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【050】

《セルヴィリア》関連の資料整理してみました。

 

   ■ 楽器編成

 

リムスキー=コルサコフの歌劇ではオーソドックスな通常の2管編成で、バスクラリネットが加えられています。

3 Flauti(Fl.III=Piccolo)
2 Oboi(Ob.II=Corno inglese)
2 Clarinetti B-A
Clarinetto basso B
2 Fagotti

 

4 Corni F
2 Trombe B-A
1 Tromba B (舞台上)
3 Tromboni
Tuba

 

Timpani
Piatti
Cassa
Triangolo
Tam-tam

 

Arpa

 

Violini I
Violini II
Viole
Vilincelli
Contrabassi

 

   ■ 楽譜

 

リムスキー=コルサコフの楽譜は、旧ソ連で出版された全集が序文等を英訳してKALMUS社から出版されていました。しかし絶版になっているものが多く、《セルヴィリア》は同社のカタログ(1996年)によると、ヴォーカル・スコアのみ入手できるようです。

・Rimsky-Korsakov, "SERVILIA", conductors score (two volumes)
・Rimsky-Korsakov, "SERVILIA", vocal score
 Belwin Mills Publishing Corp.

 

   ■ 自伝・伝記

 

リムスキー=コルサコフの自伝は2種類の邦訳がありましたが、いずれも相当古いもので絶版。両者とも抄訳のため内容には若干差が生じています。《セルヴィリア》については清水訳の方が多少詳しくなっています。

・リムスキイ・コルサコフ著 服部龍太郎訳「露西亜音楽年代記」 第一書房(大正15)
・リムスキイコルサコフ著 清水脩訳「リムスキイコルサコフ自傳」 河出書房(昭和16)


リムスキー=コルサコフの伝記の類も数多いとはいいがたいですが、《セルヴィリア》の作品分析といった詳しい記述については絶望的と言ってよいでしょう。ヤストレプツェフの「思い出」には《セルヴィリア》の作曲から上演に至る経緯が日記の形で記されています。またロシアの本には《セルヴィリア》初演時の写真などがあり貴重。

・井上和夫著 「ボロディン/リムスキー=コルサコフ」 音楽の友社
・D・J・グラウト著 服部幸三訳「オペラ史」(上・下)音楽の友社
・ボリス・アサフィエフ著 樹下節訳「ロシアの音楽」(上・下)音楽の友社

・Montagu-Nathan, RIMSKY-KORSAKOFF, New York, 1917
・V.V.Yastrebtsev, F.Jonas(trans.),
Reminiscenes of RIMSKY-KORSAKOV, New York, 1985
・G.R.Seaman,
Nikolai Andreevich Rimsky-Korsakov, A Guide to Research, New York & London, 1988

Н.А.РИМСКИЙ−КОРСАКОВ, Москва, 1988
・И.Ф.Кунин,
Николай Андреевич РИМСКИЙ−КОРСАКОВ, Москва, 1979

 

   ■ 文献(ネロの時代)

《セルヴィリア》の舞台はネロ治世下のローマ。この時代を描いた小説や解説本の類はかなりあり、《セルヴィリア》の時代背景などを理解するのに役立ちます。「クオ・ワディス」はギリシャ的ヘレニズム精神とキリスト教的精神の対比を描き出したものとして有名。

・タキトゥス著 国原吉之助訳「年代記」(上・下)岩波文庫
・スエトニウス著 国原吉之助訳「ローマ皇帝伝」(上・下)岩波文庫
・G・ヴァルテル著 山崎庸一郎訳「ネロ」みすず書房
・P・ファンデンベルク著 訳「ネロ−神にして道化師」
・ペトロニウス著 国原吉之助訳「サテュリコン」岩波文庫
・シェンキェーヴィチ著 木村彰一訳「クォ・ワディス」(上・中・下)岩波文庫
・ユベール・モンテイエ著 羽林泰訳「ネロポリス」(上・下)中央公論社
・塚田孝雄著「シーザーの晩餐」朝日文庫
・青柳正規著「皇帝たちの都ローマ」中公新書
・安彦良和「我が名はネロ」全2巻

 他多数