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| UPDATE 2003.11.24 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ヤフーオークション研究(速報) 「トヨタカップ2003」(12/14横浜)チケットの売買の解析 |
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| 第二報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 激増する業者/ゲッター!出品過多で高騰相場も頭打ち!? (一般発売から11月22日までの前半戦の相場) |
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| 川越シマリス研究所 所長 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| はじめに ヤフオク研究「第24回 トヨタ ヨーロッパ/サウスアメリカカップ(略称:トヨタカップ)」の第二報をお届けします。 この第二報では11月16日以降の「予約番号」の取引と「チケット」の取引を中心に報告します。「チケット」の取引については22日までのデータですが、「予約番号」の取引については全記録が出ましたので結果を総括しています。今回は、なかなか興味深いデータが幾つも出ています。 対象と方法 現在出品中のヤフオク上の「トヨタカップ」の「チケット」と「予約番号」の取引を全てウオッチリストに記録し、それぞれの出品のオークション終了後にその落札価格と終了時間を記録します。また説明のあるものについては、出品の詳細、座席の位置、取引の方法、出品者についての情報などを記録します。 研究の期間は、ヤフオクへの出品が始まった11月6日(木)から試合当日の12月14日(日)の朝6時までです。 本報ではam/pmの先行発売から11月16日の一般発売後の「予約番号」の全取引。また一般発売後11月22日まで(23日朝6時まで)の「チケット」の全取引を検討しました。 今回の「トヨタカップ」はカテ1、2、3、4の販売です。全体の半分強がカテ1での販売になります。 メインスタンドとバックスタンドのほぼ全てのエリアがカテ1です。両サイドのゴール裏がカテ4であり、カテ2とカテ3はカテ1とカテ4に挟まれたスタンド四隅のわずかなエリアになります。全て指定席です。 チケットの定価は今年かなり値上がりし、カテ1が15,000円、カテ2が12,000円、カテ3が10,000円、カテ4が7,000円(/枚)になっています 結 果 「トヨタカップ2003」(12月14日・横浜)取引の集計 1)「予約番号」発券別出品状況 まず、「予約番号」の全取引結果です。今回の「トヨタカップ」のヤフオクでは、am/pmの先行から11月16日の一般発売の後の引き換え終了までに、総計339件(チケット換算で1,338枚分)の「予約番号」の出品がありました。 内訳は、カテ1が215件(853席分)、カテ2が63件(248席分)、カテ3が35件(133席分)、カテ4が26件(104席分)でした。先日の大分カメルーン戦の「予約番号」の出品が合計433件(チケット換算で1,695枚分)でしたから、カメルーン戦よりもかなり少なく、約79%ということになります。 発売後数十分で売り切れた今回の一般販売(11月16日)は、電話予約とインターネット販売のみであり、店頭売りはありませんでした。販売窓口は以下の通りでした。 1.トヨタカップ入場券事務局 電話予約のみ 2.チケットぴあ 電話予約・インターネット販売(Webと携帯のiモードを含む) 3.ローソン 電話予約のみ 4.CNプレイガイド 電話予約のみ 5.e+(イープラス) インターネット販売のみ(Webと携帯のiモード、Vodafone、EZwebを含む) ヤフオクでは、この中で電話予約のものが主に「予約番号」として取引されます。「予約番号」とは言い換えれば購入の権利であり、予約番号1件で最大4枚のチケットが購入できます。申込者は電話予約の際に言い渡された「予約番号」と、登録した電話番号とでコンビニなどで発券するのですが、ヤフオクの出品者は、電話予約で得たこの番号を、落札者にメールで教えることで取引が成立します。つまり、売り買いといっても実体の無い「番号を教えるだけ」の取引(商売)なのです。 現在、チケット転売の業者(ゲッターさん)のほとんどが、この「予約番号」の出品を行っています。チケットの転売ではチケットを買う資金が必要ですが、「予約番号」の売り買いではその資金の必要がありません。番号を教えるだけですから元手が不要なのです。また番号はメールで送ればいいので面倒な受け渡しの手間も不要です。 さてこの「予約番号」のヤフオクへの出品の「発券別(発売会社別)の内訳」を調べたのが以下の結果です。これはつまり「予約番号」を出品したゲッターさんが、今回「どこの販売会社」でその「予約番号」をゲットしたかを表しています。 |
