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| UPDATE 2002.11.19 | |||||||||||||||||
| ヤフーオークション研究(短報) 「サッカー日本代表対アルゼンチン戦チケットの売買の解析」 |
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| 第七報 | |||||||||||||||||
| ついに相場の暴落をみせた最終週・11月17日(日)の取引 | |||||||||||||||||
| 川越シマリス研究所 所長 | |||||||||||||||||
| はじめに 今回の報告は、ヤフーオークション(以下ヤフオク)上のアルゼンチン戦チケット取引の最後のピークを迎えた11月17日(日曜日)の全記録です。 試合を直前にひかえた今回の最終局面は、10月のジャマイカ戦とは異なる結果となりそうです。どうも前回の代表戦とは相場の様相が全く異なります。 10月のジャマイカ戦では、試合前週から出品数が極端に減り、比較的売り手市場となったことで相場は日を追うごとに上昇し、最後の4日間はカテ2とカテ4を中心に高騰が起こっています。しかし今回は、試合1週間余り前から出品が急増しており、13日(水曜日)以降、個人、業者入り交じって非常に数多くの出品終了がみられました。 この供給過多によりヤフオク最終相場は徐々に下落し、一部の良席を除いてこの17日にはほぼ全てのカテで落札価格が下落、そして暴落と言っていい展開を認めています。 今後の参考になると思われるこの11月17日(日曜日)のヤフオク・アルゼンチン戦チケットの全取引を報告します。 対象と方法 現在出品中のヤフオク上の代表戦(対アルゼンチン戦)のチケットオークションを全てウオッチリストに記録し、それぞれの出品のオークション終了後にその落札価格と終了時間を記録する。また説明のあるものは商品の詳細、座席の位置、取引の方法などを記録する。 研究の期間は、先行予約開始後の10月11日から試合当日の11月20日の朝までである。 本報告は速報の第七報(短報)です。本報告(短報)では、11月17日(11月17日の朝6時から11月18日の朝6時まで)の単日の全落札データを集計しました。 結果と考察 |
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11月17日(日曜日)分の「日本代表vsアルゼンチン戦チケット」落札の集計(速報) |
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| 11月17日分のヤフオク上のアルゼンチン戦(11月20日:埼玉)のチケットの全取引を記録しました。グラフは縦軸が金額(全てペア=2枚の価格)、横軸が時間(午前6時から翌午前6時)になっています。 17日分が通常のポイント、前回の報告分である13、14日のデータが淡い色のポイントになっています。グレーのポイントは前々回の10月11日から31日までのデータです. なお、1枚のみなど、2枚以外での取引のものは全て2枚に換算して計算しています。 先に結論を述べます。今回のアルゼンチン戦の後半の状況は、前々週の11月9日(土曜日)から出品が急増しています。次週の前半(11日以降)もその傾向は変わる事無く、そして13日(水曜日)から怒濤のように出品(の終了)があふれ、これが今回報告する17日(日曜日)まで続きました。 14日(木曜日)まではどうにか若干の高値で維持されていた相場は15日(金曜日)から徐々に下落し、そして17日(日曜日)にはついに暴落に至ります。 金曜日を境に相場が下がったのは、土日は銀行が休みで入金、そして入金確認が出来ないからです。出品の多くが入金確認後の発送を原則としているため、最終週は水、木曜日がピークとなるのです。 また試合のある週の週明け(18日以降)はチケットの発送の関係でどうしても入札者側が入札を避けます。試合が水曜日ですから速達でも確実な受け取りをするにはチケットは月曜日中の発送でなければならないのです。以後は直接の受け渡しになってしまいます。 このようなわけで最終週の金曜日以降は入札者の購入意欲が明らかに減退し、その結果として落札価格の下落を招きやすい状況になるのです。 前回のジャマイカ戦では、この最終局面での出品数が少なかったため相場が比較的高値のまま維持されました。しかし今回は、11月上旬の中盤戦で出品者が売り控えたため、この最終局面で出品が急増するという展開を招いています。 この中盤の出品数の減少は相場が思った程上がらなかったからですが、これはやはり欧州組の不参加というニュースが関係していたと思われます。 以上がその理由ですが、今回は需要に対して供給が潤沢であったことで、この最終の相場が崩れたのだと思われます。 17日(日曜日)のカテ1の取引ですが、単日としては前回のジャマイカ戦よりもかなり多い取引がありました(Fig.1)。 今回は業者、または「ほぼ業者」の方の出品割合(業者出品率)を出しています。このカテ1での「業者出品率」は42%でした。これは全てのカテ中、圧倒的に高い数字です。 肝心のカテ1の相場はこの日より前から下落しており、17日(日曜日)にはほとんどの取引がペアで30.000円以下となりました。 この日落札価格が高かったものをあげると、8列目のペア41.000円(18時)、5列目のペア50.000円、3列目の40.000円(23時)という取引くらいです。 これまで高かった良席もこの17日は、メインスタンドの3列目でペア29.000円(19時)、6列目でペア26.500円(21時)、中央近くの4列目でもペアで34.000円(18日4時)といった低い落札価格でした。 また業者出品はやや落札価格が高い(ウオッチが多い)という傾向がありますが、さすがに高値では無いものの、この日も業者の方の出品は、全体的な安値の中でカテ1を中心に比較的安定した落札値を維持していました。 個人の方にもヤフオクの利用の仕方が上手な方は多いのですが、一般に業者の方はタイトルの付け方、出品の説明、仕方が適切であり、また順位が上位に来る「注目のオークション」(ヤフオクの有料オプションのひとつ)を上手く使っています。これがウオッチを集める理由です。 ヤフオク初心者の出品の中には、タイトルにカテ名すら明示していないもの、また出品の説明欄に座席位置すら明示していないものが多くありました。このような出品には入札が集まりませんから、落札価格も抑制されることになります。 逆にいうと、入札する側から見れば、このような出品を探せば競争が少なく比較的安く落札が出来るというわけです。 |
