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UPDATE 2003.8.19
ヤフーオークション研究(短報)
「日本代表対セネガル戦2003」(9/10新潟)チケットの売買の解析
第一報

予想以上の人気のセネガル戦(一般販売直後の8月17、18日の全取引)
川越シマリス研究所 所長
はじめに

2003年9月10日(水)に新潟スタジアム・ビッグスワンで行われる「キリンチャレンジ2003-Go for 2006!日本代表対セネガル代表」のヤフオク上のチケットの序盤の取引を報告します。
この第一報は、一般発売が行われた8月17日(日)の「予約番号」の取引と、17(日)、18日(月)の二日間の「チケット」の取引のデータを収集しています。

今回の報告は迅速性を高めるために結果を中心にした「短報」としました。追って詳しい解析を行います。「予約番号」は単日の取引データですが、発売日のデータから今後の展開の予測も可能と思われます。

対象と方法

現在出品中のヤフオク上の代表戦(セネガル戦 9月10日・新潟)の「チケット」の取引と「予約番号」の取引を全てウオッチリストに記録し、それぞれの出品のオークション終了後にその落札価格と終了時間を記録します。チケットについては、説明のあるものは商品の詳細、座席の位置、取引の方法、出品者についての情報などを記録します。
研究の期間は、一般発売開始の8月17日(日)から試合当日の9月10日(水)の朝までです。今回、ファミマの先行発売分については集計していません。
本報告は速報の第一報(短報)です。本報では一般発売日となった8月17日分(8月18日朝6時まで)の「予約番号」の全取引と、8月17日から18日分(8月19日朝6時まで)の2日間の「チケット」の全取引データを集めました。

今回のセネガル戦はカテ1、2、3、4、5の販売で、カテ5のみが自由席(一般、高校、小中)であり、他は指定席です。
チケットの定価はカテ1が7.000円、カテ2が6.000円、カテ3が4.500円、カテ4とカテ5(一般)は3.000円(/枚)です。


結 果

「セネガル戦2003」(9月10日・新潟)取引の集計

1)予約番号の取引(8月17日)
カテゴリー1 カテゴリー2
Fig.1-a Fig.1-b
カテゴリー3 カテゴリー4
Fig.1-c Fig.1-d
カテゴリー5 上記のグラフ(Fig.1-a,b,c,d,e)は、発売日である8月17日の各カテごとの「予約番号」の落札価格の推移(24時間表示)です。
縦軸が落札価格(予約番号1件の価格)であり、横軸が時間(午前6時から翌朝6時までの24時間)です。
予約番号は1件で最大4枚のチケットを購入することが出来ますが、中に2枚や3枚など、4枚以外で出品されることがあります。そのようなものは便宜上グラフでは4枚の金額に換算して表示しています。

今回のグラフではX軸の下に黒いポイントがありますが、これは出品されながら入札が1件も無く、その時間に「未入札」で終了した出品の数になります。この未入札数には、出品者が前日までに「見込み出品」しながら当日予約番号が確保出来ず、出品を取り消したものは除外しています。
Fig.1-e
今回のセネガル戦のヤフオクの特徴は、出品数の少なさです。利益を見込めないと判断され、プロの業者が入っていません。その代わり個人の方々、素人のゲッターさん達など、いわゆる「ほぼ業者」の方々が「予約番号」を出品しています。
しかしながらそれも絶対数が少なく、このため需要の多いカテ1とカテ2の相場が上がるという結果になっています。需要に対して供給量が少ないのです。
具体的に数字を出しますと、この発売日である8月17日の「予約番号」の出品件数ですが、24時間で総計163件(664席分)でした。同時進行の「ナイジェリア戦」(8月20日・国立)の「予約番号」の出品数が発売日の一日で550件でしたから、三分の一以下です。
カテごとの内訳は、カテ1が28件(112席分)、カテ2が41件(143席分)、カテ3が29件(128席分)、カテ4が42件(184席分)、カテ5が23件(97席分)でした。