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| Fig.1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Table1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 非常に興味深い結果ですが、このデータの解釈には若干の注意が必要です。まず注目されるのが、圧倒的な数の「ローソンチケット」に比べて、「チケットぴあ」で確保された予約番号の出品が異常に少ないことです(Fig1、Table1)。 今回のトヨタカップの各社への委託販売数の割合は、通常の代表戦とはちょっと異なっていたようです。しかし、ローソンとチケットぴあに関しては、今回の委託販売数はほぼ同じのはずです。ですから、チケットぴあの発売枚数が今回特に少なかったわけではありません。 では、この差はいったい何を意味するのでしょうか。 やはり、このチケットぴあの少ないぶんは、ぴあのインターネット販売(実券での販売)にまわされたものと思われます。 チケットぴあの販売は、電話予約もインターネット販売も、また今回は無かったのですが店頭での販売も、全て同じホストコンピューターで繋がれていて、どれかが売り切れた時点で他の全てが売り切れるという仕組みになっています。 今回、インターネット販売に充てるために電話予約の方に制限をかけたのかどうかは不明です。またインターネット販売が一度に何人くらいが接続出来るのかも不明であり、その割当の仕方もはっきりしません。しかしいずれにせよ「チケットぴあ」からの予約番号の出品が少ないぶんは、インターネット(実券販売)に充てられたのは間違いないと思われます。よってこのチケットぴあからの「予約番号」の出品が少ないぶんは、実券(チケット)の方で出品されて来ると思われます。 ゲッターさんの各出品を見ると判るのですが、ゲッターの方々は「ぴあ」にも「ローソン」にも、どちらにも同時に電話をかけて獲っています。ぴあは最近この電話予約に対策を施して来ているようですが、専門のゲッターさんにとって電話での「獲れやすさ」には、基本的にはどちらも大きな差が無いのです。 つまり「ぴあ」の委託販売数が少ないということでは無く、また「ローソン」の方が格段に獲れやすいということでも無いということです。この点に注意して上の数字を見て下ると幸いです。 今回の「トヨタカップ」の一般向け販売数は1万数千枚だったようです。会場のキャパは6万ですが、一般向けの販売枚数は2万枚もありません。今回はam/pmの先行分がかなりあったのでその数を差し引くと、ローソン(およびチケットぴあ)の割当枚数はおそらくこの4分の1程度だったと考えられます。 「トヨタカップ」は特別な試合であり、専門の業者さん(ゲッターさん)の中にはより高く売ろうと、チケット(実券)に換えてヤフオクに出す人も多いので、彼等が発売日に獲った「予約番号」を、代表戦のように全てヤフオクに出品して来る訳ではありません。実際、「予約番号」の出品は大分カメルーン戦よりも少ないのです。おそらく今回の発売日にゲッターさんたちが確保した「予約番号」の数は、この図表(Fig1、Table1)の数字の倍以上はあると思われます。 今回の「予約番号」の出品がローソンだけでチケット換算761枚分ですから、電話予約のかなりの割合が、我々一般のサッカーファンにではなく、業者、あるいはゲッターさんの手に渡っていると言えます。サッカーに限らず、人気のコンサートチケットにしても、一般人は「電話では99%取れない」と言われるのは本当なのです。 販売会社の方々にもこの数字(現実)を見て頂き、販売方法の工夫、対策を是非行ってもらいたいと思います。 ローソンとぴあ以外の販売会社からの出品分は、上の図の通りにかなり少ないものになっています。 今回はCNへの割当(委託販売数)が多かったのですが、CNはam/pmの先行分がかなりの数あり、一般発売日にはほとんど残って無かったのではないかと思われます。 また若干ですがe+(イープラス)の数字もあります。e+(イープラス)は「予約番号」では無く「チケット」(実券)での販売なので、本来「予約番号」はゼロのはずなのですが、ある出品者が数件「実券の購入の権利」としてヤフオクに出品して来ました。そのために少ないですがe+(イープラス)の数字も入っています。 2)「予約番号」取引数の推移(全データ) |
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| 左のグラフは「予約番号」の取引数の推移です(Fig2)。am/pmの先行分は11月17日分にまとめてあります。 11月16日の一般発売日から、チケット(実券)での取引と並行してこの「予約番号」も数多くの出品がありました。 グラフでも判る通り、カテ1の出品は発売日(16日)が最も多く、翌17日以降は漸減しています。 カテ2の出品が16日と17日でほぼ同数。カテ3は発売翌日の17日の出品が最も多くなっています。カテ4の出品は代表戦とは比べものにならないくらい少ないものです。 「予約番号」の出品は発売日とその翌日の2日間で出品が片づき、ほぼ売り切れているわけですが、ご存じの通りヤフオクの出品の終了日の設定は、システムの関係で最短でも2日となっていますから、このように発売日、あるいは発売翌日にその出品を終了させるには、発売前に既に出品を済ませておかなければなりません。 そのために発売日の2、3日前から、予約番号の確保を前提にした「見込み出品」が非常に多くありました。今回は確認しただけでも400件を下りません。 また取引が行われた出品(339件)を上回る数の、実際には予約番号の確保が出来ずに出品中止(取り消し)になった出品(カラ出品)が、実際の取引数を上回る350件もありました。 |
