BACK

UPDATE 2003.9.1
ヤフーオークション研究(速報)
「日本代表対セネガル戦2003」(9/10新潟)チケットの売買の解析
第二報

ヤフオクの高騰をまねいた新潟県民のサッカー熱
 (一般発売後2週間 8月30日までの相場)
川越シマリス研究所 所長
はじめに

ヤフーオークション研究「キリンチャレンジ2003・セネガル戦」(9月10日・新潟)の第二報をお届けします。

セネガル戦が高騰しています。予想を超える高値での取引がヤフーオークション(以下ヤフオク)で続いています。今回のセネガル戦のチケット市場は極めて特殊な現象が起きており、今までに無かった相場の展開になっています。

一般発売直後からヤフオク上には「予約番号」の出品があふれました。これはいつも見る光景です。今回の第一の特徴は、地方開催であることもあって当初値上がりが期待されなかったことから、専門(プロ)の業者さんの出品を発売開始後に、ほとんど見なかったことです。その代わりに俗に「チケットゲッター」(ほぼ業者)と呼ばれるここ数年来登場した転売屋さん達が、素人のゲッターさんを含めて「予約番号」を出品して来ました。

実際、発売日である8月17日の取引相場はプロの方々の予想通りに低迷し、カテ1とカテ2を除くと下位の席種では開始価格である1.000円、あるいは500円程度で落札される取引が続き、カテ4,5では未入札のまま終了する出品も続出しました。ここまでは暴落したパラグアイ戦などでも見られた光景でしたが、しかしこのセネガル戦は、発売翌日の18日から相場が一転して高騰し始めたのです。

通常、「予約番号」の取引相場は発売日が最も高く、日を追うに従って値を下げるのが特徴です。それが今回は逆で、発売日が最も安く、翌日から徐々に値が上がるというこれまでとは逆の事態が起きました。

以後現在まで続く「チケット」の取引でも実に興味深い現象が見られています。

今回のセネガル戦は、出品が少ないこともあって非常に高騰していますが、この出品数が少ない原因のひとつに、個人の方々の転売(出品)が極めて少ないということがあります。
通常多くの方々が(これはコンサートのチケットも同じですが)、チケットが2枚必要であっても一件の予約番号で買える最高枚数(四枚)のチケットを買い、残ったチケットは個人売買で売るか、ヤフオクで売るという手段を取ります。しかし今回はその余ったチケットをヤフオクに出品する個人の方が極めて少ないのです。

また入落札者の側にも特徴があって、今回のセネガル戦は「新規」評価の方の入札が激増しています。今までヤフオクを利用したことの無い方々がヤフオクの入札に数多く参加しているのです。

これらはどういうことか!?
つまり「新潟県民の需要」です。序盤の予約番号の発売翌日以降の高騰も、今現在進行しているチケット高値相場、それはこれまでヤフオクで買い慣れたファンには信じられないような高値での取引の数々ですが、そのチケットの高騰も、今回の代表戦の開催地である地元新潟のサッカーファンが作り出した現象なのです。
せっかく手にした我が地元のビッグスワン(新潟スタジアム)で行われる代表戦のチケットを、余ったからといってヤフオクには出品して来ないのです。また今回初めて代表戦のチケットを手にされた方々は、ヤフオクへの出品に慣れてないということもあるでしょう。余ったチケットは同じ地元の知人、友人に譲っておられるのではないかと思われます。

ヤフオクの入札欄を観察すると判りますが、今回のセネガル戦には、極めて多数の新潟の方々が入札しています。今回初めてヤフオクを利用する(新潟とその隣県の)方々が極めて多いようであり、このため今回のセネガル戦は「新規」の入落札が多く見られるというわけです。

今回は一般発売でかなりの枚数が新潟あるいは隣県の方々に買われたこともあるようです。また事情通の話ですが、かなりの半端でない数のチケットが地元の某企業と某代議士関係に流れたということです。
この話は後で聞いてうなずいたのですが、今回、業者(実際はほぼ業者)の方々の予約番号の獲得ぶりがいつにも増して厳しい様子で、カテ1,2の上位カテ種での確保件数が極めて少なかったのです。つまり数多くのチケットが地元企業や人脈を通じて流れており、そのために一般への発売枚数が初めから少なかったのだと思われます。

