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UPDATE 2003.12.08
ヤフーオークション研究(短報)
「トヨタカップ2003」(12/14横浜)チケットの売買の解析
第五報

さすがの「トヨタカップ」も出品激増でついに下落!?
それでも定価の1.5倍は維持!依然高値は変わらず!!
川越シマリス研究所 所長
はじめに

 ヤフオク研究「第24回 トヨタ ヨーロッパ/サウスアメリカカップ(略称:トヨタカップ)」の第五報です。今回の報告は試合前週のヤマとなる最後の日曜日(12月7日)までの取引をまとめました。

 市場は極端な出品の増加から値を下げています。この最後の日曜日(12月7日)の出品は過去最高の234件であり、しかもその出品のほとんどが、夜の10時から午前0時台の3時間に集中して終了したものですから、時間を追うに従って相場が下落しました。
 主催者、あるいはスポンサー枠からの招待券の出品は思ったほど無く、ほぼ全ての出品が一般発売で獲得されたチケットでした。
 今回も速報性を優先した結果を中心とした報告(短報)になります。


対象と方法

 現在出品中のヤフオク上の「トヨタカップ」の「チケット」と「予約番号」の取引を全てウオッチリストに記録し、それぞれの出品のオークション終了後にその落札価格と終了時間を記録します。また説明のあるものについては、出品の詳細、座席の位置、取引の方法、出品者についての情報などを記録します。
 研究の期間は、ヤフオクへの出品が始まった11月6日(木)から試合当日の12月14日(日)の朝6時までです。
 本報では前回報告した12月2日分より以降のデータを中心に報告します。

 今回の「トヨタカップ」はカテ1、2、3、4の販売です。いつもはカテ2であるバックスタンドもカテ1であり、メインスタンドとバックスタンドの全てのエリアがカテ1となるため、席数では全体の半分以上がカテ1となります。
 両サイドのゴール裏がカテ4であり、カテ2とカテ3はカテ1とカテ4に挟まれたスタンド四隅のわずかなエリアになります。カテ4を含めて全て指定席です。
 チケットの定価は今年かなり値上がりし、カテ1が15,000円、カテ2が12,000円、カテ3が10,000円、カテ4が7,000円(/枚)になっています


結 果


「トヨタカップ2003」(12月14日・横浜)取引の集計

1)「チケット」取引数の推移(12月7日分まで)
Fig.1
グラフは一般発売後の「チケット」の取引数の推移を示しています。縦軸が各日の出品数であり、横軸が日付になります。各カテごとに色分けをしてあります。am/pmの先行発売分のデータは「〜11月17日分」としてまとめてあります。

 先週末も非常に多くの出品がありました。12月6日(土)の出品終了は141件(カテ1:88件、カテ2:23件、カテ3:12件、カテ4:18件)でしたが、翌日の12月7日(日)には何と一日で234件(カテ1:107件、カテ2:60件、カテ3:18件、カテ4:49件)もの出品が終了しました。単日の終了としてはこれまでの最高で、一般発売翌々日の11月18日の215件を上回る数です。
 これだけの出品が夜10時以降の2,3時間に集中して終了するわけですから、さすがに0時頃から全てのカテで取引相場の下落を見ました。まさに出品過多の状態です。
 このため同じ時間に何件も重なって終了することになりまが、ヤフオクでは数分の間に何件もの終了があると、5分後、10分後の終了のものもページの下位に来るので、入札数を左右する直前でウオッチされる確率が減ってしまいます。
 また御存知の方も多いと思いますが、ヤフオクのシステム上の関係で、このような出品過多の状況では、最後の5分で自動延長になった出品が1ページ目に反映されない(終了時間は延長しているのにページから消える)という「ゴースト現象」も起きます。このため最後の入札競争が減り、落札価格の上昇を招かず、比較的安値で終了する出品が頻発することになります。
 入札者にとってはこの7日の日曜日が、最も「お買い得」な日だったのではないでしょうか。

 今後の見込みですが、現在のヤフオク市場を見ても、ここ数日内に相変わらず多数の出品が準備されているようです。
 試合が今週の日曜日であることから、今週半ばの水、木までが出品終了のピークになるでしょう。金、土からは入金確認と発送が間に合わず、会場周辺での直接取引となってしまいます。多くの入落札者はこれを嫌いますので、実質木曜日の12月11日が取引の最終日になると思います。

 今週は、直前になって都合が悪く行けなくなった、チケットが余ったなどの一般の個人の出品も増える見込みであり、さほどの値上がりは無いものと思われます。
 高騰を維持した今回の「トヨタカップ」のヤフオク市場も、出品が尽きる最後の2日を除けば、今の「やや高」程度の相場で終了するものと予想されます。

 今回の「トヨタカップ」の膨大な出品数を見て感じることは、今年は昨年までとは異なり、かなりの数のチケットが最初から転売目的で準備(獲得)されたということです。状況は昨年と全く異なります。



2)「チケット」落札価格の推移(12月7日分まで)

 以下、各カテごとの先行発売以後の「チケット落札価格の推移」です。縦軸が1件(ペア2枚)の落札価格であり、横軸が日付になっています。1枚などの2枚以外での出品は2枚あたりの価格に換算してグラフに示しています。実線が平均値になります。

