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ムソルグスキーは《展覧会の絵》などをはじめとする作品で有名な「ロシア五人組」の作曲家の一人。メンバーの中ではもっとも才能豊かであったと評されているものの、飲酒・放蕩と、ある意味芸術家の本道を突き進んだ結果、42歳にして他界。作品の多くが未完となったため、リムスキー=コルサコフなど様々な作曲家の手によって完成されて世に出ているのはご存じのとおり。歌劇では《ボリス》《ホヴァンシチナ》が圧倒的に有名ですが、その他の未完の作品も補筆され、しかもレコーディングまでされているのはさすがムソルグスキーといったところでしょうか。
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歌劇《サランボー》
このような未完の作品が全曲版(というのもヘンですが)として出ているのは「何かようわからんけどスゲェ!」と思ってしまいます(笑)。この歌劇からは、幾つかの断片が独立した曲として編曲されていますが、何といってもすごいのは、有名な「ボリスのモノローグ」が合唱(!)で歌われていること。ロシア聖歌の響きが濃いです。
Salammbo
Shemchuk, Seleznev, Stone, Surjan, Tieppo,
Michalopoulos
Orchestra Sinfonica e Coro della Radiotelevisione
Italiana / Zoltan Pesko
Rec.1980 / Stereo
FONIT CETRA CDC 74[2CD]
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歌劇《結婚》
原作はゴーゴリの同名の喜劇で、ムソルグスキーがこの歌劇で試みた朗詠唱法がスターソフの注目のするところとなり、《ボリス》を生むきっかけになったという重要な作品ですが、完成前に作曲者の関心が《ボリス》へ移ったため、そのまま放置されてしまったという経緯があります。今となってはほとんど全く知られていない作品となってしまいましたが、当時は仲間たちから相当注目を集めていたようです。
The Marriage
Khrulev(Br), Podbolotor(T), Kolmakova(Ms),
Ribasenko(Bs)
U.S.S.R. Ministry of Culture Symphony Orchestra /
cond. G. Rozhdestvensky
Rec.1982 / Digital
MELODIYA MCD 145[1CD]
(+"Mozart & Salieri")
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歌劇《ボリス・ゴドノフ》
ロシアを代表するオペラとしてあまりに有名な作品で、作曲者が完成させた唯一の歌劇です。ご存じのとおりリムスキー=コルサコフをはじめとする様々な「改訂版」も多数存在していますが、最近ではリムスキーの予言どおり(?)原典回帰がすっかり定着してしまったようです。「原典版」にも実は2つあって、どちらの版がいいかといった議論もあるようですが、両者を1セットにしてリリースしてしまったゲルギエフ/キーロフ・オペラの5枚組CDが何といっても様々な点で傑出しています。というか、そこまでやるかフツー?
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歌劇《ホヴァンシチナ》
《ボリス》と並ぶムソルグスキーの代表作。こちらの方はヴォーカル・スコアが出来上がりつつあった段階で作曲者が病没してしまったため、リムスキー=コルサコフらの手によって完成されました。現在では、より原作に「忠実」とされるショスタコーヴィチ編曲のものが用いられることが多いようです。《ボリス》に比べるとより民衆にスポットがあてられ、ロシア史にある程度知識がないとなかなか理解しづらい「難解」なオペラといわれていますが、深く沈んだ暗闇の中から光が差すような美しさのある作品です。
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歌劇《ソロチンスクの定期市》
ムソルグスキーというと《ボリス》や《ホヴァンシチナ》のような「暗い」オペラばかり連想しがちですが(笑)、この作品のようにコミカルな要素を持ったものもあります。ゴーゴリのディカーニカ近郷夜話を題材にした作品で、未完となった《ムラダ》の《聖ヨハネ祭の夜》がこのオペラ中で、若者が夢を見る場面の音楽に転用されています。一般にこれを原典版《禿げ山》と呼んでいるようですが、正確に言えばチェレプニンらによる編曲版ということになります。
Sorochinsky
Fair
Matorin(Bs), Mishchevsky(T),
Voinarovsky(T), Klenov(Br), Chernikh(S),
Zhakharenko(Ms)
Cho.&Orch.of the Stanislavsky Theater
Cond. V. Esipov
Rec.1983 / Stereo
MELODIYA MCD 114A+B[2CD]
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