以上の理由によりヤフオクへの出品が少なくなっているという訳です。実数で比較すると、今回の「新潟セネガル戦」のヤフオクは、発売後8日間の「予約番号」の出品が合計433件(1.695席分)であり、発売後2週間のチケットの取引数(出品され落札された数)が合計1.027件(約2.000席分)でした。
前回のナイジェリア戦の発売後2週間でのヤフオク上のチケットの取引数が1.936件でしたから、比較すると今回の取引数はその56.7%に過ぎないということになります。ヤフオクへの出品も約半数というわけです。

どうしても見に行きたいという新潟のサッカーファンの熱い需要と、出品数の少なさにより、今のセネガル戦のヤフオクの高騰が生まれています。勿論、セネガル代表に対するファンの期待もあるかと思います。実際、セネガル代表がベストのメンバーで来るというニュースが流れた直後にはカテ4,5を中心にさらに高騰しています。

またヤフオクを観察していて気付くのですが、チケットゲッターの方々も、手持ちのチケットを高騰する相場を見ながら小出しに出品して来ているようです。今後も高騰が予想されるので、前半戦で一気に出して来ないのでしょう。

先週はカテ1でペアで10万を超える取引も出現しました。去年のWC直後の「ジャマイカ戦」を思い出します。相場は完全に売り手市場となっており、今後もこの高騰は続くものと考えられます。

それでは一般発売後2週間の取引をまとめた今回の「セネガル戦」のヤフオク前半戦の高騰の様子を報告します。


対象と方法

現在ヤフオクに出品中のサッカー日本代表戦(対セネガル代表戦 9月10日・新潟)の「チケット」の取引と「予約番号」の取引を全てウオッチリストに記録し、それぞれの出品のオークション終了後にその落札価格と終了時間を記録します。チケットについては、説明のあるものは商品の詳細、座席の位置、取引の方法、出品者についての情報などを記録します。
研究の期間は、一般発売前日の8月16日(土)から試合当日の9月10日(水)の朝までです。
本報告は速報の第二報です。本報では8月16日から8月30日までの「予約番号」の全取引と「チケット」の全取引のデータを集計しました。
今回のセネガル戦はカテ1、2、3、4、5の販売で、カテ5のみが自由席(一般、高校、小中)であり、他は指定席です。
チケットの定価はカテ1が7.000円、カテ2が6.000円、カテ3が4.500円、カテ4とカテ5(一般)は3.000円(/枚)です。


結果と考察

一般発売から8月30日までの「セネガル戦2003」(9月10日新潟)全取引の集計
1)a.「予約番号」の落札額の推移(分布)(8月17日〜24日)

1件(4枚購入権利/円)
Fig.1
b.「予約番号」の落札額の推移(平均)
1件(4枚購入権利/円)
Fig.2
上の二つのグラフは「予約番号」の取引の落札金額の推移です。分布(Fig.1)と平均(Fig.2)を示しています。縦軸が金額で、横軸が日付になっています。今回は出品数が少なかったため、全てのカテをひとつのグラフにまとめて供覧します。

第一報でも報告しましたが、発売初日(8月17日)にはカテ1,2を除いて値が付きませんでした。しかし翌日の18日からカテ3,4,5も徐々に値を上げています。
元々カテ1、カテ2の出品数そのものが少なかったのですが、19日以降はカテ1,2の予約番号の出品がほとんど無くなったため、カテ3に高値がつきはじめます。また以後はカテ3も出品数が少ないため比較的出品数の多いカテ4,5に入札が流れて値を上げました。
17日には1.981円(平均)だったカテ3の相場が、18日には5.311円、19日には6.313円、そして20日には何と14.750円に上がりました。22日以降はカテ4,5でも1万円を越える落札値をつけるようになっています。

しかしこの「予約番号」の落札値は高くてもこれまでとほぼ同等の相場であり、さほど驚くべきものではありませんでした。驚かされたのは「チケット」の相場の方です。


2)「チケット」取引数の推移(実数)(8月30日分まで)
Fig.3
グラフは一般発売後の「チケット」の取引数の推移を示しています(Fig.3)。縦軸が各日の出品数(実数)で、横軸が日時です。カテごとに色分けしてあります

このグラフの通り、今回の特徴はこれまでと異なり発売後3日間の出品終了数が少ないことです。通常は発売後の一週間は出品が極めて多いのですが、24日の日曜日にピークがあるものの、23日までの出品終了が極めて少数になっています。
最新のヤフオクへの出品の状況を見ると8月31日の日曜日にも大きなピークがありますが、以後の出品終了は増えることなくむしろ減っています。
試合前に今週末もう一回ピークが来るものと思われますが、現状は出品の多くが「個人」よりも「ほぼ業者」の方々のものであり、今後もさほど出品は増えないものと思われます。


