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ヴェルストフスキー
Aleksei Nikolaevich Verstovsky
(1799-1862)

ヴェルストフスキーは「グリンカ以前」のロシアの重要な作曲家の一人。一般的な知名度はあまりありませんが、ロシア音楽史の文献には必ずといっていいほど登場する人物です。家庭で外国人音楽家に学び、ペテルブルクの交通技術学校卒業後に作曲家として活躍。その後モスクワに移住し、劇場関係の役人として作曲活動を続けました。ヴェルストフスキーの功績は、ロシア歌謡の要素を芸術的評価に耐えうるように劇場音楽に導入した点にあるといわれ、「オペラにおけるロシヤ・センチメタリズムとロマンチズムの代表者」(V. アサフィエフ)と評されています。


歌劇《アスコリドの墓》
5作ある(らしい...)ヴェルストフスキーの歌劇作品のうち、もっとも知られているのがこの《アスコリドの墓》。実はモスクワとペテルブルクで数百回も上演されたことがある人気の作品なのです。10世紀のキエフを舞台にした、若者フセスラフが王に誘拐されたナデジダを救い出す冒険活劇で、《ルスランとリュドミラ》の先駆的な存在といったらいいでしょうか。色彩感にはやや乏しいですが、哀愁感漂う叙情的な旋律、合唱の多用などはさすがにロシア的です。

Askold's Grave
Verestnikov, Kuznetsov, Miroshnichenko, Simkina
Academic Large Choir, Moscow Radio Symphony Orchestra / Yuri Nikonenko
Rec.1991 / Digital

CONSONANCE
81-0015
[2CDs]

 


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