一般販売の開始時刻は午前10時です。グラフを見てお判りの通り、発売直後の午前11時から12時台にかけて出品の終了が集中しています。購入希望者が電話やネット販売での購入が困難だと気付く時間です。出品者の方々は、この発売日の昼の時間と当日の夜を狙って出品しています。この時間が高値が付くからです。カテ2の予約番号の相場が夜になって上がっているのが特徴的です。

グラフを見て判る通りカテ1とカテ2の落札価格が高く、「予約番号」1件に15.000円以上の高値をつけた取引も数件認めます。ナイジェリア戦の発売日の相場よりは安いですが、当初の予想からすると、変な言い方ですが「大健闘」と言えます。

カテ3、カテ4,カテ5の下位席種についたは、どれも同じような結果になっています。カテ4,カテ5は、ほとんどの取引が開始価格の1.000円程度で落札されてます。またグラフの下に示してありますが、カテ3,カテ4,カテ5では出品数に応じて「未入札数」も多くなっています。
各カテごとの落札価格の平均は、カテ1が8.061円、カテ2が6.076円、カテ3が1.981円、カテ4が2.260円、カテ5が1.415円でした。


2)チケットの取引(8月17,18日)
カテゴリー1 カテゴリー2
Fig.2-a Fig.2-b
カテゴリー3 カテゴリー4
Fig.2-c
Fig.2-d
カテゴリー5
一般発売日となった8月17日と18日の「チケット」の全取引です(Fig.2-a,b,c,d,e)。白抜けのポイントが17日分です。
このグラフも24時間の経過であり、縦軸が落札価格(チケット2枚の価格)で、横軸が時間(午前6時から翌朝6時までの24時間)になってます。

このチケットの取引でも出品、入札ともに人気があるのはカテ1とカテ2です。カテ1はコンスタントにペアで20.000円以上の値をつけ、カテ2も多くの出品がペア20.000円から上で取引されています。
下位の席種でも自由席のカテ5以外はそこそこの値段で取引されています。
Fig.2-e
高値で取引された出品をいくつか紹介すると、カテ1では、W207-2階の30列でペア30.000円(17日・即決)、W118-1階の15列でペア40.500円(18日)などがあります。カテ1とカテ2は高値の取引の多くが即決で終了しています。

カテ2ではE158-1階9列でペア28.500円、E158-12列でペア40.000円、E158-1階17列でペア29.000円、E151-1階14列でペア30.000円、E150-1階14列でペア30.000円、E150-1階19列でペア27.500円(以上17日)、E150-1階10列で今回のカテ2最高値のペア41.000円(3枚で61.500円)、E150-1階11列でペア35.000円(以上18日)などの取引があります。かなりの高値です。

カテ3でもW102-1階10列台でペア20.000円(17日)、W102-1階1列がペア22.500円(18日)で落札されています。
後 記

セネガル戦は地方での開催であり、当初不人気が噂されましたが、発売日である17日と18日のヤフオクは予想に反する高値相場となりました。
カテ5については定価プラスアルファ程度の落札値にとどまっていますが、それ以外のカテについては高値で安定化して来ています。勿論高騰とまでは言えませんが、序盤であるということを割り引いてもなかなかの高値相場だと思われます。

データ上は、発売序盤の需要と相対的な出品数の少なさがこの相場を作っているものと考えられます。
また、昨年のワールドカップでの戦いぶりを見て「セネガル代表」のファンになった方々も多いのではないかと思います(私もあの戦いを見て感動した一人です)。もしかしたらセネガル代表への期待がこの相場を作っているのかも知れません。

本日19日現在の最新の取引を見ても、特にカテ1とカテ2に対する入札状況は依然活発です。良席には相変わらず高値が付いています。ここしばらくは、この高値相場が続くものと思われます。


追 記

明日の「ナイジェリア戦」はまた雨でしょうか!? もう雨には濡れたくありません・・。皆さんもお風邪などひかぬようにして下さいね。(所長)