3)チケット落札価格の推移(8月30日分まで)

以下、各カテごとの「チケット落札価格の推移」です。縦軸が1件(ペア2枚)の落札価格であり、横軸が日付になっています。1枚などの2枚以外での出品は2枚あたりの価格に換算してグラフに示しています。

カテゴリー1
Fig.4
まずカテ1の取引です(Fig.4)。先行発売から一般発売となった8月17日までの相場は比較的落ち着いていていました。一般発売日となった17日も、最高値がメインスタンド2階のペアで30.000円(W207-2階-30列・即決)の取引を見たくらいです(Wがメインスタンドになります。Eがバックスタンドでカテ2です)。

翌18日の最高値の落札はメインスタンド1階の15列目のペア40.500円(W118-1階-15列)であり、19日は1階の12列目でペア32.000円(W118-1階-12列)、20日は1階の3列目でペア40.500円(W118-1階-3列)が最高落札値でした。

カテ1の入手が難しいという雰囲気になった21日には、前列の良席で一気に高騰します。それも半端ではない高騰です。
メインスタンド正面の2列目で何とペア82.000円(W112-1階-2列)、22日には5列目でペア61.000円(W112-1階-5列)、23日には3列目でペア71.000円(W112-1階-3列)と軽く5万円を超える高値での落札が相次ぎました。21日以降は2階席でもペアで25.000円が当たり前になって来ました。

そしてついに24日の日曜日にペア10万円を超える取引が出現します。メインスタンドの1列目(最前列)で、何とペア2枚で120.000円(W112-1階-1列-220番台)です。昨年のワールドカップの時を思い出す驚愕のバブル相場です。
この24日には他にもメインの良席でペア71.000円(W118-1階-3列)、2列目でペア71.000円(W112-1階-2列)という高値での取引を認めました。

この日曜日夜の高騰を受け、翌25日からはカテ1ではペア20.000円以下での取引を見なくなり、平均落札値が一気に高騰して来ました。25日の最高値がメインの最前列でペア92.000円(W112-1階-1列)であり、26日がメインの3列目でペア62.100円(W118-1階-3列)という取引でした。良席が相次いだことと、高値でも構わないという強い入札意欲により、「セネガル戦」の高騰相場が現在も維持されています。

26日以降現在まで、カテ1では2階席でもペアで30.000円以上という高値での取引が続いています。
2階席での取引を幾つかあげますと、27日でメイン2階の27列目がペアで31.000円(W221-2階-27列)、また2階の29列目でもペア30.500円(W217-2階-29列)、ペア30.500円(W206-2階-29列)という具合です。
28日も2階席でさえペアで30.000円(W216-2階-28列)という高値での取引が続いています。

最新の取引を見ると、29日の最高値がメインスタンドの最前列でペア89.500円(W112-1階-1列)、次いでアウェイ側の最前列でペア77.000円(W115-1階-1列)があります。また2階席の23列目でもペア32.000円(W217-2階-23列)と、安い2階席でさえ25.000円前後での相場で落ち着きつつあります。

30日はピッチに近い良席での出品が無かったこともありペアで40.000円を超える取引がありませんでしたが、1階席は軒並みペア30.000円を超え、2階席でもペアで30.000円前後での取引が当たり前になりつつあります。
現在は、よっぽどの悪席かヤフオクのタイミングを見極めないと、カテ1をペアで20.000円台前半では落札出来なくなっています。

今回ヤフオク研究で気付くことですが、メインスタンド中央部分の1列目、2列目という超良席での出品を数多く見かけます。また、関係者席をうたう超良席での出品もいつもより多く認めるようです。


カテゴリー2
Fig.5
カテ1の高騰により、比較的出品数の多いカテ2までもが高騰して来ています(Fig.5)。
カテ2はバックスタンドになりますが、発売日の17日には多くの出品がペア20.000円程度で取引され、高値のものが1階の12列でペア40.000円(E158-1階-12列)、ペア29.223円(E158-1階-12列)、また17列で29.000円(E158-1階-17列)という取引を見るくらいでした。発売後数日は、主に2階席がペア20.000円以下で取引されていました。

発売後4日目の20日頃から徐々に高騰の気配が見られるようになりました。23日にはバックスタンド1階の5列目で、ペア40.000円(E149-1階-5列・即決)、15列目でペアで42.500円(E147-1階-15列)での取引を認められ、高騰の気配が始まりました。

