
だけど、かつらさんがやっぱりかつらさんスマイルなので、見ようによっては鬼の親子(爆笑)
ひとしきり手を振って、幕が下りて来てそれに合わせてお二人ともだんだんしゃがんで
見えなくなるまで手を振り続けてくださいました。

以上、天守物語レポート、幕でございます。