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博物館まで
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ペテルブルクの地下鉄ドストエフスカヤ駅またはウラジミルスカヤ駅から、ザゴロドヌイ大通り28番地を目指して歩いていきます。徒歩で10分程度です。タクシーを使うのもよいでしょう。

大通り沿いに歩いて行って下の写真のザゴロドヌイ大通り28番地の表示を見つけたら、その横の通路をくぐって中へ入っていきます。博物館のある建物自体はこの大通りには面していなく、人物のシルエットの向こうに見える建物に博物館があります。

一応「リムスキー=コルサコフ記念博物館」の案内板(左の写真の黒いプレート)が出ていますが、目立たないので見落としてしまうかも知れません。
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■ 博物館建物全景
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中に入ると5階建てのクリーム色の建物があります。これがリムスキー=コルサコフが晩年住んでいたアパートメントです。この建物の3階の一角が博物館となっています。中庭に建てられているので大通りの喧噪もあまり聞こえず、ひっそりとしています。私たちが思うような「博物館らしさ」というものは全くなく、見た目は普通の建物と変わりません。1階入り口脇に「リムスキー=コルサコフ記念博物館」を表示する小さなプレートが取り付けてあるので(写真下の中央やや左)、この脇の入り口から階段で博物館のある3階まで上っていきましょう。
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■ 博物館入口
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3階に上がると、地味な博物館の案内ポスターがあり、その横の木製のドアには左の写真のような小さな表札が取り付けてあります。真鍮のような板に「ニコライ・アンドレエヴィチ・リムスキー=コルサコフ」と彫り込まれています。さあ、ここが博物館の入口です。素っ気なさが逆に実際にリムスキー=コルサコフ邸を訪問するかのような錯覚にとらわれます。古めかしい衣装の使用人が「どちら様で?」と応対に出てきそうな...高鳴る胸を押さえて中に入っていきましょう。
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■ 内部見取図
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博物館の内部はおおよそ下の見取図のとおりです(記憶で書いたので実物と違う部分があるかも知れません)。館内表記は英語とロシア語の2種類で写真撮影も自由に行えます。それでは順番に中を見ていきましょう。
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■ 1 エントランス
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入館したらまずここで入館料を払い、コートなどを預けます。入館料はインフレやデノミのため変動しますが、日本円で数十円程度だったと思います。また雪の汚れが床につかないように草履のようなものを靴の上から履きますが、これはロシアの美術館や博物館ではどこでもさせられるセレモニー?です。
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■ 2 記念室
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はじめに入るのがこの部屋です。中央には画家セーロフの描いたリムスキー=コルサコフの有名な肖像画の模写をはじめ、リムスキー=コルサコフに縁のある品々が展示されています。
壁にはバラキレフ、ボロディン、ムソルグスキーといった「五人組」の肖像写真などが掲げられています。
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■ 3 書斎
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リムスキー=コルサコフの書斎です。ここは彼が生前使用していたままの状態で保存されています。彼と妻ナデジュダの仕事机がおかれ、当時の夫妻の仕事ぶりを偲ばせます。机の上には夫妻の子供達の写真や実際に使用していた文具類が置かれています。

壁にはグラズノフ、シューマン、ワーグナーなどの写真の他、彼の作曲活動を記念して送られた月桂樹の輪などが飾られています。
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■ 4 客間
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ここは客間です。暖炉がありその回りに応接用の椅子がおかれています。また、ベッケル社製のグランドピアノがありますが、これはリムスキー=コルサコフが生前に弾いていたものです。
壁にはやはり音楽家の肖像画などが掲げられていますが、他に画家ヴリューベリの描いた「モーツァルトとサリエリ」のドローイングが目を引きます。
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■ 5 食堂
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リムスキー=コルサコフの家族が使っていた食器なども当時のまま保存されています。壁には一族の祖先の肖像画が飾られています。
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■ 6 小ホール
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ピアノが置かれ、簡単なコンサートや講演会などに利用されています。ピアノも自由に弾かせてくれます。腕に自信のある方はどうぞ。壁に展示してあるのは、当時の有名なソプラノ歌手ザベラの使用した「雪娘」の衣装などです。
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館内の見学はこれでおしまいです。残念ながらリーフレット以外には楽譜や書籍、絵はがき等の販売は行っていないようですが、手入れの行き届いた静かな館内での見学はリムスキー=コルサコフを偲ぶには恰好の場所だと思います。私が行ったときは上品なおばあさんが一人で切り盛りしていて、言葉が通じないのにもかかわらず大変親切に館内を案内してくれました。
ペテルブルクの他の名所と違って観光客が大挙して押し寄せることもなさそうなので、興味のある方は一度訪ねてみてはいかがでしょうか。
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