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| Fig.2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3)「予約番号」落札価格の推移(全データ) カテゴリー1(予約番号) |
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| 発売席数の多いカテ1の「予約番号」の出品が最も多く、大半がこのカテ1でした(Fig.3-a)。 先行販売では平均60,000円以上で落札されていたカテ1の「予約番号」ですが、一般発売後には出品の増加から値を下げ、平均40,000円台での取引で推移しました。 「予約番号」というものはそもそも最高4枚のチケット購入の権利であり、ホームとアウェイの違いを除けばその価値に差は無いのですが、グラフでもわかる通り、その落札値にはかなりの値段の開きがあります。 その価格差を生む大きな要素は、出品終了となる落札の日時(時間)です。 16日午前10時の一般発売開始直後、つまり売り切れが判った後の正午前後の終了分の落札値が最も高く次いで同日の夜23時から0時台で高値をつけていました。 以後はグラフでも判る通り徐々に値を下げています。 去年のトヨタカップのカテ1の落札相場が、発売初日で40,000円前半、2日目からは1件30,000円台中頃に落ちていますので、今年のトヨタカップの「予約番号」相場は、高かった昨年以上に高騰したと言えます。 カテ2以下の席種です。 一般発売後、この「予約番号」の取引では、カテ1以外はあまり値段差が無いのが特徴です(Fig.3-b〜d)。カテ2もカテ3もカテ4も、ほとんど同じような価格帯で落札されているのです。 先行でこそカテ2の落札値が1件50,000円台、カテ3が40,000円でしたが、一般発売後はカテ4でさえも1件30,000円台で取引されており、カテ2,カテ3の相場と変わらない有様です。 出品数の少ないゴール裏のカテ4の相場が異様に高いのが「トヨタカップ」の特徴です。これはカテ4でも定価が1枚7,000円と、チケット代が高いことにも関係があるのでしょうが、実に興味深い結果です。 また今回の「トヨタカップ」のヤフオクで注目されたのが、あるID(入札者)が、ひとり?で50件近い数の「予約番号」を落札していたことです。席数にすると200席近い数ですし、支払い総額にすると何百万円もの金額になるので、それこそ業者だと思います。おそらく二次転売を目的としたものだと思われますが、この入札者の方がかたっぱしに「即決」で落札していたことも、このカテ2,3の平均落札値を押し上げた原因になっています。 上の出品状況のところでも述べましたが、今回のトヨタカップの「予約番号」の取引件数は計339件で、チケットにして1,338席分になりました。 平均落札価格は、カテ1が46,060円、カテ2が39,189円、カテ3が33,833円、カテ4が38,673円でした。 この「予約番号」の取引総額だけで14,561,551円になっています。 |
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| Fig.3-a | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| カテゴリー2(予約番号) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Fig.3-b | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ーJーeーSーノェ[ュRェi\紋ルコェj | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Fig.3-c | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| カテゴリー4(予約番号) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Fig.3-d | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 4)「チケット」取引数の推移(実数) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Fig.4 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| グラフは一般発売後の「チケット」の取引数の推移を示しています(Fig.4)。