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| カテ2もこの日、単日としては多くの出品を見ました(Fig.2)。 落札価格はやはり下落しており、特に夜の時間帯でペアで20.000円以下の取引を多く認めました。 カテ2で最も高かった落札でもバックスタンドの最前列のペアで59.000円(22時)の取引であり、前2列目のペア43.000円(15時)がこれに続きます。 この二つを除けば、下段(ロウアー:一階)の一桁列でも、4列目のペア28.600円(13時)、8列目でペア31.000円(22時)、7列目でペア25.000円(23時)、10列目でペア26.000円(24時)でした。これらのピッチに近い席の落札価格は、これまでの相場からすると考えられないような安値になっています。 その他ピッチから遠くなる通常の席では、上段(アッパー:2階)を中心にペアで25.000円を切る取引が数多く認められました。 このカテ2で、ペアで20.000円以下の取引を7件確認していますが、全て個人の(業者ではない)方の出品でした。最安値はバックスタンド上段7列目での取引でペアで16.500円(24時)という落札です。 ちなみにこのカテ2での「業者出品率」は21%でした。 |
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| カテ3は、前回のジャマイカ戦の時にはこの時期にほとんど出品がありませんでした。しかし今回は個人の出品が多くあったこともあり、全体の中でも一番多い出品数を数えました(Fig.3)。 「業者出品率」はこのカテ3が最も低く15%でした。おそらく業者、あるいは「ほぼ業者」の方々はカテ3は利益が少ないことがよく判っているのでしょう。または早い時期に売りさばいたのでしょうか。 この日、カテ3の取引相場は全体の中で最も下落しました。取引のほとんどがペアで20.000円以下であり、ペアで25.000円を超える取引はわずかに7件しかありませんでした。 その中での最高値での取引は、メインスタンド下段(ロウアー:一階)の前4列目のペアで28.000円(22時)、3列目でペア28.000円(23時)での取引です。 この日は23時台後半から特に相場の下落が激しかったのですが、このカテ3ではバックスタンド下段の8列目でペア18.000円(24時)、下段の27列目でペア14.500円(24時)などといった信じられないような安値での取引が多くありました。 特に個人のカテ3出品が集中した23時台後半から深夜1時までに極端な暴落が見られたわけですが、この日は全日でも1枚10.000円以下(2枚で20.000円以下)の取引が数多くあり、カテ3全体の過半数(61%)を占めました。 |
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| これまで相場の下落ほとんど無かったカテ4ですが、それでもこの最終相場は値を下げています(Fig.4)。 この日、カテ4の平均落札価格がはじめてペア20.000円を切り、ペア19.900円となりました。 17日は午前の取引からカテ4も相場は安値展開となり、朝から順番に、北28列目でペア18.200円(10時)、南7列目でペア21.000円(11時)、北9列目でペア22.000円といった安値での取引が続きました。 いつもは値を上げる夕以降も、北12列目でペア15.000円(18時)、北10列目でペア16.500円(20時)、南9列目でペア18.200円(21時)、南15列目でペア17.000円(22時)、南4列目でペア22.000円(23時)、北7列目で1枚9.000円(23時)といった安値での落札です。 これらの良席はピーク時には1枚で軽く20.000円以上、ペアで40.000円以上の値をつけていたのですから、かなりの暴落と言えます。 この日のカテ4での最も高値での取引は、南2列目のペアで30.000円(23時)というものでした。ただし上段の良席とはいえない席でもほとんど同じ様な落札価格を付けており、カテ4全体でもペアで17.000円以下の値をつけたのは6件(12%)に過ぎませんでした。全体的に安値ながら、最も価格差が少なかったのがこのカテ4だったというわけです。 ちなみにこのカテ4での「業者出品率」は22%でした。 |
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| まとめ 試合前の最終日曜日となった11月17日(日)の取引を報告しました。 この原稿を書いているのは試合前日の19日ですが、18日(月)、19日(火)もほとんど同じような相場で展開しているようです。市場は、全てのカテで最後の高騰を見ることなく比較的安値で推移しています。 今夜が最終日となりますが、今後の取引はほとんどが直接受け渡し(手渡し)となります。落札価格はもうこれ以上はほとんど下がりませんから、購入を希望される方はあまり待たないで、早い終了の出品を落札するか、(質問欄を利用して)即決の希望を出して落札し、あまり遅くならないうちに受け渡しの仕方を決められた方がよろしいかと思います。 |
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| 後 記 速報性を高めるため、今回も短報という形で1日の集計を報告させて頂きました。なお、ご質問やご要望はBBSの方で私が答えられる範囲でお答えしたいと思います。 追 記 本検討はアルゼンチン戦チケット売買の第七報(短報)です。前回までの速報(第一報〜第六報)もあわせてご覧頂けると幸いです。後日この「アルゼンチン戦チケット売買の解析」の全体をまとめた本報を発表したいと思います。(所長) |
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