カテゴリー1
Fig.2
さすがの「トヨタカップ」もこの週末ついに値を下げました(Fig.2)。
 12月3日以降も5日の金曜日までは50,000円台の平均取引値をつけていましたが、6日(土)から7日(日)ついに50,000円を切り、ペアで40,000円台となりました。
 この値下がりは7日(日)の午後11時以降が激しく、同日の午後10時台まではバックスタンドの二階席でもペアで50,000円から60,000円をつけていた相場が、午後11時以降短時間にあまりにも取引の終了が多いために一気に下落し、バックスタンドの1階席、あるいはメインスタンドの2階席でもペア40,000円前半から30,000円台での落札が頻発しました。
 7日の午後11時以降のカテ1の取引がちょうど50件で、うち14件がペア30,000円台で終了しています。定価が30,000円ちょうどですから、定価プラスアルファ程度の落札値という買い手にとってはまさに「お得な」取引でした。

 またこの7日は、出品によって落札値にかなり上下の開きが出ています。1階席、あるいは2階席の前列、また数少ないメインスタンド席など良席といわれる席は総じて高いのですが、上に述べた通り出品の終了時間と、出品の仕方などでも落札値にかなりの差が出ていました。
 出品の仕方の問題とは、注目のオークションの「オプション設定」をしていない出品、不適当なタイトル、判りにくい内容の出品のことです。この時期は出品にあまり慣れていない方も多いということなのでしょう。


カテゴリー2
Fig.3
カテ2の出品も7日の日曜日に単日で60件と一気に増えています。12月3日以降の平均落札値の推移は、3日がペアで41,747円、4日は41,000円でしたが、5日には久しぶりに4万円台を切りペア39,945円、6日が38,844円、そして7日の日曜日には35,266円にまで下げました。これまでの最安値です(Fig.3)。
 これはここ数日の出品数の増加により相場全体が下がり、カテ1にも割安感が生まれたことが原因で、同じような値段を出すなら中途半端な席位置のカテ2やカテ3より、バックスタンドであってもカテ1をという入札者が増えたためだと思われます。
 しかし安いといっても平均が定価の1.5倍であり、依然高騰していることには変わりがありません。このカテ2も1階席では相変わらずペア40,000円前後で取引されています。


カテゴリー3
Fig.4
カテ3も5日までは価格を維持していましたが、出品が増えた6日と7日に相場を下げています(Fig.4)。5日の平均落札値がペアで37.889円、6日が31,833円、7日の日曜日が32,695円です。
 各出品の席位置を見ると、出品が出ているブロックはヤフオク前半と同様で、このカテ3では招待券はほとんど出ていないようです。


カテゴリー4
Fig.5
カテ4はこれまでの傾向を大きく上回る数が出て来ています。特に7日の日曜日には単日で49件もの出品を数えました。
 相場の推移を見ると、5日がペア35,060円、6日が36,250円でしたが、出品が一気に増えた7日の日曜日には、ついに3万円台を切り28,304円にまで下げました(Fig.5)。
しかし下がったといっても定価が1枚7,000円、2枚で14,000円ですから、それでも定価の倍以上です。高騰している相場が幾分下がった程度であり、カテ4が最も割高であるという状況には変わりありません。

 今回報告分のカテ4の出品を見ると、ヤフオク前半戦とは異なりほぼ全てのブロックから出品されていることに気付きます。
 ヤフオク後半のカテ4の出品についてその座席位置を見ると、最も多いのはこれまでと同じS25とN14で、S24とN22もかなり目立つようになりました。ここ数日はこれまで出ていないブロックの座席が数多く出て来ており、S12、S13、S24、N12、N15をはじめとしてカテ4の全体のブロックから出品があります。
 これは推測ですが、どうもN14、N24、S24、S25以外の出品は、数はさほど多くは無いのですが、そのほとんどが招待券のようです。スポンサー系の招待券が最も多いのがこのカテ4なのかも知れません。これらの出品には、説明欄に写真の添付があるものが少ないのも特徴です。


後 記

 この12月7日までのヤフオクでのチケットの取引高ですが、取引件数が2,697件、取引席数にして5,801席分であり、取引総額が何と1億3000万円を超えました。最終的に2億円を超えるかが注目されるところです。ヤフーが手にする手数料だけでもかなりの額になります。

 いよいよ試合まで残り少なくなりました。ヤフオクで購入希望の方は相場が落ち着いている12月10日(水)、11日(木)までに落札された方が良いかと思います。週末は出品が尽きて急騰する可能性があります。
 また今後は「注目のオークションになっていない」出品、「即決」の出品を後方から探すなどすれば、お買い得な落札が出来ると思いますよ。幸運を祈ります。


追 記

 本報は結果を中心とした「短報」でお届けしました。14日の試合までにあと一、二回出せればと思います。最後に今回の「トヨタカップ」全体をまとめた総括を出す予定です。
 研究員達も試合が近づくにつれて非常に盛り上がって来ています。研究所にはミラニスタもボカファンもいますが、やっぱり圧倒的に多いのはミランのファンです。横断幕の方も完成間近!これがなかなかカッコイイ横断幕なのですよ。ついでに「リス研」の小旗も作ろうかと思案中です(笑)。
 いまいち盛り上がらない東アジア選手権ですが、明日の韓国戦は研究員も大挙?して横国に参戦します。是非勝って我が代表が優勝してくれるといいですね。(所)