縦軸が各日の出品数であり、横軸が日付になります。各カテごとに色分けをしてあります。なおam/pmの先行発売分のデータは「〜11月17日分」としてまとめてあります。 今回のトヨタカップは通常の代表戦と比べて発売前から「チケット獲り」が非常に熱くなっていました。チケットの取り辛さは今年に入ってからの代表戦の比では無く、昨年のワールドカップとまでは言えないまでも、高騰した昨年秋のジャマイカ戦、昨年のアルゼンチン戦をも上回る白熱ぶりでした。 丁度1年前のレアルが登場した2002年のトヨタカップも非常に白熱しましたが、昨年のトヨタカップとの違いは、ゲッター(業者)あるいはほぼ素人のゲッターさんの激増により、このヤフオクへの出品が大幅に増えているということです。 トヨタカップの行われる横浜国際総合競技場の観客席数は約6万です。しかし一般向けに売られる席数は先にも述べましたが2万枚も無く、チケット購入希望者にとっては一般発売が非常に狭き門なっているのです。 またトヨタカップは非常に人気があり、間違いなく高騰が予想さますので、業者さんやチケット・ゲッターさんにとっては格好の商売の対象になっています。 ヤフオクへの今回のトヨタカップの出品は昨年を大幅に上回るものになっており、この原因が一にも二にもゲッターさんの激増にあることは先に述べました。このなかで素人ゲッターの増加は、有る意味では皆が「チケットを獲る術」を身につけて来たということでもあり、これによって従来ならばある特定の業者が「ひとりじめ」していたチケットが、幅広く分散するようになったということでもあります。ゲッターの増加がゲッター同士の過当競争を招き、一人勝ちが出来なくなったというわけです。仲買人が増えすぎた魚市場のようなものです。 今の販売システムでは一件の予約番号で4枚までのチケットが購入可能ですから、予約番号を1件獲得すれば必要な2枚を除いて残り2枚をヤフオクに出せば、このように高騰する興行ならば席によっては自分達はほとんどタダ、あるいは格安な支出で試合を見に行けるということにもなります。 また、出品の増加によって本来ならば高騰するはずの相場に抑制が働き、安くは無くとも比較的手頃な価格でプレミアムチケットが手に入ることにもなります。今のトヨタカップの高騰しながらもやや頭打ち感のある相場がそうです。 もし、出品が少なければカテ1のペアで8万、10万円が当たり前の相場になっていたと思われます。そのくらいの買い手のムード(ある程度の額を支払う覚悟)がありました。しかし実際には非常に需要は強いのに、出品の増加(ゲッターの増加)により出品がかなり増えたことで高騰が抑えられ、高値ながらも相場が安定するという展開になっています。 需要と供給の関係から言えば至極当たり前の話ですが、ゲッターの増加が逆に相場を下げる方向に働くというパラドキシカルな現象が起きているのです。 5)「チケット」落札価格の推移(11月22日分まで) 以下、各カテごとの先行発売以後の「チケット落札価格の推移」です。縦軸が1件(ペア2枚)の落札価格であり、横軸が日付になっています。1枚などの2枚以外での出品は2枚あたりの価格に換算してグラフに示しています。 カテゴリー1(チケット) |
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| Fig.5-a | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 非常に出品数が多いカテ1です。11月16日の一般発売以降、極めて多くの出品数を数えています。グラフ上のやや黒い実線が平均落札価格になります。 各日の出品数は、11月16日が70件、17日が103件、18日が何と一日で148件、19日が78件、20日が70件であり、21日に46件とやや減りますが、翌22日の土曜日には再び70件に増えています。 また今回報告分にはありませんが、23日の日曜日には87件、そして既にイープラス分のチケットが自宅に発送されて来るタイミングであることもあり、11月24日の祝日(月曜日)には単日で129件もの出品終了を数えています。 今後も出品は潤沢にあるようであり、今年のトヨタカップのヤフオクは、昨年とは比較にならないくらい非常に活発な市場になっています。 また各出品の内容を見て当初から気付いていたのですが、カテ1といえども座席はバックスタンド側がほとんどのようです。それも多くが2階席です。メインスタンド側での出品は、何とカテ1の出品の1割にも満たないというか無いのです。つまりメインスタンド側はそのほとんどが主催者、スポンサー関係の席であり、一般向けにはごくわずかか、あるいは一般販売では全く出て無いということなのでしょう。 