そして前半のヤマとなった24日の日曜日。この日はカテ2だけでも67件の出品があったのですが、バックスタンド1階の19列目でペア51.000円(E151-1階-19列)、19列目でペア48.500円(E151-1階-19列)、そして2階の2列目でもペアで51.000円(E255-2階-2列)の高値をつけ、暴騰を意識するようになりました。この頃からカテ2もカテ1を凌ぐ高値での落札が続きます。

現在もこのカテ2の平均相場はペアで20.000円台を維持しており、ペアで20.000円を切る落札は極めて少数になっています。
最新の取引を見ても、29日の取引が2階の15列目でペア34.000円(E248-2階-15列)、2階の24列目でもペアで32.000円(E247-2階-24列)となっており、2階の13列目でもペア29.500円(E247-2階-13列)、2階の7列目でさえも28.000円(E248-2階-7列)という高値の取引になっています。カテ2でも一部10.000円台での落札もありますが、安値の落札はほぼ全て1枚出品であり、2枚での出品は軒並みペアで20.000円以上が相場になっています。

ちなみにこの29日は未落札終了が6件ありましたが、全て開始価格が30.000円以上という高値での出品でした。
30日もこの傾向は変わらず、出品の多くが2階席だったのですが、2階席でさえもペアで30.000円以上で取引されて来ています。


カテゴリー3
Fig.6
席数が少なく発売枚数も少ないため、今回もカテ3の出品は他に比べて少なくなっています(Fig.6)。
カテ3はカテ1(メインスタンド)、カテ2(バックスタンド)とカテ4(両サイドのゴール裏側)に挟まれたスタンドの四隅になります。

もはやカテ3もカテ1,2と変わらない相場まで上昇してきています。高騰するカテ1,2からこのカテ3にまで、上位カテ種を希望する方の入札が流れて来ているのです。

8月17日の発売後しばらくはペアで10.000円台での取引が続きましたが、カテ1,2と同様に、やはり21日から高騰しはじめました。21日にはメイン1階のホーム側2列目でペア30.500円(W101-1階-2列)という高値での落札を認めています。
翌25日にはカテ3の17列目でもペア31.000円(E161-1階-17列)、18列目でもペアで30.000円(E162-1階-18列)をつけるようになりました。

それでも25日まではペアで10.000円台の取引を多く認めたのですが、26日以降は底値も上昇し、カテ3でさえペアで20.000円以下では落札出来ないような事態になっています。

27日の相場を見ると、カテ3の2階席でも軒並み20.000円以上での落札値になって来ています。
2階の16列目でペア24.500円(E245-2階-16列)、2階の26列でもペア21.000円(E245-2階-25列)です。1階ともなるとカテ3でさえペア37.000円(W120-1階-15列)という落札値であり、入札者には極めて厳しい状況になって来ています。


カテゴリー4
Fig.7
カテ4も日を追う毎にじりじりと値を上げて来ています(Fig.5)。カテ1,2,3のグラフとは縦軸(Y軸)の目盛りが違いますのでご注意下さい。

カテ4は定価が1枚3.000円であり、2枚で6.000円ですが、現在はこの3〜4倍の価格で取引が行われています。ちなみにNがホーム側、Sがアウェイ側になります。

8月18日の発売当初こそペア(二枚)で10.000円前後での取引で始まっていますが、以後じりじりと相場は上昇し、22日にはついにペアで20.000円を突破する取引が現れました。
22日の高値の取引はアウェイ2階の1列目でペア23.500円(S238-2階-1列)というものです。同様のアウェイの席でペア24.500円という高値での取引もありました。
25日にはアウェイの2階3列目で20.500円(S238-2階-3列)、26日にはアウェイの2階3列目で21.500円(S239-2階-3列)、6列目で20.500円(N265-2階-6列)といった高値での取引が続きます。
27日にもアウェイの2階10列目で23.001円(S227-2階-10列)、11列目でペア18.500円(S229-2階-11列)、14列目でもペア21.000円(S226-2階-14列)という信じがたい高値での取引が続きました。

そしてついに28日には、このカテ4までもがペアで30.000円台に突入しました。Nの2階の最前列なのですが、何とペアで34.000円(N276-2階-1列)で落札されたのです。カテ4の定価の5倍以上の価格です。
この高騰の流れは29日から現在までも続いており、29日にはホーム側2階の2列目で35.400円(N278-2階-2列)、5列目で25.500円(N267-2階-5列)で取引されています。

