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オペラから主要な管弦楽曲を抜粋して組曲が作られることがありますが、リムスキー=コルサコフも御多分にもれず、そのようなオペラ組曲がいくつかあります。
リムスキー=コルサコフの最初のオペラ《プスコフの娘》にも組曲と呼べるようなものがありますが、どうやらこれには2種類あるようなのです。CDにもそれぞれの種類で録音がされています。
まず一つが「劇附随音楽《プスコフの娘》」とされるもの。上演されなかったオペラ《プスコフの娘》第2版などから、原作であるレフ・メイの劇の附随音楽として編集されたもの(1877年作曲、1882年改訂)で、曲の構成とこのレコーディング(CD)は次のとおりです。
劇附随音楽《プスコフの娘》
1.プロローグの前の序曲
2.第1幕への前奏曲
3.第2幕への前奏曲
4.第3幕への前奏曲
5.第4幕への前奏曲
○イーゴリ・ゴロフチン指揮モスクワ交響楽団(ナクソス)
○ミハイル・ユロフスキー指揮ベルリン放送交響楽団(カプリッチョ)
これは自伝にも比較的詳しく言及されており、作曲者の意図によるものであることは疑いありません。これに対して「劇附随音楽」とは別の“組曲”もあり、こちらは次のような構成になっています。
“組曲”《プスコフの娘》
1.序曲
2.第1の間奏曲
3.第2の間奏曲
4.森、皇帝の狩猟、雷雨
○エフゲニー・スヴェトラノフ指揮ソヴィエト国立交響楽団
○エドワルド・セロフ指揮オーデンセ交響楽団
後者については文献等に記載がなく、作曲者が正規に編集したものではないと思われます。前からこの作品の出所が疑問だったのですが、どうやらこれはオペラの決定稿である第3版(ゲルギエフ指揮・キーロフ歌劇場管弦楽団のレコーディングもこれ)から(勝手に?)抜粋されたもののようです。この“組曲”と第3版との対応をみると、「序曲」は同じ、「第1の間奏曲」はオペラの第1幕から、「第2の間奏曲」は同第2幕から、「森、皇帝の狩猟、雷雨」は第3幕の冒頭で演奏される音楽的絵画です。オペラでは合唱などが入る部分は当然管弦楽のみでの演奏になります。
と、ここまでは判明しましたが、詳細についてはスコアを比べてみなければいけません。さすがにそこまでは私には無理な話です。
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