19日以降の代表的な取引を幾つか上げると、E15(Eはバックスタンド)の1階26列でペア70,000円、E15の1階12列でペア64,000円、E12の1階27列でペア51,000円、E15の1階12列でペア60,000円、W15(Wはメインスタンド)の1階10列でペア75,500円、E15の1階2列でペア72,000円、E15の1階3列でペア80,000円、E15の1階11列で72,000円、W15の1階10列目でペア90,000円、E15の1階10列でペア93,000円(以上19日)が上げられます。 またW15の1階14列では何とペア122,000円と10万円を越え、E15の1階17列でもペアで60,000円、E15の1階3列ではペアで87,000円、E15の1階3列ではペア71,000円、E25の2階1列でペア55,000円、E25の2階2列でペア60,000円(以上20日)などがあり、E15の1階3列でペア89,000円、E15の1階2列でペア76,000円、W12の1階8列でペア66,000円、E15の1階9列でペア74,000円、E15の1階28列でペア60,000円(以上21日)となっています。 メインスタンド席はほとんど出て来ないので判りませんが、先週のカテ1の取引をおおざっぱにまとめると、バックスタンドの1階席の中前列でペア6〜70,000円前後、1階席の後方と2階席の前列がペアで50,000円台、2階席の後方で40,000円台というあたりが相場でしょう。 このカテ1の平均取引値は、出品が少なく高騰した昨年のトヨタカップとほぼ同じか、やや高いくらいの相場です。「予約番号」の高値取引に比べると実券の方がやや割安だったかも知れません。ただしチケットの定価が今年値上げされており、ペアで30,000円になったという点を差し引かなければなりません。 |
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| カテゴリー2(チケット) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Fig.5-b | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| カテゴリー3(チケット) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Fig.5-c | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| カテゴリー4(チケット) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Fig.5-d | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| カテ2、3、4になると1階席、2階席の出品比率はほぼ同数。ホームとアウェイの出品比率もほぼ同数になっているようです。ただしメインスタンド側かバックスタンド側かを見ると、やはりカテ2,3もバックスタンド側がほとんどになっています。 良席は少ないのですが相場は安く無く、定価が1枚12,000円(2枚ペアで24,000円)のカテ2でもペアで40,000円以上、定価が1枚10,000円のカテ3でもペアで40,000円前後、定価が1枚7,000円のカテ4ではペアで30,000円以上というかなりの高値、高騰ぶりを見せています。 前列の一部の良席を抜きにすればこれらのカテ種間の値段差はあまり無く、下位のカテ種ほど割高な相場になっています。 カテ2でもE16の1階9列でペア2枚で何と52,000円というカテ1とほとんど変わらない高値落札もありますし、E16の1階29列でペア47,000円、W16の1階29列でもペア49,500円、E11の1階14列でペア43,000円、W16の1階11列でペア44,100円、そしてW21の2階の20列でペア48,000円という決して安くない取引も数多くあます。 全く信じられないのがカテ3で、同じ席位置で30,000円余りでの取引も多くあるというのに40,000円以上での高額での取引が続いています。幾つか例を上げると、カテ3のS21の2階の24列で何と49,000円、N21の2階の3列でペア44,000円、21列でもペア40,000円、N26の2階の19列でペア41,000円、N21の2階の10列では驚くべきことですが何と58,100円という超高値での取引を見ました。この値段ならバックスタンドのカテ1が買えるはずなのですが、過去の相場が判らないヤフオクの欠点もあり、直前の相場だけを見て高値での入札をしてしまっているのです。 カテ4ではカテ2、3に比べてまだこだわりが感じられますが、それでもS25の2階席の10列にペア52,500円、N14の1階席9列にペア60,010円、17列にペアで60,000円!という取引はさすがに高いような気がします。 横国の場合は客席の傾斜がゆるいために1階席の評判が悪く、また最前列といえどもピッチが遠いために1階前列ではゲーム観戦がし辛いという欠点があります。1階席の奥もピッチがかなり遠くて見にくく、むしろ覆いかぶさった2階席の前方の方が観戦しやすいという評判が多いようです。 これがどのくらい落札値に反映しているかは判りませんが、どうもそれぞれの取引を見ている限りカテ1の2階席の10列以下を除いてあまり関係が無いようです。 