このカテ4は業者(チケット・ゲッター)の方々やヤフオクで利益を求める個人の方々が、まだ出品用のチケットをある程度手元に残しているようであり、落札値を見ながらの小出しの出品になっています。
相場が上がりきった今週後半にこれらのカテ4のチケットが出品されて来るものと思われます。


カテゴリー5
Fig.8
今回、唯一の自由席であるカテ5です(Fig.8)。自由席の場合は今年に入って高騰することはなかったのですが、今回の新潟セネガル戦はどうも例外のようです。

これまでの代表戦で、自由席が最も高値で取引されたのは、ワールドカップ後の初の代表戦となった対ジャマイカ戦(2002年10月)のカテ4でした。この時はペア平均で12.000円の高値を付け、最終的には試合直前にペアで20.000円を超える猛烈な高値に至って試合日を迎えたのでした。この、昨年のジャマイカ戦の時が自由席のこれまでの最高値だったのです。

上のグラフを見てお判りかと思いますが相場は見事に右肩上がりになっています。
序盤こそ定価プラスアルファ程度の価格で落札されていますが、相場は日を追うごとに上昇しており、27日以降ついにペアで20.000円を超える取引が頻発して来ています。信じられない高騰ぶりです。しかも相場は高値での安定化傾向にあります。

またこのカテ5もヤフオクの落札者は圧倒的に新潟の方々が多いようです。自由席であろうが、どうしても生で代表戦を観戦したい、盛り上げたいという新潟のファンの熱い気持ちだとは思いますが、首都圏をはじめ他県のサッカーファンには、ちょっと手の出せない自由席の値段になってしまっています。
後 記

セネガル戦(新潟)のヤフオク研究第二報をお届けしました。
上のカテ5の自由席をはじめとする今回のセネガル戦の高騰ぶりを見て、あらためて新潟の方々のサッカーに対する情熱を感じた次第です。J2のアルビレックス新潟が強いはずです。

今回の新潟セネガル戦の高騰は、「代表バブル」と呼ばれた昨年のジャマイカ戦やアルゼンチン戦に迫る勢いです。相場は最後の最後まで高騰するものと思われます。
しかしこれは新潟県民のサッカー熱が招いた「異常現象」だとも言え、ここ数試合の代表戦の流れからいえば特殊な事例になるのではないかと思われます。
追 記

今回はおまけ付きです。

我が「リス研」ではヤフオクでの落札の時間と金額、出品の内容の他に、出品者側の情報も記録しています。その出品者が業者か、ほぼ業者か、または素人のゲッターさんか、あるいは全くの個人の方かを判別するために、各出品毎にYahoo IDを記録して出品者さん毎のデータを記録、集計しています。
ただし業者の方々はたいがい複数のYahoo IDを持ち、また定期的にそのIDを変更されていますので、その点を配慮する必要があります。
またこの記録からはIDごとに各出品者の売り上げを集計することも可能です。

右の表は今回のセネガル戦の「予約番号」の総売り上げランキングです。大阪の研究員が出してくれたデータを改変したもので、yahoo IDは頭の2文字のみを示しています。
この表では上位30名(ID)のみを表示しています。

今回の「セネガル戦」における「予約番号」の出品者は、Yahoo IDで数えて114名でした。勿論、複数のIDを持つ方がいらっしゃるので実際の出品者はそれ以下ということになります。
また今回はプロの業者がこの「予約番号」のヤフオクでは認められず、「ほぼ業者」の方々の出品ばかりであり、「予約番号」の取引そのものが不振であったため、合計の売り上げ額も10万円を超えた方がたった3名と少なく、全体的に大した売り上げにはなっていません。

また今回の「予約番号」の取引は未落札が多く、表を見ても判る通り一番多い方でも20件弱の取引数にとどまっています。しかしゲッターさんたちの儲け具合がよく判り実に興味深いと思います。
これがプロの「業者さん」の場合、一度に約30〜50件もの「予約番号」を出品をされ、「チケット」の売買と併せると試合毎に軽く50万円以上、相場が高騰すると200万円近い売り上げを出す方もいらっしゃるようです。

勿論、プロの業者の方々は、開催数が少なく波が大きいサッカーよりも、人気で入手困難なコンサートチケットの方で多く稼いでいらっしゃいます。
何ともすごいですが、これがチケット売買の実状なのです。
「予約番号」売り上げランキング(セネガル戦)