落札者側にとっては、現状はとにかく出品数が多く、どれに入札していいのか判らないのではないかと思います。同じような席位置でもかなりの値段差が出ているので、十分に、少なくとも数日はヤフオクをウオッチして相場を知り、価格の上がらない(上がりにくい)出品を見つけるコツを身につけてから入札されると良いと思います。 後 記 昨年のトヨタカップのヤフオク研究の中で、「トヨタカップ」と「代表戦」は違うと書きました。それは相場の違いだけでは無く、トヨタカップというものがある意味「代表戦」以上にサッカーファンが求める試合、貴重な試合であるということです。 また出品の少なさから昨年はチケット専門の業者(ゲッター)の興味が少ないのではないか、業者の出品が少ないことが昨年の高騰の原因ではないかとも書きましたが、この点についてはどうも間違っていたようです。 トヨタカップという興行は、サッカー好きにとっては年に何度も行われる「代表戦」とは比べものにならないくらい貴重な試合であり、一般向けの実売数が少ないこともあって観戦常連組でさえチケットの獲得もままならないくらい生観戦が難しい試合なのです。ですからいくら専門の業者といえどもチケットの獲得は簡単ではなく、まとまった確保は難しいのです。だから昨年までは出品も少なかった。 しかし今年は素人ゲッターさんの激増により、様相が変わりました。あまりに増えたゲッターさんのためトヨタカップでさえも出品が激増しているのです。 好評?のゲッターさんの売上ランキングは次回にまわしますが、予約番号の出品を見ても10件以上の出品が可能だったのはID数でたった6名です。先日のカメルーン戦は同25名でしたからかなり少ないといえます。トヨタカップのチケットを獲るのが難しいという点は今年も変わらないのですが、要は1件、2件と小口で獲得するゲッターさん(多くは素人のゲッターさん)が増えたということなのです。 今年のトヨタカップのもうひとつの特徴は、あまりにもゲッターさんが増えたために、あるいはチケットを獲る術を身につけたサッカーファンが増えたために、ヤフオクへの出品が異常に増えて市場のチケットが潤沢になったおかげで、確かに高騰はしているものの手の届かないような、むちゃくちゃな高値にはなっていないということです。 本文で魚市場の話をしましたが、ゲッターが魚市場の仲買人だとすれば、昔は一人の仲買人が魚を買い占めて価格を操作し、自分の好きな値段で魚を売れたのです。しかし皆が仲買人のうまみを知り、仲買人が増えれば価格のつり上げも不可能になり、結果的に市場の相場が下がる。消費者が安い値段で魚が買えるということです。ひとり勝ちが出来なくなったのです。 さらに極端な話をすると、仲買人が限りなく増え、消費者と仲買人の区別さえも無くなれば、仲買人という職業そのものが成り立たなくなり、専門の仲買人(プロの業者)は廃業するしか無くなります。 実際、今年に入ってゲッターさんが激増し、また皆がヤフオクを利用するようになったために、街のチケットショップの相場も最近はむちゃな値付けが少なくなり、チケットの値段が下がっているそうです。ヤフオクが普及して余ったチケットが簡単に譲れるようになった最近では、ダフ屋の売上も減っているということです。 ゲッターの存在を肯定するつもりは毛頭ありません。しかしこれが現状なのです。良かれ悪しかれ、ヤフオクの普及、ゲッター、あるいは素人ゲッターの激増によって世の中がこのような状況になって来ているのです。今のチケット市場を知るには、この点を理解せねばならないと思います。 また、これはサッカーだけの話ではありません。サッカーはサッカー好きという固定のファンがいるのでまだ良い方です。コンサートチケットなどは桁違いに市場が大きく、問題はさらに複雑で根深いものになっています。 いずれにせよ、変わらぬ問題は今の販売システムそのものに多くの欠陥があることです。改善を期待するとすれば現状の販売システムの改革です。その点では、新しくはじまった@ぴあのシステムが今後どのような結果をもたらすかに興味があります。 追 記 我が研究所の研究員達も、am/pmの先行から先日の一般発売にかけて、この「トヨタカップ」のチケット取りに頑張りました。頑張ったといっても特別のコネも術も無く、当然ながら通常の方法での挑戦です。かなり苦労しました。 予想通り大半の研究員が撃沈しましたが、幸いにもam/pmの店舗が無い(ということを今回初めて知りました)名古屋の研究員がEdyで1件、大阪の研究員がEdyで1件、世田谷の研究員(調査役)がEdyで1件。一般発売で私がネットで1件、その他練馬、横浜の研究員の大健闘などにより、観戦希望の研究員20余名分のチケットが確保出来ました。ほぼ全てバックスタンド2階席ですが、も〜う見られるだけで十分満足です。試合後には全国の研究員が集まることもあり、秘書はその準備に大忙しです。 ちなみに広報係(うら若き?乙女)が自他共に認めるミラニスタ。ミランベンチ近くの前列で見たいと申しておりますが、ちょっとそれは無理だよね〜。(笑)(所長) |
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